成嶋ハル さん プロフィール

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成嶋ハルさん: Emotional・L
ハンドル名成嶋ハル さん
ブログタイトルEmotional・L
ブログURLhttp://haru1924.blog.fc2.com/
サイト紹介文お話重視、それでも18禁は堅守(笑) 真面目なBL小説を書いております。
自由文基本、痛グロなしのハッピーエンド&医療系BL傾向です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供309回 / 365日(平均5.9回/週) - 参加 2009/07/15 21:14

成嶋ハル さんのブログ記事

  • Shangri‐La 123
  • Shangri‐La 123「あなた方に転がされてますね、僕は」パフェを頬張る二人を前にしてそう思ったんだ。「大野さんは気高くて近づき難いイメージだけど触れたらものすごく優しいって分かるんですけどね」「…僕は鈴木さんと大野さんが笑い合ってるの見たことあります。仲が良くてお互いを頼ってるんだなってすぐ分かりました」「へえ、そう見えました?」「大野さんを慕ってるんだなと」「慕ってると言うか、僕をスカウトしたのが大 [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 12
  • ストロベリーフィールズ 12"僕たちには時間があるから"いみじくも青葉は言った。でも混乱していたんだろう。実際はどうしても俺のことを繋ぎ止めたいと必死で…これからの人生を照らす光を、道を、見失いつつあった。俺はただひたすら青葉を愛していたんだけれど。青葉がどんな人間でも秘密を持っていようとも好きでいられる確信がしっかり脳内に、胸の奥にあった。だから敢えて深く聴くことはしなかったんだ。「ここのフレンチト [続きを読む]
  • Shangri‐La 122
  • Shangri‐La 122「僕は同性に迫られるのは慣れてます」北欧のシンプルなソファーに腰を下ろし自由党神木真琴衆議院議員はそう言う。この間は迫られて困ったのは僕だけど。「先生、おんなじ!僕も今まで散々振り回されてきたんです」「…振り回してる印象はあるでしょうが鈴木さんは情に流され易いから騙されても突き放せない」「分かります。鈴木さんは優しくて可愛いから」「それほどでも……」それほどでもある、って顔ですけど [続きを読む]
  • Shangri‐La 121
  • Shangri‐La 121千葉先生はどうしたいんだ。落として引き抜き、それっきりとか?それではあんまりだ。「とりあえず外に出ましょう。もしエレベーターホールに向かうようだったら…」「…ようだったら?あ、出ますよ!」「まだ動かない。ラウンジから出たらロータリーに隠れます」「…隠れても行っちゃいますよ大野さん」「いいから行きましょう」鈴木さんを連れ大急ぎで外に出るとロータリーの生垣の裏に僕らは潜んだ。「ほら、行 [続きを読む]
  • Shangri‐La 120
  • Shangri‐La 120"諦めなくていい。なんならうちに移れば?あなたなら喜んでお迎えしますよ比例で当選したんじゃないし問題ない"おかしい。神木先生に恋愛感情があって会いたいんじゃなかったのか。"そんな簡単に党を移るなんて…"「移るのなんて簡単だ。無所属になって、数ヶ月すれば…」「保守党に迎えられる?」「ええ。鈴木さんが言ったように誰かの指示で千葉先生は動いてるのかも知れません。確証はありませんが」"与党でなけ [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 11
  • ストロベリーフィールズ 11青葉は――シーツにくるまって顔だけ出し俺を見てる。…いや、睨んでる。「なんでパジャマとか着てるのか意味が分からない!」「そんなこと言っても…」くるりと向けた背中の美しさが目に飛び込んできて俺は青葉の隣に潜り込んで…背中から抱きしめたんだ。そうしなきゃいられなかった。これが衝動と言うものか。「…好きだ、身体の芯が溶けそうなくらい…好きだよ」「セックスしたいくらい?」「……う [続きを読む]
  • Shangri‐La 119
  • Shangri‐La 119"あなたが当選した時から気になってました"そうなんだろうか。信じても良いのか判断できかねている。"僕も千葉先生のこと知ってましたよ""ああ、ゴシップ記事で有名になった""いいえ、そうじゃなく"絶対そうだろう。「よく報道されてましたよね、大野さん」鈴木さんはそんな話題が大好きだから楽しそうだ。「離婚の理由が同性の恋人のせいだとかあくまでも噂ですよ」他人は、人々は、つまらない事を知りたいんだろ [続きを読む]
  • Shangri‐La 118
