asa さん プロフィール

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asaさん: 風と歩く
ハンドル名asa さん
ブログタイトル風と歩く
ブログURLhttp://ryousennnokaze.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文高山も低山も、山歩きの幻視の向こうに何が見えるかを書こうとしています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供40回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2009/12/01 09:59

asa さんのブログ記事

  • 中国山地幻視行〜今年初登りは石段2000段・宮島弥山
  • 中国山地幻視行〜今年初登りは石段2000段・宮島弥山  前回登ったのが11月下旬だから、まだ1カ月半しかたっていない。しかし、このところ年初めの山登りはここと決めているので、多少気はひけるが宮島・弥山(535?)の山行を紹介する。文章もだが、写真も申し訳ないほどこれまでと同じである。  11月下旬は紅葉をめでることが主眼だったため紅葉谷コースから上がったが、今回は大聖院コースを選択した。山頂まで約3?、石段2 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜侮れない山並み・牛田山
  • 中国山地幻視行〜侮れない山並み・牛田山  広島の市街地は太田川によってつくられたデルタの上に広がる。その東西には低いながらも山が屏風のようにそびえる。西は鈴が峰、東は牛田山を中心にした山群である。日頃よく登るのは鈴が峰だが、今回牛田山に挑戦した。  広島駅を起点に二葉山(139?)、尾長山(157?)、牛田山(260?)を経て住宅街に下り、アストラムライン(高架軌道の交通システム)を使って市街中心部に向 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜思わぬ雪・大峰山
  • 中国山地幻視行〜思わぬ雪・大峰山  12月9日、大峰山。登山口に近づくにつれて、舞う雪が濃くなった。路面も白くなり始めている。確かに、東日本から北海道にかけて寒波が襲ってはいるが、西中国山地まで雪化粧になろうとは、予想していなかった。したがって、雪に備えた装備もしていなかった。引き返そうか…弱気の虫が頭をもたげた。  登山口に着いたとたん、日が差した。まるで山が「おいで、おいで」といっているようだ [続きを読む]
  • 山があってよかった〜山の図書館
  • 山があってよかった〜山の図書館 「街と山のあいだ」(若菜晃子著)  私たちは、いつも名のある山に登っているわけではない。むしろ、名もない低山に登ることのほうが多い。深田久弥は「百の頂には百の喜びがある」といったが、それは名もない低山にも当てはまる。どんな山にも味わいがあり、歩く喜びがある。そのことをエッセーにまとめたのが、この「街と山のあいだ」である。  著者は「山と渓谷」の副編集長を経て独立 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜宮島・弥山は国際色豊か
  • 中国山地幻視行〜宮島・弥山は国際色豊か  紅葉谷公園から登山道に取り付き、日当たりの悪い石段を登るとロープウェイの終着点から山頂へと延びる舗装された明るい道に合流する。ここまで来ると、ハイヒールやミニスカートの女性もいる。横を歩いていた若い女性のグループが何やら笑いながら話している。「○×▼◆□…」。日本語ではない。外見は日本人そのものなのだが。  山頂に着いて周りを見渡すと、外国人が多い。欧米 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜美は乱調にあり・佛通寺の紅葉
  • 中国山地幻視行〜美は乱調にあり・佛通寺の紅葉  11月15日、三原の佛通寺を訪れた。  見たところ、紅葉はピーク過ぎて枯れ始めと思った。その印象を若い僧侶にぶつけてみた。僧は、私の言葉を肯定しなかった。「紅葉は木によって時期が違います。よく見ればまだ緑のものもあります。既に盛りを過ぎているというのは、適当ではありません」。こんな答えだった。そうか、紅葉は桜とは違うのだ。桜は一斉に咲き、一斉に散る。そ [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜牛曳山から毛無山へ
  • 中国山地幻視行〜牛曳山から毛無山へ  心がざわつく景色がある。晩秋の山。紅葉は既に盛りを過ぎ、冬の到来を待つ白樺の林。日の影が長く伸びて、枯葉降り積む山道。何が心を揺らすのだろう。  11月6日、比婆山連山の一角、牛曳から毛無を歩いた。10月24日、この地を訪れた時には「紅葉にはまだ早い」とアドバイスを受けたコースである。ちょうど2週間が過ぎた。早くはなかった。というより、もう遅かった。白樺の紅葉はす [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜不思議な山名と錦繍をまとって・鯛ノ巣山
