成嶋ハル さん プロフィール

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成嶋ハルさん: Emotional・L
ハンドル名成嶋ハル さん
ブログタイトルEmotional・L
ブログURLhttp://haru1924.blog.fc2.com/
サイト紹介文お話重視、それでも18禁は堅守(笑) 真面目なBL小説を書いております。
自由文基本、痛グロなしのハッピーエンド&医療系BL傾向です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供354回 / 365日(平均6.8回/週) - 参加 2009/07/15 21:14

成嶋ハル さんのブログ記事

  • Shangri‐La 12
  • Shangri‐La 12僕が言い出したらきかない性格だと知っているのは事務所の皆と悠也さんだけ。それを知ってるから悠也さんは黙ってそこから離れたようだ。静かになったから僕は着替えてそっとドアを開けた。リビングに続くドアは閉まっていたし諦めたんだと思ってホテルの部屋から出ようとドアノブに手をかけた。その瞬間、身体は宙に浮いてベッドルームに運ばれベッドに投げ落とされた。「悠也さん!」僕に覆い被さって手首を掴まれ [続きを読む]
  • Shangri‐La 11
  • Shangri‐La 11(面白かったか?)そう言って抱き締めてくれる。勝手に思っていたけどこんな頭の上から響いて来るもの…?想いってすごい。けど、動けない僕を抱き締めてるのは黒川先生なのになんでこんなに落ち着いてるんだろう自分。確かに黒川先生……だよね?「目が覚めた?…黒川は私を裏切らないよ」……えっ!?一気に酔いが覚めパッと瞼も開いた。ゆう…ゆ…「悠也さんっ!?」僕を抱いてるのは悠也さんだ……どうして…「… [続きを読む]
  • Shangri‐La 10
  • Shangri‐La 10「まだ飲めるだろ?きみの酒豪ぶりは有名だ」「それはデマです!逆に飲むと失礼なことを言ったりしたりするんです」「それは面白そうだな」「酔うまでお付き合いはできかねます」「じゃ…じっくりピロートークしようか」ピロートークって、つまりベッドを共にしてスパイの女性が機密情報を聞き出すと言うー「先生、ベッドのお供はできません」「大丈夫だよ、何もしないから」そんなの常套句じゃないか!だったら一緒 [続きを読む]
  • Shangri‐La 9
  • Shangri‐La 9デートか。僕の中では交渉だ。でも場所が都内でも屈指の高級ホテルのロイヤル・スイートとは……悠也さんともきたことないのに知ったら怒るかな?いや、苦笑いして抱き締めてくれる。(面白かったか?)って。「まあ、シャンパンでも飲もうか」夜景はどこのホテルでも同じ。時には美しいと思うが今夜は眺めようとは思わない。鏡のようなテーブルにシャンパンの泡が幻のように映ってる。「ホテルの部屋でお会いするとは [続きを読む]
  • Shangri‐La 8
  • Shangri‐La 8その日の午前10時、黒川勇馬厚労大臣が議員会館から霞が関の厚労省に移動するのを知っていた。勿論、鷹野秘書のリーク。ロータリーに黒川先生が出てきたところでー「黒川先生、おはようございます」声をお掛けした。「あれっ大野くん!こんなところで何してるの」「先生にお話しがあってお待ちしていました」「大野くんが僕に?それは嬉しいなあ。じゃ一緒に登庁しちゃうか」「…よろしいんですか?」「大野くんなら [続きを読む]
  • Shangri‐La 7
  • Shangri‐La 7「このザッハトルテ美味しい!」鈴木さんのお気に入りのレストランはヨーロッパの、おもにオーストリアとドイツの料理を出す珍しい店だった。小峰先生とお忍びでたまに来るらしい。小会議室か小宴会場のような広さの個室があって悠也さんの会合に出席した関係者の秘書が集まっていた。「鈴木さん、もう始めていいですか?」「はーい!ご馳走さまっ」食事が目的じゃないんだけど彼はしっかりフルコースのデザートまで [続きを読む]
  • Shangri‐La 6
  • Shangri‐La 6エレベーターで1階まで降りようとボタンを押したけど直ぐ下の階でドアが開き「大野さん!?」偶然今井さんが乗って来た。「もうお帰りですか?宿泊するのかと思ってました」「交渉決裂で撤退ですよ」「…ラウンジでお話ししたいんですが」「いいですよ。もう帰宅するだけなので」ひともまばらなラウンジの隅にさながら作戦会議のように僕らは陣取った。「政治家の不祥事を幹事長は警察や検察に任せたくないようですね [続きを読む]
  • Shangri‐La 5
  • Shangri‐La 5「体調でもお悪いんですか?」彼を見上げると僕に嘘をつけない彼の瞳の奥が揺れてる気がした。「悪くないよ、どうして?」「…午後からLINE下さらなかったから」「あ…すまない、忙しくてつい…」そんな筈ない。執務より何より僕が最優先のこのひとが忙しくて…なんてあり得ない。「悠也さん、座っていいですか?」「ああ、ソファーに行こうか」僕の手を取って窓際に連れて行く彼。…窓に映る彼の表情はー固い。僕を [続きを読む]
