カツオシ D さん プロフィール

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カツオシ Dさん: カツオシD のライトな小説
ハンドル名カツオシ D さん
ブログタイトルカツオシD のライトな小説
ブログURLhttp://neikou.blog28.fc2.com/
サイト紹介文毎回3分程度で読める小説を載せていますが長編ライトノベルもあります。OUTが少ないニャ〜なんで?(TT)
自由文ショートショートの他、連作短編集、長編ライトノベルの「栗の花学園投資研究会」などそろえています。遊びに来てくださいね。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2009/11/29 19:54

カツオシ D さんのブログ記事

  • 方技官(改) 第四話 削魂谷(しょうこんだに)
  •   写真は記事とは関係のない、(かってに入ってきた外猫のハチワレ君です。  【 方技官(改)・削魂谷 】    【 削魂谷 】   我々、封魔方とは犬猿の仲である陰陽寮にあって、一人擦り寄って来るのが次席方技官・土御門希沙良(つちみかどきさら)だ。 もっとも、この男が我々の詰所(事務室)にやってくる場合は殆ど、やっかいな問題を押しつけに来る時といえた。「八柱さん、また現れましたよ。疫病神が」十朱補 [続きを読む]
  • 方技官(改) 第三話 埋蔵金
  • 写真は記事とは関係のないウチのもんちゃんです。  【 方技官(改)・埋蔵金 】    【 埋蔵金 】 ライバル関係にある組織に属する人間が揉み手をしながらやって来た時は、警戒を怠ってはいけない。それは十中八九、ありがたくない提案だからだ。 特にこの陰陽寮の次席法技官・希沙良がにこやかに封魔方の庁舎に現れた場合は、やっかいな案件を押し付けようとしていると考えるべきだった。「いやだなあ八柱方技官。まあ [続きを読む]
  • 小説 「教えて ベンベン」
  •   写真は記事とは関係のないウチのめっちゃ君ともんちゃんです。  【 教えて ベンベン 】   「オッケーベンベン、教えて。ハンガリーの首都はどこ?」「その声は小堀貢(みつぐ)さんですね。答えはブタペストです」 孫の貢は、数日前に嫁が契約してきた人工知能のベンベンを気に入ったようで、終日利用する。 今も小学校から渡された『サマースキル』(昔風に言えば『夏の友』)の答えを、テーブルの上に置かれた土偶 [続きを読む]
  • ガイダンス(旧タイトル オリエンテーション)
  • 写真は記事とは関係のないウチのチビポンとシマポンママです。  【 ガイダンス(進路指導) 】    ザブト・バッキャは見た目がちょっと怖い。身長が3メートル少々、体重約400キロ。表面が粘液で滑(ぬめった)った灰色の肌、頭の周りに均等に散らばった八つの目は落ち窪んで白目がち、鼻の穴はやたら多く、口は、(もしそれが口だったとすれば)、例えていうなら赤塚不二夫の漫画に出てくるダヨーンのおじさんの様(た [続きを読む]
  • 方技官(改)第二話・パワースポット
  • 写真は記事とは関係のないウチのチビポンとシマポンママです。  【 方技官(改)・パワースポット 】    【 パワースポット 】 逗子マリーナ。 ここは1971年、当時の西武流通グループによって造成されたホテルやレストラン等も兼ね備えた複合施設で個人所有のクルーザーの数や豪華さにおいては日本有数のヨットハーバーだ。 そこに我々封魔方所属のクルーザーが係留されていた。 イタリア製アジムット80。某有名 [続きを読む]
  • 方技官(改)・第一話 妖猫
  • 写真は記事とは関係のないウチのチビポンです。  【 方技官(改)・妖猫 】    内閣官房機密費はその性格上、オープンにできない費用とみなされ、会計検査院も調査対象にしていない。一般的には、国会の審議を円滑に進める為の接待費と見られているが、実はそれ以外に驚愕の経費がここから捻出されている。 例えば、明治時代まで中務省に含まれていた組織の費用で、陰陽寮(陰陽道に基づく呪詛を行う)の他、我々封魔方( [続きを読む]
  • 小説「幌鷺村・大雪騒動」
  •  写真は記事とは関係のないウチのめっちゃ君です。  【 幌鷺村・大雪騒動 】   「困った。まさに想定外の大雪だ。村人からはなんとかしてくれと悲鳴が上がっているが、役場の者たちが総出で雪かきをしても後から後から降り積もってどうにもできない」 防災服に身を包んだ幌鷺(ほろさぎ)村の吉川村長は疲れ果てた様子で頭を抱えた。 地球温暖化が叫ばれて久しいが、幌鷺村では夏も気温が上がらずで米は不作だったし、こ [続きを読む]
  • 小説「感知器」