  • 中国山地幻視行〜不思議な山名と錦繍をまとって・鯛ノ巣山  秋晴れの10月31日、「鯛ノ巣山」という不思議な名前の山に登った。広島県に近い島根県にある。1026?。紅葉が楽しめるのでは、と思ってのことだ。  山名の由来について、確たる説はないようだ。ふもとの奥出雲は陰陽の物資の集積・中継地点に当たり、日本海側の魚が集まってくる―即ち「鯛の集(す)」の地域ということから、という説が有力なようだが、定説ではな [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜偶然の出会い・比婆連山
  • 中国山地幻視行〜偶然の出会い・比婆連山  池の段まで、あと30分か。そう思いながら、登りの山道を詰めていた。数人が下ってくる気配がした。「asaちゃん?」と声がする。そんな呼び方をされたのは、久しぶりだ。驚いて顔を上げると、懐かしい顔があった。写真部にいたKさんである。数人を連れていた。Kさんは退職後、写真塾を開いている。そこの塾生さんたちだった。紅葉の比婆連山を撮りに来たらしい。二、三の言葉を交わ [続きを読む]
  • 「ソロ」という生き方とヒマラヤとの融合
  • 「ソロ」という生き方とヒマラヤとの融合 「ソロ」(笹本稜平著)  「ソロ」というタイトルから思い起こされる一冊がある。「ソロ 単独登攀者 山野井泰史」(丸山直樹著、1998年、山と渓谷社)。ヨセミテやヨーロッパアルプスで腕を磨き、挑戦の舞台をヒマラヤに移したクライマーを追った。そして彼の生死の境をさまよったギャチュン・カン北壁登頂の体験は沢木耕太郎の卓抜なインタビューによって再現され「凍」にまと [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜世の中いろいろ・三倉岳
  • 中国山地幻視行〜世の中いろいろ・三倉岳  暑いなあ…そう思って足元に目をやったとたん、ぽたりと汗が滴った。  10月も中旬に入ろうかというのに、気温は30度近くあるだろう。風はない。  体育の日の9日、三倉岳に登った。昨年の体育の日も三倉岳だった。なぜか、体育の日はこの山と連想が働くらしい。そして、昨年も人が多かったが、今年はさらに輪をかけて登る人が多かった。  中岳の頂は8畳敷きほどの細長い形状の大 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜窓が山・キレットを渡る
  • 中国山地幻視行〜窓が山・キレットを渡る  久しぶりにキレットを渡った。といっても、槍穂のそれとは比ぶべくもない。しかし、キレットはキレットである。  9月30日、窓が山。この山名の由来にはいろんな説がある。山頂に巨大なキレットがあり、それゆえに「窓」と名付けたというのもその一つである。巨大なキレットがあるとは、山頂が二つあるということでもある。この日はまず西峰、そしてキレットを渡って東峰に着いた。 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜双耳峰を楽しむ・恐羅漢山
  • 中国山地幻視行〜双耳峰を楽しむ・恐羅漢山  旧羅漢山からの復路を登り返した先には、青い空が広がっていた。山頂の広場には最近新調したらしい標識がたち、周囲には10人ほどのグループがいた。リーダーらしき人がひとしきり話をすると、そのまま下りていった。続いて、若い男女3人ずつのグループ。楽しそうに昼の宴を始めた。  9月24日、広島県の最高峰・恐羅漢山(1346?)に登った。天気のよさにつられ、そのまま旧羅漢 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜曼珠沙華を見に・大峰山
  • 中国山地幻視行〜曼珠沙華を見に・大峰山  一陣の秋の風が吹くと、赤い花が脳裏に浮かぶ。曼珠沙華である。路傍を赤く染める花。撮るのはなかなかむつかしい。  9月21日、曼珠沙華を見に大峰山(1050?)に向かった。咲くのは登山路ではなく、ふもとの田園地帯である。果たして、曼珠沙華は咲いていた。黄色く色づいた田のあぜ道に赤いラインを引くかのように。しかし、早めだったのか、染めるというにはおぼつかない。毎年 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜ガスの中の大山
  • 中国山地幻視行〜ガスの中の大山  2014年4月以来だから、ほぼ3年半ぶりである。9月13日、3日間の晴れマークを確認して、鳥取の大山へ向かった。大山寺近くのキャンプ場駐車場に車を止め仮眠。翌朝、日の出とともに起きだし、真っ先に頂上付近に目をやった。朝日が北壁の上部を照らし、ガスはかかっていない。  まずはコーヒーを一杯。身支度にかかった。思えばここ数年、山に行く機会がめっきり減った。体力はどれほど残 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜晴れた日には日本海が見える・岩樋山/道後山
