asa さん プロフィール

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asaさん: 夕陽の回廊
ハンドル名asa さん
ブログタイトル夕陽の回廊
ブログURLhttp://yuuhikairou.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文今の世の中これでいいのか、と思いながら一言
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供72回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2009/12/03 13:50

asa さんのブログ記事

  • 中道+左の新党は作れるか〜社会時評
  • 中道+左の新党は作れるか〜社会時評 ◇衆院選結果をどう受け止める A)一時は、政権交代もありうるかといわれた衆院選。終わってみれば大山鳴動ネズミ一匹、自公で3分の2以上を占めて政権継続という結果になった。希望の党は当初100〜150議席という予測もあったが、結局50にとどまった。このうち45は民進党出身者で、純粋に希望の党から出て当選したのはわずか一人、それも比例復活だった。 B)こうした中で目立ったのは立憲 [続きを読む]
  • 再び同じ道に迷いこまないように〜濫読日記
  • 再び同じ道に迷いこまないように〜濫読日記 「暗い時代の人々」(森まゆみ著)  タイトルは、ハンナ・アーレントが1968年に著した同名著書によっている。そして、アーレントがこのタイトルを得たのは、ブレヒトの詩からだと自身の著書で明かしている。森もまた、巻頭にブレヒトの詩を掲げている。  アーレントは「暗い時代の人々」の冒頭に18世紀のドイツ思想家レッシング論を置き、解題とした。アーレントは、公的領域が [続きを読む]
  • 運命の妙と月日の流れ〜映画「エルネスト」
  • 運命の妙と月日の流れ〜映画「エルネスト」  運命の妙を感じさせる映画である。  エルネスト・チェ・ゲバラは1959年、広島を訪れる。平和公園の原爆慰霊碑を訪ね、「安らかに眠って下さい/過ちは/繰返しませぬから」という碑文の意味を問う。そして「なぜここには主語がないのか」と疑問を投げかけた。  2016年5月、慰霊碑前で短い演説をしたオバマ大統領は、「死が天から降ってきた」と述べ、主語を語らなかった。  ゲバ [続きを読む]
  • 日本の政治は変わるのか〜社会時評
  • 日本の政治は変わるのか〜社会時評 「希望」の風は吹かない A)総選挙の構図がようやく見えてきた。 B)自民、公明が一つ、希望、維新がもう一つ、立憲民主党、社民、共産が三番目のブロック。二つの保守と一つの市民派リベラル+共産という構図だ。 C)希望は、あれだけ政権選択の選挙といったのだから、定数の過半数は候補を立てるだろうが、一挙に政権交代というのは難しい情勢だ。いいかえれば、それほどの風は吹かない [続きを読む]
  • モラルなんて関係ない、私は私〜映画「エル ELLE」
  • モラルなんて関係ない、私は私〜映画「エル ELLE」  冒頭からレイプシーンである。覆面男に襲われたミシェル(イザベル・ユペール)はしかし、何もなかったかのように日常生活に戻っていく。そこには元夫や独り立ちできない息子やはるかに年下の男性と戯れる母やら、昔残虐な事件を起こし牢獄にいる父親や、が登場する。彼女自身はエロチックな内容のゲーム会社のCEOであるらしい。  社内での振る舞い、近隣との付き [続きを読む]
  • ひょっとすると戦後政治の転換点〜社会時評
  • ひょっとすると戦後政治の転換点〜社会時評 社共リベラルは生き残れるか A)予想を上回るスピードで政局の歯車が回り始めた。 B)民進党の前原誠司代表が9月28日の両院議員総会で希望の党(小池百合子代表)への合流を提案、最終的に了承された。民進党は事実上の解党となり、結党20年の歴史に終止符を打つ。 C)前原代表は両院総会で「丸ごと合流」を言っていたが、希望の党側から発信されるメッセージはそんなものではない。29 [続きを読む]
  • 国民不在の官邸独走解散〜社会時評
