chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
小説ブログ † クルトの王様 † https://king-of-kurt.blog.ss-blog.jp/

挿絵付きファンタジー小説連載。

不定期連載で、小説書いています。挿絵はPixiaやCOMIC ART CG illust等を使っています。

さめ宗家めぐ
フォロー
住所
都筑区
出身
大宮区
ブログ村参加

2009/02/17

arrow_drop_down
  • 弐章「恋人」5:夜明け前

    5:夜明け前

  • 弐章「恋人」3:メイドの事情

    3:メイドの事情

  • 弐章「恋人」2:ツルギの仕事

    2:ツルギの仕事  

  • 弐章「恋人」1:ノア

     1:ノア 東の塔、上に向かい硬い靴底の音が響いていた。暗い闇、ランタンの明かりを頼りに、ゆっくりと階段を上る靴音。靴音の主が見張りの兵に軽く会釈をすると、兵は「異常ありません」と敬礼をして下の踊り場まで下がった。主は、金属製の冷たい扉の前に立った。夥しいほどの護符が重ねて貼られた、牢獄の扉だった。中の様子は薄暗く、よく見えなかったが、扉の隣にある給仕用の格子窓から覗いてみると、月明かりが差す空気窓のおかげで、うっすらと青白く、一人の男が映し出された。「ノア様、俺です、ツルギです。」ツルギが声をかけると、ノアの影がゆらりと動いた。じゃらじゃらと、重たい鎖の音がした。牢の主であるノアは、金属の手枷と足枷をされ鎖で繋がれていた。「月を観ていた。風も無くて良い夜だな。」「そうですね…ところでノア様、本日のご気分は?」「この状態で、良い気分の者などいるものか。」「担当の者から、ノア様がお食事を摂ら..

  • 弐章【恋人】の人物紹介と相関図

    ご無沙汰しております。久しぶりに、小説を書いていこうと思います。 大体の流れは零章「クルトの悪魔」、壱章「契約」まとめが過去記事として載せてあるので、併せてご覧になってくだされば分かるかと思います。弐章「恋人」は、壱章「契約」から約1年半後くらいです。また弐章は、王国剣士(仮)のツルギが主役となって展開していきます。 《人物相関図》※↑クリックすると別窓で原寸表示されます。《人物紹介》ツルギ(和名:藤堂剣)…大剣士ムーゼ(国のために貢献し引退した王国剣士)と、白の力を持つ魔法使いの息子(母親は死去、血を受け継いだ白使いの姉がいる)。血を吸わせていない剣の持ち主なので、ムーゼからは「腰抜け」や「出来損ない」と言われている。生まれて直ぐに、妻子を持たないムーゼの弟・ノアの養子となる。王国剣士ノアの元で剣術を教わるが、どうしても人を傷つける剣を持ちたくないとの事から、母譲りの白使いの力を活かし、..

  • 壱章【契約】のあらすじ

     【1話から6話までのあらすじ】魔法使いの血筋が多く住む、クルト王国。王族は決まって、代々島に棲み着いていた凶悪な悪魔を身体に飼い、民に危害を加えないよう、国を守ってきた。次期王は現王・ドーバの第一子、ザガと決まっているが、隣国トロンの戦に出陣中。国内は、王妃の死、現王の体調不良、長引くトロンの戦で帰らぬ次期王…各式典も縮小ムードで、不安な日々を送っていた。ドーバの第二子カーダは、長年日本で植物の研究をしていたが、最近になって帰国。城の敷地内で、自分の好きな研究をしながら、日々過ごしていた。魔法は使えるが、力が弱い。ある日、腐葉土にする落ち葉を集めに行った際、魔法禁止区域で「葉を集める魔法」を使う所を、ルメラ孤児院(以後、院と記す)のマールに見られてしまう。その時、カーダとマールは、友達になる。院出身のリノは、青果市場で働きながら、自分が育った院の手伝いをして暮らしていた。進学もしたかった..

