アイナット さん プロフィール

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アイナットさん: 読書記録(乱歩の世界)
ハンドル名アイナット さん
ブログタイトル読書記録(乱歩の世界)
ブログURLhttp://ramponosekai.blog54.fc2.com/
サイト紹介文推理小説を中心に読書記録を残していきます。
自由文乱歩の世界(http://inat.cool.ne.jp/rampo/)管理人による読書記録
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2009/06/04 18:32

アイナット さんのブログ記事

  • 密室殺人ゲーム・マニアックス/歌野晶午/講談社文庫
  • #歌野晶午 の #密室殺人ゲームマニアックス を読み終わった。ネタバレなしの感想を少々。 前2作の続編であり、それらを読んでおかないと楽しみが大幅に減ってしまうので注意,よって単品として読むと微妙だが、続編として読むとたまらなく面白い。そうきたかとばかりの仕掛けがたまらないのだ。 #本格ミステリ #密室殺人ゲームシリーズ #新本格ミステリ #本格推理小説 #新本格 #講談社文庫 あいなっと inatさん(@inatinatinat) [続きを読む]
  • 大下宇陀児探偵小説選Ⅱ/大下宇陀児/論創社
  • #大下宇陀児探偵小説選Ⅱ ( #論創社 )をようやくちゃんと読み終わった。ネタバレなしの感想を少々。 大学時代に #新青年復刻版 で初出の連載として読んで以来の 人が生き生きしてる #鉄の舌 などの作品群。悲劇的なシニカルな味がたまらない #悪女 と SFと怪奇が絶妙なこの恋愛物を #昭和15年に出したという意味でも #宇宙線の情熱 などの短編も収録。この二つは #変格物 の #戦前の探偵小説 として傑作だと思う。 そして我が [続きを読む]
  • 密室殺人ゲーム2.0/歌野晶午/講談社文庫
  • #歌野晶午 #密室殺人ゲーム2.0 #2010本格ミステリ大賞 ネタバレなしにさらっと感想をば。そして前回の続編だけに、いやー面白かった。疑問に思いつつも前半は完全に騙されてた。鬼畜ぶりには想像を超えてきた。想像したくもないが。前作を越えるべくして超えてる作品なのがまたすごい。前作も異常なのに、この奇妙な魅力あるキャラという気持ち悪さが絶妙 あいなっと inatさん(@inatinatinat)がシェアした投稿 - 3月 17, 201 [続きを読む]
  • 森下雨村探偵小説選Ⅲ/森下雨村/論創社
  • #論創社 #森下雨村探偵小説選Ⅲ を読み終わった。探偵小説としての面白さは2巻に劣るが、むかし復刻版新青年で読んだ新青年連続短編、そしてなにより評論随筆編が興味深かった。 #森下雨村 あいなっと inatさん(@inatinatinat)がシェアした投稿 - 3月 11, 2018 at 4:20午後 PDT アパートで他人が部屋で死んでいる事件が発生する「桃色の胸衣」は中編の探偵小説で興味深い発端。この作品が唯一の中編で他は新青年の連続短編、 [続きを読む]
  • 鍵の掛かった男/有栖川有栖/幻冬舎文庫
  • #有栖川有栖 の #火村英生 シリーズの最長長編。#鍵の掛かった男 ネタバレなし紹介と感想を少々。 #大阪 の #中之島 のホテルのスイートルームに5年間も泊まり続けた男がカーテンの紐で 縊死した件は自殺と処理されつつあったが、同ホテルを愛した女流歴史作家は他殺の疑いを感じ、名探偵の噂から火村の友人で有栖川有栖へ接触を図るという発端。 足の探偵よろしくの活躍のアリスもさることながら、物語は鍵のかかった男のミス [続きを読む]
