鳴きウサギ さん プロフィール

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鳴きウサギさん: 水葉
ハンドル名鳴きウサギ さん
ブログタイトル水葉
ブログURLhttps://ameblo.jp/tnerap44/
サイト紹介文恋愛詩 自由詩 小説 日記 散文 随筆
自由文言葉を紡ぐこと 言霊を大切にすること
そして何より 書くことは自由であること
以前と内容は変えていませんが 長期休暇後・・・気分を変えていきたい
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供169回 / 365日(平均3.2回/週) - 参加 2009/07/27 04:36

鳴きウサギ さんのブログ記事

  • 孤独の城
  • ー孤独の城ー耳の奥で聞こえる嵐は古代の風か 漣か…穏やかな午後にふいに起きる得体の知れぬ胸騒ぎをなんと呼ぼう 解釈しよう…沖を走る 船の波濤を遠く陸から みつめては灯台護りの想いよろしく…無事 目的を果たし給えと祈るそれに似ている…人はいくつかの苦難に逢い瓦礫をくぐり抜け経験という手段で意志の城を積み上げてゆくまたいつ来るとも逢えるとも知れぬ約束を頑なに信じて堪え続けながら恐怖や不安に打ち勝ちながらそ [続きを読む]
  • 草原で会いましょう
  • ー草原で会いましょうー草原で ピクニックをしよう…もの皆生まれ変わる 春に…雪が溶けたころに…たとえ 今枯れて死んでゆくとも…転生は世の習いまた芽吹かぬものはないまた 来る春に双葉を巡らせ 蕾を抱き夏の頃には 大人びて秋には 種を宿すのだから…繰り返す 頂点と 底辺と接する輪廻の歯車の中で輝いたり 翳ったり笑ったり 泣いたり忙しく また ゆっくりと流れゆく終わりない紡ぎ糸…わたしも あなたも終わらない草原で ピ [続きを読む]
  • 回避
  • ー回避ー影縫うて地に縫い付けて我はなを まだ なにを縫う意思という 鋭き針の鋒は冬の朝日に殊更 光る静寂は 閉塞といふ名の部屋に名をかへていつしか 息を殺しつつ生きる表を鬼は通らぬものを…君は問ふ 汝の安息とは何ぞやと…我は 君に問ふ君のいふ 安息は良きものなりや 悪しきものなりや屁理屈か 道理の通らぬ筋道をけふも歩きて疲労困憊…混沌として 日の明け暮れる光明は混沌の中に見え隠れ道理 理屈の狭間にありて…我は [続きを読む]
  • 活路
  • ー活路ー店に入って来た旅人の肩に色づいた木の葉が 一枚乗っていたものだから山を降ってきたのだと思ったのです街路樹にはない種類のその葉は山育ちのわたしでなけりゃ見分けがつかないだろうけど…わたしは途端に山に帰りたくなって雉鳩になって 山に帰りたくなってどうにも背中の辺りがむずむずしたのです…旅人は珈琲を下さいとわたしに言うから慌てて我に返って珈琲をサイフォンに沸かし始めたのですその様子を見て彼は言う [続きを読む]
  • 再生
  • ー再生ー深い眠りの後にまた闘いが待っていてもわたしは怯まないだろう…暁に見上げた滲むような薔薇色は絶望だとは思えずわたしは 汚れた旗を拾い上げ泥を落とし自分が何者でどこへ行こうとしていたか再び見つけ出すだろう天上で鳴らされる耳には聞こえない喇叭の音は天使が吹きならすのだ…傷だらけのわたしにそれは聞こえ それは届き重い鎧を脱ぎ捨てて薄い絹一枚になったら素のわたしに戻るだろう薄羽蜉蝣の人生を短いと嘆いた [続きを読む]
  • 変え難き存在の在り処
  • ー変え難き存在の在り処ー冬の厚い雲の隙間から朝日が 顔を覗かせているその存在のあまりの儚さは夏のそれとは比べようもなく白い息を吐きながら駅までの道をとぼとぼ辿る肩をすぼめた行き過ぎる人もまたそれに倣うように項垂れている春夏秋冬の絵の街はとても素直に季節を模倣するうたかたの時をうつそみに過ごすかりそめの身を借りて誰かになりすまし…誰かになったつもりになって…来世には誰だったか…どこでどう暮らしたかさ [続きを読む]
  • アンドロイドにはなれない
  • ーアンドロイドにはなれないー嫌なことがあると鳩尾が痛むのは 小さい頃からの癖アンドロイドになりたかった人の痛みも自分の痛みも涙なんかも流さないオンとオフの切り替えがスイッチひとつで出来たら楽だと…予めプログラミングされた全てを難なくこなせれば すまし顔のアンドロイドになりたかったそれでも 夢を見るのかな?アンドロイドも夢見るのかな?科学者はコンピューターのバグに過ぎないと言うだろうけど…残存された記 [続きを読む]