  • Shangri‐La 118「鈴木さん…静かにしていて下さいよ」やはり週末鈴木さんはついてきた。目立たないように…と思ってもホテルのラウンジにパーカーとジーンズで来る訳にはいかずネクタイだけ派手目にしてきた。鈴木さんはピンクの銀のチェック柄。僕は勝負ネクタイのプラチナと銀のストライプ。「僕だって分かってますよ、大野さん」…本当かな。僕らはこそこそとひとが少ない方のエレベーターで12階に上がった行った。プラザホテ [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 10
  • ストロベリーフィールズ 10一緒に風呂小学生の頃、青葉んちで入ったけ。覚えてないくらい昔のことだから、今回が初めてみたいなもんだ。花火大会の時の浴衣の絡んだ半裸でさえドキドキしたのに……でも付き合ってるんだ。青葉も望んでる。ここは男らしく行くか!セックスするんなら裸が恥ずかしいとか言ってられない。本当の恋人同士に青葉も俺もなりたいから。こっそり覗くと青葉はバスタブにいた。泡にまみれて肩しか見えない… [続きを読む]
  • Shangri‐La 117
  • Shangri‐La 117悠也さんは僕の身体を思いやってくれてベッドで抱きしめたままだった。「…とにかく無理はダメだからね。私の為だからなんて考えは止めなさい」「まだ心配しているんですか?深町先生に抱きつかれるようなミスして」「……その件については誠に遺憾であります。が、不可抗力という事でお許しいただければ幸いと存じます」「あはは、国会答弁のようですね。僕の中では解決済みの案件です。ちょっと苛めてみたかった [続きを読む]
  • 愛と革命 1
  • これは10年くらい前に下書きしていたモノです。出したい気持ちになったのでお粗末ながら第1話更新しました。需要がなくても書くのが大事だと思うので。しかしながら…お目汚し失礼致します。愛と革命 1渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをしていた時に国立玲二と中条佳純にばったり会った。僕は……無理矢理関係を持たされた僕が好きで付き合ってると勘違いしてるイトコの上田圭介と一緒だった。もう最悪。…中条佳澄はこれ見よ [続きを読む]
  • Shangri‐La 116
  • Shangri‐La 116「…悠也さん、食事」僕は彼の太腿の上に座っている。その脇から両手を伸ばし食べれると思うんだけど彼の食が進まない。「きみが跨がってるんだ。体温が低いから冷たくて気持ちいいよ。そっちに気をとられてるんだ」確かに跨がってるけど…「ナイフとフォーク貸して下さい」彼から取り上げテーブルの和風ヒレステーキを切ってあげる。「はい。食べて!」「はーい」モグモグとしつつなんか背中が密着してる気がする [続きを読む]
  • Shangri‐La 115
  • Shangri‐La 115「…悠也さん…お手伝いすることあります…?」キッチンを覗いて聞いてみたんだけど…「まだゆっくりしてていいのに。もうサラダの盛りつけだけだから……?敦くん?」引っ込んだのには理由がある。もうそれほどドキドキすることはないのかと思っていた。彼と暮らし始めて気持ちは落ち着き不安なことも恋心も減るんだと考えて……でもそんなことはなかった。毎日ほぼときめく。いつも優しくて僕のことしか頭にない [続きを読む]
  • Shangri‐La 114
  • Shangri‐La 114(大野さんのお顔を立てて千葉先生とお会いします。日付や時間はお任せしますので)そう神木真琴議員からLINEがきたのはまだ悠也さんとベッドにいた頃。「きみが身体を張ってくれたと感じたんだろうな」「身体は張ってません。お願いするんですからそれなりの対価のお望みを叶えて差し上げなければ」「きみの添い寝は高いぞ。千葉は私に足の出た分返してくれないと割りが合わない」「まだ根に持って…。あなたにとっ [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 9
  • ストロベリーフィールズ 9「夏休みも8月の後半になると寂しくない?」まだ緑の銀杏並木の下を歩きながら青葉が呟く。「夏はすぐに過ぎるよね。また学校かと思うとうんざりする」「僕やゆきは楽だよ。歩いて通えるんだから。横浜とか…新百合とか大変だって」「…ああ、木村のこと?」クラスメイトの木村茉奈は俺らと仲がいい友人だ。でもあれは…青葉狙いじゃないかな。「女子は化粧だ髪だと色々やることあるもんな。青葉は何もし [続きを読む]
  • Shangri‐La 113
  • Shangri‐La 113マンネリ化するのが怖かった。身体に飽きたら心も離れるなんてバカなことを。悠也さんはいつも新鮮な気持ちで僕を愛してくれていると言うのに。ふんわりと包み込むように重なった唇、 意思を持ち僕の噛み締めた歯をこじ開けようと彼の舌が 押し入ってくると力が抜けて受け入れるパターン。奥で縮こまっていた舌を優しく撫でるように触れられつられてしまう。 自分と同じ身体の構造と心を持っているからこそ 欲望が [続きを読む]
  • Shangri‐La 112
