セント さん プロフィール

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セントさん: セントの最新映画・小演劇120本
ハンドル名セント さん
ブログタイトルセントの最新映画・小演劇120本
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/signnoot
サイト紹介文映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。
自由文プロフィール
性別   男性
自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2010/01/07 16:38

セント さんのブログ記事

  • 教誨師 (2018/日)(佐向大) 85点
  • 随分とシビアなテーマで、大杉漣の遺作にふさわしい秀作となった。それにしても、2時間考えさせられます。映画を見ながらこれほど考え続けることもまた珍しい。そして実に分かりやすい作品であった。死刑囚6人との対話。いつお迎えが来るか分からない彼らには明日はない。時間もない。人間として極限の時間が続く。けれど梗塞感のある時間だけが存在する。彼らとの対話の映像カットがうまい。途切れず、ワンシーン風に撮っておりす [続きを読む]
  • ロートレック荘事件 (筒井 康隆 著) (1990 新潮社)  80点
  • 叙述ものでミステリーの名作と言われていた作品である。なぜかしら今まで全く読んでいなくて、いよいよ読むことになる。まあ、アンフェアとか言われてるみたいだが、ぎりぎりですなあ。オレが章ごとに一致していないから、関係がはっきりしない。何度、前に戻ることがあったか。この小説こそ、ミステリーの最初の方によくある人別表がほしいと思う。でもこの小説にかぎりそれだけができない、、。これがこの小説の叙述の真相だから [続きを読む]
  • 漂うがごとく (2009/ベトナム=仏)(ブイ・タック・チュエン) 75点
  • 見終わって、ベトナムでこんなアート映画が出来るんだ、というのを見せたかったのが本音ではなかろうか、と思いました。確かに映像も美しく、凝ってる。俳優陣も美男美女揃え。格差社会も一応入っております。したたかな映画です。でも、芸術至上主義というんでしょうか、僕も若い時だったらこういう映画に、はまったかもしれないと思う。けれどももう人生という歳月を充分経た吾輩からすると、どうも「らしくない」というのがこの [続きを読む]
  • スケルトン・キー(KADOKAWA 2018)(道尾 秀介 著)  80点
  • 道尾の作品にしてはスピーデーで読みやすい。しかも、長くない。またダークで、ノンストップサスペンスという呼びこみがふさわしい、読ませるストーリー。これは新しい道尾を感じさせます。途中で、あのトリックが入ってから、しばらく前に戻り読み始めました。それぐらいこんがらがりました。この部分が、この小説の白眉の部分です。でもあの普通に生活していた東大にまで進学した青年がサイコ的にこれほど豹変するだろうか、、。 [続きを読む]
  • SUNNY 強い気持ち・強い愛 (2018/日)(大根仁) 75点
  • 観客席には中年の女性がいっぱい。いつもの年寄り層やギャルっぽい若い子はあまりいない。僕のような男性が一人、ちょっと息苦しい。反応声もオープン、大き目で、女性の逞しさを随分垣間見、させられる。韓国映画版は秀作で、イメージもまだ残っているので本当はリメイク版は見る気はなかった。しかし、友人たるKさんが最高の評価をしているので、何故だろうと気になっていた。それが見るきっかけでもあります。前半はさすが「モ [続きを読む]
  • 南瓜とマヨネーズ(2017/日)(冨永昌敬) 80点
  • 巷ではよくある男と女の風景でありますが、本音を見据えていてリアル。女の身勝手は本能的なもので、時代を経て現代に降り立つと自分本位が素直さにも見える。それでも女は自分にブレーキをかけ立ちどころは揺るがない。日本映画伝統の流れに灯りをともす。男はこうしてみると、二つのパターンに分けている。少しでも前向きに生きようとする音楽青年と、素のまま、女を利用しても毎日をただ刹那的に生きている男。どちらも男の理想 [続きを読む]
  • 血縁(2017 集英社)(長岡 弘樹 著)  70点
