kirsche さん プロフィール

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kirscheさん: 詩的な光
ハンドル名kirsche さん
ブログタイトル詩的な光
ブログURLhttps://ameblo.jp/my-endless-sorrow/
サイト紹介文大学生。ノンケの友達に片想してました。恋と、孤独と、その先にあるもののこと。
自由文あなたにもありましたか
あなたしか知らないことが

あなたにもありましたか
誰にも見せられないものが

それを護るために
生きるという大切な時間を費やした日々が
いつか救われることを 願っています
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供156回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2010/01/18 22:07

kirsche さんのブログ記事

  • ジュゴンの詩
  • 豊かな碧い海に包まれたあなたどんな宝石よりも美しい住処で自由な野生を生きていたあなたいつしか貢物にされたくぉーん くぉーんと鳴くというよ碧い海に終わりを告げる頃にはくぉーん くぉーんと泣くというよ秘密の祭りをあげる御嶽で他の島にはない貢物がこの島でだけ獲れるというよ真白き生命が碧い海を押し退けて幻のようにたゆたう世界よこの世とあの世を離してしまおう人とそうではないものも離れ離れの中に浮かび上がる別れ [続きを読む]
  • 結い
  • わたしたちがどのような場所にいるのかわからないことには前に進めないわたしたちがどのような土の上に立っているのかわからないことには空も仰げないあなたの知らないことをわたしはたくさん知っているわたしの知らないことをあなたは隠して持っている打ち明けあったならばどう共に生きるのはどうそのように瞳を見つめ合う人がこの世に何人いるか知れない遠い異国の人でもいいそれが見知らぬ他人でもいい死んでしまった人でもいい [続きを読む]
  • 肉声
  • ぼくには肉体があるのです放つ熱があるのです伝わる声があるのです吐く息があるのですあふれ出る青い液体があるのです文字を終えて言葉が肉声へと転じた時言霊は肉体を持ってあなたへと迫りゆくでしょう透き通るような精神だけがぼくの正体ではなかった(今日で書き始めて十年です。ありがとう。) [続きを読む]
  • 十年
  • その愛は間違っていると指し示す誰かの声がする大丈夫それは天の声じゃないそれはただ人の声だ(それはただ人の声だ)あなたをいつも見つめていたふりかえってみれば世界は既に終わっていた世界は既に終わっていた愛したことをゆるしてください愛されたことをゆるしてください愛されないことをゆるしてください愛さないことをゆるしてください(ゆるされている)(ゆるされている)五月の春の雨の中でいくつもの日々を思い出すよあ [続きを読む]
  • 青の化身
  • 海の向こうのあちらの島に雨が降り注がれているあれはぼくが昨日までいた島こちらは光が注がれている昨日であれば運命を共にし同じ雨に降り注がれたものをこちらの島へ来たばかりに同じ光にさえ注がれない彼岸も此岸も見知らぬ異郷こちらへいてもあちらへいても悲しい同じ雨にも光にも注がれないこちらであろうとあちらであろうと虚しい彼岸も此岸も捨て去りましょうどちらへ属していても涙が止まらないならこの世でもあの世でもな [続きを読む]
  • 西表の色彩
  • 海の向こうのあちらの島に雨が降り注がれているあれはぼくが昨日までいた島こちらは光が注がれている昨日であれば運命を共にし同じ雨に降り注がれたものをこちらの島へ来たばかりに同じ光にさえ注がれない彼岸も此岸も見知らぬ異郷こちらへいてもあちらへいても悲しい同じ雨にも光にも注がれないこちらであろうとあちらであろうと虚しい彼岸も此岸も捨て去りましょうどちらへ属していても涙が止まらないならこの世でもあの世でもな [続きを読む]
  • 不思議な西表
  • 海の向こうのあちらの島に雨が降り注がれているあれはぼくが昨日までいた島こちらは光が注がれている昨日であれば運命を共にし同じ雨に降り注がれたものをこちらの島へ来たばかりに同じ光にさえ注がれない彼岸も此岸も見知らぬ異郷こちらへいてもあちらへいても悲しい同じ雨にも光にも注がれないこちらであろうとあちらであろうと虚しい彼岸も此岸も捨て去りましょうどちらへ属していても涙が止まらないならこの世でもあの世でもな [続きを読む]
  • 西表の宿
  • 海の向こうのあちらの島に雨が降り注がれているあれはぼくが昨日までいた島こちらは光が注がれている昨日であれば運命を共にし同じ雨に降り注がれたものをこちらの島へ来たばかりに同じ光にさえ注がれない彼岸も此岸も見知らぬ異郷こちらへいてもあちらへいても悲しい同じ雨にも光にも注がれないこちらであろうとあちらであろうと虚しい彼岸も此岸も捨て去りましょうどちらへ属していても涙が止まらないならこの世でもあの世でもな [続きを読む]
  • 黒島より
