祈。

2021年があっという間に終わろうとしている。前年に続き、明けても暮れてもコロナコロナの日々だった。...

あるいは古きよき時代であったのか

今日はことのほか冷え込んだが、全国高校駅伝での出水中央高校の健闘もあったことだし、意地になって走...

ワンダフル・ライフ

スティーヴン・ジェイ・グールド『ワンダフル・ライフ〜バージェス頁岩と生物進化の物語』渡辺政隆訳（...

こんな気持ちのよい早朝にこんな場所をうろついている詩的な猫がいるなんて。

昨日は久しぶりに早朝の堤防沿いランに挑戦した。4時過ぎに起きて、5時前に出発。思っていたよりもまだ...

トイレでバードウォッチング

トイレに座っていたら、外が何やら騒がしいので、窓を少し開けて見てみると、隣の空き地の梅の木にシジ...

カラマーゾフよりもアンナが好きかも。

数ヶ月前からKindleで読み進めていたトルストイ『アンナ・カレーニナ』望月哲男訳（光文社古典新訳文庫...

一瞬「文春ファン」になりかける

何となく、柳澤健『2016年の週刊文春』（光文社）をKindleで読んでみた。著者の柳澤氏はノンフィクショ...

平均的な人間の責務としては

8月は原爆の日だったり、終戦記念日だったりするので、戦争関連の本を読んでみた。小熊英二『生きて帰っ...

ピアノは誰かに弾かれるだけでいい

昨日は、天気がよかったので、デッキに座布団を持ち出して読書。 何年か前から積読状態だった、T.E.カ...

『はみだしの人類学』を読んだ。

連休中は3日連続で走れている。 今日は、夕方から重富海岸→ニシムタ→重富中→青雲会病院→思川公園→姶良...

単純な脳、緊張する「私」。

池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」〜または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義』(講談...

イエスにその人生を横切られた知事ピラトはその後どのように生きたのだろうか。

遠藤周作『死海のほとり』(新潮文庫)を読んだ。 巻末の「「あとがき」にかえて」で作者が書いているよ...

人は皆シロツメクサのごとく、その光栄はみなシロツメクサの花の如し。

福永武彦『草の花』(新潮文庫)を読んだ。昭和29年の作品。 軽々しく「すばらしい」などとは言えない...

そう言えば、雨の場面ばかりだった。

ヘミングウェイ『武器よさらば』高見浩訳(新潮文庫)を読んだ。 第一次世界大戦期のイタリア戦線を舞台...

夜来たる

早朝4時半に起きて、煎餅2枚とチョコ・クッキーをかじり、トマト・ジュースを流し込んで、5時前に家を出...

生産性の向上など

どうでもいいことだと思う。最近とくに。 人口減少に対応していくためには、生産性を向上する必要があ...

アンドリアス・ショイフツェリ

平日は雨やら残業やらでなかなか走れなかったが、 今日は夕方に堤防を走ることができた。 ウォーキン...

『ワルツ・フォー・デビイ』を聴きながら。

プロ・テニス・プレイヤーの大坂なおみ選手が、全仏オープン1回戦後の記者会見を拒否した。 理由は、彼...

「重富海岸の日曜日の午後」

昨日、妻とぶらり、和気神社までドライブしてきた。 和気神社に行くのは初めて。有名な藤の季節は終わ...

その代わりに、また別の問題が生じているでしょうけど。

イレーヌ・ネミロフスキー『フランス組曲』野崎歓・平岡敦訳(白水社)を読んだ。 巻末の解説より。 ...

可能性、バクハツ！

少し前の休日。リビングから外に目をやると、塀の上に二羽のスズメがいる。 一羽は巣立って間もない幼...

今頃、ヘミングウェイが好きになったのだ。

ヘミングウェイが初めて手がけた長編、『日はまた昇る』高見浩訳(新潮文庫)を読んだ。 訳者が巻末で...

『堕落論』を読んで原発事故を思い出す

坂口安吾『堕落論』(角川文庫クラシックス)を読んだ。 せっかくなので、有名な「堕落論」「続堕落論」...

