kazu さん プロフィール

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kazuさん: ヘタな読書も数撃ちゃ当る
ハンドル名kazu さん
ブログタイトルヘタな読書も数撃ちゃ当る
ブログURLhttps://ameblo.jp/kimamasyohyou/
サイト紹介文純文学〜ミステリ、ノンフィクションまで独断で7段階評価している乱読書評 たまにミスチルの詩も
自由文浅田次郎、伊坂幸太郎、東野圭吾、町田康、村上春樹、東海林さだお、カズオ・イシグロ、G=ガルシア・マルケス、イアン・マキューアン、ポール・オースターetc
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2009/04/20 10:09

kazu さんのブログ記事

  • 748冊目 愛人 ラマン/マルグリット・ギュラス
  • 「愛人 ラマン」マルグリット・ギュラス著・・・★★★☆18歳でわたしは年老いた―。あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船のうえだった。すべてが、死ぬほどの欲情と悦楽の物語が、そのときからはじまった…。仏領インドシナを舞台に、15歳のときの、金持の中国人青年との最初の性愛経験を語った自伝的作品。 著者は1914年南ベトナム生まれの女性作家で、本作は84年に発表され世界的ベストセ [続きを読む]
  • 747冊目 蜘蛛女のキス/マヌエル・プイグ
  • 「蜘蛛女のキス」マヌエル・プイグ著・・・★★★ブエノスアイレスの刑務所の監房で同室になった二人、同性愛者のモリーナと革命家バレンティンは映画のストーリーについて語りあうことで夜を過ごしていた。主義主張あらゆる面で正反対の二人だったが、やがてお互いを理解しあい、それぞれが内に秘めていた孤独を分かちあうようになる。両者の心は急速に近づくが―。モリーナの言葉が読む者を濃密な空気に満ちた世界へ誘う。 う〜 [続きを読む]
  • 746冊目 長いお別れ/中島京子
  • 「長いお別れ」中島京子著・・・★★★☆かつて中学の校長だった東昇平はある日、同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってくる。認知症だと診断された彼は、迷い込んだ遊園地で出会った幼い姉妹の相手をしたり、入れ歯を次々と失くしたり。妻と3人の娘を予測不能なアクシデントに巻き込みながら、病気は少しずつ進行していく。あたたかくて切ない、家族の物語。 今年初めに読んだ直木賞受賞作「小さいおうち」が素晴らしい作品で、久しぶ [続きを読む]
  • 745冊目 佐渡の三人/長嶋 有
  • 「佐渡の三人」長嶋 有著・・・★★★物書きの「私」は、ひきこもりの弟、古道具屋の父とともに佐渡への旅に出る。目的は、祖父母の隣家に住む「おばちゃん」の骨を、郷里の墓に納骨すること。ところが、骨壷をユニクロの袋に入れて運ぶくらい儀礼に構わぬ一族のこと、旅は最初から迷走気味で……。ちょっとズレた家族をしみじみ描いた快作。 なんだか地味目な作品である。 主人公の女性作家と引きこもりの弟と父の3人が「おばち [続きを読む]
  • 744冊目 おもかげ/浅田次郎
  • 「おもかげ」浅田次郎著・・・★★★★商社マンとして定年を迎えた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、集中治療室に運びこまれた。今や社長となった同期の嘆き、妻や娘婿の心配、幼なじみらの思いをよそに、竹脇の意識は戻らない。一方で、竹脇本人はベッドに横たわる自分の体を横目に、奇妙な体験を重ねていた。やがて、自らの過去を彷徨う竹脇の目に映ったものは――。 「クーッ」泣かせるねぇ〜、オジサンの涙腺崩 [続きを読む]
  • 743冊目 出会い系サイトで70人と実際に会って・・・/花田菜々子
  • 「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子著夫に別れを告げ家を飛び出し、宿無し生活。どん底人生まっしぐらの書店員・花田菜々子。仕事もうまく行かず、疲れた毎日を送る中、願うは「もっと知らない世界を知りたい。広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい」。そんな彼女がふと思い立って登録したのが、出会い系サイト「X」。プロフィール欄に個性を出すた [続きを読む]