  • 琉球諸島をもはかり知れないのに日本をはかりしれるはずがない日本をすらはかりしれないのに世界をはかりしることはできない身の程を知らずに旅立つことをおゆるしくださいいかようにも言い返せる浮世の中で人間どもの言葉は聞き飽いた国々をはかりしるためにではなくわたしをはかりしるために人々をはかりしるためにではなく自然へと還りゆくためにいつの日か世(ゆ)を運んで参りますこの世(よ)のものではないものとなって夏の [続きを読む]
  • 幻の青〜琉球諸島〜
  • はるか彼方の国で起きた波がわたしの胸へと伝わってくる波はわたしの心を揺らしてあなたを思った日々を思い出す眠りにつきそうな瞳をたたえて舟は見知らぬ島々を通り抜けるわたしもいつかあの島のひとつとなりあなたを待ち続けるのだろう海流に乗ってやって来る心たちが夏の光と過去をつれて来る光をとらえすぎた白い写真たちが進みゆく先の国の名を教えている突然の雨も 突然の日の光も受け入れて立ちすくむだけ幻の青をわたしに [続きを読む]
  • 大きな手帳
  • あなたは私をいらない人間だとおっしゃいましたあなたが私をいらない人間だと裁いた事はあなたは忘れてしまうでしょう私も忘れてしまうでしょうけれどそれは刻まれていますあなたが忘れてしまっても私が忘れてしまっても今際の際に忘れの衣をかけられたとしても一生が終わってしまったとしてもそれは確かに刻まれています大きな手帳に刻まれています [続きを読む]
  • 別れなんてない
  • さよならだけど大丈夫だよ若いんだからまた会えるよ会えなくてもそんなこと大したことなんかじゃないよどうせいつかはすべての人と別れてひとりへと帰りゆくからその度に涙なんて流していられない笑いながら旅に出るよまるで明日もそのままで日々が続いていくようにそう信じることが人間の唯一幸せに感じられる術さひとりきり帰りゆくよなにも持たずに帰りゆくよまるで生まれたときのようだ懐かしい響きに包まれ結局円を描いただけ [続きを読む]
  • いらない人間
  • いらない人間だと知っていた生まれる前から聞かされた気がしたんだだからあなたがぼくにそう言ったときぼくはなにも驚かなかった 大切な人の大切な人にはなれないたったひとりの人のたったひとりになるのは難しい いらない人間だとあなたは言われたことがありますかぼくはそう言われてやっと”その時”が来たんだと安心したんだ なにもかもを失ってはじめて人は旅に出ることをゆるされる帰る場所があるのに旅立つなんておかしな [続きを読む]
  • この世を去るための言葉
  • ある日ぼくは誰かに言われた詩を書いているんだねって思いもよらない言葉にぼくは答えをためらったぼくは知らなかった詩的な光に包まれていたことそれなのに紡いでいたことがとても詩的だと思った知らず知らずに書き出すことが天へと導かれる階段だった自ずから動き出す腕がこの命の使命を蘇らせる誰もが忘れてしまうんだどうして生まれてきたかということたくさんの嘘を注ぎ込まれ常識が心たちを飲み込んでゆくこの世で生きていか [続きを読む]
  • 時の宝石
  • 美しいモザイク模様のバザールに並べられた色とりどりの宝石本物と偽物の区別もつかずに立ち止まったペルシアの街角 本物だろうと偽物だろうと構わないあなたが好きで選んだものならばそれが本物になるんだ通りすがりの友人が教えた そうだね 本物だ偽物だと誰が決めるのだろうこの命に価値があることやないことを誰が裁けるだろう まるで時を要らないもののように通り過ぎることを願っていた間違った時代を通り抜けて時がぼく [続きを読む]
  • 竹と化せ
  • 黄の夏の光さえも竹となって立ちすくめ朱の鳥居さえも竹となって立ちすくめ神々さえも竹となって立ちすくめ竹たちはなお竹となって立ちすくめぼくが見たものたちよ境いをなくしてたちすくめぼくが感じたものたちよ混沌となって竹と化せ [続きを読む]
  • 〜竹の夢〜
  • 深い眠りについたあと、 降りるべき駅を通り過ぎて、 どこか知らない、 田舎の駅へ来ていた。 ホームに降りると、 竹の音と夏の光が絡まり合って、 目前には大いなる鳥居が、 美しい朱色に佇んでいた。 微睡みの中、 竹の間を渡る風に、 不思議な夢を見ている感覚を覚えながら、 いつしか、 仏の都から遠ざかった。 [続きを読む]
  • 数学者
  • 雨上がりの石垣の街をひとり歩いていると、ふと懐かしい思いがした。馴染みのない街でも、懐かしさを感じることができる。通り過ぎた雨の中に、通り過ぎなかった6月を知る。真実は、懐かしさの中にあると昔の数学者が言っていた。とても素敵な言葉だと思った。 [続きを読む]
  • あとお
  • 幼い頃、あの右上に`をつければ、おになると思っていた。だからあを書くことを覚えられれば必然的におも覚えられるようになると、とても賢いことを企んでいた。そして実際、あを書けるようになって、その右上に`をつけても、おにならないことに驚き絶望した。人生思い通りにならないものだと思った。 [続きを読む]
  • 声をあなたに
  • 言葉と文字は違うもの言葉ははるか昔からあるあらゆる原始の音がする文字はなんて高等なもの麗しく賢く語りかける獣伝えるように走り出す空間の中を残すように凍り出す時間の中をあなたに文字だけを投げかけていてしまった文字から滲む熱量はやがて清らかな清流を生むもしもあなたに声を投げかけたのならば伝わる熱も違うのかしらあなたのそばにいられるかしら声の質や大きさや高さ言葉の間に潜む時間軸肉体から生み出される息遣い [続きを読む]