セント さん プロフィール

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セントさん: セントの最新映画・小演劇120本
ハンドル名セント さん
ブログタイトルセントの最新映画・小演劇120本
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/signnoot
サイト紹介文映画館で新作をランダムに見ています。小演劇も好きですよ。
自由文プロフィール
性別   男性
自己紹介 休みは大体映画館かその近くを闊歩しています。自然と繁華街というところを歩くことになります。心は大自然にあこがれながら、結局便利さに負けているような気もします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供211回 / 365日(平均4.0回/週) - 参加 2010/01/07 16:38

セント さんのブログ記事

  • ビジランテ (2017/日)(入江悠) 85点
  • 日本映画で、これほど血のたぎりを感じる映画も最近では珍しい。3兄弟の血を巡る話なんですな。僕も4人兄弟だけど、この3人の感覚は分かるし、よく出ている。兄が弟に向ける優しさも後半で露見し、そして僕は感動する。大森は長兄だけに抑えた役どころをさすがいぶし銀のうまみ。お父さんにも似て来たね。実質的な主役は桐谷なんだろうけど、切れた感じと淡い憂いの合わさったところの表現が作りものではなく、自然と湧き出てい [続きを読む]
  • まともな男 (2015/スイス)(2015 ミヒャ・レヴィンスキー) 80点
  • 特に、映像が斬新だとか、展開が意外で新鮮だというのでもなく、ところが最後まで見せてしまうその腕力につられ、途中で「嫌な映画を見てる」という蔑視感も忘れ、最後には見事な打っちゃりを打ち、観客をある意味納得させてしまう力量は、さすがだと思わざるを得ないものがあります。まあ、病院で自分のまともぶりにやっと気づくザラも、あの事故を後で知ればまたどう変わるかもしれないし、警察が事故車両を調べれば、あの事故が [続きを読む]
  • いまさら翼といわれても (米澤 穂信 著)(2016 KADOKAWA) 85点
  • 米澤の作品は最近よく読む。でもこの古典シリーズは初めてで、これがその中でも最新作らしいのだが、読んでみて何とも素晴らしい。青春前期、年齢の割には何でも透けて見えている年齢の彼らの心持が手に取るように分かる。(分かると勝手に思っている。)久しぶりに、一気読みで、しかも一ページを繰るのがとてももったいなく、大切に思う気持ちで本を読むという最近ない経験をさせてもらった。作品はどれも好き。特に最後の表題と [続きを読む]
  • 探偵はBARにいる3 (2017/日)(吉田照幸) 60点
  • 東京の大きな映画館で、15,6人しかいない、何というか、贅沢でちょっぴりさみしい感覚で見た。もうこのシリーズ、何故かいつも見ている。僕の札幌への思いが、時たま出てくるすすきのの映像が、心を引き寄せるのか、、。ところが3作目ということもあり、マンネリから脱すべきはずなのに、見事マンネリズムのドツボにはまってます。何より、あの大泉と松田の掛け合いが、全く笑えないのだ。ほとんど全部といっていいほど、しらけて [続きを読む]
  • リュミエール! (2016/仏)(ティエリー・フレモー) 80点
  • 映画の根本的な映像をあらゆる角度から論じ、試し、確立した映画(集)である。しかもそれぞれ50秒。ところがその一つ一つが短くもなく、長くもない。見事一本の映画なのである。すなわち我々は108本の映画を見たことになる。映画の技法のすべてがここに存在するといっても過言ではない。それはカメラの構図というものを通じ、現代のわれわれの生活にしっかりと入り込んでおり、絵画史ともリンクすることになる。この原初的映画群 [続きを読む]
  • May『四神四季』(作、演出 金哲義)(於・シアトリカル) 85点
  • 今回は映画的題材でもあり繊細な演出だったなあ。家族のチカラ、歴史、生きてゆく希望、そして諦観、何より血縁、民族、国籍とは、といった切実な問いが冠婚葬祭の儀式の中で各自自問することにより掘り下げられ、その経過が圧倒的である。作りごとでない自然な流れが実にいいです。まさにそこに私の家族の姿があるように錯覚してしまうほどだ。こういう一同が集まる血縁の繋がりは誰もが経験しているところ。その自然な展開が実に [続きを読む]
  • ノクターナル・アニマルズ (2016/米)(トム・フォード) 80点
  • スタイリッシュな映画センスで驚かせたフォードの2作目です。前作とはかなり印象が変わる映画です。冒頭の年増巨体ヌードの芸術とやらには圧倒させられる。4,5分続くのだ。現代そのものを描いているんだろうなあ、しつこいぐらいです。美を追求しながら、醜悪なものにも容赦しないフォードはまさに完全芸術家でもあります。話はこれも途中、一枚の絵として出現する復讐がテーマです。ブルジョアを嫌いながらも、実はそこから1セン [続きを読む]
  • 空晴「もう一回の、乾杯。」(作・演出 岡部尚子)(於・Independent2nd)  80点
  • 7年ぶりの再演。ベランダの大道具は覚えてはいるが、意外と初めて観るような演劇のようで、自分の記憶力のなさに我ながら驚く。とはいえ、再演というイメージが全くなく、逆にみずみずしい空晴の演劇を堪能する。この劇は先日観た「遠くの花火」の裏バージョンのような構成だなあと思う。冠婚葬祭で一同が集まってくるところも同じで、岡部は恐らく、二つでセットの劇を10周年に用意したのではなかろうか、と勝手に僕は思っている [続きを読む]
  • 空晴「遠くの花火」(作・演出 岡部尚子)(於・independent2nd) 85点
  • 「空晴」10周年の新作である。いつものようにベランダが舞台。様々な人が現れ、勘違いから始まるコメディ、と全くワンパターンである。けれどもこのワンパターンが観客の心を強く鷲づかみするのを観客こそが知っている。今回は冒頭で、懐かしき糸電話を持つ男登場。ところが、その父親らしき上瀧が強く嗚咽するシーンから始まる。誰かが死んだらしい。いつもとは違う。激しい。すぐ暗転する。どうやら、ある人の10年祭の前日らしい [続きを読む]