秀水小田敦 さん プロフィール

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秀水小田敦さん: 俳句徒然自句自解+目指せ文化的週末
ハンドル名秀水小田敦 さん
ブログタイトル俳句徒然自句自解+目指せ文化的週末
ブログURLhttp://analogjun.blog99.fc2.com/
サイト紹介文 週末は趣味的・文化的にを合い言葉に。  俳句・読書・クラシック音楽など文化的空間を目指すべく!
自由文 短詩系の中では、俳句に一番興味がありました。継続的に書き始めたのは、5年ほど前からで、これについては、前途遼遠ですね。
 読書はほぼ骨がらみに行っていますが、ここではやや「軽め」で行きたいと思っています。
 音楽はもっぱらクラシックで、大好きです。

 ともあれ文化的な芳香の漂う空間を目指したいものです。はい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2009/07/30 21:58

秀水小田敦 さんのブログ記事

  • フェイヴァレット関川作品について
  •  『昭和三十年代演習』関川夏央(岩波書店) なんか少し変な感じの構成の本です。 タイトルに「演習」と書いてありますが、どこかの大学での講義をもとにしたものでもなさそうでありながら、時々、そんな講義のやり取りめいた場面が出てきます。 最後の「あとがき」のような文章になって初めてわかるのですが、本書で講義めかして語っている聴衆は、出版元岩波書店の数名の編集者であるようです。 本当にそうしていたのかどう [続きを読む]
  • 知性のフットワーク、スリリングなゴシップ話
  •   『ゴシップ的日本語論』丸谷才一(文春文庫) 「ゴシップ」です。 「日本語論」です。 そして丸谷才一とくれば、もう、読むしかないではありませんか。 私にとってそんなフェイヴァレットな丸谷才一ですが、やはりこの本も堪能しました。 たくさん出版されている丸谷氏の文庫本エッセイ集については、一時期、少し内容が難しすぎはしないかいと思うような時期があったように思いますが(もちろんそれは物知らずな私にとっ [続きを読む]
  • 様々なる読書感想顛末
  •  『夜のピクニック』恩田陸(新潮文庫) よく知らないのですが、この作家は今わりと売れている方だと、あちこちで読んだような気がします。確か、直木賞も最近受賞なさったように記憶します。 今回読んだこの作品も、新潮文庫にいつも付いているカバーの裏表紙の「宣伝文」によると「本屋大賞を受賞した永遠の青春小説」とあります。 本屋大賞といえば、あの名作小川洋子の『博士の愛した数式』が受賞したものではありませんか [続きを読む]
  • あさ焼けと丹波の栗をいただけり
  •  もうことしで3かいめとなりました。 ゆうじんたちとの 丹波の秋まんきつツアー であります。 ほんっとうに、 きもちがすうっと かるくなります。 もじがみんな ひらがなになるほどに。                 しゅうすいにほんブログ村 [続きを読む]
  • 『こころ』のタイトルを読み替える
  •   『夏目漱石、読んじゃえば?』奥泉光(河出書房新社) わたくし、本書を図書館で見つけたんですが、どうも少年少女用の書籍であるようです。 いえ、本当はその事は分かっていました。だって、そんな少年少女用の書棚から見つけたんですから。(それに本書の中表紙の上の方に「14歳の世渡り術」と、たぶんシリーズ名でしょう、書いてありましたし。) というわけで読みましたが、さすがにとても読みやすかったのと、特に『 [続きを読む]
  • 漱石没後のあれこれ
  •  『漱石の印税帖』松岡譲(文春文庫) 漱石生誕150周年「極私的漱石まつり」第3弾として、前回読んだ漱石の孫娘の親父の本、つまり漱石にとっては娘の連れ合いになる松岡譲の漱石関係エッセイを読んでみました。 本文中にもそんな話題があるのですが、実はわたくし、何を隠そう漱石の描いた絵を一枚持っていましてね。……ふふ、ふ。 茄子とキリギリスの絵です。ちゃんと「漱石山人」と名前が書いてあって、印影もあります [続きを読む]
