ごぶさたしております、りっちーです。先日、某氏より「あなたのブログは意味が分かりにくい」と言われ、あぁそうなのかと思いキーボードを叩いておる次第です。この言い回しがすでに分かりにくいですね。すみません。もっぱらこのブログの中心記事となっている「追憶の血統
京都大賞典 追憶の血統 ~第11回勝ち馬 パッシングベンチャ~
1976年京都大賞典。代替開催の阪神競馬場にテンポイントが帰ってきた。前年の阪神3歳S、関西の競馬ファンを熱狂させたあのレースから実に10ヶ月ぶりの登場となる。しかし、皐月賞、ダービーと敗れ傷ついた貴公子を迎えた歓声は少なく、その多くは不安、疑心であり、そして6番
スプリンターズS 追憶の血統 ~速いからこそ美しい 華麗に咲き誇るサクラの歴史 ③ サクラシンゲキ~
1980年のサクラゴッドに続き、1981年のスプリンターズSを制したサクラシンゲキ。またの名を、日の丸特攻隊。鞍上の小島太と共に第1回ジャパンカップを大暴走した姿が印象的ですが、その戦績は1200m以下で5戦4勝、2着1回と連対率100%。1600m以下でも13戦7勝、2着3回3着3回と
スプリンターズS 追憶の血統 ~速いからこそ美しい 華麗に咲き誇るサクラの歴史 ② サクラゴッド~ 改訂版
1980年のスプリンターズSで開花したのが、サクラゴッド。サクライワイのスプリンターズS制覇が3歳&4歳と早熟だったのに対し、サクラゴッドは5歳で花開いた遅咲きのサクラ。雨降る中山競馬場、不良馬場のスプリンターズSは1分11秒8という遅いタイムでの決着。そんな泥だらけ
スプリンターズS 追憶の血統 ~速いからこそ美しい 華麗に咲き誇るサクラの歴史 ① サクライワイ~ 改訂版
最強スプリンター論争において必ず名が挙がるのが、1993&94年のスプリンターズS覇者サクラバクシンオー。電撃6ハロンをレコードで圧勝する爆発力と、スプリンターズステークス連覇という実績。そしてその驀進王たる名前を併せ持つ、日本競馬スプリント史に燦然と輝き続ける
ラッキールーラから見る「Domino+Woodbine」の組み合わせ
ラッキールーラの追憶の血統がまとまらなかったので、Twitterに簡易的に書きましたが、ラッキールーラには数多く「Domino+Woodbine」という組み合わせがあり、これが絶妙に母父ハクショウを回避しているのが素敵だなと感じるわけです。https://twitter.com/KeibaCorruption/
1952年の朝日杯3歳ステークスを調べていたところ、出走馬の血統が妙だったので不思議に思い、改めて書き起こしてみました。1952年 第4回朝日杯3歳ステークス1着 サンゲツ Reading×Ann Nap by Annapolis Blue2着 ラッキータカヨシ ミルトン×瑞兆 by トウルヌソル3着 ミ
1981年の阪急杯は、佐賀競馬から中央へ転入したサツキレインボーが前走のスワンステークスに続き連勝を飾ったレース。また、このレースの2着馬は前年のオークス馬ケイキロク。ケイキロクの父ラディガはRibotの孫なので、奇しくも父系にRibotの血を引く馬同士での決着でした。
ダイヤモンドステークス 追憶の血統 ~第36回勝ち馬 トレードマーク~
1986年のダイヤモンドステークスは、父父にHerbagerを持つトレードマーク(父ヤマニン)とロンスパーク(父シーホーク)の2頭が1・2着を決めたレースでした。トレードマークは、父がアメリカからの輸入種牡馬ヤマニン。母がNasrullah3×4を持つシャンティロードで、自身もNasrull
アメリカジョッキークラブカップ 追憶の血統 ~逃亡者の魅惑 第17回勝ち馬 ホワイトフォンテン~
ホワイトフォンテンに「白い逃亡者」という二つ名を付けたのは、寺山修司だそうだ。父のノーアリバイ(→アリバイが無い→犯罪者)という名前、灰色の毛色、420キロ代という小さな馬体、そして最後には捕まってしまう姿が、そのような連想をさせたのだろう。しかし、まれに人気
京成杯 追憶の血統 ~闇に消えたスピード 第17回勝ち馬 ヒシスピード~
1977年の3歳世代とは、怪物・マルゼンスキーという名の輝きに対する漆黒の絶望であり、ただひたすらにその光を追い続けた世代である。その光に唯一手が届きかけたものの、後により深い絶望へと叩き落とされたヒシスピード。彼が絶望の闇の中から這い上がろうと必死にもがき、
金杯(西) 追憶の血統 ~お年玉を射抜け! 第30回勝ち馬ホワイトアロー~
本年も、よろしくどうぞ。平成も今年で終わり、あちらこちらで回顧合戦が繰り広げられている昨今。同様に振り返ってみますと、平成元年には単複枠連だった馬券も30年後には3連単の枠を飛び越え、5重勝や3重勝馬単など大きな飛躍を遂げました。そこで今回は馬連導入後初であり
東京優駿 追憶の血統 ~その思い出は雷雨と共に 第34回勝馬 アサデンコウ~
今年も、日本ダービーがやって参りました。今年で85回を数えるこの競走には、常として語られる伝説のレースが幾つも存在しております。今回はその伝説の中の1つ、雷鳴轟く雨の中、骨折を圧して勝利をもぎ取ったアサデンコウの血統を見てみたいと思います。アサデンコウの父
中山記念 追憶の血統 ~スペシャリストの深淵 第52&53回勝ち馬 カネミカサ~
伝統の中山記念は、古馬混合唯一の芝1800mで行われる重賞でもあり、それ故にカンパニー、ローエングリン、バランスオブゲームなど複数回勝利をおさめるスペシャリストが激走しやすいレースでもあります。その中で元祖スペシャリストというべきなのが、初の連覇+2着1回という
金杯 追憶の血統 ~金なる馬を探せ 歴史に残る金杯馬 ドウカンヤシマ~
本年も、よろしくどうぞ。金杯というと、かつては金杯(東)と金杯(西)なんて書かれていたと記憶しているものですが、1996年から中山金杯と京都金杯に名称変更となり、東西交流と距離別の住み分けが当たり前になったことで、京都金杯は2000mから1600mへと距離変更されま
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