鳴きウサギ さん プロフィール

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鳴きウサギさん: 罣礙
ハンドル名鳴きウサギ さん
ブログタイトル罣礙
ブログURLhttps://ameblo.jp/tnerap44/
サイト紹介文恋愛詩 自由詩 小説 日記 散文 随筆
自由文言葉を紡ぐこと 言霊を大切にすること
そして何より 書くことは自由であること
以前と内容は変えていませんが 長期休暇後・・・気分を変えていきたい
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供145回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2009/07/27 04:36

鳴きウサギ さんのブログ記事

  • 病院の窓の外に
  • ー病院の窓の外にー病の椅子に腰掛ける人は助けを待つ怯えた子…病院の窓の外寒風にさらされて木々は生死の境が無い明日は落ちて散るさだめでも今日は枝にしがみついても其れは等しく同じこと知らん顔して時の砂は刻々と刻まれてゆく言葉を持つ悲しさは痛み苦しみを表現する苦行…黙して語らぬ生き物の地球上にはなんと多いことか…身を捨つる根さえも捨つる野辺の花解脱のここに極まれり病院にて… [続きを読む]
  • 最後に見た空
  • ー最後に見た空ーだれか大勢に囲まれて女王のように振舞ったことなどただの一度もなくて野辺の名もない花のようにふと気づけば咲いていてあなたが 気まぐれに愛でてくれたそんな愛でありましたわたしにはそれでも身に余る程で天地がひっくり返るみたいな騒ぎで毎日が喜びと 驚きの連続でした季節は巡り 時は移りあなたが いつのまにかいなくなりわたしはもとの野辺の草花当たり前の日々が色褪せ…一度知った贅沢なひとときを夢見る [続きを読む]
  • 蝋梅咲く
  • ー蝋梅咲くー薔薇科の花は馥郁として月の灯りを真似るが如く日の光を真似るが如く雪の真綿を振り落とし芳しく咲いている旧暦の臘月から咲き始め睦月に盛りを迎える花は蝋細工のようだと思うけれど身を溶かして灯りを灯す 蝋燭と似ている寒さに命を削り咲くのと似ているとむかしの人は思ったか…無邪気に子どもらはいう…良い香りだと綺麗な花だと枯れ木だらけの山野に雪の野原に一際目立つ 頑なな花を…そのあどけない笑顔が見たく [続きを読む]
  • ブログタイトル変更 罣礙 ケイゲ
  • ーブログタイトル変更 罣礙ーお気づきの 方もいらっしゃるかもしれませんがウサギ 今年のブログのタイトルを罣礙と致しますわだかまり こだわりのようなことを指す仏教用語ですが…般若心経に心無罣礙(しんむけいげ)という お経の一部がありますがこれは 心を覆う あるいは引っかかっていたものが 雲を払うように 晴れるさまをいう…ウサギが 目指す境地です般若心経というのに 面白いエピソードがありますウサギは 酷く身体の弱い [続きを読む]
  • 好きな香り
  • ー好きな香りー霧とミントと湿気の香りから今は卒業して難しい哲学書からも顔を上げている傷痕は残るけれど古傷は時折 名乗りをあげるけどわたしは許しているそれもくるめて 生きた証決断力の遅さも答えの出た後の奇想天外な行動力も傍迷惑なわたしが 人生に幾度も叛旗を翻した証ねぇ 人はみな天馬に乗って朝日と共に天翔ける勢いで若い日に 及びもつかないドラマを生んでハイヌーン…炸裂し…夕陽と共に 軌跡を振り返り満足とすこ [続きを読む]
  • ミカドイエローと色彩の話
  • ーミカドイエローと色彩の話ーもう春なのだと暦の上で聞いてから寒さは本格的になる冷たい手を擦り擦り部屋のノブを回して 表へ出ると5階の踊り場から 闇の戸を開けた朝日が空を染める子どもの頃 色彩に明るかった父に習った蘇比という緋色の素の色からだんだんと薄らいで様々に 緋色は名前を変えてやがて ミカドイエローと変わり朝が来る…それは 純然たる淡い 鋭い イエローで実に美しい…ところで 塗料というのは白という色が [続きを読む]
  • にっぽんのお正月
  • ーにっぽんのお正月ー にっぽんの正月はいい賑やかだけれど師走のような 慌たゞしさはなくてどこもかしこもおだやかで満員電車の押し合いへしあいも寺社仏閣へ詣でる為で目出度さもあるのであんまりと罰当たりなこともない粛々と然し嬉々として人の川は流れていくこの国に信じられる神々や仏や 客人神も総て寿ぎのもと また一年がはじまるなんとよい国にうまれたことかとしみじみおもう好奇心と茶目っ気と一見控えめに [続きを読む]
  • 新年
