いちたすには さん プロフィール

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いちたすにはさん: 米米米 こどもべやのうさぎ 米米米
ハンドル名いちたすには さん
ブログタイトル米米米 こどもべやのうさぎ 米米米
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/usagiusagiusagiusagi/
サイト紹介文ストーカーに苦しみながらも明るく前向きな女の子のお話です。一緒に考え悩み笑っていただければ幸いです。
自由文褒めると気を好くして図に乗るタイプなので
お叱りのレスはご遠慮願います。
社交辞令・お世辞・甘言は大好物です。
甘やかして太らせてからお召し上がり下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供148回 / 145日(平均7.1回/週) - 参加 2009/04/15 04:26

いちたすには さんのブログ記事

  • ■鉄の匂い146■
  • 世の中から虐めはなくならない。関係ないかもしれないが、興味ある話をテレビでしていた。蟻は、全体のうちの約2割は怠け者で働かないらしい。しかもその2割を取り除いても、残された中から更に2割がまた怠け者になり働かなくなるので、結果常に2割は働かない... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い145■
  • 今にして思うと。 あの時の『僕』は事件の発覚を望んでいたのだと思う。最初に殺した宮島と坂田、中学入ってからのバカ兄弟と二番手カスまでは、『僕』を虐めた仕返しで、『僕』が虐めから逃れる保身の殺人だった。いわば緊急避難的な殺人だ。報復とも言えるけど... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い144■
  • もうこの女は自由にできる状態と環境だったが、『僕』は勃起しなかった。日常とはかけ離れた空間と存在だったが、『僕』は興奮しなかった。家に押し入り女を縛り脱がせ異物を挿入したが、『僕』は至って冷静だった。両肘と顏を支点にあとは膝だけで尻を突き出す女... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い143■
  • ダンベルは女の顏すれすれに落ちてゴミだか衣類だかにめり込んだ。真ん中を狙ったのに、手が滑った訳ではなく外してしまった。粗雑で自己中で自分の罪を認めないこの女が、小学5年で殺した宮島と坂田を思い出させた。坂田はともかく、宮島は監禁放置の上で強姦さ... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い142■
  • 「なんだオマエ。 なんか言え。 なんで殴るんだ。 オレ、オマエになんかした? した?」小さな声だった。「子供、蹴ったろ。 ホームから落として、助けず逃げただろ」男の顏がぱぁっと明るくなる。「そんだけ? そんだけのことで? オマエあのガキの身内... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い141■
  • 救急車が到着して、騒然となる構内。事件の現場から人波に逆らい遠ざかろうとするのは『僕』と犯人だけ。女の支えがなければ歩けない男の尾行は訳なかった。途中、マンションの敷地内の小さな公園のベンチで少し休んだが、想像通り2人は自宅に帰っていった。『... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い140■
  • ここまでの事情を知っている者は全て走り去る電車と共に去ってしまったので、ホームに居た乗客の目には、イチャモンをつける奇天烈(きてれつ)な若者と有り勝ちな営業スーツのサラリーマンの原因が分からない言い合いとしか映らない。始発のホームで喧嘩。みな遠巻... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い139■
  • こんな倹(つま)しい場面にも容赦なく事件は起こるから現実は恐ろしい。其処(そこ)に奇抜なファッションの男女が乗り込んできて、『僕』とは反対側の角っこでいちゃつき始めた。既に一晩乱れてきた感の朝帰りカップルは、その貧相な互いの身体を尤もらしく弄り合い... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い138■
  • 事務所には誰も居なかった。残土を受け入れる会社らしく、土やら砂やらがピラミッド状に積まれた敷地内にはブルドーザーやトラックが停まっていた。素直についていく『僕』に、油断している逆ギレ男。事務所の鍵を開けるのに背を向けた処に、拾った石を叩きつけた... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い137■
  • この辺から記憶が少し曖昧になる。こうだったらいいなという妄想とそうではない辛い現実の境目があやふやになったのだろう。余りにも現実離れした妄想ではストレスに擦り切れた心は騙せない。それを加味して現実に寄せすぎると夢も希望もなくなる。『僕』は、転... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い136■
  • トイレは初めて見る蓋付きだった。当時でももう珍しかった汲み取り式の便所で、中は空洞で下に糞尿と尻を拭いた紙が溜まっていた。お祭りの屋台で売っているお面みたいな材質の蓋を上げると、異様な硫黄臭と猛烈なアンモニア臭が目に染みる。トイレの横にはバケツ... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い135■
