Asako さん プロフィール

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Asakoさん: 特許翻訳 A to Z
ハンドル名Asako さん
ブログタイトル特許翻訳 A to Z
ブログURLhttps://ameblo.jp/saglasie/
サイト紹介文技術翻訳に必要なスキルや考え方を含め、翻訳業界に伝わる様々な情報の妥当性をデータとともに検証。
自由文特許翻訳歴25年、業界改善を目指した情報発信歴22年。
自らの試行錯誤に加え、参加者数のべ1000名を超えるセミナーや講座、年間50名前後の個別相談などを通して得たスキルアップのヒントをお届けします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供176回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2009/08/13 17:52

Asako さんのブログ記事

  • もみじ狩りの英語表現と、海外メディア
  • 自宅のある場所のすぐ裏から、多摩湖まで約20kmの緑道が走っています。通称「多摩湖自転車道」、正式名称は「東京都道253号保谷狭山自然公園自転車道線」だそうです。 自転車歩行者専用道路で、車やバイクは立ち入り禁止。お天気の良い日には、たくさんの人たちが散歩やジョギングを楽しんでいます。 その緑道で紅葉の写真を撮りながら、ふと思いました。 桜は花見、月は月見。でも、紅葉はなぜか「もみじ狩り」。もみじ狩りを英 [続きを読む]
  • かな漢字変換を利用して、異言語の文字を覚える
  • もう何年も前になりますが、あるとき、ロシア語和訳の必要性が生じました。当時、ロシア語は、完全に未知状態。少なくとも文字には馴染みがあったフランス語やイタリア語とは異なり、アルファベットすらわかりません。辞書を引こうにも、どのあたりに載っているのかすら、見当もつかないということです。この状態から1週間で、ほぼ理解できたのですが、それはパソコンのおかげでした。もちろん通常の語学学習と同じプロセスを踏ん [続きを読む]
  • ページ番号に、読み仮名を振る発想
  • 印刷物として発行される書籍には、多くの場合はページ番号が印刷されています。何をいまさらというほど、あたりまえですよね。 先日、このページ番号に「読み仮名」を振るという発想に、出会いました。厳密には、「仮名」ではないですね。「読み」でしょうか・・・。『ロワイヤル仏和中辞典』です。 フランス語の数字の読み方はちょっと変わっていて、学習者は慣れるまで戸惑う人がほとんどのはず。それを、ページ数の多い辞書が [続きを読む]
  • 検索エンジンは、ヒット数を知るための道具ではない
  • 翻訳者が特定の表現の使用頻度を調べたり、言語学の研究者が特定の言葉の使用例を確認したり。この類の判断で根拠になることが多いものとして、Googleのヒット数があります。もちろん、1ページ目に出てくるヒット数が全然あてにならないことは、わりと知られています。Googleなら検索結果のページを1ページずつ繰るか、次の手順で最終ページまでダイレクトジャンプすることで、そこそこ実数を把握できました。  1.検索結果の [続きを読む]
  • 透光性=translucentとは限らない
  • 物質が光を通すことを示す、「透光性」。この透光性を辞書で調べると、translucent という英訳語が出てくることが多いです。そして文脈によっては正しい訳語で、そのまま使えます。ただ、「透光性」が具体的に示す内容によっては、不適切な訳語になってしまうことも。一例をあげると、特許庁発行の『意匠登録出願の願書及び図面等の記載の手引き』に、次のような説明があります。 ①「透明」とは、一般に、光が通過する物質の性質 [続きを読む]
  • ミネラルウォーター、なぜ「ホット」がない?
