asa さん プロフィール

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asaさん: 風と歩く
ハンドル名asa さん
ブログタイトル風と歩く
ブログURLhttp://ryousennnokaze.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文高山も低山も、山歩きの幻視の向こうに何が見えるかを書こうとしています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供38回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2009/12/01 09:59

asa さんのブログ記事

  • 「ソロ」という生き方とヒマラヤとの融合
  • 「ソロ」という生き方とヒマラヤとの融合 「ソロ」(笹本稜平著)  「ソロ」というタイトルから思い起こされる一冊がある。「ソロ 単独登攀者 山野井泰史」(丸山直樹著、1998年、山と渓谷社)。ヨセミテやヨーロッパアルプスで腕を磨き、挑戦の舞台をヒマラヤに移したクライマーを追った。そして彼の生死の境をさまよったギャチュン・カン北壁登頂の体験は沢木耕太郎の卓抜なインタビューによって再現され「凍」にまと [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜世の中いろいろ・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜世の中いろいろ・三倉岳  暑いなあ…そう思って足元に目をやったとたん、ぽたりと汗が滴った。  10月も中旬に入ろうかというのに、気温は30度近くあるだろう。風はない。  体育の日の9日、三倉岳に登った。昨年の体育の日も三倉岳だった。なぜか、体育の日はこの山と連想が働くらしい。そして、昨年も人が多かったが、今年はさらに輪をかけて登る人が多かった。  中岳の頂は8畳敷きほどの細長い形状の大 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜窓が山・キレットを渡る
  • 中国山地幻視行〜窓が山・キレットを渡る  久しぶりにキレットを渡った。といっても、槍穂のそれとは比ぶべくもない。しかし、キレットはキレットである。  9月30日、窓が山。この山名の由来にはいろんな説がある。山頂に巨大なキレットがあり、それゆえに「窓」と名付けたというのもその一つである。巨大なキレットがあるとは、山頂が二つあるということでもある。この日はまず西峰、そしてキレットを渡って東峰に着いた。 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜双耳峰を楽しむ・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜双耳峰を楽しむ・恐羅漢山  旧羅漢山からの復路を登り返した先には、青い空が広がっていた。山頂の広場には最近新調したらしい標識がたち、周囲には10人ほどのグループがいた。リーダーらしき人がひとしきり話をすると、そのまま下りていった。続いて、若い男女3人ずつのグループ。楽しそうに昼の宴を始めた。  9月24日、広島県の最高峰・恐羅漢山(1346?)に登った。天気のよさにつられ、そのまま旧羅漢 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜曼珠沙華を見に・大峰山
  • 中国山地幻視行〜曼珠沙華を見に・大峰山  一陣の秋の風が吹くと、赤い花が脳裏に浮かぶ。曼珠沙華である。路傍を赤く染める花。撮るのはなかなかむつかしい。  9月21日、曼珠沙華を見に大峰山(1050?)に向かった。咲くのは登山路ではなく、ふもとの田園地帯である。果たして、曼珠沙華は咲いていた。黄色く色づいた田のあぜ道に赤いラインを引くかのように。しかし、早めだったのか、染めるというにはおぼつかない。毎年 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜ガスの中の大山
  • 中国山地幻視行〜ガスの中の大山  2014年4月以来だから、ほぼ3年半ぶりである。9月13日、3日間の晴れマークを確認して、鳥取の大山へ向かった。大山寺近くのキャンプ場駐車場に車を止め仮眠。翌朝、日の出とともに起きだし、真っ先に頂上付近に目をやった。朝日が北壁の上部を照らし、ガスはかかっていない。  まずはコーヒーを一杯。身支度にかかった。思えばここ数年、山に行く機会がめっきり減った。体力はどれほど残 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜晴れた日には日本海が見える・岩樋山/道後山
  • 中国山地幻視行〜晴れた日には日本海が見える・岩樋山/道後山  広島県の東北の県境にあるこの二つの山は、なだらかな草原で結ばれている。その中を歩くと、さながら雲上のプロムナードである。標高でいうと、実は岩樋山(1271?)の方が道後山より2?高い。しかしなぜか、一般には道後山のほうが知られていて、岩樋山は前衛峰の扱いをされることが多い。山容といい眺望といい、二つの山はどちらも引けを取らない。岩樋山は不 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山・山頂には秋の風