  • 結局は警察の厄介になることになってしまった。中学生がチンピラみたいな恰好で幾晩も公園に居れば、そりゃ誰か通報するわな。鞄と段ボール箱を抱えてパトカーに乗った。黙秘を貫いたが、鞄の中から生徒手帳が出てきてしまい、身元はあっさり割れてしまった。5... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い134■
  • 「もう2度と会わないし会っても挨拶しないと、私の方から言っておきながら、突然の別れだったので良ちゃんがどうしてるのか心配で捜してしまいました。 やっと見つけた良ちゃんは蹲ったままずっと動きません。 お腹が空いているんだろうなと思い、御握りを握って... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い133■
  • その足で、仮住まいにしていた喫茶店に行き荷物を纏めた。お姉さんの処から持ってきた鞄と片付けた荷物を持って土管山の公園に向かう。土管山の公園とは、人が通れるくらいの土管の上に土を盛って全面滑り台にした山の遊具が鎮座する公園である。土管山以外には半... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い132■
  • 一見ブリキのおもちゃみたいなその短銃で、部屋の中は一気に油臭くなった。お姉さんは台所に走り台拭きを取ってきた。短銃を汚いモノを掴む様に台拭きで包んで紙袋に戻すと台拭きをゴミ箱に投げ入れた。「不良くんはなんて言ってこれを良ちゃんに渡したの? その... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い131■
  • 兄さんとの仕事は唐突に終わった。順調に集金できて昼前に事務所に納金した日の帰り。一膳飯屋で味の濃い惣菜を宛(あ)てにビールを飲んでいた兄さんから、入り口の上に設えられた三角の棚に載ったテレビを見ながら告げられた。「俺の手伝いは今日で終わりだ」空... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い130■
  • 問題なく廻れれば昼前には終わる日もあるし、逃げた奴を追っかけて終電過ぎても帰れない日もあった。朝。 事務所に寄り、その日集金する先と額が符丁で書かれた帳簿から手帳に書き写し、兄貴分から認めのサインをもらう。それぞれの客の立ち回り先は判っているの... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い129■
  • 先生より少し面倒なのが、引き籠りなのにギャンブル中毒で借金まみれや、成人なのに無側で実家暮らしの脛齧りだ。引き籠りは基本収入がなく借金の自転車操業なので、パンクを見極めないとババを引くことになる。脛齧りも働いて得てる金ではないので金離れは良いの... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い128■
  • 客に信用させ、安心させ、懐に入る。騙す気を失せさせ、次回に期待させ、今回の負けを納得させる。勝てると思っていた客から負けた金を回収するのは並大抵の苦労ではなかった。集金の前に入金があると見越して購入した目論見が外れて期日に金が揃わない客。言っ... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い127■
  • さて。 半年間虎の威を借り謳歌してきた『僕』は、次の厳しい職場に馴染む為のリハビリとして、しばらく兄さんの鞄持ちに戻ることとなった。朝早くから出ることもあれば昼過ぎまで寝ていることもある自堕落な上司。突然呼び出され跳び出していくこともあれば、約... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い126■
  • 皆が『僕』を畏れ『僕』に敬意を払う。『僕』に悪事が知れると親方に伝わり制裁を受けることになるからだ。皆が『僕』を嫌い『僕』と距離を取った。しかし無視することは出来ず牽制しながらもそれなりの礼儀を尽す。もう『僕』は皆の仲間ではなく下っ端ではなく... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い125■
  • コロッケは、簡単に見えてでも実に手間が掛かる料理だ。特に味に拘りがあるなら別だが、日常の惣菜としては掛かる手間に見合う惣菜なのかは甚だ疑問だ。『僕』は、お姉ちゃんが揚げているのをよく見ていたから知っている。ジャガイモは茹でて熱いうちに潰さなけれ... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い124■
  • それでも親しい友人が殺害されたことや、その犯人が友人にも『僕』にも近しい人間だったことにはショックを隠せなかった。処罰を執行したのも友人と『僕』に近しい親方だったことにも動揺したし、その処罰も殺害だったことが、『僕』の興奮をなかなかに冷めさせなか... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い123■
  • 犯人は、親方の配下ふたりに取り押さえられながらも激しく抵抗した。が、遂に冤罪は訴えなかった。それは無言の犯行自供だった。親方は、カイキンの家から持ってきた水色のビニール袋を『僕』の目の前で犯人に被せて口を縛った。直ぐにビニール袋の中は曇り、藻... [続きを読む]
  • ■鉄の匂い122■
  • カイキンの死は自殺として処理され、簡素ではあるが親方が喪主となって葬儀が行われた。安置場所は王子の公園の植え込みの中ではなく、河川敷にある浚渫作業所の事務所。遺族や身寄りも居ないので告別式は無く、翌日には荼毘に付された。立ち会ったのは、親方と『... [続きを読む]