  • 前々から疑問に思っていたことのひとつに、ペットボトルのミネラルウォーターにはなぜ、「お湯」がないのか?ということがあります。水は膨大な種類が出ているのに、なぜか「ホットウォーター」は、見たことがありません。それが昨日、外出した際に自動販売機でホットの「いろはす」を発見。やっと、ミネラルウォーターも「ホット」対応してくれたと喜んで飲んでみると、甘い・・・・・・。純粋な水ではなく、糖類が加えられていま [続きを読む]
  • Google Patentは、実用新案も機械翻訳
  • 前回、特許明細書に登場する「箱入り娘」の話をしました。訳し方の話でもないのに、なぜいきなり箱入り娘?と思った方もいるでしょう。実は、公報検索システムを比較するのに都合がよい語だったので、前振りとして利用しました。なくてもよいといえばよい、余談みたいなものですね。今回が本題です。 業界の方ならご存知かと思いますが、Google Patentには種類があります。 http://www.google.com/patentshttp://www.google.co.jp [続きを読む]
  • 特許明細書で「箱入り娘」を検索すると・・・
  • 「箱入り娘」という言い回しは、ある意味で日本語に特有のものらしく、インターネット上には「どう訳すか」「どう表現するか」について様々な意見が出ています。 文脈によってニュアンスが違うこともありますし、たしかに難しいですね。でも今回は、特許明細書に登場する「箱入り娘」について。そんなものが明細書に出てくるのかと思いきや、少ないながら出ています。通常の意味での箱入り娘と、ゲームの名称としての箱入り娘です [続きを読む]
  • 頑張ることを、意識しない
  • 「愛情の反対は無関心・・・と翻訳品質」に頂戴したコメントとの関連です。 向かわんと擬すれば即ち乖く。本当に「頑張らない」のは、「頑張ること」を意識からなくすことだというくだりがありました。これはまさに、そのとおりだろうと思います。何かが頭の片隅にでもあるうちは、意識がそこに向いて、逆にできなくなってしまいがち。その上、意識からなくそうとしている(=向かわんと擬する)うちは、到達できない(=即ち乖く [続きを読む]
  • 忙しいときほど遊ぶと・・・
  • 前回からの続きです。あるときから、仕事が詰まっているときほど意識的に外に出る、ということをしはじめました。ただ、遊びすぎで納期を守れないとなると、本末転倒。適度な運動はストレス解消になることがわかっていますが、体力を使いすぎて帰宅後に何もできなくなるというのも困ります。さらに言えば、移動中の時間もフルに有効利用したい・・・。そこで、自分の中でルールを決めました。 ・自宅から徒歩20分圏内 ・自宅のす [続きを読む]
  • 愛情の反対は無関心・・・と翻訳品質
  • 日本では、なぜかマザー・テレサとともに語り継がれている、「愛情の反対は憎しみではなく、
    無関心」という言葉。マザーのほうは根拠がはっきりしないのですが、作家のエリ・ヴィーゼル
    の言葉であれば、数々の洋書や報道記事に確認できます。 The opposite of love is not hate, it's indiffer
    ence.The opposite of art is not ugliness, it's indifference.The opposite of faith is not heresy, it's indifference.And t
    he oppos [続きを読む]
  • google画像検索、使うには工夫が必須?
  • 語学学習や翻訳の際に、特定の語が何を示すのか確認する目的で、Google画像検索を使う人は多いと思います。私自身も、時々利用しています。ところが・・・ここ1〜2年ほどで、精度が極端に落ちてきているのを痛感するようになりました。精度が落ちているというのは、語弊があるかもしれませんね。語学学習者や翻訳者にとっては、工夫が必要になっているというほうが、正しいかもしれません。具体的には、次のような現象が頻発して [続きを読む]
  • 食品で記憶力維持の時代?
  • つい数日前、9月5日にロッテが「記憶力を維持するガム」という商品をリリースしました。新聞に大きく広告が載っていましたから、ご覧になった方も多いでしょう。 ロッテ 歯につきにくいガム板(記憶力を維持するタイプ) 9枚×15個2,268円Amazon これは、イチョウ葉フラボノイド配糖体とイチョウ葉テルペンラクトンを含む製品。なかなか思い切った商品を出してきたものだと思って広告を読みました。 すると・・・本日の健康産業新 [続きを読む]
  • 教科書も変わる?遺伝学の用語変更、翻訳への影響は…
  • 遺伝の法則の「優性」「劣性」は使いません――。誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を、日本遺伝学会が改訂した。用語集としてまとめ、今月中旬、一般向けに発売する。 上記は、本日9月7日付け朝日新聞(東京版)朝刊34面に掲載された記事の冒頭です。デジタル版でも、全文を読むことができます。(→「優性」「劣性」遺伝、使いません 学会が用語改訂:朝日新聞デジタル) 記事には、「優性」「劣 [続きを読む]
  • メイクがおちにくいマスクから、femaleを考える
  • 興和株式会社が9月1日に発表した、「メイクがおちにくいマスク」のリニューアル。 (→プレスリリース (PDF形式))特許出願中の表示がありますので公報を調べたところ、関連していそうな出願が最低でも3件あることがわかりました。   特開2012-148200 女性用マスク  特開2014-155876 女性用マスク  特開2016-053237 女性用マスクの製造方法そしてesp@cenetで英文抄録を確認したところ、上の2つは発明の名称が「mask for [続きを読む]
