はじめ様 さん プロフィール

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はじめ様さん: 森のマリンコニア
ハンドル名はじめ様 さん
ブログタイトル森のマリンコニア
ブログURLhttp://miyanotani.blog54.fc2.com/
サイト紹介文作曲家志望として、音楽はもちろん、美術、民俗、オカルト、ツーリングなどあらゆることを書きます。
自由文写真も満載で読みやすいよう心がけています。
駄文のようなものから、論文形式のものまで多彩ですが、そこから“僕”という人間を知ってもらえれば幸いです。
書く内容は何気ない日記から、音楽、美術、旅、民俗、妖怪、オカルト、料理とさまざまです。
どうぞ遊びに来てください!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2009/05/28 23:54

はじめ様 さんのブログ記事

  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲9
  • 今日はヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の最後のシンフォニー、第九について。この曲を一言で表現するなら“謎”だろう。僕も初めて聞いたときは、よくわからなかった。別に無調でもなく、不協和音だらけというわけでもないのに、わからないのだ。しかし、何度聴いても、飽きが来ない。謎を解き明かすまできいてやろう!という気分になる。そして気付いたら、この曲の虜になっていた。そういう曲だ。現に今僕は、おそらくこの曲を一 [続きを読む]
  • 【演奏会告知】サロン・DE・百鬼夜行
  • 9月22日、私の新作が初演される演奏会があります。『サロンDE百鬼夜行』と題した演奏会で、“妖怪”をテーマに、4人の作曲家が新作を発表します。私は昔から妖怪が好きで、それは今も変わりません。自称・妖怪博士である私の妖怪解説付きで、お食事付き(食事はまともです、ご安心を)です。場所は、学芸大学駅(東横線)にあるキュービックというお店。昼と夜の2回公演で、昼が13時開場・14時開演、夜が17時開場・18時開演で [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲8ー少し影のある“おもちゃの交響曲”
  • 大変日が空いてしまいました。その間、いろいろなことがありまして・・・。富山県の南砺市利賀村へ、去年に引き続き鈴木忠志の演劇の祭典『SCOT』に行ったり、あとは、9月22日に行う演奏会の作曲や、バレエの仕事などに追われる日々でした。今も追われていますが・・・。さて、ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の交響曲シリーズ、8番です。海の交響曲、ロンドン交響曲、田園交響曲、南極交響曲と、標題のある交響曲が半分弱を締 [続きを読む]
  • 近々の演奏会告知②
  • 告知が当日になってしまいました。7月7日、七夕。岩手県の優れた演奏家たちによる演奏会が、笹塚Blue-Tにて行われます。19時からビュッフェ付きで3000円。全体に、ふるさと岩手県を想うというコンセプトで、宮沢賢治に関する曲も多くチョイスされています。その演奏会の中で、僕の作品である、公演最初の《星めぐりの歌ー一色萌生編曲版》と最後の《心象スケッチーイーハトーヴに寄せて》の2曲が演奏されます。《星めぐりの歌》 [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲6
  • RVWの交響曲第6番について。戦争三部作4〜6の最終章を締めくくる曲で、シリアスで重々しく、激しい曲だ。作曲時既にRVWは75歳、これがラストシンフォニーになってもおかしくない年齢だろう。もしそうなっていたら、それはそれで伝説になっていたに違いない。なにせ、その終わり方、最終楽章が“虚無”なのだから。ケージが4分33秒を書いた時、人々はこう思っただろう。「無を作り出すのは無音ではない」と。電車に乗ってい [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲5
  • これまで1〜4と交響曲を順番にレビューし、これで5番目。交響曲第5番をレビューしたい。そして、僕のヴォーンウィリアムズ熱は交響曲だけでは冷めないようだ。ヴォーン・ウィリアムズの(聴ける)全作品を、レビューしていきたい。熱が続く限り。このように、コンスタントに交響曲を書いている作曲家は、全作品を位置づけしやすい。「この曲は第4番の頃にかかれたから、この頃の作風だな」みたいな聴き方が出来るわけだ。先日 [続きを読む]