  • 中国山地幻視行〜深入山・山頂には秋の風  急登を終え一息ついたころ、風がほおをなでた。首筋に照り付ける日差しは夏のままだが、風は秋のそれだった。夏の午後のアスファルトを踏んで我が家にたどり着き、エアコンの涼風にほっとする。そんな感じだった。見上げるとなだらかな稜線の向こうに青い空が広がった。雲はなかった。  8月30日、深入山。この山は先月も訪れた。その時に見損なったマツムシソウが目当てだった。し [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜ちぐはぐな一日・白木山
  • 中国山地幻視行〜ちぐはぐな一日・白木山  南ア・鳳凰小屋で関東から来たという女性と話していて、広島で訓練登山の山として知られるのはどこですか、と聞かれた。話しぶりから広島に住んでいたことがあり、若干の土地勘があるようだった。そこで「白木山(889?)」を上げた。広島市北方の近郊(安佐北区)にあり、登山口から山頂までの標高差は800?。鳥取の大山(大山寺から標高差900?)に引けを取らぬ数字であり、近くの [続きを読む]
  • 一見軽そうだが内容は深い〜山の図書館
  • 一見軽そうだが内容は深い〜山の図書館 「地図のない場所で眠りたい」(対談:高野秀行・角幡唯介)  「謎の独立王国ソマリランド」や「アヘン王国潜入記」の高野と「空白の五マイル」や「アグルーカの行方」の角幡による対談。ともに探検家・冒険家であるとともにノンフィクションのライターである。そしてもう一つの共通項は早大探検部のOBであること。外形的には似通っているが作家としての資質、出来上がった作品の [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈3〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走3> ≪第3日=7月30日≫  いきなりだが、時計を逆回しする。前日(29日)の昼過ぎ、鳳凰小屋に着いたころから雨が本格的になった。軒先を借りてビールを飲んでいると、目の前の石段を上がってくる人の列が引きも切らない。雨の中を、である。新宿から甲府まで特急で1時間半、韮崎まででも2時間という地の利であろう。おかげで小屋は超満員になった。ザックも衣類も湿ったままである。あ [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈2〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走2> ≪第2日=7月29日≫  南御室小屋からの急登を、息を切らして登った。標高2600?を過ぎても森林限界に達しない。樹林帯の深さに「南アルプス」を実感する。白砂の稜線が目立つようになったころ、巨岩が並ぶピークに着いた。砂払岳であろうか。赤さびた標識が立つが、文字は読めなかった。そこを過ぎると「薬師岳小屋まで10分」の標識があった。  改修のため今夏は営業していないが、小 [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈1〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈1〉≪第1日=7月28日≫ 早朝に夜叉神峠についた。雨は降っていなかった。夜叉神峠小屋まで、標高差約400?の登りである。道はつづら折りに付けられ、整備されていた。林間に朝日が漏れたが、つかの間だった。 夜叉神峠小屋は小さな小屋だった。白峰三山の稜線が望めると聞いたが、あたりは乳白色のガスに包まれていた。ここからは緩い登りの縦走路が続く。眺望は望むべくもなく、 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山のショウブ
  • 中国山地幻視行〜深入山のショウブ  山を下り、休憩所でアイスクリームをなめていると「山野草の季節になりましたね」と、店番の女性から声をかけられた。「この山は種類が多いですからね」と答えた。  名も知れぬ小さな花を見に、暑いさなか深入山(1153?)に来た。そんな楽しみでもなければ、木陰などない山道を歩く気にはならない。  緑は濃かった。巨木に「南登山道」と刻まれた標識のそばに「熊出没注意 危険」の看 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜岩陰の花・大峰山
  • 中国山地幻視行〜岩陰の花・大峰山  最後の急登にかかって階段状の山道に足を踏み出したとき、頭上の木々がざわっと鳴った。かすかな風である。やれやれ、ありがたいと思った。  7月3日。「きょうは今年最高の暑さになるでしょう」という天気予報を聞きながら大峰山(1040?)に向かった。平地は既に30度を超しているだろう。ここは標高があるうえ木陰なので26、27度ぐらいだ。それでも暑くはある。涼しくはない。風が救い [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜比婆連山・ササユリとイワカガミ