  • Shangri‐La 4
  • Shangri‐La 4「先生、さっきなんで僕たち閉め出されたんですか?」事務所に戻ると早速鈴木さんが湊に探りを入れ始めた。「……あ、いや…大した話じゃなくてさ…」「大したことないんなら教えてくれてもいいでしょ?」「あ!りかちゃんお昼は?」明らかに湊大先生は動揺している。口止めはキッチリされたらしい。「先生!」湊の膝の上にいつものように座ってプレッシャーをかける鈴木さんに堪えられるかな?湊は鈴木さんに弱いか [続きを読む]
  • Shangri‐La 3
  • Shangri‐La 3週末でも逢えない時はちょくちょくある。だから委員会や勉強会で彼を見掛けるとホッとする。LINEはするようになったけど直接顔を見れる方が100倍も嬉しい。…決して顔には出さないけど彼の視線はものすごく感じるんだ。僕は視線を送らない、それを知ってるくせにロックオンするんだから。そう言うとこ可愛いけども。ただ、その委員会はいつもと様子が違っていた。彼と仲の良い黒川厚労大臣を筆頭に官房長官の湊や九条 [続きを読む]
  • Shangri‐La 2
  • Shangri‐La 2「敦くん、アイスこれだったっけ」雑誌を見てた僕の側に来てアイスを差し出す彼。「僕はなんでも。悠也さんが好きなの選んで下さい」「分かった。他に買うもの無かったかなぁ」「……あ…」あるけど言いづらいな。「何?」「あれです。…ほら、長方形の箱の…」僕が背伸びして耳元でモゴモゴ言うと気づいたようでコンドームの箱をすぐに取ってきてカゴに入れるとレジでコーヒーも一緒に注文した。相変わらず気にもし [続きを読む]
  • The game of love 20 最終話
  • The game of love 20 最終話僕が彼のとこに引っ越したのは翌週だった。「ヒヨコのくせに同棲なんて生意気だ。て言うか、なんでみんな俺の事を選ばないかな」佐伯さんの愚痴にもめげず「佐伯さんはカッコ良すぎるから皆さん近づき難いんじゃないですか?」そう言い返す僕。「…ああ、それはある」あはは、自覚があるんだ。でも、そうじゃなくて佐伯さんはわざと壁を作ってる気がする。それが何故なのかは推し量れないけど。「それじ [続きを読む]
  • Shangri‐La 1
  • 大野さんの新シリーズ始めました。面白いかどうかは…ゴメンナサイ!分かりません(^_^;)ヒヨコちゃんは今日お休みです。Shangri‐La 1「敦くんと私の理想郷ってどこなんだろうね」休日の自宅、昼食のオープンサンドを食べながら悠也さんが言った。いつも唐突なんだけど今度は何を想っているんだろう。「どこと言うか、何が理想ですか?」「この世にたった二人で残される」…ダメだ、忙しくて急に休みになると壊れるんだ、このひと [続きを読む]
  • The game of love 19
  • The game of love 19「……僕をあなたの宝物なんかじゃなく本当の、家族に…伴侶にして下さい」このひとを離したら後悔する。だから、付き合うとかじゃなくていっそパートナーになった方がいいと思った。「……本気で?」「こんな時に冗談言うほど余裕ありません」「そうだ。僕の伴侶だ、たったひとりの」また抱き締められキスの雨嵐。人間は慣れるもんだな、もう恥ずかしくもなんともない。「いつ引っ越してくる?」「…いつでも [続きを読む]
  • The game of love 18
  • The game of love 18「本当に今夜返事くれるんだね?」「ホテルで話すと言いました」この状況で返事をしなければ詐欺かな。「…勝手にもう付き合ってるつもりで僕はいたんだけど」結婚を前提に…か。型破りで面白いひとだなあ。彼といたらきっと退屈しない。「お付き合いOKならどうするんです。その後のビジョンは?」「そりゃ、すぐ同棲」「同棲?いきなり?」「一緒に住まなきゃ分からないこともあるからさ」恋愛初心者にいきな [続きを読む]
  • The game of love 17
  • The game of love 17「わあ、窓から見る夜景も綺麗だぁ…」スイートじゃないけれどコーナーツインで見晴らしが良かった。窓に向かってソファが置いてあってゆっくりくつろげる。今夜はお酒じゃなくコーヒーで乾杯だった。「人気のあるホテルだからスイート取れなかったんだ、悪いね」「そんなのどうでもいいです。あ、点滅してるの船ですね」「そんなに海が好きなの?」「都内からほとんど出なかったから近くで海を見るのはあんま [続きを読む]
  • The game of love 16