  • プラネタリウム
  • ープラネタリウムー君の…息苦しさの正体がわたしと過ごすことならば答えはシンプルじゃないか…わたしは木枯らしに消えよう…都合よく 現れたり消えたり出来るほどわたしは砂漠のオアシスにはなれず そんな魔法も生憎と 持ち合わせていない白か黒かしかないわたし…曖昧はありえないどっちつかずが上手いのは男の方だとずっと前に気づいたよ優しさは罪だよね傷つけないためだとしてもそのため重ねた嘘だってのちにわかれば痛みは [続きを読む]
  • ドラえもん展のCMを見てて…
  • ードラえもん展のCMを見ててードラえもん展のCMを見ていて思った…こんなシーンだった…ドラえもんがいてくれたら…今日も思う…そうそうユーチューブで見つけたから貼っておく…この台詞を聞いて ふと…もともこもない…身もふたもない…いやいや…おはなしも始まらない答えを思いついた…ドラえもんがいないのは…のび太くんがいないからだよ…もっと言えば のび太くんのような子が いないからだよ…彼ってどうしようもない少年 [続きを読む]
  • ニュースにて
  • ーニュースにてー風雨によって溶けた 頂の雪は溶けることもあるんだって…初めて知った…知らないことがまだたくさんあるこんな年になっても…富士山 顔を洗ったみたい…高嶺の雪を落として素顔なる富士はすっきりとさやかにみゆる化粧を落としたときのここちよさ化粧せぬものにわかるまいよね?富士山の大地という皮膚呼吸しているやがても一度雪来る前に… [続きを読む]
  • ひと夜の恋
  • ーひと夜の恋ー月の舟に乗りながら泡沫の 夢をみる…悲しみも 傷みさえも目覚めれば 跡形もない錯覚の愛という衣を纏ったら…光よりも軽くなる空蝉の我が身…飛べ飛べ虚ろな あわい夢ともうつつともつかないたまゆらのその場かぎりの甘い恋の傘を差す雨が降っても晴れの日も君を想う日は幸せで…愛まで届かぬ恋の日は痛みを感じない…このまま…氷の柱に恋する心を閉じ込めてただ 幸せなまま閉じ込めて秘密の小部屋に隠したいいつ [続きを読む]
  • 愛しの ブルーハーツ
  • ー愛しの ブルーハーツー倒れそうになるくらい疲れてしまっても倒れない…案外と図太いわたしはむかしあった歌みたくドブネズミのように美しくなりたいあなたには わからないでしょ?綺麗に鮮やかに生きているから…無様に 残酷に生きるしかできなかったわたしが…それでも 走ってゆく…青い列車のように…いつだって乗り遅れがちだけど気づいたの…わたしが列車ならばいいよね?わたしの好きな歌を歌いながら…わたしが去った後に [続きを読む]
  • 1g?
  • ー1g?ーだれも 気づかないうちにだれも 目覚めないうちに街を出ようと 決めたのよ…まるで 北へ帰ってゆく鳥が思い立つみたいに…ある日突然その時がふいに訪れる…ここじゃないどこか…わたしに似合う どこか…たとえそこに あなたが居なくてもわたしは行くべきだと…さよならは 時の常でわたしは 時刻表に置き手紙ありがとうとさよならと元気でねを書き連ね…幾度書いて幾人に宛てたか…もう覚えていないくらい…定住をしない [続きを読む]
  • Altemative 二者択一
  • ーAltemativeー成功を収めた君が あくる朝別人に変わる日があって君は街へ行ったきり…君との距離が そりゃあ数千数万マイルも 離れた気がした気がしたのは 僻みだよって口の悪い知り合いは言うんだけどね…君の口から この間まで溢れ落ちた優しく綺麗な言葉が昨夜の電話で…安っぽい夜店のアセチレンの下の玩具のように思えたのさ…嗚呼 きっと僕の僻みだろうさ捻くれているからさ…僕はねえ…今朝 背中を丸めていつものカフェの [続きを読む]
  • ハロウィン
  • ーハロウィンー君の面影は月が雲に隠れて錆びついた窓から忍び込む欠けたカップをカタカタ鳴らして紅茶が欲しいと催促する額にかかる癖のある髪を指先で少し搔き上げる…それさえ昔のままなのに幻影などとは思えない わたし悲しいまでの深い目が重く沈んだ深い目がわたしをじっと射抜くとき紅茶を淹れたわたしは石像のように固まってしまうキミガイナイ ナンテ ウソダ…キミハ ソコデ ワタシヲ ミテイル…わたしの愛もまた同じこと [続きを読む]
  • 言の葉