にもかかわらず美しい

中野京子『印象派で「近代」を読む』(NHK出版新書)を読んだ。 著者は早稲田大学講師で専門はドイツ文...

君に贈った本には君自身が決断して線を引け

四月から大学生になり、県外で初めての一人暮らしを始める長女にニ冊の本を贈った。 一つはヴィクトー...

まずは、グライダー人間であることを自覚することが第一歩なのかもしれない。

外山 滋比古『思考の整理学』(ちくま文庫)を読んだ。 著者は、最初の章「グライダー」において、学校...

犬のため息

昨日は、長女を国分の「ヴォアラ珈琲」に連れて行った。 長女にこういうお店でアルバイトさせてみたい...

「感覚除去タンク」に入ってみたい

少し前に、R.P.ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)』大貫昌子訳(岩波現代文庫)を読ん...

ガルブレイス『ゆたかな社会』を読了。

ガルブレイス『ゆたかな社会 決定版』鈴木哲太郎訳(岩波現代文庫)を読了。 ジョン・ケネス・ガルブレ...

その日汝は悪しき死を死せざるべし。

昨日、以前長く住んでいた鹿児島市桜ヶ丘の「あらき屋コーヒー」まで珈琲豆を買いに行った。 ブレンド...

『ことばの発達の謎を解く』を読んだ。

1月30日に「隣の空き地の梅がほころび始めている」と書いていたが、数日前から散り始めている。 メジロ...

不安だが、もう生まれてしまっているので、生きる時代を選ぶことはできないし。

宮下誠『ゲルニカ〜ピカソが描いた不安と予感』(光文社新書)を読んだ。 実物の『ゲルニカ』をみたこ...

すごい。警察犬のようだ。女子高生のくせに。

先日、地元(姶良市内)の自家焙煎珈琲店『香煎』で、久しぶりに豆を買った。 深煎りの「深煎交響曲」ブ...

『人類の選択〜「ポスト・コロナ」を世界史で解く』を読んだ。

よい天気だった。妻と堤防沿いを歩く。カワセミがいた。何度見かけてもラッキー感がある。 別府川沿い...

たとえ無言であっても、みんながそういうことに目を向けている風景は、素敵だと思う。

隣の空き地の梅がほころび始めている。寒風の中の梅が好きだ。 ぼんやり過ごしているといつの間にか散...

走る事も走らない事も引っくるめて猫が承知している。と考えてみる。

もう何年も前から本を買うときは中古本がほとんどである。 かつ、店頭で探す時間がもったいないので、...

大学入試共通テスト初日。コロナ禍での。

大学入試共通テスト初日。コロナ禍での。 1年前に誰がこのような事態を想像したか。 それでもたくまし...

自分は「いい人」であり、議会に押し入ることなどありえない、と信じている人たち。

仲正昌樹『悪と全体主義〜ハンナ・アーレントから考える』(NHK出版新書)を読了。 ハンナ・アーレント...

寒すぎる。(前)

寒い。寒すぎる。 今日は午前中に堤防沿いを12km、ペース走の予定だったが、あまりの寒さに朝からぐず...

頭をしつこく揺すれば、いつかは記憶の断片でもコロコロと出てくるような気がしないでもない。

午前中に、少し前から読み進めていたヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る(上)』(新潮文庫)の残りの100頁...

『〇〇の暮らし』と、ある種の確信をもって言える生き方がしたい。

今日は大晦日。1年以上、書いていなかった。 仕事の無理が祟ったせいか、今年は7月から8月にかけて、...

2月11日の記事

今日は大晦日。1年以上、書いていなかった。 仕事の無理が祟ったせいか、今年は7月から8月にかけて、...

赤身万歳。

ウォルター・アイザックソン『スティーブ・ジョブズ』を読んでいる。 Ⅰ巻の後半、ジョブズが自ら生み出...

夫婦で大学病院に行くということ。

通勤途中の鹿児島駅前バス停で、60代なのか70代なのか、ちょっと判別しかねるような雰囲気の男性から、...

ただのサラリーマンは出張先のホテルで風呂に浸かりながらKindle鬼平を読む。

昨日から出張で東京に来ている。 日中の用務を終えて新宿駅周辺を歩いてみると。 あたりまえのこと...