  • The game of love 16「あの観覧車テレビではよく見るけど綺麗なものですね」「日本丸もいいよ」公園の柵から身体を乗り出し潮風に吹かれてると気持ちいいし、開放的な気分になる。「ベイブリッジはどう?」「すごい綺麗です」ちょっと寒い。「…手が暖かいね」そうなんだ、まだ手を離してくれないんだ。…もう見られ放題だからいいけど。そてにしてもスーツ姿の僕らはどう見えているんだろう。「僕たち…なんなんでしょう」「愚問 [続きを読む]
  • The game of love 15
  • The game of love 15日が暮れて賑やかな都会の灯りが眩しい。時折後援会事務所には行くがほぼインドアだから地方に同行する以外出掛けることがなかった。朝陽さんはアメリカと日本を行ったり来たり。だから、何でも知ってると思ってた。経済のことも…恋愛のことも。「どこに行くんですか?」第三京浜に乗ったところでそう聞いてみた。「夜の海を見たくない?」「夜の海…」「ベイブリッジを山下公園から見たくない?」「山下公園 [続きを読む]
  • The game of love 14
  • The game of love 14LINEがきた。(元気にしてる?)今日逢ったじゃないか。他に言うことないのかな。事務所で注文したお弁当食べながらLINEを見てた。(食事してます)(僕も食事してる)だから…?(消化に悪いから食事に集中して下さい)(分かった。さっきより愛してるよ)……以前は好きだと言っていたのに愛してるって…照れる。「日和?飯食いながらにやけてるんじゃないよ。気になるだろ」「…誰も…にやけてなんて…」「いいんだよ [続きを読む]
  • The game of love 13
  • The game of love 13「…ごめん、ごめん、ごめん」何について謝っているんだろう。「朝陽さん…苦しいです」戒めが解かれ、見上げる僕の瞳に彼の苦しげな顔が映った。「……何を謝っているんですか?LINEくれなかったこと?それとも…口を滑らせ昔のことを喋ってそれを僕が案外気にしていたこと?」「…両方」「僕はやけになって佐伯さんと夕べは泊まりました。でも地方の応援演説に同行するときはツインで同室だから初めてじゃあ [続きを読む]
  • The game of love 12
  • The game of love 12彼は座ったままちょっと会釈した。佐伯さんに。僕は佐伯さんの後ろに隠れるようにいたから表情は分からない。まともに見れないし。「全員揃ったね。今日は特別に倉科議員にも来てもらった。大阪府知事選で経済再生にテコ入れ案を演説に入れるつもりだ。それで彼の知識が必要でね」プチパニックに陥った僕は佐伯さんの隣で俯いてマンション掃除しなきゃ、とかさすがにお腹が空いたからお昼どうしよう、とかつま [続きを読む]
  • The game of love 11
  • The game of love 11何もなかったんだからコソコソすることない。と、思いつつも僕は佐伯さんの陰に隠れるようにしてホテルのロビーを出た。「運動がてら歩こうか」佐伯さんがそう言うからホテルから徒歩で永田町に。永田町方面に向かう公用車で桜田通りがラッシュ状態だったのに気にもせず昨日と同じスーツ、同じネクタイで。間抜けとしか言いようがない。「マズい時間だったかな。公用車がバンバン通ってる」「…えっ!」「きみ [続きを読む]
  • The game of love 10
  • The game of love 10「本当に無用心というか危機管理がなってないね。大野さんに申し訳ない限りだよ」頭の上で誰かがブツブツ言ってる。「警戒心がないのは脈なしだよなぁ」……ん…?あれ?この声………なんで佐伯さんが僕のマンションにいるんだろう…送ってもらったっけ?えっと、食事してお酒飲んで……「えっ!ウソ!?」現実を目の当たりにして僕は飛び起きた。「やっぱり日和はヒヨコだね。目が覚めた?」先週もオトコとホ [続きを読む]
  • The game of love 9
  • The game of love 9「本当にいいの?彼氏に言い訳したほうが良くない?」軽く見えるけど結構真面目なんだ佐伯さんは。「彼氏じゃありません。まだなーんにもしてませんから」「…キスくらいしたんじゃないの?」「したんじゃなくて一方的にされ……あ…」ヤバっ!「ふふっ やっぱり。浮気したら叱られるよ俺もね」とうに知られてるんだ佐伯さんには。「僕がなにをしようと関係ないから」「ヒヨコちゃん、頑なになっちゃって。でも [続きを読む]
  • The game of love 8
  • The game of love 8(あなたは無垢で、綺麗なままだから悩んでいると思いますけどね。よく考えて下さい、今ボールを持っているのは鷹野さんですよ)僕がボールを持ってる…?それを彼に投げ返さないといけないのかな。でも僕には高い壁がそびえているように感じるんだ。「…どうしたら…」「そうですねそればかりはあなた自身で考えていただかないと」「すみません。大野さんに迷惑をおかけして」「私はいいんです、話し相手にしかな [続きを読む]