  • 「夏目鏡子悪妻説」異聞(後編)
  •  『漱石の長襦袢』半藤末利子(文春文庫) 前々回の続きです。 前々回は、漱石の子孫にとって「夏目鏡子悪妻説」がいかに事実を捻じ曲げたものであったかが本書に書かれています、と書いたところで終わりました。 それは、本書中の「まぼろしの漱石文学館」という随筆を中心に書かれてあるのですが、何か所か一気に抜き出してみますね。 松岡によれば、漱石は大変魅力的な人であった。彼を慕って集まる弟子達に分け隔てなく接 [続きを読む]
  • ブータンの碧空ならず葉月尽く
  •   ……えー、何というか、  ……ああ、今日で8月も終わりだなぁ、  ……あ、いいてんきだなぁ、青空がきれいだ、  ……でも、世界にはもっときれいな空が、     あるんだろうなぁ、  ……たとえば、  ……ブータン、とか。 という句です。 ほぼ、無意味、……かな。                   秀水にほんブログ村 [続きを読む]
  • 「夏目鏡子悪妻説」異聞(前編)
  •  『漱石の長襦袢』半藤末利子(文春文庫) 漱石生誕150周年「極私的漱石まつり」第2弾として、前回は漱石の妻をモデルにした小説を読みましたが、今回は漱石の孫娘(といっても1935年生まれの方です)の随筆を読んでみました。 ……いやぁ、なかなか面白かったです。 どこがどう面白かったかといいますと、……えーっと、遡りますれば「夏目鏡子悪妻説」がその発端でしょうが、さらに個人的なことを考えますと、私は今 [続きを読む]
  • 「歴史」と「歴史小説」の間で
  •     『漱石の妻』鳥越碧(講談社) まず、こういう小説は「歴史小説」というのですかね。 わりと小説が好きで、まーまーの数の小説を読んでいるつもりですが、「歴史小説」には(そういえば「時代小説」というのもありますね。「歴史小説」と「時代小説」はまたどう違うのでしょうか)、さほど興味がないせいで、分からないことが幾つかあります。 あ、そうだ。これは歴史小説と関係があるのか、まぁ、少しはかすっていると [続きを読む]
  • しっかり書き込まれた金田一耕助デビュー作品
  •   『本陣殺人事件』横溝正史(角川文庫) 横溝正史の金田一シリーズといえばもはや推理小説の古典になるんですよね、きっと。 でも実は私は、推理小説についてはほとんど無教養状態であります。 我が貧弱な読書遍歴を遡ってみますに、かつて私が厚顔の(美)少年だった頃、小学校の、今思い出せば結構小さくて蔵書もさほどなかった図書室で、ドリトル先生シリーズと一緒にルパンシリーズを借りて読んでいました。 ルパンと並 [続きを読む]
  • 別役実の文体マジック
  •   『満ち足りた人生』別役実(白水社) 別役実のエッセイには一時期かなりはまりました。 それは今振り返って思うに、実に実に独特なエッセイであり、まー、よーするに、わたくしのような屁理屈の好きなこじゃれた性格の読者が魅力を感じないではいられないような、まるで新興宗教の教祖様のお言葉のようなエッセイでありました。 その魅力の説明はわたくしにとって、別役教祖様の霊力に少々不感症となった今でも十分客観的な [続きを読む]
  • 様々な技芸の世界の中で
  •  世の中には様々な分野の技芸世界に、玄人がいて素人・趣味人がいますね。 それは玄人紛いの素人がひしめく分野もあれば、玄人と素人の間に実力差などという考えがまるでない一種不思議な分野もあり、一方玄人素人間の実力差が天地間ほどもある技芸世界もあります。 例えば今第一に挙げた技芸世界は、具体的にどんなものでしょうか。感覚的にはこの世界が一番たくさんありそうな気もしますが、案外そうでもないのかも知れません [続きを読む]
  • 「文豪」の徹底的な「家学」
