セント さん プロフィール

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セントさん: セントの最新映画・小演劇120本
ハンドル名セント さん
ブログタイトルセントの最新映画・小演劇120本
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/signnoot
サイト紹介文映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。
自由文プロフィール
性別   男性
自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2010/01/07 16:38

セント さんのブログ記事

  • 光 (2017/日)(河瀬直美) 70点
  • 視覚障害者のための映画音声作成が現場の映画である。稀有な題材で興味深く観る。河瀬の映画だから自己本位というか、独断に満ちている。それでも今回は光というところに焦点を絞り、人間の営みの原点へといざなおうとしている。その試みが成功したかどうかはどうかは別として、生きてゆくうえで希望というものが、それがささやかなものであるとしても、最低限必要なものであるということは分かる。そこがこの映画のきらりと光る部 [続きを読む]
  • 心と体と (2017/ハンガリー)(イルディコー・エニェディ) 80点
  • ベルリン最高賞受賞作。カンヌ、ベルリンと最近の受賞作は期待を裏切るものが多い中、本作はまあまあかなあ。女性監督だからか、実に繊細で流麗な映像に見るべきものが多い。冒頭は肉牛の処理シーンから始まる。運命を予期しているのか、小さな窓から見える空を肉牛が寂しそうに眺めている。そしてが画面が変わり、雄鹿と女鹿が原野にいる。これが何かそのうち分かってくる。特に難しい映画ではない。男は左腕が機能不全。女が幼児 [続きを読む]
  • 犯罪都市 (2017/韓国)(カン・ユンソン) 80点
  • 思いがけない拾い物映画である。2時間、緊張と怒号が鳴りやまぬシーンの連続で、全然飽きさせない。この漫画のような設定もいいね。全体的に密度の高い演出も大したものだが、この作品の場合、俳優のマ・ドンソクと ユン・ゲサンが超迫力があり、彼らを見るだけでむんむんする男のエネルギーを見る思いがする。2人とも怪演である。あと、副班長と同僚3人との職場関係もさわやかで素晴らしい。仕事仲間はこうでなきゃね。上司を敵 [続きを読む]
  • 風神の手(2018 道尾秀介)(朝日新聞出版) 80点
  • 最近の道尾の作品ではしっとりと35年にも上る歳月をうまく生かし、それぞれの人間模様を複雑に紡ぎ出し、ミステリーの手法も取り入れ、満足のいく作品になったのではないか。読みやすいのも好評価の一因。よく考え、まとめている。だが、遺影専門の写真館「鏡影館」の道具立てがそれほど効果が発揮せず、いかにもの感もする。恐らくはと感じていた野方建設の真相はやはりこの話の源でもあり、素直に喜べなかった。というか、やはり [続きを読む]
  • 娼年 (2017/日)(三浦大輔) 80点
  • 昨日、マシュマロ映画「君の名前で僕を呼んで」を見て苛立っていた吾輩である。今日、性という本質的なものから人間を見据えた作品を見て、やはり映画って面白いと思う。まだまだいけると思う。実に爽快だ。女も世の中もつまらんと言ってのける素直な青年が、女の欲望の一皮を剥いているうちに人間の神髄を知ってゆく。彼にとってそのプロセスは、ある意味プラトンと同じく哲学書を読むがごときものであったのだろう。それをほとん [続きを読む]
  • マツリカ・マトリョシカ(相沢 沙呼 著) (2017 KADOKAWA) 80点
  • もう忘れかけている青春の甘酸っぱい、ほろ苦い、残酷なひと時をこの小説に感じる。学校の期末テスト前の事件をつなぐ人間関係がとても鮮やかに描かれていて、感心。もはや何も出てこないはずの密室物に本格的に対峙しているその姿勢は本当にみごとの一言。頭が下がります。ミステリーでありながら、時を越えてみずみずしい感性に戻ることのできる本書は実に素晴らしい。自作がもう楽しみです。 [続きを読む]