mozart08 さん プロフィール

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mozart08さん: 羽鳥ログハウスの四季
ハンドル名mozart08 さん
ブログタイトル羽鳥ログハウスの四季
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/mozart08/
サイト紹介文福島県羽鳥に建てたログハウス。その四季の中で考えたこと、読んだ本の感想を中心に語ります。
自由文会社生活も50歳を超え、そろそろゴールをイメージしなければなりません。「成仏」と表現した人もいますが、なるほどギラギラしたものを廃して感謝の気持ちで日々を送れれば良いですね。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供105回 / 365日(平均2.0回/週) - 参加 2009/03/29 11:17

mozart08 さんのブログ記事

  • 『猫の墓』 夏目伸六さん
  • 高校生の娘が国語の教材で、夏目漱石の『こころ』を読んだ。推奨の本は河出文庫だとか。漱石の諸作品の中で、『こころ』がかならずしも必読書であるのかどうか、友人Kを自殺に追い込んだ「先生」が、最後に自身をも自殺により始末するという筋書きが、いかにも論理の飛躍が大きく苦しい。さらに明治の大義に準ずるという「時代との同化」、ないしは明治天皇への殉死という、より大きな大義の中で自己処罰を位置づけることが、不快 [続きを読む]
  • 誕生日、そして台風の一夜
  • 昨日から羽鳥に来ている。台風は夜半から風雨ともに激しさを増してきた。前回9月にきた時もなぜか台風に見舞われた。もともと家人には雨男と呼称されてきたが、いよいよ台風男に格上げの兆しだ。昔なら「嵐を呼ぶ男」などと茶化すこともできたが、今は通じない(分からないだろう。。。)。10月22日はなんとも醜悪な総選挙の投票日でもあったが、筆者の誕生日でもある。60歳・還暦。恐れ入る。家人から花束を贈られ、食卓に飾った [続きを読む]
  • 10月の台風
  • 今月末で定年退職。自分がそうした時を迎えるとは本気では考えていなかった。人は誰でも死ぬ、しかし自分のその時を考える人もいない、それと同様なのかもしれない。次の仕事が11月1日から始まるので、来週は木曜日まで有給休暇を4日つなげて、本日から5連休にして、台風の羽鳥に来た。こういう日だから高速道路はガラ空きだった。朝10時過ぎに多摩センターを出発(朝一番に選挙に行ってきた)、昼食休憩や白河イオンでの買い出し [続きを読む]
  • 深夜に目覚めて
  • 最近こうした時間に目覚めてしまうことが多い。もっとも寝る時間も早いのだけれど。家でする晩酌程度でも変に堪える。今も少し気分が悪い。昨日は所用で新宿にでかけ、夕方帰宅。帰りがけの新宿南口で、立憲民主の立会演説会に遭遇した。枝野さんが来られたのかも知らないけど、ともかくその熱気たるやすごかった。聴衆の脇を通行人は1列になって通らなければならない狭い場所での演説会、見るからにネトウヨ丸出しの豚野郎が、押 [続きを読む]
  • 夏目漱石『道草』 ー漱石文学の世界 (1)
  •  金曜日の晩、会社で開いてくれた慰労会の話は一つ前に書いた。飲みすぎないように基本はビールだけにしていたのに、帰ってから寝についても明け方近くから翌朝にかけて、辛かった。どうしてこんなにお酒が弱くなったことか。最後のあいさつも愚にもつかない話をながながひっぱってしまう醜態をさらす。淡々と、淡淡(あわあわ)と、消え入りように退いていきたいと思う。辛い翌朝は9月末から始めた漱石オープン講座の3回目だ。一 [続きを読む]
  • 会社の慰労会(退職を前に)
  • 急に秋めいてきた。街路樹も冷たい雨に打たれ、葉の表の緑色が流されるように色づきを露わにしてきた。季節外れの暑さが異常だったにせよ、この急激な温度差にはついていけない。そんな先週の金曜日、職場で慰労会を開催してくれた。今月末が定年退職なのだ。慰労会で参加いただいた皆さんからご挨拶をいただいたが、なんだか他人ごとみたいに聞いていた。実感がわかない。11月以降も職に就きたいと思っているので、現在就活中であ [続きを読む]
  • 吉永秀への手紙
