benirabou さん プロフィール

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benirabouさん: 本を見て森を見ず
ハンドル名benirabou さん
ブログタイトル本を見て森を見ず
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/benirabou/
サイト紹介文ヘンテコな古本を探して右往左往するブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供11回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2009/08/23 13:18

benirabou さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 田中直樹『モダン千夜一夜』(チップ・トップ社:昭和6年)
  • 『モダン千夜一夜』田中直樹(チップ・トップ社:昭和6年)発禁本。文庫上製本。雑誌「犯罪科学」の埋め草記事を集めたもの。巷間から集めた現代エロ挿話。「遊ばせ言葉で金を巻きあげるキャフェの話」「デパート娘に栄光あれ」「ライスガールの出現」「ビルディングと女の脚の話」「エロ・エロ・エロ広告時代」「チャブ屋女にも実はあり過ぎると言ふ話」という具合に、一つひとつは短いがエログロ世相のスケッチとして十分。その [続きを読む]
  • 梅原北明『明治性的珍聞史』
  • 『明治性的珍聞史』上中(下は未刊)梅原北明=編 文芸資料研究会:大正15年、昭和2年 戦前の艶本出版の雄・梅原北明。 さまざまな艶本を精力的に出版する一方、明治期の新聞記事の収集をライフワークとして行なっていた。 この『明治性的珍聞史』は、明治の新聞から性的な記事を抜き出したもの。要は下世話な三面記事だ。 当時の新聞は大新聞(おおしんぶん)と小新聞(こしんぶん)に分類されていた。ざっくりと言えば大新聞 [続きを読む]
  • 堀内新泉『当世百道楽』
  • 『当世百道楽』堀内新泉(文正堂書房:大正5年) 堀内新泉をもう一冊。 以前に『良人百癖』『細君百癖』という本を紹介したが、堀内はサンプルを100集めるのが好きなようだ。 この『当世百道楽』も同趣向で、風変わりな道楽者を百人俎上に上げる。 これがバラエティに富んでいる。みんなイっちゃっている人ばかり。 落語の文句に「道楽ってのは『道に楽しむ』と書いて道楽と言いますが、中には『道に落ちる』と書く道落もあり [続きを読む]
  • 『内地雑居 未来之夢』にて
  • 坪内逍遥の『内地雑居 未来之夢』を読んでいたら、変わった表記表現を発見した。元は、明治19年に分冊刊行された小説で、写真は大正15年の版(福永書店)。その表記があるのは、登場人物たちが上野の鐘の音を聞いて、時間に気がつくシーン。登場人物の三人が同時に「一時」と言い、そこから罫線が三つ又に別れて各人の語尾へとつながる。折柄店の方でボーン。上野の鐘の音もゴーン(みや)ヲヤもう……(みや。田所・菱野。三人一 [続きを読む]
  • 堀内新泉『細君百癖』
  • 『細君百癖』堀内新泉 (近代文藝社:昭和3年,重版) 以前紹介した『良人百癖』の姉妹篇。『良人百癖』では亭主の変わった悪癖を並べていたが、今度は妻の悪癖を俎上に上げる。「食ふより外には能のない女」「近所の噂に日を暮して居る女」「何かと言へば直に泣く女」「至つて悋気深い女」「何でも知つた振をしたがる女」「妙に物を隠したがる女」「呆れる程寝る女」などはまだ序の口。 潔癖性の「人を穢ながる女」。「これは困 [続きを読む]
  • ブックオフで掘り出し物
  • ブックオフにて、久しぶりに掘り出し物。筒井康隆著、横尾忠則装丁の『美藝公』(文芸春秋:昭和56年)のサイン本を、たったの950円で発見。 しかも、筒井と横尾が連名でサインしている!!筒井はサイン本の多い作家なので、俺も何冊か持っているけれど、W署名なんて本は初めて見た。 中に「横尾忠則展」(船橋・西武美術館:1981年)のチラシと半券が挟まっていて、ゲストに筒井と糸井重里が来て対談とサイン会をする予告がされて [続きを読む]
  • 芸能人は昔から整形していた 『写真説明 眼・唇・整形いろいろ』
  • またぞろ変な本を発見。美容整形の案内書。『写真説明 眼・唇・整形いろいろ』内田孝蔵 (丸ビル眼科出版部:昭和7年、重版)丸ビル内にて開業していた、美容整形医・内田孝蔵による、整形術を紹介した冊子。一般図書ではなく、病院を紹介するための案内書。いわゆるカタログ。内田孝蔵は、日本の美容整形の嚆矢だそうで、独自に二重まぶた術を開発した人なのだという。本書に紹介されるのは二重手術だけでなく、目頭・目尻の切 [続きを読む]
  • 『新選大坂名勝写真帖』
  • ネットオークションで、雑本を一箱購入した。その中に、面白い本を発見。明治39年に刊行された、大阪の写真集だ。『新撰大坂名勝写真帖』吉江治平 (集画堂:明治39年)B6横判。表紙に「Views of Osaka.」。写真のキャプションにもアルファベットが併記されている。外人向けの土産ものだろうか。大阪の名所旧跡の写真集。僕は関東人なので良く判らないけれど、現在の大阪の風景を知っている人が見たら、その違いがたまらなく楽し [続きを読む]