  • 鳥居の英訳語が「TORII」で辞書掲載
  • 着物や豆腐など、多くの英英辞典にローマ字で英単語として掲載のある日本語は、いくつかあります。そして、「鳥居」もそのひとつになりつつあるということに、気づきました。今のところ確認できているのはMerriam Webster だけですが、ウェブスターに採録されるくらいですから、海外でも鳥居の認知度が高まっていることを示しているのだろうと思います。定義は、次のとおりです。   a Japanese gateway of light construction co [続きを読む]
  • 比較ツール「ちゃうちゃう!」ふたたび
  • バージョン2.0のリリース後に諸事情で一度は他社に譲渡しておりました「ちゃうちゃう!」が、7月1日から従来どおりサグラーシェでの取り扱いに、戻りました。 ベクターでの登録を元に戻すなど、細かい作業に時間がかかっておりましたが、現在はほぼ元どおりになっております。 1998年7月にFindDifferencesという名称で英語専用の比較ツールとしてリリースし、2002年には日本語にも対応して、はや19年目に入ります。 これまでの1 [続きを読む]
  • 【Word2013対応1行マクロ】書式なしでペースト
  • 1行マクロ実例101 > 書式なしでペースト復刻シリーズのWordマクロです。Word 2003で公開したものですが、2013までは動作確認ができています。■コードSelection.PasteAndFormat Type:=wdFormatPlainText [ホーム]タブの[貼り付け]→[形式を選択して貼り付け]→[テキスト]を選んだときと同じ結果になります。他のファイルからデータをコピーしたとき、書式まで一緒にコピーされてしまって修正が面倒というような場面で、書式 [続きを読む]
  • 破損したWordファイルの回復方法(Mac→Win)
  • Wordで作業をしていると、まれに保存時のエラーでファイルが破損することがあります。古いものだとWordパッドを使う方法、Word 2007以降のファイルなら拡張子docxをzipに変更し、そのまま解凍して文字だけ取得するという方法も、あるようです。→[Word]破損したdocxファイルの文章を救い出す方法 ただ、最初にMacintoshで保存したデータの場合、全体が文字化けしてしまい、うまくいきません。そういう場合の回復方法です。 1.破 [続きを読む]
  • 絵本を使って、語彙を一気に増やす
  • 翻訳をしているときに、全部の単語を英英辞典で調べ直すというのは、非現実的です。ある程度、頭の中にある語彙を使うことになりますよね。この場合、snail=カタツムリとは限らないとか、イルカ=dolphin+porpoiseの場合があるとかいうことは、知っていれば正確なスペルや語義を忘れても調べ直すことができますが、そもそも知らないと、機械的に訳してしまうことになりかねません。当然、持っている語彙や知識は多ければ多いほど [続きを読む]
  • snailは、カタツムリか巻貝か
  • 電子メールとの対比で昔ながらの郵便物に使われる、snail mail (smail)という表現。カタツムリのゆっくりした動きから転じた、レトロニムです。Googleの画像検索でsnailを検索しても、出てくる画像はカタツムリばかり。ところがsnail=カタツムリとはかぎらず、たとえば下に示す例では、明らかに不自然です。 The method of claim 27, wherein said aquianimal culture is further selected from the group consisting of oysters [続きを読む]
  • 「歴史は繰り返す」、発祥は英国の新聞?
  • 前回からの続きです。「歴史は繰り返す」がマルクスの言葉だという説を、その根拠とされている著作と年代の両方から(一応)否定したところまで至っていました。そしてマルクスとは別に、歴史家クルティウス=ルーフス(Quintus Curtius Rufus)説があります。この連載の最初に示したように、ルーフス説は、『大辞林 第3版』(1988年)や『大辞泉 第2版』(1995年)にも掲載されています。ほかには、『故事・俗信 ことわざ大辞典』 [続きを読む]
  • マルクスではない? 歴史は繰り返す
  • 「歴史は繰り返す」と、国語辞典からの続きです。前回、古代ギリシャの歴史家トゥキュディデスによる書物が出ていましたので、何が書かれているのか、確認してみました。今回は、岩波文庫から上・中・下巻の三冊組で出版されている邦訳を利用しています。以下、上巻と中巻から、一部を抜粋します。強調は、こちらで付しました。 また、私の記録からは伝説的な要素が除かれているために、これを読んで面白いと思う人はすくないかも [続きを読む]
  • 「歴史は繰り返す」と、国語辞典
  • History repeats itself, first as tragedy, second as farce.日本では、前半部分が「歴史は繰り返す」「歴史は繰り返される」などと翻訳され、おそらく知らない人はいないだろうと思うほど有名なフレーズです。由来をたどると、インターネット上に多いのがローマの歴史家クルティウス・ルーフス説とドイツの哲学者カール・マルクス説の2つ。前者については根拠不明で、後者のほうはWikipediaをはじめ、根拠がはっきりしていまし [続きを読む]