  • 『硝子戸の中』で最も印象的な章のひとつが、六・七・八で描かれる吉永秀との交流であろうか。前にも書いたが、作品が書かれた時点で吉永秀は存命であったため、その記述は「女」という呼称で一貫している。どこか冷たい距離感を感じささせる呼びかけである。一方の吉永秀当人は、漱石からもらった2通の手紙を大切なものとして肌身離さず持っていたらしい。しかし越後の僧侶の下へ再婚するために東京を離れる時、それまでの人生の [続きを読む]
  • 幽霊たち ポール・オースター
  • 再読の書。もしかしたら過去に一度書いているのかもしれない。しかしここで記述することの原則は「再読」にある。ならばこの著書の感想記述も理にかなったことになるが、本当は『孤独の発明』というオースターの奇書の感想文をものしている途中だから、同じ作者の作品を先に書くのはいかがなものかとも思う。しかし本書もオースターの初期の作品、「ニューヨーク三部作」の第二作目に相当するもの。従って雰囲気など共有するものが [続きを読む]
  • 今ひとたび、『硝子戸の中』を歩く
  • 毎週土曜日のオープンカレッジ講座「漱石文学の世界」第二回目を受講。『硝子戸の中』の続きであった。病気がちの漱石は狭い硝子戸の中から、目に入る外界(眼界)を描写するのだが、その世界はけして狭いことはない。漱石のもとを訪れる人々を通して、外界とつながっている。否、「外界」という表現は適切でない。目を通してつながる世界に対して、音その他の眼以外の器官を通した記憶との内通によってつながる心的な世界、内的な [続きを読む]
  • 大学図書館を訪問してみる。
  • オープンカレッジの聴講生になった特典で、大学図書館の利用ができるという。書籍の館外貸し出しはできないが館内での閲覧は自由とのこと。漱石関連の本で読みたいものを閲覧するのが目的ながら、この雰囲気の中に身を置くこともちょっとした気分転換。ちょうどオースターの『記憶の書』を読んでいるところで、「場所」を契機として記憶を呼び出すこと−記憶術であることが書かれていた。あるいはその場所で、紡ぎだされた記憶を書 [続きを読む]
  • 写真展 一の会 2017年
  • 今週水曜日から、毎年秋に開催する写真展「一の会 2017年」が始まる。午前中に写真持ち込みと会場の設営を行い、午後から開始。最終日は10月9日の昼まで。昨日は会場立ち合いの当番の日で、午前中出かける前にオースターについてブログに一文をしたためた次第。もちろん水曜日も昨日も休暇を取得。ただ昨日は午後から出社したけれど(会社の仲間には、今日は休出だと言っておいた)。町田フォトサロンの全景。会い年秋に、ここで [続きを読む]
  • 『孤独の発明』 ポール・オースター(3)
  • 本書についての記述は三回目になる。前二回は「見えない人間の肖像」という作品で、急死した父親について、その関係性についての省察であり、著者が繰り返し描くような「理解できない人間」としてより、なんとしても父親に理解されたいという子供の心理・葛藤の書であった。続く作品が「記憶の書」であり、おそらく散文家オースター誕生のためには、こちらの作品がより重要だろう。なぜなら父親に関する記述は、思い出を手繰るだけ [続きを読む]
  • 漱石山房見取り図
  • 補足になります。漱石山房の見取り図です。上図の右端の部屋が漱石の書斎(元・診察室)で、その手前が応接室。ともに10畳の広さである。しかし実際に復元の部屋を見る限り、意外に狭いのだ。漱石晩年の木曜会は日本では珍しい文芸サロンであるが、その自由闊達なサロンがこのようなスペースで行われたかと思うと、それなりの感慨がある。第一回目の「漱石文学の世界」の講義では、「硝子戸の中」のキーワードとして「眼界(がんか [続きを読む]
  • 漱石山房記念館に行きました
  • 昨日は第一回目の「漱石文学の世界」という、オープンカレッジに参加。だいたい予想はしていたけれど、男性陣はおおむね年寄り、女性は比較的幅広い年代に分散。これが現代日本の余暇の過ごし方の分布を現わしている。男性陣、若い男に向学心はないのか!その話は改めて書くとして、昼過ぎに終わった講義のあと、会館直後でもある漱石山房記念館に行ってきた。スマホで写真を撮ってきたので紹介しながらの記述になる。こちらが正門 [続きを読む]
  • モバイルPCを買ってしまった
