みるとるみ さん プロフィール

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みるとるみさん: 凪の風鈴
ハンドル名みるとるみ さん
ブログタイトル凪の風鈴
ブログURLhttp://miltlumi.exblog.jp/
サイト紹介文中学卒業文集の「将来の夢」に「エッセイスト」と書いたのは何年前か。
自由文徒然なるままに書きとめた文章たち。
男と女。恋愛と結婚。人生の目的。季節の移ろい。
"Thought is an end in itself, like music."
アインシュタインの言葉に意を強くして、日々思索にふける毎日。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2010/01/21 21:06

みるとるみ さんのブログ記事

  • 彩香ちゃんのこと
  •  年末は何かと慌ただしくなりそうなので、今のうちから少しずつ大掃除に取り掛かることにした。手始めに、ぬいぐるみを洗濯する。中のスポンジが存分に吸ってしまった水をさっぱりと乾燥させるには、今どきのからりとした空気に晒すのが一番である。 そのぬいぐるみの犬は、彩香ちゃん、という今風の立派な名前を持っている。もう30年近く前、トロントに赴任する私のお餞別にと、大学の友だちがくれたものだ。タ... [続きを読む]
  • はっぴいえんど
  • 今朝はまだ台風の雨が本気じゃなかったから、日経新聞はビニール袋にくるまれていなかった。松本隆の「はっぴいえんど」と「ロングバケーション」の記事が載っていた。全部のページにゆっくり目を通してから、週末のルーティンであるスポーツジムに向かう。***もしも今ここで、私の一生が終わってしまったなら、ハッピーエンドだったね、と言えるんだろうか。ハッピーな人生に必要な、あれやこれや... [続きを読む]
  • はっぴいえんど
  • 今朝はまだ台風の雨が本気じゃなかったから、日経新聞はビニール袋にくるまれていなかった。松本隆の「はっぴいえんど」と「ロングバケーション」の記事が載っていた。全部のページにゆっくり目を通してから、週末のルーティンであるスポーツジムに向かう。***もしも今ここで、私の一生が終わってしまったなら、ハッピーエンドだったね、と言えるんだろうか。ハッピーな人生に必要な、あれやこれや... [続きを読む]
  • 最上の「○○ファースト」
  •  「○○ファースト」という名称は、小池氏の専売特許ではないことを先週知った。ニュージーランドで最大野党と組んだ第3党が「NZ First」。なぁんだ。ということは、私の兄の先月の「名言」は受け売りの孫請けということだ。 先月、というのは、甥っ子の結婚式のことである。社会人5年目の27歳、相手は大学時代のサークルの同級生。絵に描いたような結婚、と思うのは私たちの世代だけで、今や早過ぎる... [続きを読む]
  • 丁寧な生活(蒸しかぼちゃとお豆腐と青りんご編)
  • (すり切れたパジャマ編はこちら…)(生春巻き編はこちら…) この秋、北海道産のかぼちゃは「当たり」、ということで、福岡に住む友だちと意見が一致した。彼女がFacebookで「かぼちゃの蒸したの、バター塗って塩ぱらり」とつぶやいたのに私が反応し、同じ時期に同じ産地のかぼちゃを同じ食べ方で食べていたことが発覚したのだ。  昔は、かぼちゃと言えばお醤油とお砂糖で甘辛く煮る、母の受け売... [続きを読む]
  • 丁寧な生活(生春巻き編)
  • (すり切れたパジャマ編はこちら…)(蒸しかぼちゃとお豆腐と青りんご編はこちら…) 少し前、ホームパーティで、久しぶりに生春巻きを作った。何年も前に1度作ったきりだから、作り方のコツを忘れていた。とにかく、心が穏やかなときでないと決して作ってはならない、という教訓だけは深く記憶に刻まれていた。 だから、当日は準備の時間配分に気を付けて、一番ゆったりできるときに調理に取り掛かった。... [続きを読む]
