大栗博司 さん プロフィール

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大栗博司さん: 大栗博司のブログ
ハンドル名大栗博司 さん
ブログタイトル大栗博司のブログ
ブログURLhttps://planck.exblog.jp/
サイト紹介文カリフォルニアと日本で研究をする素粒子物理学者。アメリカの大学事情についても報告します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2009/10/20 14:21

大栗博司 さんのブログ記事

  • ピアノ演奏会
  • アスペン物理学センターに来ています。アスペンでは、毎年夏の間に音楽祭が開かれていて、会場が物理学センターのすぐ隣なので、野外音楽堂での演奏が聞こえてきます。毎週月曜日には、音楽祭にいらしているピアニストを物理学センターにお呼びして、リサイタルを開きます。今夏最後の演奏者は新進気鋭の Ray Ushikobo さんでした。演目はショパンのピアノ・ソナタ 第3番。素晴らし... [続きを読む]
  • 暗黒エネルギーの状態方程式
  • 先日のブログでは、スワンプランド問題についての新しい予想に関する私の論文が、雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」で紹介されていたと書きましたが、今日は、サイモンズ財団のオンライン誌「クォンタ・マガジン」に取り上げられていました。記事のタイトルは「暗黒エネルギーは弦理論と矛盾しているかもしれない」となっていますが、これは誇張で、私たちの論文は、暗黒エネルギーが宇宙項である可能性に疑問... [続きを読む]
  • スワンプランド問題
  • Strings 2018の記事に補足です:このような国際会議では、会場の設営から、ビデオ撮影、ウェブページの管理、また座長の補助(タイムキーパー、マイクラナー)、会場の撤収など、会議の進行のために数多くの業務があります。今回は、KEKから10名、大阪大学から4名、京都大学基礎物理学研究所から4名、Caltechから1名の大学院生の皆さんが協力してくださいました。また、大... [続きを読む]
  • アスペン、IPMU、Bootstrap 2018
  • Strings 2018 を沖縄で開催した翌週には、東京で会議に出席し、木曜日の飛行機でカリフォルニアに戻りました。翌週の火曜日、7月11日にはコロラド州のアスペン物理学センターで理事会があり、私は所長なので、週末にはアスペンに飛ぶ必要があったからです。ところが、7月4日ごろに、アスペンの近くで山火事が起き、連邦政府が大規模な消火活動を行うために、アスペン空港が閉鎖になってしまい... [続きを読む]
  • Strings 2018
  • 6月の最後の2週間の国際会議、2つ目は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催した Strings 2018 です。Strings は 1989年にテキサスA&M大学で初めて開かれました。1995年以来は、23年間毎年開催されている、超弦理論では最も重要な国際会議です。私は、1998年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校にあるカブリ理論物理学研究所で開かれた Strin... [続きを読む]
  • String-Math 2018
  • 6月の最後の2週間には、日本で2つの国際会議の組織委員長をしました。6月18日ー22日には、東北大学の知のフォーラム(Tohoku Forum for Creativity)で、String-Math 2018 を開催しました。String-Mathは2011年から毎年開かれている国際会議で、弦理論と数学の諸分野との交流を促進することを目的にしています。今回は、参加者が232名と... [続きを読む]
  • ハンブルク賞
  • ドイツのヨアヒム・ヘルツ財団から、ハンブルク賞を受賞することになりました。選考には、ハンブルク大学とドイツ電子シンクロトン研究所の先生方も参加されたそうです。授賞式はハンブルクのプラネタリウムで開かれるそうで、授賞式と合わせて、私の研究分野に関する3日間のシンポジウムを開催してくださるそうです。詳しくは、こちらをご覧ください。⇒ Kavli IPMU プレスリリース... [続きを読む]
  • ファインマン100周年 / ベネツィアノ模型50周年