  • ー新年ー謹賀新年三が日もはや過ぎゆきて日の経つをさすが猪突とおもふあけぼの皆さま 新年のご挨拶が遅れましたこと申し訳ありませんでした今年は新年から仕事でなかなかブログに向かう時間が取れませんでした皆さまに幸多き年でありますよう心より祈念致します人混みの減りし神社におくれおくれ御籤を引きてため息をつく正月飾りを写真に収め歓喜する外つ国人にふと目を細むガラス越しに鴉の羽にプリズムの差してやたらと神々し [続きを読む]
  • 年の暮れには…
  • ー年の暮れには…ー水を得し魚のやうなり歳末の買い出しの君これ 幾ら?おんなって強いなあって思うのは暮れのこの一番忙しい時期だれに指図される訳じゃなくDNAに刻まれたとでも言うのか…歳末何を片付けて 何を飾って御節の用意はいつからしていつまでに終えて年越し蕎麦の手配をして…正月にはこれらを順次食べてなどなど…日程が頭に入っている…らしいウサギも大掃除に御節の支度 むかしよく手伝わされた今は 御節も 注文すれ [続きを読む]
  • 真冬のダイヤモンド
  • ー真冬のダイヤモンドーいよいよ 忙しい背中をいよいよ 冷たい風が押して躓きそうになり見上げた空に シリウスクスクス笑いのような心配顔のような 明るい光真冬のダイヤモンドなんにも焦らなくていい時は真面目に生きる人の味方明日新しい年が来てもそれは人の決めたこと悠久の柱時計は変わらないいつもいつも君を見ているよ…優しくあれ…清くあれ…正直であれ…まことを語れ…君にできる 全てを尽くせ…時はいつも 真面目な君の [続きを読む]
  • メリークリスマス 短歌
  • ーメリークリスマス 短歌ー青き舟の 民進みゆく宇宙の海クリスマスキャロルを口づさみ乍ら人の胸に 其々闇の有るけれど今宵照らせし 月は明るき大切に贈り物抱く青年の青信号に駆け出してゆく抱えきれぬ薔薇を抱きし若き日をふと思い出すクリスマスイブたくさんの幸賜りて今はもう何も要らぬと思ふ吾はサンタクロースに学べとおもふひとつひとつ欲なくなれば見えてくるクリスマスの夜のまことの意味が [続きを読む]
  • メリークリスマスはお預け
  • ーメリークリスマスはお預けークリスマスキャロルとクリスマス色の街を足早に過ぎる仕事だから 忙しいからそれで過ぎてるけどほんとうは 寂しくないから仕事ってありがたいあなたを思い出さなくてすむあの日のクリスマスはケーキを買って花を買って…そんなことはもう…遠いむかしの夢の中の日々薔薇の数を数えてもあなたはもういない頑張って生きることそれがあなたとの約束一度 ピリオドをつけたことには振り返らないことにした [続きを読む]
  • 太陽のカケラ
  • ー太陽のカケラー夕陽の色の飴玉を陽に透かして見ておりました黄金色の風の中小さな太陽のような飴を口に放り込みましたじわりとひろがる柔らかな甘みは木漏れ日のようだと思いましたただ優しくて優しくてそれが無性に悲しくて悲しくて驕った自分と 殺伐とした街をひどくひどく憎みまた そのような感情を不思議に思いましたきっと飴玉は太陽のカケラだったのだそう思うと合点がゆくだれの為に照らすわけでもない無言で日は昇り日は [続きを読む]
  • 喪失の樹
  • ー喪失の樹ーまだ ひとつひとつの事を手探りしては 積み上げる そんな時代に生まれたわたし…不器用だった時代はだけど…どこか お茶目で愛想が良かったそこいらへんの小川に夏はザブザブ入ってザリガニなんか釣って遊んだ冬は凧揚げに駒回しに男女なく競い母や祖母の手編みのセーター着た子がたくさんいた兄弟姉妹のお下がりもへっちゃらなんだかキラキラした時代だった先の未来は明るくて月曜から土曜まで 大人はよく働いた 週休 [続きを読む]
  • 公衆電話
  • ー公衆電話ーその頃 待ち合わせは大変でした携帯電話の無い時代綿密な打ち合わせ…腕時計は必需品どこどこ駅の 改札の前 何本目の柱前渋谷のハチ公みたいな目印がない場合はもっと大変東京駅は 銀の鈴か アルプス広場の写真前銀座は時計台の前六本木だったらアマンド前それでも大勢の人の中からたったひとりを見つけるのは至難の業で何色の服を着て行くとかどんな帽子やスカーフを巻くとか…たったひとりに逢うために命を懸けた一 [続きを読む]
  • 光源
  • ー光源ーあなたを光へ繋いだものがある日突然切れたとしてもあなたには 光を集める術があるのを知っているか?微笑めばいい口角を少し上げて目尻を少し下げて肩の力を抜いて微笑めばいいそうすれば宛ら あなたは光源となる淡く優しい光源となる千尋の海に畝る波も最初は小さな波紋から…森樹の山を渡るさんざめきも最初は小さな梢から…微笑みはやがて 畝る さんざめく輝く あなたを繋いだ光を手繰る新しい光へ…新しい星へ…途切 [続きを読む]
  • 雪待ち顔