  • Shangri‐La 112気にかかる案件をとりあえず忘れる時間は必要だろう。生きるために。ひとはそうして精神の均衡を保ってきたのだろうけど――広いダイニングテーブル、バスローブのまま笑顔の悠也さんに寝かされて唖然としてる。抵抗するとか逃げるとかって次元じゃなく唖然呆然。冗談だと思ってたのに悠也さんは何考えてるのか…「…待っ…本気ですか?」「こんな硬いとこじゃ敦くんが苦痛だろう。ただ…ちょっと眺めるだけだよ」 [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 8
  • ストロベリーフィールズ 8新宿まで戻ると昔懐かしい小田急百貨店のカフェに入った。昔、ファミレスの高級タイプに度々親に連れてかれた。お子様ランチでも2千円はしたとかなんとか。「今日はカフェ巡り?」ガラス張りのコーナー席から人混みを眺めつつアイスコーヒーを飲んでる青葉。「違うよ。カフェでお茶してるばかりじゃなくて…せっかくなんだから回りたいよ?」「うん、俺も。それより何日泊まる?」それさえ聞いてない。「 [続きを読む]
  • Shangri‐La 111
  • Shangri‐La 111ビールが美味しいのは最初の2、3口くらいだ。好きでもないビールだけど悠也さんにアピールするため悠也さん専用のドイツビールを持ってきたという訳。ブラインドは下ろして涼しく暗い寝室のメイキングされたベッドの中に潜り込むと安心する。ここだけは僕と悠也さんだけの巣だから。悠也さんはシャワーでもしてるのか片付けているのか暫く寝室にはこなかった。彼が何をしていても大概聴こえない。防音をきっちりし [続きを読む]
  • Shangri‐La 110
  • Shangri‐La 110「まさにフルーツバスケットですね」メロンにスイカ、キーウイ、白桃に…「これは巨峰ですか?」「種なしの特級品だよ。大きいだろ?」「乳児のこぶしくらいありそう。あ、こっちはサンドイッチ?」「アフタヌーンティーみたいな感じにしたくてね」「悠也さんはセンスがいいから。でも僕は見てるだけ」「きみはいてくれるだけでいい。きみの存在がこの家にあるのとないのでは天と地ほど違う」「それは僕にも当ては [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 7
  • ストロベリーフィールズ 7(夜まで大人しくして)…とかさ、マズいから。夜?ホテル?どこに泊まるのかも聞いてない。ほんと秘密主義者なんだ。好きでもない、知らない人間には笑顔で対するから勘違いするヤツもいると思う。事実はそうじゃない。現実的だし思慮深いところがある。間違っているところは鋭く指摘するから教師もビビる。「俺には優しいんだけどなぁ…」「何をブツブツ言ってるの?暑いから涼しいところ行こうよ」「そ、 [続きを読む]
  • Shangri‐La 109
  • Shangri‐La 109「恋心なんてないのは分かってます。たまたま触って罪悪感なんて持たないでいいんです。どこで誰と会いました?」彼だけじゃない、僕も彼の態度から違和感を持った。「深町先生とホテル泊だったんですか今井さんは。それで悠也さんも会ったんでしょう?」「……」虚ろな目をして空を見ている彼の口は動かない。だんまりは卑怯ですよ、悠也さん。「言いたくないんですね?それでは今井さんに伺います」とスマホを拾 [続きを読む]
  • Shangri‐La 108
  • Shangri‐La 108「やっぱり敦くんに気があっただろ?」着替えを手伝っている僕に悠也さんが言う。「ですから彼は弟のようなものです。彼も兄のように接してくれます」「また逢うの?」振り向き様、僕を抱きしめる悠也さん。ちょっと苦しい。…まるで抱き潰さんとするかのようだ。「…ごめんなさい。…逢います。彼は肉親の情に飢えているんです。今突き放せば本当の人間不信になりますから」「…そうだな。神木夫妻は忙しくて面倒 [続きを読む]
  • ストロベリーフィールズ 6
  • ストロベリーフィールズ 6「僕は興味ないんで」「あ、名刺だけでも受け取ってくれますか!?」スイーツ好きな青葉がクレープ食べたいからと竹下通りに来たんだけど……クレープ食うまで3枚ブラブラしてる間に5枚集まった。みんな青葉の見掛けに騙されてる。芸能人とか全く向かないタイプなのに。「…雪弥ももらったんだね、名刺」「他の事務所に籍があるからって断ったんだけどやめたら是非うちに…だってさ」「外見しか分からない [続きを読む]
  • Shangri‐La 107
  • Shangri‐La 107「……兄さま…シャングリラってどこにあるんですか?」眠ったと思ったらそんなことを呟いた。「シャングリラは理想郷のことですね。私は理想郷とまで言えないけれど今の世界で幸せです」「僕は見てみたい。好きなひとと出逢って理想郷を目指したい」「この国もそこに導いて下さいね。あなたのキャリアを目にした時、永田町を、国を背負っていかれる方だと確信しました。プライベートも公務も明るいですよ」「千葉 [続きを読む]