モリエール山梨 さん プロフィール

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モリエール山梨さん: 猫の後ろ姿
ハンドル名モリエール山梨 さん
ブログタイトル猫の後ろ姿
ブログURLhttps://ameblo.jp/e-no4765/
サイト紹介文映画・演劇・絵画・工芸などなど、モノをつくりだす人への敬意と親愛をこめて。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供125回 / 365日(平均2.4回/週) - 参加 2009/07/13 06:53

モリエール山梨 さんのブログ記事

  • 1901 式場隆三郎『ヴァン・ゴッホの耳切事件』
  • ゴッホ 自画像  1888年12月24日夜、アルルのラマルチーヌ街二番地の「黄色い家」の自室で、ヴァン・ゴッホは自らの左耳下半分を剃刀で切り落とした。 ゴッホはこの「黄色い家」を、「苦境にある友人たちを収容するための家」、<友愛と相互扶助の家>として用意した。しかし、ここでのゴーギャンとの共同生活は失敗し、弟テオは結婚して自分から離れようとしているとゴッホは挫折と絶望の中にあった。 ゴッホは自ら [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1900 映画「ゴッホ 最期の手紙」
  •  昨日、映画「ゴッホ 最期の手紙」を観た。ゴッホの死の真相を追究するこの映画。俳優の演技の映像をもとに、125人の画家がゴッホ流のタッチの油絵62、450枚を描いた、いわば「動く油絵」というもの。映画の1秒は12枚の油絵で作り上げられている。膨大な手数がこの映画には込められている。  観ているうちに、このゴッホという男が抱え込んでしまった孤絶の深さに胸をふさがれた。人として生きることの苦しみの中 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1899 石原莞爾
  •  「満洲」(中国東北部)に王道楽土・五族協和の国家を打ち立て、そこを拠点に天皇を盟主とする東亜連盟を作り上げるという夢想に生涯をかけた男がいた。「石原莞爾」という男。 「満洲事変」の首謀者、日本陸軍史上最大の智謀、時代を先読みできた軍略の天才、日本を東亜の盟主とし世界を指導する国家へと導こうとした人物。今もなお、日本国家を大なる存在としたいと考える人々は彼を称揚し、彼の言説を絶賛する。  石原 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1898 『浅川伯教 朝鮮古陶磁論集』出来ました。
  •  『浅川伯教 朝鮮古陶磁論集』1、2が刊行されました。ものづくりに関心ある方に手に取っていただきたいと思います。特に若いものづくりの人達に、人とモノの関係、人がモノに託す思いをくみ取ってほしいと願います。 以下、収録された浅川伯教の文章タイトルを列記します。 『浅川伯教 朝鮮古陶磁論集』 1論考 【朝鮮古陶磁について】  李朝陶器の価値及び変遷に就て  李朝白磁の壷  明川の窯  朝鮮陶器に就て [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1897 「がんばりや」
  • NHKテレビの「プロフェッショナル 仕事の流儀 京都・舞子スペシャル」を観た(11月23日、19:30)。  京都の「舞妓」を支える多くの職人たちの姿を観た。西陣の帯職人、花かんざしを造る職人、匂い袋をつくる調香師、舞妓の髪を結う結髪士、着付けをする「男衆」(おとこし)。  職人たちの柔らかな笑顔がいい。手仕事にまっすぐに日々向き合っている人達は、むずかしい仕事だからこそ、そのなかに希望をつか [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1896 金子都美絵『一字一絵』
  •   金子都美絵さんの新著『一字一絵』が今日、届きました。 読み始めて、シンとした気持ちになりました。 夜空を見上げて、遠い星々の世界を見つめている時のように、遥かな久しいものへの思いが湧いて来るようでした。 まだ半分しか読んでいませんが、一つだけ、「覧」という字をご紹介します。       「覧」は、「監」と「見」からなる字。      そして「監」は、「臥」と「皿」よりなる。      「臥」 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1895 原爆の影
  •  内田百?『残夢三昧』(1969年、三笠書房)の中に、こんな文章があった。内田百?「山寺の和尚さん」(『小説新潮』1968年9月号) <怪(け)しからん事に、数年後進駐軍の占頷下にあつた当時、名前は忘れたが原子爆弾を投下した米国の操縦士がノメノメ日本へやつて来て、見物して帰つて行つた。 生かして返す可(べ)きではなかつた。日本には神も仏(ほとけ)もなくなつたのか。しかし、神様や仏様はお留守であらうとも、 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1894 榎並和春個展で高田渡の声を聞く 
