ホタル さん プロフィール

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ホタルさん: 冬のホタル
ハンドル名ホタル さん
ブログタイトル冬のホタル
ブログURLhttp://ptyantyan.cocolog-nifty.com/blog_hotaru/
サイト紹介文2回で完結する超短編。実話や実話からヒントを得たものを小説風に。決して悲しい終わりはありません。
自由文管理人のホタルです。
従来の小説にはない独特な世界観を大切にしています。そのベースとなるものは現実であって、日常です。
色んなことを感じ、色んな人と出逢い、そして・・・。せつない話も多いけど、決して悲しい涙では終りません。是非「冬のホタル」にお越しください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供182回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2009/10/04 23:53

ホタル さんのブログ記事

  • [No.802-1]僕らの鉄工所
  • No.802-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------「これ何だか分かる?」目の前に落ちていた、それを拾い上げた。「何かの金属片だよね?」「まぁ・・・大きく捉えるとそうだね」欠片と言うより、正確には金属クズになるだろう。クルクルと、らせん状になっているのが懐かしい。「・・・懐かしい?」「あぁ、子供の頃、よく集めてた」子供の頃のよくある話だ。特に意味も無い物を、意味も無く集める。こ [続きを読む]
  • [No.801-2]近付けば近付くほど
  • No.801-2「ただね、皆とは壁を感じたな・・・」会場に来ていたほとんどの人は地元に残っていた。私のような“流出組”は数える程度だった。「なんで?」「だって、地元のこと・・・何も知らないんだもん・・・」記憶は高校生で止まっていた。「ほら、社会に出て、飲みに行ったり・・・」そんなこんなで、地元についてもっと詳しくなる。「・・・かもね」「まぁ、会場に着く前に分かっていたことだけど」それは普通電車に乗った時か [続きを読む]
  • [No.801-1]近付けば近付くほど
  • No.801登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------(急いでないから、普通でもいいかな・・・)次の特急電車が来るまでには、少し時間がある。それに普通電車の方が座れるはずだ。「同窓会はどうだった?」昨日、中学の同窓会が開催された。「まぁ、あんなものよ」曖昧な表現で返した。「ドラマのような話ないの?」「あるわけないでしょ!?」世間では不倫だのゲスだの、ある意味、魅力的な言葉が踊る。独 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.340
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.267 ゆれて湘南実話度:★★★☆☆(60%)語り手:男性好きだった人が、あるアイドルに似ていた話は事実です。そのアイドルが誰なのかは、言わずとも答えは書いてあります。少しややこしい話になりますが、小説上の私(男性)は、そのアイドルのことを知らなかったことになっていますが、小説の作者である私(性別は秘密)は、知っています。従って、この部分は脚 [続きを読む]
  • [No.800-2]僕のポジション
  • No.800-2ある日、彼女がLINEで写真を送ってきた。彼女が飼っている犬の写真だ。『急に寒くなってきたよね!』その犬は毛布のようなものに、くるまっていた。実際、ここ最近、急激に気温が下がっている。「また、いつものパターンか・・・」特に意味があるとは思えないスタンプが返ってきた。『風邪には気を付けてね』こっちも当たり障りのない返事を返す。すぐに、話の流れとは無関係なスタンプが返ってきた。「しばらく文字を見て [続きを読む]
  • [No.800-1]僕のポジション
  • No.800-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------『質問があるんだけど』忘れた頃に、こんな連絡が入る。『どんなこと?』メールではない。言わば、チャットのようなソフトだ。『・・・について聞きたいんだけど』『あぁ、それなら・・・』個人的に入れているわけではない。業務用として正式にインストールされている。『・・・すればいいよ』仕事の話だけが淡々と進む。『ありがとうございます』世間話 [続きを読む]
  • [No.799-2]犬の目線
  • No.799-2「たまには散歩もいいでしょ?」「まぁ・・・ね」どちらかと言えば、いやいや散歩に付き合っていた。「土日だけでもどう?」「話をすりかえないの!」本音を言えば、悪くない提案だ。「気が向いたら、付き合ってあげるわ」「そうこなくっちゃ!」目線が変わると、聞こえてくる音さえ変わる気がした。風の音や川のせせらぎさえ、聞こえてきそうだ。「小さい頃は、いつもこんな目線だったよね」もっと草花が身近に感じられた [続きを読む]
  • [No.799-1]犬の目線
  • No.799-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「わぁ・・・きれい・・・」「あら、ほんと」友人と犬の散歩に出掛けた道中で見つけた。とても小さな花だった。「なんて花?」「知るわけないじゃん!」きれいな花であっても、見るからに名も無き花という感じだ。雑草感は半端ない。「立ったままなら気付かなかったよね」老犬だけに、やたら休憩が多い。それに合わせて、私も腰を落としていた。「こうし [続きを読む]
  • ホタル通信 No.339