  • 中国山地幻視行〜比婆連山・ササユリとイワカガミ  先日、地図を見る機会があり、比婆連山あたりをじっくり眺めた。比婆山の向かいにある吾妻山、それに連なる烏帽子山、毛無山は広島、島根県境にある。というより、山々が古代から国境(くにざかい)を形成してきたといったほうが正確かもしれない。これらを越えると奥出雲町に入る。日本海側から見ての「奥」であるから、広島側から見れば出雲の入り口にあたる。  毛無山と [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜三倉岳・梅雨入り宣言はしたが
  • 中国山地幻視行〜三倉岳・梅雨入り宣言はしたが  梅雨入り宣言はしたものの、晴れの日が続く。そこで、三倉岳へと向かった。気温は25度を少し上回る程度。湿度が低いせいか、日陰に入ると涼しい風が吹く。山歩きには絶好の気候と見た。  とはいえ、石段状の登山道に入ると汗が噴き出す。4合目を過ぎたあたり、頭上から声がした。ロッククライミングに興じる人たちである。あいさつを交わし、なお急斜面を登る。何人かが楽し [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜白木山から宮島が見える
  • 中国山地幻視行〜白木山から宮島が見えた  小さな鳥居がある山頂は気持ちのいい草原である。階段状の道を我慢してやっとたどり着いた。雲はあるが、空は晴れている。開放感のある頂である。  白木山は2015年11月以来。1年半以上も遠ざかっていた。理由は簡単だ。しんどいから。登山口から山頂まで標高差が800?近くある。山自体は889?だから、ほとんど登らなければならず、その間ほとんど展望はきかない。ひたすら林間の道 [続きを読む]
  • 四国幻視行〜快適な稜線歩き・剣山
  • 四国幻視行〜快適な稜線歩き・剣山  5月16、17の両日、四国第2の高山・剣山(1955?)に登った。剣といえば北アの剱岳が連想され、裏剣から見た天へ伸びる岩峰がその名の由来を思わせるが、剣山は名前と違ってなだらかな山である。周囲の山々ともミヤマクマザサの稜線でつながれ、荒々しいイメージはない。山名のいわれは、頂上直下の大岩・宝蔵石の下に安徳天皇が剣を埋めたためという説、中腹の大剣神社のご神体である高 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜快晴の山頂・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜快晴の山頂・恐羅漢山  5月14日、恐羅漢山(1346?)。駐車場に10台はいただろう。この山では滅多に見ない光景である。さすがにこの季節、気候がいいと人が集まる。カラフルなウェアに身を包んだ若い人が多い。身支度がすみ次第、登山道に向かった。  新緑がまぶしい山頂には誰もいなかった。駐車場で見た人たちはどこへ行ったのだろう。ほとんどは夏焼峠経由で登ってくると思われる。こちらはいつも、スキ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜山は表情を変えていた・吉和冠
  • 中国山地幻視行〜山は表情を変えていた・吉和冠  山はすっかり表情を変えていた。  そういえば、季節はもう初夏である。新緑が色濃く、山には生気がみなぎっている。路傍には名も知らぬ小さな花が咲き競う。ついこの間までの雪に覆われた山ではない。  5月8日、吉和冠(1339?)。ほぼ快晴。気温をチェックすると27度。沢の水音が心地よい季節である。  山頂近く、ひそかな楽しみのポイントがある。イワカガミの小さな群 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜大山とカタクリ・船通山
  • 中国山地幻視行〜大山とカタクリ・船通山  「富士には月見草がよく似合う」とは太宰治の「富嶽百景」で、月見草という小さな存在が富士山と相対して引き下がらぬ凛とした姿への共感をうたった。富士は「日本一の山」といわれるが、さしずめ中国地方一の山は大山であろう。深田久弥の「日本百名山」にも、中国地方からは大山だけが選ばれている。この大山に相対し、一歩も引かぬ存在としてカタクリの花を上げるのは、無謀なこ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜カタクリの花・寂地山
  • 中国山地幻視行〜カタクリの花・寂地山  毎年、山口県の最高峰・寂地山(1337?)のカタクリの花を見に行く。タイミングは5月の連休のころと決めていた。春の訪れの早いか遅いかによって、開花時期に若干のずれがある。昨年は4月30日に登ったが、季節は終わりかけであった。今年は4月24日に向かった。春が来るのが遅めで、桜をはじめ開花が遅れていたので、カタクリはやや早いかとの思いがあった。そのため重い一眼レフを [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜山は霞のかなた・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜山は霞のかなた・三倉岳 食後のコーヒーと板チョコをザックから取り出す。「しまった」と内心思う。板チョコはドロドロに溶けていた。気温をチェックすると、20度を少し超したあたり。つい先日まで雪だのなんだのといっていたのに。もう携帯用のクーラーボックスが必要な季節が来たようだ。 4月19日。登山口では満開のヤマツツジが出迎えた。ほどなく長い石段に取り付く。汗が額を流れる。幸い、風が少しある。 [続きを読む]