  •   昨日、榎並和春さんの個展を拝見しました。 奥の一番の大作、一人の男が地面に横たわって眠っています。そのタイトルは、「歩き疲れて」。 渡さんだ、ピンときました。「生活の柄」のメロディーと渡さんのしわがれた声が頭の中に流れました。「生活の柄」  詞:山之口獏 曲:高田渡歩き疲れては 夜空と陸との隙間にもぐり込んで草に埋もれては寝たのです所かまわず寝たのです歩き疲れては草に埋もれて寝たのです歩き疲 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1893 金子都美絵『サイのものがたり』
  •  金子都美絵さんの『サイのものがたり』。 漢字という文字の根源は、ひとの「祈り」であること。 白川静先生の漢字学に学んで金子都美絵さんが、漢字の成り立ち、その生成の在り様を見事なイラストで描いてくれている。 漢字は線によって構成される。縦画は時間と空間を越えて貫通するものを示す。これに対して、横画はその流れを限定し、分断する。縦画と横画の交わるところ、時と場所を越えて流れゆくものがここにおいて [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1892 榎並和春個展
  •  今年も、画家・榎並和春さんの甲府での個展の時期が来た。個展に寄せて、榎並さんはこう書いておられる。 <「なにげない日々」 榎並和春  オブジェというのはどう訳すのが一番しっくりくるのだろうか。彫刻でもないし装飾品でもないしインテリアでもない。わたくし的に解釈すれば何かシンボリックな造形物というのがぴったり当てはまるような気がする。  私の作品たちは「美しいもの」を美しく表現したものは少ない [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1891 藤田嗣治《秋田の行事》
  •                             同作 左端(部分)   秋田県立美術館で、藤田嗣治の《秋田の行事》を観た。 縦365センチ 横2050センチのこの大壁画を、藤田嗣治は1937(昭和12)年2月21日から3月7日までの、そのうちの174時間で描いた。 200号、300号の戦争画の大作も、<大体は1週間位で>描き上げた藤田嗣治の戦争画の大作の制作の基本がこの日本の風俗を描いた [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1890 鶴岡・秋田へ行ってきます。
  •  今日これから「鶴岡」「秋田」へ出かけます。 まず鶴岡で、「石原莞爾」のことを調べようと思います。市立図書館の「石原莞爾資料室」で関連資料を閲覧します。石原莞爾の墓所にも行ってこようと思います。この非常に興味深い人との事はまた後日。 秋田へ移動して、県立美術館で藤田嗣治の「秋田の行事」を見ます。 1937年(昭和12年)に描かれたこの縦365センチ、横2050センチのこの大画面の前に立って、藤田 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1889 「脳死」は人の死ではない!
  •   「臓器移植法20年」と題して、NHKテレビが取り上げていた(2017年10月21日朝)。 「身体の一部分が具合が悪くなったら、その部分だけ取り換えればいい。」というのは正しいのか? 人は部品の集合体なのか? 「死んだ人間の身体から使える部品を取り出して、有効に活用するのがよい。」僕はこの考えに反対する。 臓器摘出の前提である「脳死」判定は、人の死の判定とはなり得ない。「脳死」判定は「臓器移植」 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1888 吉田謙吉 新しい風はいつもこの人から
  •   「吉田謙吉」 舞台装置・考現学採集・装幀・映画美術・パントマイム振興などなど、様々な分野で大正・昭和の日本を駆け抜けた、稀有なこの人の展覧会が今、銀座の「奥野ビル」で開かれている。 明日25日には、『奥野ビルものがたり 銀座アパートの住人〜吉田謙吉〜』と題して西松典宏さんと塩澤珠江さんによるビデオ上映会とトークがある(306号室、午後2時から)。 <新しい風はいつもこの人から>。吉田謙吉の時 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1887 吉岡憲「笛吹き」
  • 昨日、梅野記念絵画館にて吉岡憲「笛吹き」を見た。戦時中の作品という意味で貴重なものであり、なにより「よい絵」だと思う。展覧会図録のなかで窪島誠一郎氏が、この作品は独立美術協会13回展に出品、「独立賞」を受賞したと書いておられる。しかし、東京文化財研究所のデータベースによれば、独立13回展では「母子」が協会賞を受賞したとある。また東京文化財研究所編『昭和期美術展覧会目録』では、独立美術協会13回展 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1886 今こそ「リベラル」を