  • 国民不在の官邸独走解散〜社会時評 A)安倍晋三首相が9月25日の会見で衆院解散を宣言した。予想通り、説得力ある「大義」は示されなかった。 B)しいて言えば2019年に10%に引き上げ予定の消費税の増税分の使い道を変更するということと、対北朝鮮政策の是非を問うというものだった。 C)税金の使い道については毎年国会で議論していることだし、国会での議論を経て与野党膠着状態になれば解散・総選挙で問うというのもあるのか [続きを読む]
  • 自らの「特攻体験」への決別〜濫読日記
  • 自らの「特攻体験」への決別〜濫読日記 「死の棘」(島尾敏雄著)  嫉妬に狂う妻。その表情を延々と観察し、記録する。精神に異常をきたした妻は、大理石のように冷たい視線で、夜を徹して夫を査問する。それはもはや感情を持たない尋問マシーンのようだ。こうした日々に耐えかねて、夫もまた発狂寸前(あるいは既に発狂していたのかもしれない)に追いつめられる。  ここに出てくる夫は島尾敏雄自身であり、妻は島尾ミホ [続きを読む]
  • 品格ない政治を憂う〜社会時評
  • 品格ない政治を憂う〜社会時評 「解散の大義」論争 A)にわかに解散・総選挙の話が出てきた。これに対して野党からは解散の大義がない、解散権の乱用だとの批判がある。与党内の一部からも批判が出ている。 B)安倍晋三首相の場合、いつもそうだが何のための解散なのか分からない。だからそういう批判が出る。 C)強いていえば、解散の理由は党利党略、つまり今が一番の好機だからということ。官邸寄りで知られるテレビコメンテー [続きを読む]
  • 誰が誰を裁くのか〜映画「三度目の殺人」
  • 誰が誰を裁くのか〜映画「三度目の殺人」  一見単純な事件の被告が供述を二転三転させ、真相が見えなくなっていく。男には30年前に殺人の過去があった。強盗殺人のうえ遺体を焼いたとなれば死刑は確実と思われた。だが…。  見るものの思いによって男の発する言葉が違った色に見える。芥川龍之介の「藪の中」や大岡昇平の「事件」を思わせる展開だ。  ほぼ全編、被告三隅(役所広司)と弁護士重盛(福山雅治)の対話シーン [続きを読む]
  • 描いたのはワイダ自身〜映画「残像」
  • 描いたのはワイダ自身〜映画「残像」  2016年10月、アンジェイ・ワイダ監督が亡くなった。1950年代から約60年、映画を作り続けた。その大きな柱は「灰とダイヤモンド」に代表されるソ連型社会主義=スターリニズムへの抵抗であった。遺作となった「残像」もまた、ソ連型社会主義への嫌悪と批判にあふれていた。  ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ(1893―1952)は、近代絵画の神髄を知る画家だった。ベラルーシに生まれ、 [続きを読む]
  • 「どこまでも対米追随」の愚かさ〜濫読日記
  • 「どこまでも対米追随」の愚かさ〜濫読日記 「アジア辺境論 これが日本の生きる道」(対談 内田樹×姜尚中)  内田樹の著書に「日本辺境論」(新潮新書、2009年)がある。内田と姜尚中の新刊は「アジア辺境論」である。この2冊のタイトル、似ているようでかなり違っている。一方は「日本(はアジアの)辺境」論であり、一方は「(日本は)アジア(の)辺境」論である。しかし、タイトルの含意は違うが、主語はともに [続きを読む]
  • やはり戦場に赴くことを拒否すべきでは〜映画「ハクソー・リッジ」
  • やはり戦場に赴くことを拒否すべきでは〜映画「ハクソー・リッジ」  非暴力主義に立ち、良心的兵役拒否を貫きながらも祖国愛から志願し、衛生兵として従軍。沖縄戦で75人の米兵を救ったとされる実在の人物を描いた。  「なんじ殺すなかれ」という宗教的な教えを固く守るデズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は祖国への忠誠を誓い、第2次大戦で陸軍を志願。しかし、銃を持つことを拒否し、軍法会議にかけられる [続きを読む]
  • 「まなざし」の中の鬱屈〜濫読日記