  • 壱章「契約」最終話:帰る場所

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ 壱章13~18話までのあらすじはコチラ 壱行解説19:リノはツルギや城内のメイド達との絆を深め クルト城での自分の居場所を確立していった 20:ノアがカーダの心の中に現れ 院長がカーダの母であることを告げた 21:リノの意識の中に少年が現れ悪魔を追い返した リノはそれが我が子だと確信した 22:カーダは悪魔の記憶を辿り元々はサラの民だと言うことを知った カーダは悪魔と契約した台詞の色分けリノ…オレンジカーダ&哉汰…水色現王ドーバ…灰大剣士ムーゼ…緑悪魔…紫ツルギ…黄色メイド…桃最終話:帰る場所

  • 壱章「契約」22:契約

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ 壱章13~18話までのあらすじはコチラ 壱行解説19:リノはツルギや城内のメイド達との絆を深め クルト城での自分の居場所を確立していった 20:ノアがカーダの心の中に現れ 院長がカーダの母であることを告げた 21:リノの意識の中に少年が現れ悪魔を追い返した リノはそれが我が子だと確信した 台詞の色分け哉汰…水色悪魔…紫ツルギ…黄色22:契約 

  • 壱章「契約」21:出会いと別れ

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ 壱章13~18話までのあらすじはコチラ壱行解説 19:リノはツルギや城内のメイド達との絆を深め クルト城での自分の居場所を確立していった20:ノアがカーダの心の中に現れ 院長がカーダの母であることを告げた台詞の色分けリノ…オレンジツルギ…黄色少年:赤フローラ:桃哉汰…水色悪魔…紫21:出会いと別れ 

  • 壱章「契約」20:試練

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ 壱章13~18話までのあらすじはコチラ壱行解説19:リノはツルギや城内のメイド達との絆を深め クルト城での自分の居場所を確立していった台詞の色分けノア:赤カーダ:水色20:試練

  • 壱章「契約」19:待つための居場所

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ 壱章13~18話までのあらすじはコチラ台詞の色分けリノ…オレンジツルギ…黄色ノア:赤メイド(一喝)…白19:待つための居場所 

  • ☆壱章「契約」:【13~18話までのあらすじ】【オマケ兄弟】☆

    今回は、あらすじ紹介です。壱章「契約」の13話から18話をまとめた記事です。初めて来て下さった方でも、もう更新が過去過ぎて内容忘れた方も、下のリンクと文章を読んでくだされば、大体分かると思います…。ささっと見て、お気に召しましたら、各頁お読み下さい。零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ【13話から18話までのあらすじ】 まだ真夜中のうちから働きに出るリノを見て、哉汰は婚約を申し出た。婚約者になれば、経済的にも支援できるし、何よりリノの力になりたいと思ったからだ。リノは即答出来なかった。トーマにも早く返事しろと促されたが、あまりにも急な展開に、気持ちが追いつかなかった。それ以上に、こういう形で哉汰と関わるのに、何故か違和感を感じた。後日哉汰と2人で逢ったリノ。他愛のない会話の中に、哉汰の本当の優しさを感じた。や..

  • 壱章「契約」18:クルト城

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ壱行解説13:離れて過ごしたことによって、更に2人の絆は深まり、哉汰とリノは、婚約した。14:リノが進学へと準備を進める最中、突如「クルトの悪魔」が、哉汰に乗り移った。15:悪魔が憑いた哉汰に逢ったリノは、自分が哉汰を守ると決意する。16:哉汰の子を身籠もったことを知ったリノ。その子が既に「王の力」を身につけていることに気付く。17:リノは哉汰に憑いた悪魔と対峙。ツルギの助言もあって、城に入る事を決意する。台詞の色分けリノ…オレンジツルギ…黄色トーマ…緑マール…ピンク現王ドーバ…水色 大剣士ムーゼ…紫18.クルト城