  •   写真は記事とは関係のないシマポンママとクロちゃんです。   【 感知器 】   「猫の目は、光を感知する杆状体(かんじょうたい)が人間より発達しているものの、色を見分ける錐体(すいたい)細胞は二種類しか無いので三種類持つ人間と比べると、緑や赤が鮮やかに見えません。その為、彼らは一般的に色弱であると思われがちですが、そうとも言えないのです」テーブの上に科学雑誌や論文を広げて、全国賃貸住宅連盟の山 [続きを読む]
  • 小説「猫とトキソプラズマの関係」
  •   写真は記事とは関係のないウチのめっちゃ君です。   【 猫とトキソプラズマの関係 】  「君はジュネーブ議定書を知っているね。だとしたら何故こんなおぞましい物を私の前に出してきたんだ!」 オランフ大統領は提出された書類を見て激怒し、執務室の机を叩いた。 「まあまあ、大統領落ち着いて下さい。君、大統領にお茶でも差し上げて」 ハノーバー上級戦略官が慌ててとりなし、ボーイを呼んだ。「ティーパーティは [続きを読む]
  • ハエと蚊の役割り
  •   写真は記事とは関係のないウチにやって来るハチワレ(仮称)です。   【 ハエと蚊の役割り 】   大学における研究とは、テーマを見つけ、仮設を立て、検証するということだ。 研究結果は常に世界初の物でなくてはならず、誰かが発表した後で同じ物を公表しても全く価値がない。昨今ではそういった意味で研究者は皆、過酷な環境に置かれていると言える。 原因はコンピューターとインターネットの発展だ。これにより研 [続きを読む]
  • 小説【方技官5 御獄舎】
  •  写真は記事とは関係のない、めっちゃ君です。       【 方技官5 御獄舎 】     紀尾井町にある官舎の一番外れに『御獄舎』と呼ばれる建物がある。  外見は他の官舎と変わらないが、官吏の出入りは無い。  それどころか、よく見ると窓も壁に貼り付けてあるだけで、実際には付いていない。  ここは内閣官房付きの組織、封魔方が管理する霊封じの館。早い話が祓おうとしても祓えないしつこい霊を閉じ込めて置く [続きを読む]
  • 小説「医療用ロボット・プロジェクト」
  •   写真は記事とは関係のないウチのクロちゃんです。   【 医療用ロボット・プロジェクト 】    無知の知を説いたのはギリシャの哲学者・ソクラテスだ。人間はどこまで学び、考えたとしてもそんな物はごく僅かで、知らない事の方が多い。己の無知を知る者は、自分を博学と吹聴する者よりずっと知識が深い。という意味だろう。 だが、人間の世界では、少なくとも自分がプロであると宣言する分野においては、何でも知って [続きを読む]
  • 小説「生き神(完全版)」
  •  写真は記事とは関係のない、ウチのシマポンママです。(^^;)今回は以前、後半だけをUPしました「生き神(イキガミ)」の前半部分もくっつけた完全版。前・後半合わせてお読みいただければ幸いです。(所要時間は約4分です)   【 生き神(完全版) 】         ( パート1、 永瀬響子 編 )「永瀬、いつまでかかっているんだ? コピー一つでそんなに時間がかかるのか!」 部長が苛立ってコピー室までやっ [続きを読む]
  • 小説「外来種」
  •    写真は記事とは関係のない「ルドルフとイッパイアッテナ」を観るウチのクロちゃんです。   【 外来種 】  「今回、こちらに伺いましたのは、先に伝えましたワクト・プラバ第二星系条約に基づき、新たに判明した外来種の駆除について承認を頂きたかったからです。分かっておられるとは思いますがここで言う外来種とは地球上で移動したアライグマのようなものではなく、他の星系からもたらされた生物及び異星人によって [続きを読む]
  • 小説「英雄との遭遇」
  •   写真は記事とは関係のないウチのシマポン親子です。   【 英雄との遭遇 】  「宇宙船カリエトは現在、減速してネオアースからわずか100億キロ付近を航行中。まもなく乗員はコールド・スリープを終え、ひと月後にはこちらに到着すると見られます」 航宙局のマクナガン長官の言葉に会議室はどよめいた。「ついに我々は600年前の英雄と対面できるのか」 行政長官である私のみならず、誰もが感慨ひとしおだった。 カリエ [続きを読む]
  • 小説「最後の審判員」
  •   写真は記事とは関係のないウチのシマポン親子です。   【 最後の審判員 】   「う〜む、これは・・・」 内閣情報調査官である俺が差し出したファイルを見て、河上総理は絶句した。 そこには官民問わず数千人を動員し、わずか1週間で仕上げた『吉岡雅也』に関する、(生まれてから四七歳になる今日までの)詳細な記録が書き込まれていた。「概略を述べてくれ」 そう言ったのは佐竹官房長官だった。 俺は内閣の主要閣 [続きを読む]
  • 小説「冒険者」