  • 丁寧な生活 (すり切れたパジャマ編)
  • (生春巻き編はこちら…) (蒸しかぼちゃとお豆腐と青りんご編はこちら…) ここのところ整理整頓好きが過熱している。狭いうちの中、クローゼットも食器棚も仕事の書類も、みーんなあるべきものがあるべきところに納まっていて、しかもそこここに余白の美まで登場し始めているのに、整理したい欲求は留まるところを知らない。 次はどこを整理しようか。家じゅうをぐるぐる見回し、収納スペースの扉を開け、... [続きを読む]
  • 秋来ぬと…
  • 吾亦紅(われもこう)なんて、あんな地味な、花とも呼べないような花なんて。長い間、そう思っていたのに、今朝、スーパーの朝市に並べられた生花の中から、思わず手に取ってしまった。竜胆(りんどう)と百合と、猫じゃらしみたいなピンクの花と。(百合は夏の花だけど、御愛嬌)秋だな、と思う。今年の夏は本当に涼しかった。残暑の中にどうにか秋の訪れを見つけようと、朝夕に吹く風のほん... [続きを読む]
  • 拝啓 小野但馬守政次殿
  •  政次殿。 いつか告白しようしようと思いながら今日に至り、ついにその機会を逸してしまいました。こんなに早く(大河ドラマ12月の最終回までまだ4ヶ月もあるというのに)逝ってしまわれるなんて。しかも。 あなたが、「私ひとりが死ねばいい」とおっしゃったとき、脳裏をよぎったのは「エアフォースワン」のハリソン・フォードでした。テロリストが愛くるしい女性報道官のこめかみに銃を突きつけてカウント... [続きを読む]
  • かけがえのない人たち
  •  今年の初め、筋トレで痛めた筋を治すために駆け込んだ整骨院に、いまだに通っている。肩の痛みはとっくの昔に解消したが、治療師さんの、骨盤矯正の手腕にハマった。30代半ばとおぼしき、すっきり系の面立ち。支払い時、つややかな低めの声で「次どうしますか?」と尋ねられると、ついガラケー(いまだにこれが私のスケジュール管理ツールだ)を引っ張り出して「じゃあ4週間後に」と予約してしまう。 先週、首... [続きを読む]
  • 危機
  •  昨夜、ついに「若年性アルツハイマー」をググってしまった。いよいよヤバい。危機である。 先月モントリオールに行ったとき、生れて初めて、前代未聞の失敗をしでかした。ホテルをダブルブッキングしていたのである。 ダウンタウンでの仕事が16日までだから、翌日から車で1時間半のリゾート地のB&Bで2泊3日のプチ夏休みをとる、つもりが、予約を16日から入れていたのだ。ダウンタウンのホテ... [続きを読む]
  • 天空橋
  • 天空橋という駅が好きだ。羽田空港まであとひとつ、の場所に相応しい、素晴らしい名前だと思う。おおらかに広がるイメージと裏腹に、地下に潜ってしまうところがなかなか番狂わせっぽくて侮れない。ホームの壁面の藍色のタイルが、宇宙が透けてみえそうな高い空を思わせる。一方で、もしかしたらこれは海の底の色なんじゃないかとも思う。天空橋は無人駅で、プチ海ほたるみたいに海の上にぽつんと浮かんで... [続きを読む]
  • 祝・世界遺産登録 宗像・沖ノ島と関連遺産群
  •  宗像大社の一括世界遺産登録が決まった。よかったよかった。 というか、そもそも沖ノ島とその周辺だけが「世界遺産」だなんて、仮とは言え、世界遺産委員会が下した判断がオカシすぎた。片手落ち以外の何物でもない。あのニュースが流れたとき、何考えとんねん、と珍しくTVに突っ込みを入れたほどだった。 神社フェチな私は、もちろん彼の地を訪れたことがある。まず大島に船で渡り、あの小さな島をてくてく... [続きを読む]
  • どっちが好き?