  •   『記憶の中の幸田一族』青木玉(講談社文庫) 表紙の筆者名の下に「対談集」とあります。 わたくしのかねてよりの疑問に、僭越ながらどうして対談集はお互いをあんなに褒め合うのかというのがありまして、本書もやはり少しそんなところがあります。 まー、「対談集」という本が出るくらいの方が話し手であり聞き手であるわけですから、それなりの実績のある方であることは確かとしても、改めて褒め合うこともないのじゃない [続きを読む]
  • 芥川賞ゴシップ
  • 『芥川賞の偏差値』小谷野敦(二見書房) 私が以前よりぶらぶらと読んでいる「文学」周辺話の一冊であります。 内容はタイトル通りのものなのですが、おそらくタイトルから想像するよりは、はるかに文壇ゴシップ、芥川賞ゴシップの書かれた本になっています。 まず、偏差値という数字で各芥川賞作品を評価しているのですが、その評価の基準については、筆者は完全に居直っています。「まえがき」にこう書いてあります。 なお、 [続きを読む]
  • 心なごむ懐かしさ
  •   『中島らもエッセイ・コレクション』中島らも(ちくま文庫) たまたま最近続けて図書カードを貰うことがあり、あれは基本的に本屋以外では使いようがないんですよね。 わたくしは、ここ数年(十数年?)新刊書を扱っている本屋にはあまり行かなかったのですが(だって、近所の新刊書の本屋がどんどん潰れていったものですから)、久しぶりにダラダラと何度か本屋に行きました。 貰った図書カードなので、普段ならまず買わな [続きを読む]
  • 多様性がいかに大切か
  •   『人間にとって寿命とはなにか』本川達雄(角川新書) えー、名作『ゾウの時間 ネズミの時間』の作者です。私も読んでたいそう感心、啓発されました。でも本書はちょっとそうでもなかったです。内容がちょっとばらばらな感じがしました。 それについては筆者自身後書きに書いていますが、もともと5本の講演録をまとめたものである、と。じゃあ、まぁ、ちょっとやむなしかな、と。 しかし興味深い話題はたくさん入っていま [続きを読む]
  • 貧困であることを運命づけるとは
  •   『貧困世代』藤田孝典(講談社現代新書) もう2.3年前になりますか、本書でも少し触れられている「日比谷公園年越し派遣村村長」をなさっていた湯浅誠氏の講演会に行きました。 とても面白かった印象はあるのですが、既に何年かが過ぎ覚えているのは下記の二つの話しだけです。確かこんな内容です。 1.「ないものねだり」から「あるものさがし」へ。 2.貧困は普通に暮らしていては見えない。 この二つの話しがなぜ [続きを読む]
  • 文士のゴシップ話し
  •   『文士の私生活』松原一枝(新潮新書) この間何となく坂口安吾について書いてある本を読んでいたら、安吾の家は新潟県屈指の資産家であったと書いてあり、へえーっというか、やっぱりねというか、ちょっとそんなアンバランスな感想を持ちました。 安吾と共に「無頼派」して並び称された太宰治の家も津軽随一の大資産家でありましたし、そもそもそんなことを意識して近代日本文学者のことを調べていると、多くの作家の実家が [続きを読む]
  • 「やむにやまれず、嘘をつく」
  •   『やむにやまれず』関川夏央(講談社) 私には、文学関係の随筆または評論で、フェイヴァレットかつこの人の言うことならと思っている作家が何人かいます。この関川夏央氏もその一人です。漱石や二葉亭四迷、白樺派などのことを書いた何冊かの文春文庫は素晴らしく、とても面白く読みました。 一方そんな筆者が、文芸評論ではなく時々本にまとめているのが、今回取り上げた趣旨の本で、短編小説のようなエッセイのようなとい [続きを読む]
  • ゴシップ精神は文学研究
  •  『近代作家エピソード辞典』村松定孝(東京堂出版) わたくしごとですが、人生晩年の学び直し学問としての「文学」シリーズの読書報告です。 しかし自分でそのように決めながら、実際にはなかなか本格的な学問研究に突入できず(まぁ、「食い扶持」の用事もありますし)、学問の周りをただぐるぐる回っているだけなのですが、今回の書籍も図書館でぶらぶらしているときに見つけた本です。 前書きにこんなことが書いてあるのを [続きを読む]