  •   写真は記事とは関係のないウチのめっちゃ君です。   【 冒険者 】   標高8848m。インド亜大陸とチベット高原を隔てるヒマラヤ山脈の中にあって、14の8000m級ピークを持ち、周囲に100を越す7000メートル級の山々を従えてそそり立つ神々しき山。それが地球最高峰エベレストだ。 1953年にイギリス・ジョン・ハント隊のエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが世界初の登頂をして以来、この世界一魅力的かつ有名な山は [続きを読む]
  • 小説「年寄り茸」
  •   写真は記事とは関係のないウチのクロちゃん&チビポンです。   【 年寄茸 】   仙京山漢方店はここ数年の健康食品ブームに乗って驚異的な躍進を遂げ、その主力商品である『不老丹』はアンチエイジングに効能ありと言われ、世界各国でベストセラーになっている。 ただ、この会社は上場しておらず、京山会長のマスコミ嫌いもあって、あまり取材には応じてこなかった。そんな会長が何故か駆け出しの記者である俺の取材を [続きを読む]
  • 小説「上々の客」
  •   写真は記事とは関係のないウチのシマポンママです。   【 上々の客 】   最近、本当に不景気だ。 毎日店を開けていても、客が来ない日が多い。 この店がある商店街は、郊外とはいえ駅前にあり、人通りがまったく無いわけではない。 なのにどの店も閑古鳥が泣いていて、近頃ではシャッター通りと呼ばれているそうだ。「ええっと、おたくは何時まで開いてますか?」30分ばかりコートの試着を繰り返していた客がそう言 [続きを読む]
  • 小説「鑑定しちゃうぞ」
  •   写真は記事とは関係のないウチのチビポンです。   【 鑑定しちゃうぞ 】   インンターネットを見ていたらトッズの素敵なバッグを見つけた。 欲しいなあ・・・。勿論エルメスなんかと比べると安いんだけど私にはちょっと高い。 実は私はすでに一つ持ってるんだけど、これは真っ赤な偽物だ。お店をすでに辞めた子が3万円の借金のかたに押し付けた。その子は「失礼ねモチ本物よ」なんて言ってたけど・・・。 私はスマホ [続きを読む]
  • 小説 「 法 事 」
  •   写真は記事とは関係のないウチのもんちゃんです。   【 法事 】   そいつは膝を抱え、座り込んだ姿勢のまま自転車並みの速度で、道路を滑る様にしてやって来た。 よく見ると尻のあたりから小さな車輪が突き出しており、それが高速で回転することにより移動しているのだ。 風に僧衣をなびかせながらから、その異様な風体で我が家に現れたのは檀家寺が寄越したロボット僧侶だった。 この日は亡き祖父の27回忌というこ [続きを読む]
  • 小説「仮想家族」
  • 写真は箱取り合戦をするシマポン親子です。   【 仮想家族 】   朝の通勤時、都心に向かう京王線は珍しく混んでいて、座りきれず立っている人もいた。 そういう人は仕方なくスマホの画面に見入っているが、椅子に腰掛けている人達は大抵、雑誌や新聞を手にしている。 これは最近のトレンドだ。今世紀の初頭には落ち込んでいた某少年漫画誌も発行部数が初めて500万部の大台に乗ったとか。そういえば [続きを読む]
  • 小説「鬼次郎金融 10 リベンジポルノ」
  • 写真は記事とは関係のない、チビポンを見守っているクロちゃんです。   【 鬼次郎金融10 リベンジポルノ 】   ある日、真由美との連絡に使っているスマホのメモに驚くような内容の記載があった。『私はこれまで保母さんになろうと努力してきました。けれどこんなことをされたら、夢は全部諦めないといけないでしょ。ステテコ登校の次はこれ? 安倍先生はあなたのことを悪霊じゃないと言われましたが、だとしたら悪魔です [続きを読む]
  • 小説「ウィークポイント」
  •      写真は部屋を占領するシマポン親子です。   【 ウィークポイント 】   京都に本社がある御桂(おかつら)屋、は老舗の鬘(かつら)会社だ。 明治4年に断髪令が出た時、当時染物屋をしていたご先祖さんが「これは商売になる」と思い立ち、開業した。 以来145年間、地元で髪の薄い旦那衆から「おけーはん(さん)」と親しまれ、近年では年配婦人向けウィッグを中心として営業を続けてきたが、最近はア◯ランスやア [続きを読む]
  • 小説「202X年の医療事情」
  •       写真はオモチャに飽きたウチのチビポンです。   【 202X年の医療事情 】    国家財政の事実上の破綻、それは少し考えれば誰にでも予測できることだった。 国の借金が一千兆円を超えたこと、さらに日本を代表する銀行が国債の応札義務がある「プライマリー・ディーラー」の資格返上という動きが、すでに暗示していたのだ。 ここに来て政府は国債の「デフォルト」という最悪の自体を回避するために、強硬な手段 [続きを読む]