  • 消えたダイヤ/森下雨村/河出文庫
  • 森下雨村の消えたダイヤは、山前譲氏の解説によると大正末期に少女倶楽部に連載された作品とのこと。世間的には「新青年」の編集長として、江戸川乱歩をデビューさせた一人と数えられるだけであろう森下雨村のこないな作品が現代の世に文庫化されるとはすごい時代になったものです。 ライトノベル探偵小説の元祖かと思えるほどロマノフ王朝のダイヤを巡って、若い男女のペアが東京はもちろん小田原敦賀成田の方まで活躍するサ [続きを読む]
  • 密室殺人ゲーム王手飛車取り/歌野晶午/講談社文庫
  • 昨夜読み終わった一冊。2007年頃の歌野晶午作品で、一気に読まないほうが良いタイプの長編だ。 ネタバレはしてないはずの感想を続ける。 ハンドルネームで呼び合う五人はオンラインで会合して探偵ごっこをする5人なのだが、一人が実際に殺人をして問題を作り、それを残り4人が論理的にhowを解き明かすというもの。とても病んだ設定だけにゲーム性は高い。 最初の問題はとてもわかりやすく私も逆のアプローチからたったのに誰も [続きを読む]
  • 森下雨村探偵小説選Ⅱ/森下雨村/論創社
  • 論創社の森下雨村探偵小説選Ⅱを読了。 帯にもある『三十九号室の女』はホテルの部屋番号。サスペンスある展開は軽妙な読みやすい文章もあって楽しめる作品だ。大正時代の初期作品もわかりやすく、『黒衣の女』のような無茶な展開もや『喜卦谷君』のような悲しくなるコントもいずれも面白い。時代を感じさせない軽さだ。 解説も素晴らしく、あのシャグランブリッジ、甲賀三郎な発案説には食いついた #森下雨村探偵小説選Ⅱ #森 [続きを読む]
  • 春期限定いちごタルト事件/米澤穂信/創元推理文庫
  • 長時間電車移動するので手持ち無沙汰防止のために買ったのだが、表紙の示すように恐ろしくライトミステリだった。その分読みやすさは尋常ではなくすらすらと読み終わるのだった。「羊の着ぐるみ」「For your eyes only」「おいしいココアの作り方」「はらふくるるわざ」「孤狼の心」を収録した連作短編となっており、連作短編たるゆえんは表題作の事件となっているのだから長編としても成り立っている。主人公は新しく高校生になっ [続きを読む]
  • 屍人荘の殺人/今村昌弘/東京創元社
  • 第27回鮎川哲也賞受賞作で2017本格ミステリベスト10などで一位という興味を惹起させる帯につられて、ももクロ有安杏果やインパルス板倉などが登壇した富士見市PR大使イベントを観覧するために、たまたま立ち寄っていた富士見市のららぽーと富士見で手に取った一冊。ネタバレ無しでこの小説を語るのは至難の業だ。しかし物語の根幹をなすところもあまり言うのももったいない。ゆえに煮え切らない表現で絶賛することになるが、とにか [続きを読む]
  • 鮎川哲也探偵小説選/鮎川哲也/論創社
  • 大学の時に鮎川哲也ファンになってから待ち望んでいた「白樺荘事件」を遂に読めるということで歓喜の一冊。(鮎哲が亡くなるまでは完成を待っていたのは言うまでもないが、今となっては読めるだけで歓喜だ)しかも60年近くの長らく出版されてなかった「白の恐怖」も読めるのだからたまらない。そもそも「白の恐怖」も初めて読むので感慨深かった。「白の恐怖」は莫大な遺産相続を巡った真冬の山荘物。一癖も二癖もある途上人物達。 [続きを読む]
  • 幻坂/有栖川有栖/角川文庫
