asa さん プロフィール

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asaさん: 風と歩く
ハンドル名asa さん
ブログタイトル風と歩く
ブログURLhttp://ryousennnokaze.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文高山も低山も、山歩きの幻視の向こうに何が見えるかを書こうとしています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2009/12/01 09:59

asa さんのブログ記事

  • 中国山地幻視行〜窓が山・皇帝ダリアの咲く冬
  • 中国山地幻視行〜窓が山・皇帝ダリアの咲く冬  車を止め、登山道に入ろうとしたとき、薄紫の花が目に入った。見上げるほどの位置に、その花はあった。皇帝ダリアである。今が盛りと咲き誇っていた。中米あたりが原産と聞く。自然に咲く花ではない。誰かが植えたのであろう。  12月7日、窓が山(711.4?)に登った。薄暗い森を抜けて切通しの道を行く。落葉がうず高く積もっていた。ふわふわとして気持ちいいが、滑るのが難点 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜紅葉と神社と山
  • 中国山地幻視行〜紅葉と神社と山  11月15日、厳島を訪れた。紅葉が目当てであった。空は青かった。紅葉だけでは物足りないので、神社裏の谷から弥山(535?)に登った。気温20度。心地よい汗が流れた。この山は、海岸線から登る。たかが500?、されど500?である。登山路、外国人の多さを実感した。年ごとに増えているようだ。神社と紅葉。Exoticismを実感する、この上ない場所なのだろう。遠くで鐘がなった。「諸行無常」と [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜佛通寺・秋はふかく
  • 中国山地幻視行〜佛通寺・秋はふかく  1年ぶり訪れた三原・佛通寺の秋はふかかった。紅葉は見事に季節を映していた。  小早川家の帰依を受けて1397年に建立され、隆盛を極めたが応仁の乱以降、法灯は衰微の一途をたどった。再び隆盛を迎えたのは明治以降である。以来、臨済宗大本山として今日に至った。紅葉のふかさは、この地には珍しい宗派の寺の数奇な歴史のふかさのようであった。 [続きを読む]
  • 四国幻視行〜石鎚山・初冬の気配
  • 四国幻視行〜石鎚山・初冬の気配 「大山初冠雪」(朝日新聞)が報じられた11月2日、四国・石鎚山(1982?)に18年ぶり登った。快晴、風もなく快適な日和だった。しまなみ海道で今治に渡り、松山の手前で自動車道を降りて旧道を経た後、石鎚スカイラインに乗り、土小屋まで片道300?。宿泊した国民宿舎「石鎚」から登山道に入り、長いトラバースを経て計4.6?の道のりである。急峻なのは最後の1?ほどで、前半は木道やアルミ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜山が燃える・比婆山系
  • 中国山地幻視行〜山が燃える・比婆山系  紅葉を眺め、日本人に生まれてよかったと思ったことがあった。その後、旅した北米で見事な紅葉に嘆息した。紅葉をめでるのは、日本人だけが持つ感性ではなかったのだ。そうではなく、おそらく、四季の移り変わりそのものを「美しい」と受け止める心にこそ、日本人の感性の原点があるとすべきだろう。  屁理屈はともかく、今年も紅葉を眺めに行った。昨年に続き、比婆山系の牛曳、伊良 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜紅葉にはまだ早き・大峰山
  • 中国山地幻視行〜紅葉にはまだ早き・大峰山  いつもながら、大峰への最後の急登はきつい。たまらず、立ち止まって一息入れた。すかさず、後続が追い付いてきた。「あとどのくらい?」と聞かれ「20分ぐらい」と答えた。その後、頂上まで25分だったことを思えば、まずまず外れのない答えだったか、と我が身を振り返った。10月17日のこと。  そろそろ、紅葉が始まってはいないか、という期待は、半分外れ半分当たった。つまり、 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜今年は紅葉が早いという・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜今年は紅葉が早いという・恐羅漢山  今年は紅葉が早いという。どんなものか、偵察を兼ねて恐羅漢山に登った。「体育の日」の翌日、10月9日。  たしかに、登山路の途中で見た林は、まだらに赤く黄色く染まり始めていた。あと2週間か。いやもっと早いかもしれない。紅葉の盛りが来るのは。そう思わせる山の風景だった。足元にはリンドウやアキノキリンソウ。紫の、茎が地を這う花はツルリンドウだろうか。山 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山・暑くもなく寒くもなく