  • 742冊目 ファーストラヴ/島本理生
  • 「ファーストラヴ」島本理生著・・・★★★★夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか? 今年の第159回直 [続きを読む]
  • 741冊目 アニルの亡霊/マイケル・オンダーチェ
  • 「アニルの亡霊」マイケル・オンダーチェ著・・・★★★水夫」と名付けられた骨の身元を探る旅が、引き裂かれた愛を、隠された過去を、見定めがたい敵と味方を炙り出す。内戦下のスリランカを舞台に、生死を超えて手渡されて行く叡智と尊厳を描き出す。 ブッカー賞受賞作「イギリス人の患者」の次に上梓されたオンダーチェ6作目の作品。 内戦下のスリランカで発見された骨の身元を探るべく15年ぶりに帰国した主人公の女性法医学 [続きを読む]
  • 740冊目 素粒子/ミシェル・ウエルベック
  • 「素粒子」・・・ミシェル・ウエルベック・・・★★★人類の孤独の極北に揺曳する絶望的な“愛”を描いて重層的なスケールで圧倒的な感銘をよぶ、衝撃の作家ウエルベックの最高傑作。文学青年くずれの国語教師ブリュノ、ノーベル賞クラスの分子生物学者ミシェル―捨てられた異父兄弟の二つの人生をたどり、希薄で怠惰な現代世界の一面を透明なタッチで描き上げる。充溢する官能、悲哀と絶望の果てのペーソスが胸を刺す近年最大の話 [続きを読む]
  • 739冊目 かがみの孤城/辻村深見
  • 「かがみの孤城」辻村深見著・・・★★★☆学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 [続きを読む]
  • 738冊目 破滅の王/上田早夕里
  • 「破滅の王」上田早夕里著・・・★★★☆一九四三年、上海。かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行、さらには娼館やアヘン窟が立ち並び、「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、太平洋戦争を境に日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。上海自然科学研究所で細菌学科の研究員として働く宮本は、日本総領事館から呼びだされ、総領事代理の菱科と、南京で大使館附武官補佐官を務める灰塚少佐から重要機密 [続きを読む]
  • 737冊目 おらおらでひとりいぐも/若竹千佐子
  • 「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子著・・・★★★★桃子さんの人生は戦後の日本女性の典型かもしれないが、他人が思うほど悪いものではない。最愛の夫を喪ったときに根底から生き方を変え、世間の規範など気にせず、〈おらはおらに従う〉ようになったのだ。話し相手は生者とは限らない。そんな〈幸せな狂気〉を抱えて桃子さんは孤独と生き、未知の世界へひとりで行こうとしている。 昨年の第158回芥川賞受賞作。 久しぶりに [続きを読む]
  • 736冊目 ドルジェル伯の舞踏会/レイモン・ラディゲ
  • 「ドルジェル伯の舞踏会」レイモン・ラディゲ著(堀口大學訳)・・・★★★ 「肉体の悪魔」と本書を遺し、二十歳で夭折した早熟の天才ラディゲに日本の早熟の天才三島由紀夫が傾倒し、「私の聖書」とまで言わしめた作品。 確かに「肉体の悪魔」と同じく、二十歳の若者が、不倫に纏わるそれぞれの人物の揺れ動く心理描写を緻密に描いた事には驚嘆する。が、非常に読みづらく、たった200P少々に数日も掛かってしまった。 隙が無く密 [続きを読む]
  • 734冊目 まっぷたつの子爵/イタロ・カルヴィーノ
  • 「まっぷたつの子爵」イタロ・カルヴィーノ著・・・★★★☆メダルド子爵は、戦争で敵の砲弾をあび、まっぷたつにふっとんだ。左右べつべつに故郷の村にもどった子爵がまきおこす奇想天外な事件のかずかず…。イタリア文学が生んだもっとも面白い物語として読みつがれる、スリリングな傑作メルヘン。 カルヴィーノの1952年の作品。 村の政治を司るメダルド子爵が戦争に行き、砲撃を受けて体が真っ二つとなり、右半身だけが帰郷する [続きを読む]
  • 733冊目 城の中のイギリス人/アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ
  • 「城の中のイギリス人」アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ著・・・★★ 主人公の男が知り合った男に招待され、男の住む城に行って数々のエロ&グロの所業を体験する話。これは度が過ぎて、もうエロの範疇を超え、下劣な性暴力の世界。マンディアルグ作品の文学性も感じられない。品行方正な方々にはおすすめしません。 そして何故、本書がヤングコーナーに置かれているのか?理解不能。どういう基準で選択されているのか分か [続きを読む]
  • 732冊目 三島由紀夫の家/篠山紀信
  • 「三島由紀夫の家」篠山紀信著衝撃的に姿を消した日のほぼそのままにすべてが遺された屋敷の様子は、不世出の作家への決して尽きることのない私たちの問いかけを、なおさら切実なものにさせる。 図書館の作家に関するコーナーには、三島由紀夫について書かれた本も多数あるが、1人の作家それも自宅の写真集は珍しいのではないか? 三島由紀夫の家は東京都大田区にある(現存しているらしい)豪邸で、この写真集には外観や庭園、室 [続きを読む]
  • 731冊目 Passione Alfa Romeo/カーグラフィック
  • 「Passione Alfa Romeo」カーグラフィック刊大きな転換期にあるアルファ ロメオの真の姿 長く商業的成功に恵まれなかったにもかかわらず、今なお熱狂的な信奉者に支持される魅力の源泉は何なのか。アルファロメオ固有のストーリー、ヘリテージの深部にメスを入れ、新型ジュリアをはじめとする現代のプロダクトに照らすことで、真のアルファ ロメオ像を描き出す一冊です。 このブログで雑誌を紹介するのは初めてです。 アルファロメ [続きを読む]
  • 730冊目 アズブカ/レフ・トルストイ
  • 「アズブカ」レフ・トルストイ著・・・★★★☆ロシア語のアズブカは、日本語のいろは(文字そのものから、ものごとの初めの意)。トルストイが44歳の時独自に完成させ、その後認定図書とされた子どものための教科書『アズブカ』。収録項目「読書の環」から厳選して実話、物語、寓話など31話を新訳。トルストイの玄孫ナターリヤ・トルスタヤによる新作挿絵とともに。 続けてロシアの文豪、トルストイの作品。本書は教科書として用い [続きを読む]
  • 728冊目 ハイドラ/金原ひとみ
  • 「ハイドラ」金原ひとみ著・・・★★★出会った瞬間から少しずつ、日々確実に、発狂してきた――。有名カメラマン新崎の専属モデルを務める早希は、私生活でも密かに彼と同棲している。付き合って三年を過ぎ、セックスの時以外は体に触れてこない新崎。不均衡な関係に深い倦怠感を覚えるなか、ずっと早希のファンだったというバンドマンの松木と出会う。ひずみのない愛を求めては傷つく女性の心理に迫る、傑作恋愛小説。 芥川賞受 [続きを読む]
  • 727冊目 その女アレックス/ピエール・ルメトール
  • 「その女アレックス」ピエール・ルメトール著・・・★★★★おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。 久しぶりに「このミス」ランキング本から、2015年度版海外部門1位の作品。著者は1951年生まれのフランス人作家で、55歳でデビ [続きを読む]
  • 726冊目 フィフティ・シェイズ・ダーカー/EL・ジェイムズ
  • 「フィフティ・シェイズ・ダーカー」EL・ジェイムズ著・・・★★★☆グレイの暗い秘密にたじろいだアナは、彼を心から愛しながらも別れを告げることに。念願の出版社に就職し、グレイのいない人生を築こうとはするものの、毎晩涙にくれ、考えられるのは彼のことだけ。そんなときグレイに「ルール」抜きの新たな関係を築こうと提案されるのだが…。 全世界の奥様方を虜にし、ハリポタを抜き1億冊以上売ったという、知る人ぞ知る [続きを読む]
  • 725冊目 家族を駆け抜けて/マイケル・オンダーチェ
  • 「家族を駆け抜けて」マイケル・オンダーチェ著・・・★★★☆本書は証言や帰郷の旅で作家が目にするものと、自分自身の記憶の間を自在に往来しながら紡ぎだされた不思議な物語だ。話はまず、破談になった婚約、日曜ごとの競馬、放蕩息子の父親が泥酔の果てにくり返す奇行、イサドラ・ダンカン風のダンスを踊る母親、熱帯で繰り広げられるダンスパーティーといった、両親世代の、とにかく破天荒な青春群像の描写から始まる。熱気と [続きを読む]