  • お馴染み作家であり、2017年度大阪ほんま本大賞受賞作ということで書店で目立つ位置に積まれていたので、手に取った一冊。大阪で住んでいながら大坂と呼ばれていたことも良く存じていながら大阪の坂というのをほとんど意識したことが無かったので興味深かったのもある。天王寺七坂を題材にした怪奇。連作短編集でそれぞれ味わいが全く異なるのが凄みを感じさせる。実在する天王寺七坂の「清水坂」「愛染坂」「源聖寺坂」「口縄坂」 [続きを読む]
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文/松岡圭祐/講談社文庫
  • 司法の独立を守ったことで歴史的意義が大きい有名な大津事件に、まさかホームズが挑む展開に。もっと巫山戯た内容かと思いきや、伊藤博文との出会いから伊藤の作中の活躍も含めて、ホームズが非常に歴史に溶け込んだ活躍を魅せてくれるのだから素晴らしい。こんな大津事件にはじまって、こんな深い陰謀を思い浮かぶところが凄まじい。ホームズを知る歴史ファンにとってはとんでもない宝物のような長編ミステリー! [続きを読む]
  • 湖底のまつり/泡坂妻夫/創元推理文庫
  • 40年前の作品とは信じがたいレベル。田舎へ旅立った香島紀子は苦痛を味わった精神と肉体を癒やす目的だった。そこで川の増水に遭い、命からがら助けてもらった相手、救出主の埴田晃二と愛し合う関係にまで発展する。ところが翌朝になると埴田晃二は消え去り、しかも数ヶ月も前に死亡していることが判明する。そこから物語は、この官能的で夢のような謎を残したまま、舞台だけはそのままに過去から現在へ続いていくのだが、その進め [続きを読む]
  • 春から夏、やがて冬/文春文庫/歌野晶午
  • スーパーの保安をしていた主人公の平田は万引き女の末永ますみの年齢が死んだ娘と同じことから、つい警察へ突き出さずにあっさり返してしまった。平田の人生と末永ますみ、二人の幸福とは言いがたい人生が交錯したことより、不思議な結末へ導かれていく。本格ミステリ作家の歌野作品として読むと、非常に物足りない。文庫本の裏表紙には究極の結末とあるが、どうにもさすがに納得しかねるものが残る。確かに究極には違いないのだろ [続きを読む]
  • 奇面館の殺人(上)(下)/綾辻行人/講談社文庫
  • 綾辻の熱烈ファンというわけではないから、分厚い暗黒館をスルーしたため、10年ぶりくらいに読んだかもしれない館シリーズ。それでも本格ミステリファンにとっては期待と安心のシリーズであり、15年〜20年近く前に読んだ初期の館シリーズと比しても遜色ないどころか、その奇抜な設定にあっても、明快なまでにオーソドックスな本格なところは嬉しい作品だったと言える。奇面館の主人は自分も含めて顔の表情に恐怖する人間。それでい [続きを読む]
  • ダブルミステリ/芦辺拓/東京創元社
  • 2つのタイトルを持つ作品が表と裏に配置。複数のプロットが平行して展開していく作品は数多いが、このように明確に作品タイトルをわけたものが表裏に配置され、そしてだからこそのトリック効果を生み出しているとは恐るべき作品本格ミステリの新境地を切り開いているといっても過言ではない。表は「月琴亭の殺人」という表題であり、お馴染みの森江春策が冒頭から登場するオーソドックスとも言える孤立した館もの。不思議な手紙に [続きを読む]
  • 楽譜と旅する男/芦辺拓/光文社