  • 近々の演奏会告知①
  • 演奏会大告知です。6月30日、鹿児島県の離島である“喜界島”で対談+コンサートがあります。そこで、僕の曲《心象スケッチ 喜界島》を演奏して頂きます。演奏者には、喜界島の歌姫・川畑さおりさんと、ピアニストの廻由美子先生、ダンサーの玉川智美さんという非常に贅沢なメンバーです。クラシック音楽のみならず、当日は様々な喜界島の音楽が大集結し、喜界島のあらゆる音楽が一同に揃い、溶け合い、アマルガムが形成され、宇 [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲4
  • ヴォーン・ウィリアムズ(以下RVW)の交響曲4、ということで、交響曲第4番について。まず、これまでのRVWのイメージと言えば、牧歌的で、美しい映画音楽のよう・・・という感じだったが、この曲が初演された当時の聴衆も、その冒頭からの激しさに度肝を抜かれたそう。交響曲の第3番にあたる《田園交響曲》との落差たるや・・・。僕は、“落差”というものが音楽を推進するエネルギーだと考えている。落差が大きければ大きいほど [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲3
  • 3回目の今日は、《田園交響曲》。交響曲第3番にあたるこの曲は、RVWの曲の中でも最も美しいだろう。《富めるラザロの5つのヴァリアント》や《揚げひばり》、《野の花》と美しい曲は多いけれど、その頂点に来るのがこの曲だと思う。ただ、《ミサト短調》の美しさはそれらとはまた少し違う。最近の僕は、この《田園交響曲》と《交響曲第9番》が双璧をなすくらい好きで、もっともいろんな演奏を聴いたのもこの2曲だ。ベートーヴ [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲2
  • ヴォーン・ウィリアムズ(以下RVW)の交響曲2、ということで、第2番《ロンドン交響曲》について語ります。ロンドンの1日の情景を描いた連作交響詩のような作品で、非常にキャッチーなメロディと彩り豊かなオーケストレーションで、余すこと無く描写しています。ただ、少し通俗的すぎるところが有るかもしれません。まるで吹奏楽曲や、映画音楽のように聞こえます。ただ、そう思って聴くと、とても良い曲です。“ゲイジュツセイ [続きを読む]
  • 喜界島冒険記2
  • ちょっと日が空いたが、喜界島冒険記第2章です。2回目に訪れたのは2017年6月、前回の2ヶ月後だ。奄美大島に『奄美民謡大賞』を聴きに行き、その時に喜界島にも伺った。この時期の喜界島はオオゴマダラがたくさんいた。オオゴマダラは喜界島以北では見られない、貴重なチョウチョだ。この金のクリスマスツリーの飾りみたいなのが、実はオオゴマダラの蛹。本当に人間が作ったようにキラキラしていて綺麗だった。そして、これ [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズの交響曲1
  • これから、全9回に渡って、ヴォーン・ウィリアムズ(以下RVW)の交響曲の魅力を語って行きたい。それと同時に、録音の聴き比べとおすすめ盤を示したい。今日は、第1番である《海の交響曲》。RVW第1作目の交響曲にして最大の規模を誇る作品。オーケストラと合唱、ソプラノ、バリトンのソリスト、オルガンも入る。テクストは、ホイットマンの『草の葉』を使っている。交響曲としては1作目だが、彼のキャリアはすでにそうとうなも [続きを読む]
  • 喜界島冒険記1
  • 昨日、4月15日に、喜界島をテーマにした新曲が完成した。喜界島が舞台の奄美島唄《塩道長浜節》や、喜界の空気に霊感を受けながら作曲した。《わらびぬうた》という題名にした。こちらの言葉に翻訳すれば、「童の唄」という意味。その曲の詳しい説明は今回は省く。喜界島を僕が初めて訪れたのは、昨年の4月、ちょうど1年前のことだった。僕の作曲の師匠の島唄調査の助手として同行した形だ。地図で見ると、奄美大島のすぐ東側 [続きを読む]
  • 三大田園交響曲
  • 最近になって、ベートーヴェンの交響曲《田園》は大傑作だと強く思うようになった。もちろん前から傑作であることはわかってたが、“大”が付くようになった。“田園”というテーマの中で、各楽章に完璧な形でそのテーマが織り込まれていて、しかもそれが美しい。第1楽章〈田園に着いたときの心地よい気持ち〉は、冒頭の5度の響きも牧歌的だし、展開部では第1主題のモチーフをひたすら繰り返すだけで美しい音楽世界が生まれる。 [続きを読む]
  • ロード・オブ・ザ・リングは本当に名作か?