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.254 できる男実話度:★★☆☆☆(40%)語り手:男性小説と言うより、何らかの資料を読んでいる感じがします。オチに向かって、説明調の会話が続いています。それでも、それなりに実話度は高く、実際、メールを早く返す、返さないの駆け引きがありました。小説にも書いた通り、メールを遅く返す理由がなかったので、すぐに返信していました。メールが主役の時代で [続きを読む]
  • [No.798-2]210円の切符
  • No.798-2「半年前かな・・・」今日のようなシチュエーションを目撃した。電車を降りた女性に、高校生の女の子が声を掛けた。「“切符、落としましたよ”ってね」「そしたら・・・」その女性は“私のじゃない”と足早に去って行った。「事実なんだから、その女性を責められないけど」その女の子は何ともバツが悪そうに席に戻った。「褒められるべき行為なのに」車内には微妙な空気が漂った。「・・・だよね」「意外に尾を引くのよね [続きを読む]
  • [No.798-1]210円の切符
  • No.798-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「ICカード・・・だよね?」「そうだよ」友人がおそるおそる聞いてきた。「しつこいけど、“今も”だよね?」「そうよ」友人がなぜしつこく聞いてくるのか、理由は分かっている。「だったら・・・さっきの・・・」「別に彼女たちをだましたわけじゃないからね」さっき、高校生らしい女の子二人組に声を掛けられた。電車から降りた直後に。「けど、その切 [続きを読む]
  • [No.797-2]避けるのが上手い
  • No.797-2「目の前の弾を避けるだけじゃなくて・・・」彼がテクニックを語り始めた。「避けた先の先も見据えておかないと」「・・・追い詰められるんでしょ?」彼が驚いた顔をしている。「・・・詳しいな?」「あれ、話してなかった?」ゲームは男性だけのものじゃない。「ゲーマーなの?」「その昔ね」今は、スマホでぬるいゲームをたしなむ程度だ。「・・・とか、得意だったわ」さらに彼が驚きの表情を見せた。「今度、一緒にゲー [続きを読む]
  • [No.797-1]避けるのが上手い
  • No.797-1登場人物女性=牽引役  男性=相手-----------------------------「へぇ〜、運動神経がいいのね」「まぁ・・・な」すれ違う人波を、器用に避けて歩いている。「よくぶつからないわね!?」サッカー選手がドリブルで敵陣を突破するのに似ている。大袈裟な表現だけど。「得意なんだよ、こんなこと」「何かスポーツでもしてたの?」身のこなし方は、なかなかのものだ。「いいや・・・でも、今はスポーツかもな」「・・・今 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.338
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.314 ファースト・イベント実話度:★★★★★(100%)語り手:男性ほぼ100%実話で、セリフも完全とは言えませんが、忠実に再現してみました。本題に入る前に、前々回のホタル通信「No.336」を、ご確認頂ければ幸いです。これは小説「No.278 群れの外」の舞台裏を紹介したものです。今回ご紹介する小説とNo.278は、関連性があります。一部、マッチしない部分もあり [続きを読む]
  • [No.796-2]上には上がいる
  • No.796-2「・・・悲劇?」「あぁ・・・」僕の速さは、陸上部では“普通以下”だった。ハッキリ言えば、一番遅い。「これくらいなら、まだいいけど・・・」本当の悲劇はこの先にあった。「地区の大会に出た時なんて・・・」それこそ、全員の中でも一番遅かったかもしれない。予選落ちどころか、本来なら予選すら出れるレベルじゃない。「厳しい世界ね・・・」「あぁ、自分の実力を痛感したよ」世の中、上には上がいる。自分が一番上 [続きを読む]
  • [No.796-1]上には上がいる
  • No.796-1登場人物男性=牽引役  女性=相手-----------------------------小中では、いつもクラスの代表だった。「へぇ〜、すごいじゃん!」スポーツ万能ではなかったが、とにかく足だけは速かった。「クラス対抗戦では、いつもアンカーでさぁ」そのため運動会では大いに目立つことができた。リレーのアンカーは運動会の花形とも言える。「随分、もてたでしょ?」「まぁ・・・な」年中・・・ともまではいかないが、運動会シーズ [続きを読む]
  • [No.795-2]三部作
  • No.795-2「これで、二つ目ね」「なにが?」この時期の風物詩と言えば良いのだろうか?「キンモクセイの香り・・・そして、この虫・・・」これらはほぼ同時にやってくる。「これで三部作のふたつが出揃ったわけね」「・・・三部作?」友人が何とも不思議な表情をしている。「・・・ということは、もうひとつあるんだよね?」「もちろん!三部作というくらいだからね」それが何だか分かっていない・・・そんな表情も加わった。「ちな [続きを読む]
  • [No.795-1]三部作
  • No.795-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------「・・・もう、そんな季節なのね」友人の唐突なセリフだった。でも、唐突になる理由は理解できる。「そうよねぇ・・・」姿は見えなくとも、どこかで咲いているのは間違いない。あの独特の香りが漂っているからだ。「でもさぁ、毎年、同じこと言ってない?」確かに、この香りを嗅ぐと、つい口から出てしまう。「逆に言わずにはいられないでしょ?」「まぁ [続きを読む]
  • ホタル通信 No.337
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.282 友だちの鏡実話度:★★☆☆☆(40%)語り手:女性私がよく言う“商業的な小説”の匂いがしますが、実話度はそこそこ高めです。全ての原因が仕事にあったわけではありませんが、いつも難しい顔で眉間にシワを作っていたのは小説の通りです。これを自分では気付かず、他人に指摘されて気付いたのが、小説のきっかけとなりました。小説の後半まで「いったい何の [続きを読む]
  • [No.794-2]あなた達の関係は?