  • 5月11日はリチャード・ファインマンさんの誕生日で、今年で生誕100周年になります。そこで、11日と12日にCaltechで記念シンポジウムがありました。私が所長をしているCaltechの理論物理学研究所も共催しました。11日の晩には、お祝いの夕食会の後、ファインマンさんのお嬢さん、妹さん(91歳ですが、昨年までJPLの技術者だったそうです)、ファインマンさんの量子電磁力学(QED)の... [続きを読む]
  • ボリウッド・デビュー
  • 先週は、インドのムンバイ市にあるタタ研究所の理論物理学部門の評価委員を依頼されて、インドに行っていました。3日間の評価委員会の翌日は、研究所のセミナーで講演をしました。インドでは、ムンバイ市のタタ研究所の他に、バンガロール市の国際理論科学センターとアラハバード市のハリス・チャンドラ研究所に弦理論の大きな研究グループがありますが、私のセミナー講演には、ビデオ会議でバンガロールとアラハバード... [続きを読む]
  • 『素粒子のランドスケープ2』出版
  • 私が過去6年間に書いた解説記事などを、数学書房が一冊にまとめて下さった『素粒子論のランドスケープ2』が4月18日に出版になります。2012年に出版された『素粒子論のランドスケープ』の2冊目ということになります。重力理論や超弦理論について解説した記事の他に、2012年以降の基礎物理学の大きなニュースであった「ヒッグス粒子の発見」と「重力波の初観測」、その意義についての記事にもページを割... [続きを読む]
  • ダークマターは本当に存在するのか
  • インドとシンガポールの出張から帰った次の週には、ソロス財団のフェローシップの応募者のインタビューがありました。海外から米国に移民し来た家族の子供の大学院教育を支援する奨学金で、様々な分野の優秀な人材に会えて刺激になりました。2月のはじめには、学術振興会の新学術領域「なぜ宇宙は加速するのか? ? 徹底的究明と将来への挑戦 -」の活動の一環として、東北大学でシンポジウムが開かれました。私... [続きを読む]
  • インドとシンガポール
  • インドとシンガポール出張の帰りの飛行機の中で書いています。インドでは、バンガロールの国際理論科学センター10周年記念で、「量子重力の対称性」と題した特別講演を行いました。国際物理学センターでは、超弦理論のアジア冬の学校も開かれていました。この冬の学校は、12年前から、日本、中国、韓国、インドが毎年交代で開催しているもので、日本でも3回開催されています。一昨年、カブリ財団の方がCa... [続きを読む]
  • 平成の100人
  • 雑誌『中央公論』の2018年1月号「平成の100人」で、その一人に選ばれていました。科学のカテゴリーの選者は、京都大学学長の山極壽一さんと、京都大学で地球科学をご研究なさっている鎌田浩毅さんでした。鎌田さんは、私の研究について、「超弦理論や場の量子論の数学的構造を解明して、… 宇宙物理学の発展に大きく寄与」と評価してくださいました。また、「お弟子さんを一流の研究者に育て、読みやす... [続きを読む]
  • IPMU10周年、AdS/CFT20周年
  • Kavli IPMUは2007年の10月1日に設立されたので、今年10月でちょうど10歳になりました。この10年間の成果を振り返り、将来を展望するため、10月16−18日に設立10周年記念シンポジウムを開きました。機構長の村山斉さんの講演の後、9年半前に開かれたIPMU創設記念シンポジウムにも来てくださったグロスさんやヤウさん、IPMUの主任研究員でもある昨年度ノーベル物理学賞受賞者... [続きを読む]
  • 重力波の直接観測にノーベル物理学賞
  • 今年のノーベル物理学賞が、「LIGO観測器と重力波の観測に対する決定的な貢献」により、Caltechのキップ・ソーンさんとバリー・バリシュさん、MITのライナー・ワイスさんに授賞されるという発表がありました。受章者3名の貢献については、先週配信されたWEBRONZAに書きましたので、そちらをご覧ください。⇒ ノーベル物理学賞は今年こそ「重力波」昨日、Caltechの学部長から、「記者... [続きを読む]
  • ノーベル物理学賞予想記事
  • 今月のはじめには、ニューヨークのサイモンズ財団の本部で開かれた「整数論、幾何学、ムーンシャインと弦理論」と題した研究会に参加しました。左の写真は、シカゴ大学のジェフ・ハーベィさんによるコロキウム講演。「ムーンシャインとブラックホール」というタイトルで、ラマヌジャンの業績の紹介から、最近の弦理論の話題まで、うまくまとまった講演でした。今年の冬に、でもコロキウム講演をしていただくことにしまし... [続きを読む]
  • 巨大ブラックホールの影