  • 僕は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが非常に好きだった。最近、ヴォーン・ウィリアムズをよく聴いていて、急にもう一度見たくなって、オークションで3部作のDVDを落とした。そして、1作目「旅の仲間」を今日見たのだが、以前見たようなスケールの大きさや映像美などの感動があった一方、どうしてもいろいろな矛盾点が目についてしまった。そして、各キャラクターにカリスマ性が足りないように感じてしまった。そして、本 [続きを読む]
  • “どん・どけし”への冒険
  • 昔、弟が友人と旅をして来た「どん・どけし」と言う場所があった。それは、自分の家の近所なのだが、あまり足を踏み入れない別の小学校区で、小学生にしてはちょっとした冒険だったと思う。そこに、今度は弟が僕を連れて行ってくれた。その一帯を“どん・どけし”と弟は呼んでいた。弟が地図を書いていて、僕も同じように地図を書いた。敵キャラもいた。地図。こちらが敵キャラ図鑑。今年の正月に帰省した時、弟と、昔の地図を見な [続きを読む]
  • 日本三大妖怪について
  • 日本三大妖怪とは。「鬼、河童、天狗」である。これは、妖怪研究第一人者の一人である多田克己が最初に述べたことで、まあ異論も無いだろう、と思う。ちなみに、たまに聞かれる「酒呑童子、九尾の狐、大嶽丸」というのは、小松和彦が述べた“中世の”三大妖怪であり、妖怪の基本、というよりは、中世で名を馳せた固有名の妖怪3匹だ。たまに聞かれる「大嶽丸」を「崇徳上皇」に置き換えた“日本三大悪妖怪”というのもあるが、出典 [続きを読む]
  • 自作ゲーム(空想)の攻略本
  • 随分前になりますが、実家に帰省した時に、写真を撮ってきました。昔書いた、架空のゲームの攻略本です。主人公は、もちろん自分と弟で、いとこの住んでいる大阪に遊びに行ったときの体験を架空のゲームとして作ったものです。その名も『くずは2丁目物語』。RPGを想定しています。これが表紙。まあ、普通にノートの表紙に題名とやたら煽りすぎな煽り文を書いてるだけですが・・・。この次にストーリーページが入り・・・ストーリ [続きを読む]
  • ラストシンフォニー考 ―各作曲家の交響曲のベクトル
  • 交響曲ファンにとって、シンフォニーとは、その作曲家そのものである。とある偉人がこう言っていた。「すぐれた画家や彫刻家は 自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな。 まるで時空を越えた「スタンド」だ・・・」 ー ディオ・ブランドーディオ・ブランドー(1867 - )これはもちろん作曲家にも言えることで、作品は魂の具現化だ(ジョジョの世界ではそれを“スタンド”と呼ぶ)。そして、作曲家がそのときそのときの [続きを読む]
  • ヴォーン・ウィリアムズとバルトーク
  • ヴォーン・ウィリアムズが、僕のツボにどストライクだったらしく、ここ最近は彼のことが忘れられない日々だ。これほどにハマった作曲家というのはこれまでにベートーヴェンとマーラーくらいのものだろうか。そして、基本的に僕はドイツ・オーストリアものが好きなんだと思っていたが、ここにきてイギリスものというのにハマりつつある。先日も、このヴォーン・ウィリアムズとディーリアスとウォルトンが入ったCDを買った。それに、 [続きを読む]
  • 名悪役にはベートーヴェンがよく似合う
  • 「富士には月見草がよく似合ふ」ならぬ、「名悪役にはベートーヴェンがよく似合う」ベートーヴェンと悪役、というのは、映画の中でわりとよく見かける。まず、誰もがすぐに思いつくのは、『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスだろう。ベートーヴェンと超暴力に生き甲斐を求める少年。第九と暴力が常に結びついて描かれる。政府によって暴力を嫌う身体にされてしまったとき、同時に第九を聴けなくなるが、最後は、その暗示から解け [続きを読む]