  • No.794-2「結構、鳴き声が似てたわよ」「・・・あのね」なかなか話を軌道に乗せられない。「で、何よ?」友人から軌道に乗せてきた。「ほら、会社の近くに公園があるじゃない?」比較的、大きな公園だ。。そこに、猫が数匹、住み着いている。「時々、見かけるわね」「まだら模様と言えばいいのかな?」黒やこげ茶などのまだら模様で、見るからに雑種と分かる。「彼らは、親子なのかな?」大きさも同じくらいだ。模様は同じでも、大 [続きを読む]
  • [No.794-1]あなた達の関係は?
  • No.794-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------言葉の使い方は間違っているが、世は“不倫”ブームだ。「あなたはどうなの?」「・・・な、わけないじゃん!」ただ、未遂ならある。こればかりは、友人にも話していない。「でも、急になによ?」「好きになった人が既婚者とか?」“相談に乗るよ!”と言う顔がうそ臭い。とにかく、早めに話を軌道に乗せた方が良いだろう。「私のことじゃなくて・・・」 [続きを読む]
  • ホタル通信 No.336
  • 小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。小説名:No.278 群れの外実話度:★★☆☆☆(40%)語り手:女性初期の作風が色濃く出ている作品です。ある意味、読み手のことは全く考えていません。先に事実となる部分を書いておきます。まず、鳩が一羽だけウロウロしていることがあること、そいて、小説上の私(女性)が、その昔、群れの外に居たことです。時々「なんでこんな所に居るの?」と思ってしまうほど、場違いな [続きを読む]
  • [No.793-2]一本の糸
  • No.793-2「多分、手紙だったと思う」「・・・手紙?」とは言え、本格的な手紙ではない。「ほら、友達同士で回すアレよ」「・・・あぁ、アレね!」でも、ひとつ疑問が残る。手紙だとしても、彼にどうやって渡していたのだろう。郵送していないことは確かだ。「私、ちょっと思い出したんだけど・・・」友人が何やら話しはじめた。「最初の1通は、何らかの方法で渡して」「その後の約束は手紙に書いてあったと思う・・・」私も思い出 [続きを読む]
  • [No.793-1]一本の糸
  • No.793-1登場人物女性=牽引役  女性=相手-----------------------------振り返ると、とても不思議なことがある。「たしかに、そうね」同窓会では昔話に花が咲く。加えて、必ず恋愛話に発展して行く。「でしょ!?」私たちの高校は女子校だった。だから、ふたりとも彼氏は他校にいた。「電話で連絡を取り合っていた記憶がなくて」「・・・私も」今のように、携帯もメールもない時代だ。あったのは、いわゆる“黒電話”だった。 [続きを読む]
  • [No.792-2]思い出のブルーハワイ
  • No.792-2「でも休みが取れてよかったよね!」ダメもとで上司に休暇を申請してみた。それが意外にアッサリと、取得することができた。「・・・絶対無理だと思ってた」「だからなおさら、思い出に残ったのかもね」ある意味、心置きなく休暇を楽しめた。「また行きたいね」“また”どころか何度でも行きたい。「でも、しばらくは無理ね」「・・・だね」もちろん、ゴールデンウィークとかに行けないわけじゃない。ただ、費用もかさむし [続きを読む]