  • 先週は、カナダのバンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学で開かれた「量子重力の量子情報」と題した会議で講演しました。先週は、CaltechとMITが運用している LIGO と ヨーロッパの Virgo での、重力波観測のうわさが立っていました。正式発表の前にうわさを広めるのはよくないと思っていたのですが、ネイチャー誌のウェブサイトにもうわさが掲載されていました。⇒ ネイ... [続きを読む]
  • NHK 「こころの時間」
  • 先々週はカナダのペリメータ研究所を数日訪問。先週は、コロラド州のアスペン物理学センターに行っていました。今夏は、アスペンに行くのはこれで3度目です。昨年からこの研究所の所長になったので、7月と8月に開かれる理事会には出席するようにしています。今回は、アスペン物理学センターが補助金の支給を受けている米国科学財団(NSF)の担当の方々の訪問もあったので、大忙しでした。また... [続きを読む]
  • サイモンズ・ワークショップ
  • アスペン物理学センターのハインツ・ペーゲルス記念レクチャーで行った一般講演 「The Science of "The Man from the 9 Dimensions" (『9次元からきた男』の科学)」 のビデオが Youtube で公開になりましたので、ここに埋め込んでおきます。先週は、ストーニーブルック大学のサイモンズ・物理学・幾何学センターで毎夏開かれているサイモンズ... [続きを読む]
  • 最終講義
  • 中日新聞の夕刊で連載していたコラム「紙つぶて」の連載が終わりました。半年間、毎週お付き合いいただき、ありがとうございました。最終回のタイトルは「最終講義」。25回の毎週連載で、原稿を落とすことなく、無事に役目を果たすことができてよかったです。毎回原稿を読んでくれて、ダメ出しをしてくれた (「話が難しすぎて、分かりません」とか) 妻に感謝します。イスラエルでの Strings 20... [続きを読む]
  • Strings 2017
  • イスラエルのテルアビブで開かれた超弦理論の国際会議 Strings 2017 に行ってきました。エルサレムには何度か行ったことがありますが、テルアビブは初めてでした。地中海に面した近代的な都市です。左の写真は、会議のバンケットが開かれたレストランの屋上で、インドからいらしたスペンタ・ワディアさんと撮りました。ワディアさんとは30年来のお付き合いで、1月には彼の退官記念シンポジ... [続きを読む]
  • 東京、マドリッド
  • 先週の木曜日にアスペンからパサデナにもどり、金曜日はCaltechで学生たちと議論、その日の夜の飛行機で東京に向かいました。週の前半はカブリIPMUに行って、水曜日の飛行機でマドリッドに。着いた翌日の木曜日の朝には、超弦理論、素粒子物理学、宇宙論の会議であるPASCOS 2017で講演をしました。会議の用意してくれたホテルが、美術館が集まっている地区にあったので、土曜日にはプラド... [続きを読む]
  • 『9次元からきた男』 in アスペン
  • 先々週から、コロラド州のアスペン物理学センターに来ています。私は、昨年の夏からこのセンターの所長になったので、今年は夏のプログラムが始まる最初の週から来ることにしました。事務長として20年以上務められたジェーン・ケリーさんが、退職されることになったので、最後の日のお昼ご飯のときに、私がスピーチをして、ケーキとお花でお祝いをしました。正式なお祝いの行事は7月に理事会があるときに予定で... [続きを読む]
  • サイモンズ・シンポジウム 2017
  • 先々週は、サイモンズ財団のシンポジウム「量子エンタングルメント」で講演をするために、ドイツに行っていました。5年前に、私と、ハーバード大学のスビール・サチデブさんと、スタンフォード大学のシャミット・カチュルさんの3人で、サイモンズ財団に提案して実現しました。第1回は米領バージン諸島のセント・トーマス島で、第2回目はプエルトリコで開かれました。今回は、趣向を変えて、ドイツの... [続きを読む]
  • インフレーション理論
  • 先月、KEKで行われたKEKで行われたBelle II 測定器設置工程は無事に終了しました。私もアウトリーチにご協力して、ゲスト出演しました。録画ビデオは、「ニコニコ生放送」で見ることができます。私は、1:14:00から1:45:00のあたりにゲスト出演しています。⇒ ニコニコ生放送《BelleⅡ測定器ロールイン》Belle II 実験の皆さん、おめでとうございます。素粒子の標準... [続きを読む]