  • 「まなざし」の中の鬱屈〜濫読日記 「『働く青年』と教養の戦後史 『人生雑誌』と読者のゆくえ」(福間良明著)  いわれてみれば遠い昔、そんな雑誌があったな、と思う。「人生雑誌」あるいは「人生記録雑誌」と呼ばれた一群。「読書を通じた人格陶冶」を目指し、時事問題や社会批評も扱った。1950年代後半に高揚期を迎え、代表格の「葦」や「人生手帖」はそれぞれ約8万部発行したという。「中央公論」が12万部、「世界」 [続きを読む]
  • 緻密な心理描写〜映画「セールスマン」
  • 緻密な心理描写〜映画「セールスマン」  監督は「別離」のアスガー・ファルハディ(イラン)。なんでもない日常の中に潜む危機を描きだして、見るものに戦慄を覚えさせた。この「セールスマン」もまた緻密に作りこまれた「日常の中の危機」の物語である。  教師エマッド(シャハブ・ホセイ)は妻ラナ(タラネ・アリドゥステイ)と小さな劇団に所属し、アーサー・ミラーの「セールスマンの死」の上演を控えている。そんなある [続きを読む]
  • 単純が生む面白さ〜映画「ノー・エスケープ 自由への国境」
  • 単純が生む面白さ〜映画「ノー・エスケープ 自由への国境」  トランプ大統領の選挙中の公約に、米国とメキシコ国境に壁を造るというのがあった。まだあきらめていないらしいが、移民排斥の動きは、トランプ大統領だけでなく米国民の感情の底流としてあるのだろう。この映画も、そうした感情を織り込みながら米国・メキシコ国境で起きていることを映像化した。  といっても、政治的色彩はまったくない。追うものと追われるも [続きを読む]
  • 現下の政治を整理するための好著〜濫読日記
  • 現下の政治を整理するための好著〜濫読日記 「自民党―『一強』の実像」(中北浩爾著)  森友学園疑惑、加計学園疑惑と、安倍晋三政権の腐敗が露呈している。根幹には、「一強」ぶりが際立つ官邸に対して政官の行き過ぎた忖度があると思われる。では、官邸の一強体制はどのように出来上がったのか。それを考えるうえで参考になる書である。それは同時に、現下の政治状況を整理するための、最適な一冊でもある。  全体を俯 [続きを読む]
  • 超監視社会への流れを告発〜映画「スノーデン」
  • 超監視社会への流れを告発〜映画「スノーデン」  「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が7月11日付で施行された。多くの市民が懸念するように、複数の人間で特定の意思表示を企てただけで処罰の対象になりかねない。その前段として「企て」を立証するために、権力を行使する側の膨大な監視行為が行われる。  国会での議論で、政府は「一般人が対象になることはない」といいながらも「目的が一変して犯罪集団とみ [続きを読む]
  • 戦場から虚無の世界へ〜濫読日記
  • 戦場から虚無の世界へ〜濫読日記 「大岡昇平 文学の軌跡」(川西政明著)  むかし、雑談をしていて大岡昇平の「レイテ戦記」に話が及び「これだけ詳細に戦場を描いていながら女性のこと(「慰安婦」のこと)が出てこないのはなぜだろう」という指摘を聞いたことがある。確かに、戦記文学の最高峰といっていい「レイテ戦記」には「戦場にいた女性」のことが書かれていない。しかし、それを「不思議なこと」とは思えなかっ [続きを読む]
  • 動乱の時代が始まった〜社会時評
  • 動乱の時代が始まった〜社会時評 都民が常識的な判断 A)すでに報じられているように、東京都議選は自民が惨敗。小池百合子知事を先頭に立てた都民ファーストの会が第一党になった。 B)自民の惨敗は予想通り。これまで、安倍晋三をリーダーとする自民党がなぜこれほど強気でいられるのか理解できなかった。東京都民が常識的な判断をしたといえる。 C)しかし、それに代わって小池新党というのも…。 A)変わり映えしない [続きを読む]
  • 暴言・暴言また暴言〜社会時評
  • 暴言・暴言また暴言〜社会時評 言語クーデター A)暴言が続く安倍晋三政権で、またまた暴言が飛び出した。 B)稲田朋美防衛相の自民党候補応援演説。6月27日夜に「防衛省、自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と発言した。 C)防衛省や自衛隊として特定の候補をお願いする、などというのは少しでも社会常識のある人間なら分かりそうなこと。この程度の人間が日本の防衛の中枢にいるのかと思えばぞっとする。 A) [続きを読む]