  • 現代におけるミステリーって、もうあらから出尽くして何を書けばいいんdなろうと、作家たちは思っているに違いない。それでもミステリー作家はミステリーを書かなければならない。トリックを常に考えなければならないのである。本作はそんな長岡の苦悩と才能をすこぶる感じさせるに適当なミステリーだと考える。というのも、いくら何でもなあ、と思えるのも結構含まれるし、一方さすが長岡だといった才気を感じる作品もある。でも [続きを読む]
  • きみの鳥はうたえる (2018/日)(三宅唱) 85点
  • 青春とはなんて、もう気恥ずかしくて言うことがおこがましくなって来てはいるが、それでもこの映画はまさしく現代の青春を見事切り取ることに成功している。男2人に女1人で紡ぎ合うあの世界は、まさしく青春の真っただ中にいる者たちだけが受容することのできる甘美でしかし暗鬱な時間の積み重ねである。今まで、数々の名画の題材になった所以でもある。函館という暗い町並みが彼らの心象風景を表わしている。どこか置いとけぼり [続きを読む]
  • 1987、ある闘いの真実(2017/韓国)(キム・ギョンチャン) 75点
  • 韓国の民主化運動を描くドキュメンタリー風作品です。これを見て感動を覚えない韓国国民は少ないだろうと思われるが、日本人の感覚はちと違う、と思う。それ以前の光州事件は多少報道されていたが、この運動は僕自身ほとんど覚えていない。しかし、映画を見るとこの運動が現在の韓国の基本的発展にいかに寄与していたかが推測される。そして映画は一人の大学生の虐殺が白日の下に晒されることにより、韓国国民が目を醒まし、自分の [続きを読む]
  • 本性 (2018 KADOKAWA)(伊岡 瞬 著)  75点
  • 何ら関係なさそうに見える人たちに一人の女が入り込んでくる。この女は一体全体何者なのか?読みやすい文章、興味あふれる題材、描写も面白くほぼ一気読みである。ところが、刑事たちに.の視点でページが繰られる頃から、何やら戸惑うように変な展開になる。謎の女が想像以上に同情できない女であることに違和感もある。後半まで面白かっただけに、ラストの描写は残念至極。読後感も当然悪い。これほどいい悪いの激しいジェートコ [続きを読む]
  • 若い女 (2017/仏)(レオノール・セライユ) 75点
  • 若い女という題名なのに、容貌からも決して若くない女で、そのうち31歳ということを知る。フランスでは30才を超えてもマドモアゼルと呼ばれ、まだまだ娘なのだという話を思い出す。日本とは違うのだということをまずピン止めする。そう、適当に嘘はつくは、安全だと思っていた男からは誘惑され慌てて逃げ出す無軌道な女ぶりだし、正直いい女ではない。実母から嫌悪されているところからもどうしようもない女なのである。でも見てい [続きを読む]
  • 時が見下ろす町(2016 祥伝社 )(長岡弘樹 著)  70点
  • いつも感心して読む長岡作品だ。警察ものに関しては本当に心揺さぶられる作品が多い。今回はバラエティに富むジャンルでの短編集だ。特に8編がつながっているわけでもなく、それぞれ独立している。ところどころ人生の蘊蓄のようなものが作品に入っており、今回はそういう部分に感心した。ミステリーではあるが、まあ少々強引な部分もあり、いつものような心の震えを体験することはなかった。ハートフルな部分が何故か少なく、この [続きを読む]
  • 寝ても覚めても (2018/日)(濱口竜介) 85点
  • 一人の女性の心の綾をじっくりと、時には激しくまた冷静に照射し続ける秀作です。ラストまで一気に観客の心を惹き続ける稀有な映画になりました。唐田えりかさん、予告編から気になる女優で、実は見る前からそわそわしてた。小西真奈美とソン・イェジンを足して2で割ったような日本映画待望の美女の登場であります。演技はというと、うまいのかどうかわかりませんが、映っているだけで何かありそうな不思議と存在感のある女優です [続きを読む]
  • オリゴ党「あおのじだい」(作・演出 岩橋貞典)(トリイホール) 75点
  • 人形劇の劇団の内輪暴露もの、というと、聞こえは悪いが、岩橋さんパンフを読んでいると人形劇が若い時から好きだったらしい。うーん、そんな思い入れは少しは感じますね。でも僕は昔から、人形劇不得意。冒頭から落ち着かない。でもみんな指使いといい、いい線行ってる。かなり練習した感じがします。え、ところで、この演劇ですが、何だか饒舌のような会話が続き、なんだか溶け込めない。土星の女性が復讐するというのでずっと気 [続きを読む]