  • 中国山地幻視行〜深入山・暑くもなく寒くもなく  汗が滴ってきた。最後の急登。我慢して登り切ると、山頂の標識の上に青空が広がった。「暑くもなし、寒くもなし、いい季節だねえ」。どこからか、聞こえてきた。実感である。あいにく気温計を携行していなかったが、翌日調べると広島の最高気温26.2度、最低気温15.4度。山頂なので若干低めだとしても、このとき20度前後だっただろうか。  10月3日、深入山(1153?)。東シナ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜花盛りの稜線・岩樋山から道後山へ(上)
  • 中国山地幻視行〜花盛りの稜線・岩樋山から道後山へ(上)  駐車場脇の草むらに小さな花が群生していた。のぞきこむと、ウメバチソウだった。季節は過ぎたと期待していなかったが、思わぬ出迎えに驚いた。視線を上げると、薄紫の何かが広がっていた。マツムシソウの群落だった。これこそ、もうとっくに終わったと思っていた。  岩樋山の頂上まで1時間足らずである。山頂の手前あたりから、花々の競演が始まった。フウロ、ヤ [続きを読む]
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(下)
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(下)  夏も終わりに近い。花は期待していなかった。予想通り、目を見張るほどのものはなかった。強いてあげれば、ウメバチソウぐらいか。弓折岳分岐から双六小屋に向かう縦走路のそばに咲いていた。カメラを構えていると、道が狭いため後続の二人連れが待っていてくれた。アカモノ(イワハゼ)は双六岳山頂へ向かう途中だったと記憶する。 リンドウヨツバノシオガマハハコグサフウロア [続きを読む]
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(中)
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(中)  急登を登り切り、特徴的な台形状の山容にわずかに残る踏み跡をたどった。ガスの中から岩に囲まれ城塞のようなたたずまいの山頂が現れた。  8月27日、双六岳。あいにく山頂周辺はガスに包まれていた。それでも、しばらく待った。ここから見る槍ヶ岳は、北アルプス随一の美しさである。双六の「鈍」な山容と、槍の「鋭」な山容とがコントラストを描く。30分は待っただろう。双六小 [続きを読む]
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(上)
  • 北アルプス幻視行〜槍ヶ岳を見にいく(上)  遠雷がなっている。登山道わきに腰かけた女性が不安そうな目で語りかけた。稜線じゃないので大丈夫でしょう、と答えた。大きなザック。キャンプをするのだという。  小池新道。8月25日早朝に自宅を出、わさび平小屋に泊まった。台風が相次いで来襲する中、タイミングを見計らったつもりだった。しかし東シナ海に低気圧が居座り、長い雨雲が北陸から北アルプス方面に向け伸びてい [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜鬼ヶ城山・新調の頂上標識を見に
  • 中国山地幻視行〜鬼ヶ城山・新調の頂上標識を見に  鈴が峰から鬼ヶ城山に向かう縦走路を下っていると、後ろから消え入りそうな声で「すみません…」とあった。振り向くと小柄な、比較的年配の女性が立っていた。先を譲った。「どちらまで?」と聞かれ「鬼ヶ城」と答えた。 「最近、頂上の標識を新しくしたので、と知人から連絡があり、見に行くんです」 「そういえば、立派なのが立っていましたね。市か何かが立て替えたん [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜周回ルートは通行禁止
  • 中国山地幻視行〜周回ルートは通行禁止  8月11日は山の日。せっかくこんな日が設けられているのだから山に行かねば、と思いつつも、30度を超す天気予報に恐れをなし、つい手ごろなところ、三倉岳で手を打ってしまった。  見慣れた登山道の入り口に、何やら大仰な看板が立っていた。いつもの「熊注意」かと思ったら違った。三つあるピークのうち、中岳から夕陽岳に向かうルートが通行止めという。おそらく、先日の西日本豪雨 [続きを読む]
  • 少年の日の夏の記憶〜四季・彩時記
  • 少年の日の夏の記憶〜四季・彩時記  門柱横に植えたハナミズキに早朝、セミが一匹とまっていた。そういえば2、3日前、近くの植え込みにセミの抜け殻があった。あの抜け殻の持ち主が、このセミだろうか。カメラを持ち出し、そっと撮影した。羽根が透明なクマゼミである。まだ小さい。セミになったばかりであろう。  クマゼミといえば、巨木にとまって大きな声でなく。そんな記憶がある。めったに網で捕獲できなかった。第一 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜吉和冠・渓流を飛ぶ蝶