珈琲アロー

昨日の熊本出張からの移動日。 せっかくなので、『珈琲 アロー』に行く。 おそらく17年ぶり。3回目。...

『人が死なない防災』を読んだ

仕事が忙しくて長らく書いていなかった。 さすがに年末年始は休んでいる。 この間もちびちびと読ん...

目を閉じていると、予想に反して匂いを感じにくい。

昨日はサマーナイト大花火大会であった。 花火といえば、何年も前に、重富海岸で一枚、撮っていた。 ...

明日死ぬと思って、今朝も夜明け前の堤防を走り、永遠に生きると思って、ホームズを読み進める。

ここしばらくの間、「トイレの本棚」は光文社文庫の「新訳シャーロック・ホームズ全集」(日暮雅通訳)で...

明け方の堤防沿いには。

午前4時に起床し、まだ月明かりの中、堤防沿いをゆっくり走った。 まだこの時間は堤防をほぼ独り占め...

雨が好きになれなくなるのは、悲しい。

雨の中、鹿児島駅近くで。何となく。 明らかに自然災害が増えてきていると思う。気候変動が原因か。 ...

オコチャラマンチ。

先週の日曜日のこと。 妻と子どもたちは日帰り福岡旅行。終日一人の休日となった。 午前中に最低限の...

四ツ谷の「いーぐる 」で『路上』を読了。

(土曜日) ここしばらく仕事が忙しく、平日は全くと言っていいほど走れない。 土曜日は午前中の早い時...

しかし、違和感を感じる自分こそ、何かの毒に侵されているのではないかと疑ったほうがいいのかもしれない。

昨日、仕事での移動の際、高架化されたJR谷山駅に初めて降りた。 なんとなく寒々とした雰囲気。 外に...

トイレで試し読み、のイメージ。

堤防沿いを8kmほど走った。少しだが小雪も舞った。 調整池に腰まで浸かってじっと水面をうかがうダイサ...

世界で第三位のお金持ちは誰か

昨夜のこと。 帰宅して、妻から聞いた話。 こんなやりとりがあったらしい。 * 長女(中3)「世界...

彼女に継ぐべき家業はない。たくましく生きよ。

午前中、空気が冷たいうちに堤防沿いを走った。 往復2セット、合計14km程度。 今日、私立高校の受験に...

偽ゴルゴは夜の広木駅に舞い降りた。

職場からの帰りには、鴨池港から中央駅行きのバスに乗るのだが、うっかり鹿児島駅行きに乗り込んでしま...

人は、ゲーム理論を超えて、より善い行動ができるだろうか。

午後に堤防沿いを8kmほど走った後、明るいうちに車で船津温泉へ行ってみた。 露天風呂で鱗雲(巻積雲)が...

ポケットに入れて持ち歩きたくなる音楽。

ドヴォルザークの弦楽セレナーデを繰り返し聴いている。 チャイコフスキーのように派手ではないが、聴け...

昼に歩いたばかりの重富海岸が、夜「西郷どん」に出ていた。

せっかくの三連休だったが、体調不良。 体を動かさないと余計気持ちがグダグダとなってしまうので、昨...

白い野良猫をお供に、お年寄りは朝日に向かってスマホを向けていた。

家族が朝寝している間に一人で、重富海岸近くの堤防まで朝日を見に行った。無風、快晴、凪。 薔薇色...

戌年を前に『犬の記憶』を読んだのは偶然にすぎないけれど。

大晦日は、午後から堤防沿を3往復して走り納めの20km。 タイムを気にせず、手元のiPodでイヤホンを使わ...

Merry Christmas

10年近く前、リコーの初代GR digitalでスナップ撮りをしていた時期があって、 これはアミュ広場のクリ...

菜の花マラソンには出ないけど新しいランニングシューズはほしい

食後に6㎞。空気は冷たかったが、無風。よし。 もう長い間、準備運動なしで、玄関を出たらいきなり走...

ワタシモトッテ

数日前の通勤途中、車中から何気なく桜島を眺めたら、手前の大きなクレーンとの重なりが妙に気になり、...