  • 『西洋朝鮮支那日本 料理独案内』
  • 明治の料理本をもう一冊。『西洋朝鮮支那日本 料理独案内』 静岡県士族 飯塚榮太郎改良小説出版舎:明治20年前書きに曰く、「凡そ日本人の西洋人に比較して、其身体の軟弱なると同時に忍耐の気象に乏しき所以のものは、洋の東西風土の寒暑にあらずして、日常用ゆる所の飲食物に依らさるはなし」 今や肉食改良が盛んになりつつあるものの、未だに調理法の良書がないため、この書を著したという。「普く各国の調理法に就き、又実地 [続きを読む]
  • 『家庭重宝 和洋素人料理』
  • 『家庭重宝 和洋素人料理』 半渓散人(萩原新陽館:明治37年) 和装のレシピ本を入手した。 著者の半渓散人は、本名岡本敬之助(後に岡本純)。 なんと「半七捕物帳」で有名な岡本綺堂の実父だという。 調べた所、彼はイギリス公使館で書記を勤めていたらしく、西洋料理に詳しいのはそのためであろう。 国会図書館で検査すると、岡本の料理本は三冊所蔵されている。 本書の以外に『和清西洋料理法自在』(明治31年:文事堂) [続きを読む]
  • 『かくし言葉の字引』と『隠語辞典』
  • 宮本光玄=編『かくし言葉の字引』(誠文堂:昭和4年)を入手。この手のスラング辞典は好きで、見かけるとついつい買ってしまうんだ。文庫サイズで356頁(索引別)。犯罪語、情事語、相場語、花柳語、役者語、譜牒語、花言葉(女学生言葉)、軍隊語、僧侶語、色言葉などを収録する。初版は発禁。好色言葉か犯罪用語が引っかかったのだろう。読んでいると何か既視感がある。ふと、サイズの似ている笠井緑=編『隠語辞典』(グリンハウ [続きを読む]
  • 「城市郎文庫目録」を買って来た
  • 明治大学図書館に寄贈された、発禁本コレクターの城市郎の蔵書。その目録が完成したというので、早速、買いにいった。6,000円+税で575ページ。筆禍図書・雑誌1,662冊、一般図書・雑誌7,575冊の書誌が収録されいる。中はこんな感じ筆禍図書の方は、だいたい他の城市郎の著作で紹介されている本なので意外性はないけど、一般図書の方は「なぜこんなものを」という本が多くて面白い。赤塚不二夫、つげ義春や筒井康隆 、正木ひろし、 [続きを読む]
  • 日布時事 布哇年鑑
  • 『日布時事 布哇年鑑』日布時事社編集部=編(日布時事社:昭3)布哇年鑑という枡形本を安価にて発見。昭和3年度における、ハワイ邦人コミュニティの年鑑のようだ。版元の日布時事は、当時ハワイ最大の日本語新聞社らしい。研究者が見れば、政治・経済・人口分布・人名録など、当時のハワイ邦人の情報が読み取れる貴重な歴史資料なのだろうけど、俺みたいな在野の馬鹿にとっては広告が一番面白い。布哇綿花製造所高村洋服店日出製 [続きを読む]
  • 宮武外骨「変態知識」(半狂堂)
  • 「変態知識」12冊合本宮武外骨編(半狂堂:大正13年) 「変態知識」っていったい何だ? と思いきや、実は川柳の研究雑誌。 江戸の無駄知識が多くて面白い。 でも、川柳の解釈、江戸の雑学などのメイン記事を差し置いて、この雑誌の一番の見所といえば、宮武外骨と川柳作家阪井久良岐の紙上喧嘩。 もはや論争とかじゃなくて、ただの喧嘩なの。これがまあ面白い。  発端は第三号に掲載された「傾城を買はぬ男は罵られ」の記事。 [続きを読む]
  • 宮武外骨『奇態流行史』(成光館出版)
  • 『奇態流行史』宮武外骨 (成光館出版:昭和4年、第四版) 太古から現代の流行を列挙した雑学本。気軽に読めて面白い一冊。 初版は大正11年で、入手したのは昭和4年の第四版。 奇態とうたうだけあって、突飛な事象が多い。  木製の入れ鼻(宝暦ごろ)だったり(梅毒で欠けたのだろうか)、人目を忍んで吉原へ行く時の付け髭(天和貞享)、法廷にて判決の量刑当て賭博が流行る(明治41年)など。 出征軍人に贈る千人針の風習 [続きを読む]
  • 新渡戸稲造邸に入った強盗
  • 戦前の犯罪実話が好きで、ちまちまと読んでいる。中央公論社の防犯科学全集『強力犯篇』(昭和10年)を読んでいたら面白い記事を発見した。その記事は、昭和4年1月19日に発生した、ピストル強盗・福田諭吉(30)の事件で、この凶賊が押し込んだ先が、なんと新渡戸稲造邸なのだ。さらに、その犯人を目撃したのが、翻訳家の堀口大学というオマケ付き。午前二時半ごろ、新渡戸邸の茶室の格子窓を破って侵入した福田は、二階へ上り睡眠 [続きを読む]
  • 世界を牛耳るユダヤの陰謀 『今次大戦と裏のニュース』
  • 大東亜戦争開戦直前に出版された、ユダヤの陰謀論をゲット。裸本だけど、表紙のダビデの星がいい感じ。『今次大戦と裏のニュース』 国際政経学会調査部=訳編(政経書房:昭和16年)これは「国際秘密力研究叢書」の一冊。叢書の名前からして胡散臭いが、ラインナップはさらに胡散臭い。なにしろ全十巻の総てが、ユダヤとフリーメイソンの陰謀論。 『ユダヤの人々』 安江仙弘 『国際秘密力の話』 長谷川泰造 『猶太秘密力 [続きを読む]
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