  • 中国山地幻視行〜晴れた日には日本海が見える・岩樋山/道後山  広島県の東北の県境にあるこの二つの山は、なだらかな草原で結ばれている。その中を歩くと、さながら雲上のプロムナードである。標高でいうと、実は岩樋山(1271?)の方が道後山より2?高い。しかしなぜか、一般には道後山のほうが知られていて、岩樋山は前衛峰の扱いをされることが多い。山容といい眺望といい、二つの山はどちらも引けを取らない。岩樋山は不 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山・山頂には秋の風
  • 中国山地幻視行〜深入山・山頂には秋の風  急登を終え一息ついたころ、風がほおをなでた。首筋に照り付ける日差しは夏のままだが、風は秋のそれだった。夏の午後のアスファルトを踏んで我が家にたどり着き、エアコンの涼風にほっとする。そんな感じだった。見上げるとなだらかな稜線の向こうに青い空が広がった。雲はなかった。  8月30日、深入山。この山は先月も訪れた。その時に見損なったマツムシソウが目当てだった。し [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜ちぐはぐな一日・白木山
  • 中国山地幻視行〜ちぐはぐな一日・白木山  南ア・鳳凰小屋で関東から来たという女性と話していて、広島で訓練登山の山として知られるのはどこですか、と聞かれた。話しぶりから広島に住んでいたことがあり、若干の土地勘があるようだった。そこで「白木山(889?)」を上げた。広島市北方の近郊(安佐北区)にあり、登山口から山頂までの標高差は800?。鳥取の大山(大山寺から標高差900?)に引けを取らぬ数字であり、近くの [続きを読む]
  • 一見軽そうだが内容は深い〜山の図書館
  • 一見軽そうだが内容は深い〜山の図書館 「地図のない場所で眠りたい」(対談:高野秀行・角幡唯介)  「謎の独立王国ソマリランド」や「アヘン王国潜入記」の高野と「空白の五マイル」や「アグルーカの行方」の角幡による対談。ともに探検家・冒険家であるとともにノンフィクションのライターである。そしてもう一つの共通項は早大探検部のOBであること。外形的には似通っているが作家としての資質、出来上がった作品の [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈3〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走3> ≪第3日=7月30日≫  いきなりだが、時計を逆回しする。前日(29日)の昼過ぎ、鳳凰小屋に着いたころから雨が本格的になった。軒先を借りてビールを飲んでいると、目の前の石段を上がってくる人の列が引きも切らない。雨の中を、である。新宿から甲府まで特急で1時間半、韮崎まででも2時間という地の利であろう。おかげで小屋は超満員になった。ザックも衣類も湿ったままである。あ [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈2〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走2> ≪第2日=7月29日≫  南御室小屋からの急登を、息を切らして登った。標高2600?を過ぎても森林限界に達しない。樹林帯の深さに「南アルプス」を実感する。白砂の稜線が目立つようになったころ、巨岩が並ぶピークに着いた。砂払岳であろうか。赤さびた標識が立つが、文字は読めなかった。そこを過ぎると「薬師岳小屋まで10分」の標識があった。  改修のため今夏は営業していないが、小 [続きを読む]
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈1〉
  • 南アルプス幻視行〜鳳凰三山縦走〈1〉≪第1日=7月28日≫ 早朝に夜叉神峠についた。雨は降っていなかった。夜叉神峠小屋まで、標高差約400?の登りである。道はつづら折りに付けられ、整備されていた。林間に朝日が漏れたが、つかの間だった。 夜叉神峠小屋は小さな小屋だった。白峰三山の稜線が望めると聞いたが、あたりは乳白色のガスに包まれていた。ここからは緩い登りの縦走路が続く。眺望は望むべくもなく、 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜深入山のショウブ
  • 中国山地幻視行〜深入山のショウブ  山を下り、休憩所でアイスクリームをなめていると「山野草の季節になりましたね」と、店番の女性から声をかけられた。「この山は種類が多いですからね」と答えた。  名も知れぬ小さな花を見に、暑いさなか深入山(1153?)に来た。そんな楽しみでもなければ、木陰などない山道を歩く気にはならない。  緑は濃かった。巨木に「南登山道」と刻まれた標識のそばに「熊出没注意 危険」の看 [続きを読む]
  • 中国山地幻視行〜岩陰の花・大峰山
  • 中国山地幻視行〜岩陰の花・大峰山  最後の急登にかかって階段状の山道に足を踏み出したとき、頭上の木々がざわっと鳴った。かすかな風である。やれやれ、ありがたいと思った。  7月3日。「きょうは今年最高の暑さになるでしょう」という天気予報を聞きながら大峰山(1040?)に向かった。平地は既に30度を超しているだろう。ここは標高があるうえ木陰なので26、27度ぐらいだ。それでも暑くはある。涼しくはない。風が救い [続きを読む]