  • 中国山地幻視行〜吉和冠・渓流を飛ぶ蝶  連日35度を超える広島市内を抜けて、別世界にたどり着きたい。その思いで先週は深入山に向かったが、期待は裏切られた。涼を求めていった先が日陰のない稜線歩きであったことが失敗の原因だった。その反省に立ち7月24日、広島県の北西部、山口県境に近い吉和冠に向かった。この山を選んだ理由は二つ。一つは、沢伝いに歩くので涼しいだろうということ。もう一つは、道がほぼ林間にある [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜この暑さは異常・深入山
  • 中国山地幻視行〜この暑さは異常・深入山  南登山口からの急登をしばらく我慢すると、稜線を渡る風が吹いてきた。道の先にはなだらかな、この山の頂が見える。その先に雲が浮かぶ青い空。それにしても暑い。ザックにつけた気温計を見ると35度から40度の間、真ん中よりは40度に近い。  昨年は7月14日、今年は7月17日にこの山に登った。今年の暑さは異常だ。昨年も暑かったが、これほどではなかった。多少の余裕があったが、 [続きを読む]
  • 自然で身の丈にあった文章が引き付ける〜山の図書館
  • 自然で身の丈にあった文章が引き付ける〜山の図書館 「山行記」(南木佳士著)  病院の勤務医である「わたし」に、沙絵ちゃんから手紙が届いた。浅間山に登りませんか、とあった。高校生のころの憧れの存在と登った。  マツムシソウだね。  ミヤママツムシソウかな。  ほのぼのとした会話を交わし、でも彼女は40年前とは違っていた―。  遠い記憶が交差する中で、こころとからだ、生と死の融合と乖離が背伸びしない自然 [続きを読む]
  • 新緑の掛頭・臥龍を歩く〜中国山地幻視行
  • 新緑の掛頭・臥龍を歩く〜中国山地幻視行  掛頭山(1126?)から臥龍山(1223?)へ向かう途中の小ピーク(1123?)を過ぎたあたりで、折れて朽ちた巨木を見た。ミズナラとブナの古木が新緑を競う中で、それは極めて異質に見えた。夏へ向かう周囲とは違った時間の流れが漂っているようだった。遥かな深い物語を見るものに投げかけているようでもあった。  6月21日、梅雨の晴れ間に掛頭山から臥龍山を縦走した。広島県北 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜オオヤマレンゲは咲いていた・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜オオヤマレンゲは咲いていた・恐羅漢山  「この大きな岩の裏に回ってごらん」  声をかけられ、裏手に回った。細い道をたどると複雑に組み合わさった岩場が現れた。ザックを置き、なんとか登り切ると別の声がした。  「そこにあるよ。だけどまだつぼみだね」  白いつぼみが鼻先にあった。周囲に枯れた花弁が二つか三つ。どうやら、この花は一斉に咲くのではないらしく、開花時期に時差があるようだ。  「 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜梅雨の来ぬ間に・窓が山
  • 中国山地幻視行〜梅雨の来ぬ間に・窓が山  入梅宣言はまだない。朝から空は晴れ渡り、雲一つとてない。こんな日は山に登るのがいい。そんなわけで6月1日、広島市西部、広島湾に向かって屏風のように立つ窓が山に向かった。  登山路はほぼ全ルート林間にある。この季節、蒸し暑いだろうと思ったら意外に気温は低かった。ザックに付けた気温計を見ると17、8度あたりを指していた。湿度も低いようだ。渡る風はひんやりとして [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜新緑の中を・大峰山
  • 中国山地幻視行〜新緑の中を・大峰山  風までも緑の色をしているように思える。新緑の中を歩いた。5月25日、大峰山。  山頂から四方を眺めると、大きな白い花が目についた。目を凝らす。オオヤマレンゲでは。もしそうなら大発見、と思ったが、少し違う。しかし、花のかたちからして同じモクレン科の一つであろう。周囲を見渡したが、同じ花が咲く木はなかった。一本だけ独立して立っているようだった。  広島湾方面を見渡 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜主役は青い空・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜主役は青い空・三倉岳  主役は、青い空であった。雲一つない空。おまけに日曜日とあって、山は混雑していた。5月20日、久しぶりの三倉岳。調べてみたら昨年の初秋10月以来であった。  快晴とあって日差しは強かったが、林間の木陰に入ると空気が冷たい。湿度は低いようだ。急登を辛抱し、中岳までたどりつくと、後からどんどん人が押し寄せてきた。誰もが「すごいなあ」と感想を漏らしていた。こちらは何度 [続きを読む]