  • 楽譜を巡る短編集。その楽譜と旅する男の神秘的な設定、そしてそれまでの事件を踏まえた上での最後の事件での談話が楽しい。収録作品は物悲しい「曽祖叔母オパールの物語」、天高い「ザルツブルクの自動風琴」、幻想の高みへ「城塞の亡霊」、現実の戦慄「三重十字の旗のもとに」、白昼の夢「西太后のためのオペラ」、ラストに相応しい心地よさ「悲喜劇ならばディオラマ座」。神秘と幻想、そして悲しさも混ざる現実、これらが作品ご [続きを読む]
  • 蟇屋敷の殺人/甲賀三郎/河出文庫
  • 胴体が首が日本刀でスパッと切り離した死体が東京のど真ん中で発見されるという冒頭。しかもその死体と思わしき熊丸猛が別に生きているというのだがら既に奇々怪々なのだ。その熊丸の屋敷が蟇屋敷であり、多数の蟇が邸内に飼われているという異常な屋敷となっている。主人公の探偵小説家は、かつての教え子の娘が蟇屋敷で秘書をしたこともあり、事件に深く関わろうとするが...という展開。東京横浜大阪と舞台は幅広く、主人公たち [続きを読む]
  • 明智小五郎事件簿Ⅰ/江戸川乱歩/集英社文庫
  • 久々に乱歩を再読したくなり、懐かしの平山雄一氏の年代記付きだったので、本シリーズを新規購入。やはり江戸川乱歩を読むと、凄みも小説としての読みやすさも群を抜いていると思わずにはいられない。収録作は「D坂の殺人事件」「幽霊」「黒手組」「心理試験」「屋根裏の散歩者」。特に「心理試験」「屋根裏の散歩者」の完成度は改めて読んでも圧倒的だ。本シリーズは時代の流れを読めるので、その点も楽しい。 [続きを読む]
  • 獏鸚/海野十三/創元推理文庫
  • 日下三蔵編の「名探偵帆村荘六の事件簿」作品集。収録作品は「麻雀殺人事件」/「省線電車の射撃手」/「ネオン横丁殺人事件」/「振動魔」/「爬虫館事件」/「赤外線男」/「点眼器殺人事件」/「俘囚」/「人間灰」/「獏鸚」底本となった21世紀初頭のちくま文庫版も読了しているため、約15年ぶりの再読になる。その時の感想記事はこちらに残しているバリエーションに富んでいるが、やはりこの作者のものはSFや怪奇要素が強い作 [続きを読む]
  • 幽霊塔/江戸川乱歩、カラー口絵宮崎駿/岩波書店
  • 幽霊塔はもう5回目くらいだとは思うが、この本はカバーだけではない。冒頭16ページにも及ぶとても細かいカラー漫画。それが宮崎駿と幽霊塔との出会い、そしてその元になった黒岩涙香版、さらには原作「灰色の女」に至るまで。「カリオストロの城」を作る切っ掛けとなった「幽霊塔」というばかりではない。それは宮崎駿の原点とも言える貴重な漫画となっているのだ。そして幽霊塔の冒頭の出会いの絵コンテまで。さて、肝心の幽霊塔 [続きを読む]
  • Dの殺人事件、まことに恐ろしきは/歌野晶午/角川書店
  • 江戸川乱歩の小説を現在風にオマージュした歌野晶午の短編集ということなのだろう。どうにも味付けがおかしな方向へ行ってる点も気になる作品があるが、いくつかは上手くいっている。「椅子? 人間!」は乱歩「人間椅子」に対する歌野の回答。人間椅子の活用という意味ではオマージュ度は高いが、「人間椅子」に対してはオマージュ度はとても低いと言える。恨みつらみの結果、女流作家に仕掛けたおそるべき罠。これは結末は見せる [続きを読む]
  • 甲賀三郎探偵小説選Ⅱ/甲賀三郎/論創社
  • デビュー作から、気早の惣太シリーズも全て収録し、戦時中の作品で甲賀最後の連載長編と目される「朔風」も収録するなど甲賀の本流というよりは異色作に偏り風味ではあるがバラエティに飛んだラインナップとなっているのが甲賀三郎探偵小説選Ⅱだ。冒頭に収録はデビュー作でもある「真珠塔の秘密」「カナリヤの秘密」は甲賀が生み出した最初の名探偵、橋本敏の作品集となっている。ホームズ式のフォーマットを踏襲したかのような作 [続きを読む]