  • 昨晩からの雨もようやく止んで、本日は都心で11時からの会議。中途半端な時間なので自宅を少しゆっくり出て、直行とした。それでも1時間ほど余裕があるので、今、Cafeに入ってPCをたたいている。このPC、退職後のモバイルPC用に購入してしまった。最近、本もオーディオもみんなご用達の近所のBookoffで、26,800円(税込み)で売られていたもの。Lenovo310Sというモデル。価格Comの最安値で約37,000円、それよりも1万円安く中古で [続きを読む]
  • ローマ人の物語 『悪名高き皇帝たち』17雑記
  • 羽鳥でCDプレーヤとデジタルアンプを光で接続して、PCオーディオとはまた違った興趣が面白かったので、味を占めて昨日Bookoffで光ケーブルを購入(960円)。さっそく繋いで試聴。自宅のCDプレーヤは、Victor CDプレーヤ XL-Z711 K2。1988年発売と記載されている。1台目はYAMAHA、3台目はDENON(羽鳥で聴いているプレーヤ)。好みでは、2台目のVictorが明るい音で弾力もあって良好。そろそろ30年経過する機械がそれなりに聴けて [続きを読む]
  • 帰路へ
  • 本日羽鳥を後にする。途中茨城の姉の家に一泊するので、帰宅は明日になるのだが。数日前にも書いたが、こちらに来て聴いているオーディオイ環境は、持参したDAC+デジタルアンプにPCを繋いで聴いている。それはそれでクリアですっきりした音は好印象。だが、試しにCDプレーヤからDACに光で接続して試聴したところ、これが素晴らしい。特にオーケストラ物の音場はPC出力では再現できない広がり。ロジェストベンスキーなどロシアの指 [続きを読む]
  • 『孤独の発明』 ポール・オースター(2)
  • 見事な快晴。台風一過なのだろうが気温が高く、強風もまだ残っている。今日はこの後、行きつけの須賀川の果樹園に行って、リンゴでも仕入れてこようと思う。家人からのリクエストでもあった(9時30分)。羽鳥の道の駅でも「つがる」が七百円で売っていた。試しに買ってみたが意外においしい(失礼!)。さて、オースターである。すでに何冊か読んでいるし、最近では『リバイアサン』を熟読している。これは面白かった。その後の『 [続きを読む]
  • 『孤独の発明』 ポール・オースター(1)
  • 漱石のことを予告しながらたどり着かない。この夏に読んだ本の感想を書くことをシコタマさぼっている。少しの時間の経過でどんどん忘れていくのに。羽鳥に来て時間があるものだからささやかに書きとめようと思うと、どうしても再読となる拾い読みが必要だ。『孤独の発明』をぽつりぽつりと読む。今も3時前に目を覚ましてしまい、しかたなくPCに向かっている。風が凄まじいし、雨も吹き付けている様子。音でしかわからない、外は漆 [続きを読む]
  • 街道をゆく 「砂鉄のみち」について
  • すでに感想文らしきものは書いているので、「甲賀と伊賀のみち」は終わりにしてもよいのだけれど、司馬さんの「街道をゆく」シリーズの中、これまで読んだ範囲ではあるけれど「砂鉄のみち」は面白い。故にもう一回、この項を続ける。街道をゆく (7) (朝日文芸文庫) [文庫]司馬 遼太郎朝日新聞社1979-01-01甲賀と伊賀のみちでも、司馬さんは日本の中世である室町・戦国時代を、戦いに明け暮れた暗澹とした暗闇の時代としてでなく、 [続きを読む]
  • 羽鳥滞在、雑記
  • 山の朝は激しい雨と、トタン屋根をたたく音に包まれている。午前3時前に目を覚ましてしまい、時間をゆっくり賞味している。昨日から福島の山小屋に来ている。母親と二人旅。今回は長めの滞在予定で5日間。本当はもっと長いことも考えていたのだが、会社からの「退職説明会」の出頭連絡が入って、5日で打ち切る。休みの中に敬老の日の休日もあるので、母親の「敬老」と、そろそろわが身の「敬老」も交えながらのんびり過ごす。漱石 [続きを読む]
  • 『漱石を書く』 島田雅彦 ~時代との相乗
  • 今秋から随分と涼しくなった。木曜日と金曜日は仕事でお茶の水に出たが、その際にはジャケットを着て行った。7月初旬で上着を着するのはあきらめて以来。今日も先ほどジョギングして、それでもやはり気分良く汗が出る。帰ってからお風呂で汗を流してPCの前に座っているが、ともかく風が心地よい。このまま秋に移行してくれればありがたい。もう一回、島田さんの漱石論。漱石を書く (岩波新書) [新書]島田 雅彦岩波書店2002-07-18良 [続きを読む]