  • ー言の葉ー時折 みなさまが下さる コメントがウサギの励みになります。心折れそうな時…身体が疲弊した時…涙が止まらない時…愛して止まない人を思い出す日も…言葉とはどうしてこうも人をわたしを救ってくれるのでしょうか蜘蛛の糸で編んだ一筋のようにわたしの手元にあなたの言葉が届くときわたしは 歓喜に震えますちっぽけなわたしはその糸でもって呼吸し瞬きをし 眠りを貪るのですから…ありがとう…ありがとう…わたしは 有 [続きを読む]
  • お引越し
  • ーお引越しー引っ越しを決めてから連れて行けない本たちを古本屋さんに運んで行った悲しいときも嬉しいときも言葉が傍にあったから寂しくなかった…古い陶器もひとまとめ…跡形もなく 消えてゆくほんとうに大切なものは一箱しかなかった…生きていくのに必要な書類と祖母の形見と…わたしがその部屋で生きた証はなにもかも消してゆく…生涯 ジプシーでいたいと若い頃思った…ひとつ所に住むことはなく流れ流れて 星のように…人は [続きを読む]
  • 古里恋しや 短歌
  • ー古里恋しや 短歌ー今ひどく田舎の空気恋しけり秋のせいとは知りつつもなを古里は何色の空何色の木の葉の色に染めらるや落日近き秋の窓辺にあれほどにあれほど厭いし古里も離れて長くあれば今襤褸纏いても帰りたくあり若き日の傲慢ゆえに見えぬもの隠し持ちたる古里の土我儘を許さぬ厳しき古里のその厳しさを今は欲する叱る人も諭す人とて無き街は訴訟を恐る無法と下がる情け無く人の形をする我は古里の地を恐る恐る踏む [続きを読む]
  • 腹痛とお厨子
  • ー腹痛とお厨子ー昔 祖母がお腹の弱いわたしに苦い苦い薬を煎じて飲ませてくれた。センブリだったり ゲンノショウコだったり…ハブ茶だったり…口が曲がるほど苦かった。甘いものがこよなく欲しい年頃であるのに甘いものほどお腹は緩くなるのだと言って甘みは一切取り上げられた。二歳三歳の頃のこと。仕事の忙しい母は祖母にわたしを任せていたので、健康管理は祖母に一任されていた。祖母は身体の丈夫にないわたしを生かすのに必 [続きを読む]
  • 手土産
  • ー手土産ー古臭い話だわ…出逢ったころのことなんて…こんなに年を取ったふたりに今更 出逢った頃なんて…木々が年輪を刻むみたいに漣が貝を育てるみたいに時は無言で優しくもなくかと言って冷たくもなく…過ぎて逝ったわ幾つもの色彩が過ぎて幾つもの風景が過ぎて年を増やすことが強ち 悪いものでも無いってことを知ったわ…目を閉じれば浮かぶのは諍いの日も仲良き日も意外にニュートラルな感情の中若さの無駄は有益遊びが無いの [続きを読む]
  • パントマイム
  • ーパントマイムーふたりのかなしみはひとりでいるときよりも孤独なこと…あなたが 傍らにいてもあなたのことが 分からずにわたしのことも 分からないふたりでいることはひとりでいるよりも寒いと感じてカーディガンを羽織ったら残り少ない暦のようにふたりの日記が終わりに近づく出逢わなきゃ良かったと思ったりしないけれど出逢ったから知った痛みは要らなかった…気づいたわたし気づたあなたパントマイムの日々にいつか…ピリオ [続きを読む]
  • 水と油
  • ー水と油ー指先を切った それだけのこと…溢れ出す血は…わたしのもの…わたしの命…色付き始めた木の葉を見上げ同じ色だとため息をひとつ…労ってくれる人の無い指に 絆創膏を巻いてやるあゝ 秋は 隙間風…わたしの元を去った人は幸せに暮らしているだろうか…心の機微など意に介さない鋼のような意思でもって この世で解けぬ謎など無いと 科学を信じてやまない人あなたとわたしが出会った秋は言葉が結んだとしても言語野と視覚野 [続きを読む]
  • テ・ン・ラ・ク
  • ーテ・ン・ラ・クーとおりの悪い通信はあなたの言葉を遮っている昨日も今日も 一昨日だって…とおりの悪いわたしの耳は何遍聞いてもあなたのさよならをよこしてくるあたまの中をぐるぐると空中ブランコする言葉行ったり来たりする言葉聞き間違いだよね?嘘だよね?おもむろにあげたわたしの顔を直視できない あなたがいた痛みは 脳が司令する…そんなことを偉い先生が言ってたでもわたしの胸の真ん中あたりきっとどこも悪くないの [続きを読む]
  • 曼珠沙華
  • ー曼珠沙華ー雁が啼く 野辺の路藪に隠れて 明日は枯れても地蔵の裾に咲く花は微笑を湛え 揺れている風が あやしてくれるだろう月が遊んでくれるだろう恋しがってもおまえは こない もう こない…花は何を 思うやら葉っぱ恋しと 思うらしい…葉っぱは何を 思うやら花や愛しと 思うらしい…海を渡ったお国では相思華とぞ 名を持つ華はわたしのお国で 捨て子花なんと悲しい名前だろう摘んではならぬ毒ある故に摘んではならぬその花は [続きを読む]