  • 壱章「契約」17:強き者

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ壱行解説13:離れて過ごしたことによって、更に2人の絆は深まり、哉汰とリノは、婚約した。14:リノが進学へと準備を進める最中、突如「クルトの悪魔」が、哉汰に乗り移った。15:悪魔が憑いた哉汰に逢ったリノは、自分が哉汰を守ると決意する。16:哉汰の子を身籠もったことを知ったリノ。その子が既に「王の力」を身につけていることに気付く。台詞の色分けリノ…オレンジツルギ…黄色哉汰…水色悪魔…紫17.強き者 

  • 壱章「契約」16:鍵

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ壱行解説13:離れて過ごしたことによって、更に2人の絆は深まり、哉汰とリノは、婚約した。14:リノが進学へと準備を進める最中、突如「クルトの悪魔」が、哉汰に乗り移った。15:悪魔が憑いた哉汰に逢ったリノは、自分が哉汰を守ると決意する。台詞の色分けリノ…オレンジツルギ…黄色マール…水色トーマ…緑ルメラ…紫16.鍵 

  • 壱章「契約」15:強い想い

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ   壱行解説13:離れて過ごしたことによって、更に2人の絆は深まり、哉汰とリノは、婚約した。14:リノが進学へと準備を進める最中、突如「クルトの悪魔」が、哉汰に乗り移った。台詞の色分けリノ…オレンジ哉汰&カーダ…水色ツルギ…黄色マール…紫トーマ…緑15.強い想い

  • 壱章「契約」14:影

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ   壱行解説13:離れて過ごしたことによって、更に2人の絆は深まり、哉汰とリノは、婚約した。台詞の色分けリノ…オレンジ哉汰&カーダ…水色ツルギ…黄色トーマ…緑ルメラ…紫ザガ…青14.影

  • 壱章「契約」13:ただいま

    零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ壱章7話~12話までのあらすじはコチラ台詞の色分けリノ…オレンジ哉汰&カーダ…水色ツルギ…黄色トーマ…緑13.ただいま

  • ☆壱章「契約」:【7~12話までのあらすじ】【ツルギにインタビュー】☆

    こんな不定期更新のブログに、遊びに来て下さる皆様本当にありがとうございます。 今回は小説本編ではなく、壱章「契約」の7話から12話までのあらすじをまとめた記事です。初めて来て下さった方でも、下のリンクと文章を読んでくだされば、大体分かると思います…。お気に召しましたら、各頁お読み下さい。零章「クルトの悪魔」はコチラ壱章1話~6話のあらすじ・人物紹介・用語説明はコチラ 【7話から12話までのあらすじ】 哉汰がカーダ王子だとばれた夜、哉汰はリノに使いのロブをよこし、ロブを通じて話しかけてきた。哉汰はリノに、自分の置かれた立場を話した。自分は兄・ザガの代わりに、王家の血を継ぐ者として、監視の付いた日々を送っていると。自分の身分を明かせなかったことを、とても反省していると。リノは、身分の低い自分にさえ、誠実に話す哉汰に対し、更に好意を持ったが、哉汰がリノのことを、正直どう思っているか不安で、次にど..

  • 壱章「契約」12:例え離れたとしても

    一行解説(1~6はコチラ) 7:哉汰はリノに、自分の秘密を打ち明けた。お互いの胸の内を知り、また会う約束を交わした。8:市場にやってきた哉汰を怪しむトーマ。リノの恋心とマールの直向きな思いを知り戸惑うが…。9:トーマは、リノと婚約を解消。自らの様々な思いを封印し、リノを哉汰の元へと送り出した。10:哉汰は自分の気持ちに気付き、リノに思いを告げ、リノは戸惑いながらも、哉汰を受け入れた。11:時を重ね、親密さを増す2人だが、哉汰の公務により、一時離れることに。台詞の色分けリノ…オレンジ哉汰&カーダ…水色ツルギ…黄色トーマ…緑アニータ:ピンク 12:例え離れたとしても

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、さめ宗家めぐさんをフォローしませんか?

ハンドル名
さめ宗家めぐさん
ブログタイトル
小説ブログ † クルトの王様 †
フォロー
小説ブログ † クルトの王様 †

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用