  • ー雪待ち顔ー凍えるような寒さならいっそ雪ともなればいいしとしとそぼ降る雨よりもいっそ雪ともなればいい凍える駅舎の改札に君の姿はないものの 雪ならきっと耐えられる真白で前も見えぬものひとりで帰るその道も寂しくなんかありゃあせぬそぼ降る雨は風邪を引く肩を冷やして風邪を引く肩を寄せ歩く人の無いものに雪は降り積む優しく白く凍えるような寒さならいっそ雪とも なればいい…仄暗き歩道の濡れて朝未だき黒き氷を歩む心 [続きを読む]
  • 葛藤
  • ー葛藤ー今日も元気だねといわれる度にほんとうは すごく悲しかったむかしからいつだって笑うのは辛いときもう笑うしかないってとき…なのにいつも楽しそうだといわれた…それでもいいと思ってた…悪い影に怯えて不吉な事態に備えて逃げ隠れしても 仕方ないと来るものは来るし 去るものは去る今しがた咲いた 花でさえ咲き続けることは難しい光はやがて翳るものでも いつかまた 朝になると信じて長い夜を編む…ありがとうはうまく言 [続きを読む]
  • 六義園
  • ー六義園ー緊張の糸も解るる天恵の 色彩ここに極まれりさらに 人の技を集めて完成された庭に佇むまた 歳月は 庭を育み完璧をわづかばかりに自然へ戻し 完璧という 不自然を完膚なきまでに 凛然とした庭に仕立てた人と自然の匠の技の庭そこを訪なう喜びよ… 六義園より…飛行機雲の軌跡残れる空もまた 真青になくてなを良き哉粋なる庭に少し綻ぶ雉鳩の朝餉の邪魔を許されよあまりに無邪気なる背ゆえ燃ゆるとは命の限り尽す後真 [続きを読む]
  • 諏訪山吉祥寺 から駒込
  • ー諏訪山吉祥寺から 駒込ー諏訪山吉祥寺… 文京区駒込にある江戸期 駒沢大学の前進である 学寮「旃檀林」があり 学問の研究の端を担った場所でもある二宮尊徳や 榎本武揚の墓 川上眉山の墓など 錚々たる著名人の墓も多いまた江戸らしく 明暦の大火の火除け地らしい名残の中八百屋お七 吉三の比翼塚もあるこの日は よく晴れていた 本堂までが ほんとうに長い道広い広い…寒さに咲く 桜は美しいね…ここに 呼んでいただいたのは 今回 [続きを読む]
  • ひとり舞台
  • ーひとり舞台ー花ひらいた方が幸せと多くの人は言うんだけれど手のうちを明かしてしまった花よりは秘して 枯れてゆく花の方が幸せなような気がするのはわたしが 天邪鬼なせいなのかもしれない…虚飾の物語の一生に悲喜交々の舞台の上でほんとをどれだけ語ったかと胸を張って言えるのか…重い緞帳を降ろすとき誰に向かって深々とこうべを垂れるつもりなのか?わたしは…人生は フレッド・アステアのタップのようにはいかないマリア [続きを読む]
  • mistake
  • ーmistakeー真夜中に雨が降って…乾いた寒い街を濡らして朝に立ち込める霧の中に君を見つけはしない靴音だけが虚しく響く寂しい夜明けに朝焼けはなく冬の始まる街はどうして…こんなに沈むのだろうかとサバイバルゲームのエンディングの気持ちがする今日は始まるのに…愛を歌うストリートミュージシャンの 背中がひどく疲れてる咲こうとして 咲かなかった花が落ちる間際のようだ故郷の空は 晴れてるとスマホからは流れる夢を抱いて [続きを読む]
  • 衣の真意
  • ー衣の真意ー織る人も仕立てる人も纏う人を描いて物語しながら一目一目作り上げて衣となるぞんざいに扱うべからずとあるテーラーから聞いた話古着屋に居並んだ古着は生き様を見てきたハレの日も涙した日も悔しさを噛み締めた日も微笑みの日も衣は思う主人が変わったらどんな夢が見られるか…どんな体験が出来るのか…その前に日の光にいっぱい当たり前の思い出を忘れたい…とその方が新しい主人の為だと…今 手にとって見てくれる [続きを読む]
  • 幻と二人
  • ー幻と二人ー君の声が聞こえない夜も風に耳をすませて…わたしは 歩く 木枯らしの街角悲しい 寂しいと言わないように…コートの襟元を搔きよせて思い出が逃げていかないようにあれは遠い昔君がわたしを笑わせてくれた冗談の数々と不意に訪れた いきなりのさよならも…いつだって離れる時だって君がわたしの全部だったことをわたしが君に全部知ってもらおうと懸命だったことをお互いが知ってるだから…風の冷たくなる季節は 君を思 [続きを読む]
  • 木曜日
  • ー木曜日ーとてつもなくすべてが 敵に回って見える朝…わかったんですわたし自身が敵なんだと…うまく微笑み返せないうまく冗談が言えないそれもこれも痛む身体のせいだと…でも 違ったんですわたしは弱い…痛いのは わたし他の誰でもない他の人には良い朝かもしれないのに不愉快にしてはいけないごめんなさいごめんなさい心の中で繰り返しながら鏡に向かって微笑む練習をしている今朝のわたしです何年生きてもこのありさま言いた [続きを読む]