  •  選挙戦が始まって、自民党・公明党は教育と医療の無料化のことばかりしゃべって、語るべき「憲法」問題については口をつぐんでいる。 餌を眼の前にぶら下げられて、わが日本国民は彼らを選ぶのか。彼らは政権を取ったら、まず「憲法改正」に手を付けるだろう。公約の中に「憲法改正」が入っているのだから、これは国民が賛成しているのだと強弁するだろう。 北朝鮮の軍事的暴走を理由に、日本は軍事国家として再編されようと [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1885 宮本和歌子『江戸川乱歩作品論』
  •  宮本和歌子『江戸川乱歩作品論』。 副題は、「一人二役の世界」。 私、かねてより、「明智小五郎・怪人二十面相」同一人物説をひそかに主張しております。江戸川乱歩の数多い作品の中に登場する一人の人物、ある時は「明智小五郎」として現れ、またある時は「怪人二十面相」として出現するこの人物のことをいつか詳細に語りたいと考えております。 宮本和歌子さんも、「一人二役の世界」という副題から判断するに、「明智小 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1884 「竹と木と布」
  •  国東半島に住む若い友人夫婦が大分で個展を開く。 中村靖男君の「竹」と「木」、奈津美さんの「丹波布」を展示する。 10月15日〜21日(19日はお休み) 「棚元」大分市大手町1−4−5 097−574−7297  初日には二人が在廊します。 ものづくりを志す二人に声をかけてあげてください。 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1883 今が正念場だ!
  •   今朝の朝日新聞にこうあった。<首相「9条に文民統制明記」      憲法に自衛隊、意欲  ネット中継討論会 自民党総裁の安倍晋三首相は7日夜、衆院選公示を前に与野党8党の党首による討論会に参加し、憲法9条の1項、2項を残し、自衛隊の存在を新たに書き加えるとした自身の提案をめぐって「シビリアンコントロール(文民統制)をしっかり明記する」と述べた。首相は街頭演説などでは憲法改正への言及を抑えめに [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1882 「演劇の神様」
  •        「あのとき演劇の神様が降りて来た」。俳優の遠藤憲一さんがインタビューのなかでこう答えていた。まだ駆け出しのころ、ある芝居で演技中、「演劇の神様」が遠藤さんに降りて来た。以来、様々な役を演じ、今では特異な容貌の魅力的な役者さんになった。 「演劇の神様」は演じる人に降りて来るだけではなく、それを観る人にも降りてきます。その芝居の世界が、現実の世界を覆い尽くして、真実のみがそこに輝きだす [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1881 思いを言葉にする 詩人・和合亮一
  •   10月1日、NHKテレビの「復興サポート」を見た。タイトルは、「未来に贈る 子どもの言葉 福島・双葉郡part4」。 福島の詩人・和合亮一さんと、原発に近い大熊町、浪江町の子供達が今の自分の思いを詩にする。 避難生活が続き、故郷への思いが薄れていく。一方で「忘れてはならない」という思いも強くなる。 ようやく戻れた故郷は放射能汚染で深く傷ついている。戸惑いは大きく、一方で愛着は深まる。 「前に進 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1880 神奈川県立近代美術館・葉山「1937」展
  •   神奈川県立近代美術館・葉山の「1937 −モダニズムの分岐点」を観た。 1937年・昭和12年、日本は大きな分岐点にあった。 7月7日 盧溝橋において日中戦争勃発。 同月28日 日本軍、総攻撃開始。 同月29日 「通州事件」 8月15日 日本政府、不拡大方針を放棄、南京政府断固膺懲声明。 9月9日 国民精神総動員運動の告諭。 11月18日 大本営令公布。20日 宮中に大本営設置。 12月13 [続きを読む]
  • 猫の後ろ姿 1877 投票に行こう!
  •   朝日新聞デジタル(2017年9月20日)によれば、衆院選をめぐり、自民党は安倍晋三首相(総裁)が打ち出した憲法9条に自衛隊を明記する改正案を選挙公約に盛り込む方針を固めた。 安倍首相は、9条1項と2項を残しつつ、自衛隊の存在を新たに書き加える改正を提案。自衛隊明記の改憲を公約に入れるという。 戦争放棄、戦力の不保持を明記した日本国憲法の中に、戦力である「自衛隊」の存在を書き込むことは、憲法の [続きを読む]