  •  「(サンドイッチは)たまごのとハムのと、どっちが好き?」 「あかとあおは、どっちが好き?」 5歳と9歳の女の子が初めて出会ったときの会話に、胸がきゅんとした。といっても、現実の話ではなく、江國香織の小説の中の一節。この人の書く物語の手触りは、いつもあまりに懐かしい。 具体的な記憶はないけれど、小学校に入って間もない頃、きっと私たちも似たようなやりとりをしたにちがいない。 「チョコ... [続きを読む]
  • 風に締め出される、またの名を1Q84事件
  •  部屋には開け放した窓から涼しげな皐月の風が流れている。爽やかな土曜日。夕方からのホームパーティの料理作りがひと段落したところで、バゲットを買いに玄関を出る。扉が閉まりかけたその隙間。10?ほどの隙間に風圧がかかり、ひゅうぅ、と風が強まったと思うと、ガチン、バタンッ。 …? ガチン? まさか。 そぉっとドアを開けようとして、予感的中。恐るべき事態が発生していた。中途半端に浮いていたU字ロック... [続きを読む]
  • チャリティーパーティ初体験
  •  「ドレスコード:ブラックタイ推奨」というパーティに、生れて初めて招待された。ブラックタイ、ということは、女性はイブニングドレス!? やばい。「ドレス」と言えば、持っているのは四半世紀以上前に着たお手製(!)のウェディングドレスだけ。しかもその後シングルアゲインという決して縁起のよろしくない代物…。というより、そもそもブラックタイのパーティに一人でウェディングドレス着ていくわけにいかない... [続きを読む]
  • 足裏の黒いヤツ(下)
  • (上)はこちら・・・ 同い年の彼女が、転んでしたたか向う脛を打ってしばらくしたときのこと。 「びっくりしたわよ〜。足の裏が真っ黒になるのよ」 「げげ〜っ、何それ」 腹の中が黒い、という話はよく聞くが、足の裏が黒いって、どういうことよ。 …というツッコミはさておき、要は新陳代謝の問題である。内出血した血は、普通リンパの働きで、内出血が浸みだした部分からちゅうちゅうと吸収されてい... [続きを読む]
  • 足裏の黒いヤツ(上)
  •  その瞬間、私の心を席巻した感情は、怒りでも驚きでも後悔でも羞恥でもなく、悲しみだった。 スポーツジムに行こうとママチャリをこいでいて、思いっ切り電信柱にぶっかった。カゴからはみ出したかばんの紐に気を取られた瞬間、正面からぶつかり、横倒しに倒れて、右肘と右膝をアスファルトにしたたか打ちつけた。 痛い。悲しい。えーん、と泣きたくなる。 少し前、程よく空いた地下鉄の中で最後尾の車両に... [続きを読む]
  • 足裏の黒いヤツ(上)
  •  その瞬間、私の心を席巻した感情は、怒りでも驚きでも後悔でも羞恥でもなく、悲しみだった。 スポーツジムに行こうとママチャリをこいでいて、思いっ切り電信柱にぶっかった。カゴからはみ出したかばんの紐に気を取られた瞬間、正面からぶつかり、横倒しに倒れて、右肘と右膝をアスファルトにしたたか打ちつけた。 痛い。悲しい。えーん、と泣きたくなる。 少し前、程よく空いた地下鉄の中で最後尾の車両に... [続きを読む]
  • 赤いトースター
  •  ここしばらく、オーブントースターを買い替えよう買い替えようと思いながら、決断できずにいる。35年(!)も使っているせいで、右より左の電熱が弱くなり、途中でパンをひっくり返さねばならない。さっさと楽天で注文すればいいのだが。 バルミューダに大枚はたくことに二の足を踏んでいるわけではない。最初からあれほどの機能は求めていない。それより大切なのは、コンパクトさ(今のスペースにぴったり納まるこ... [続きを読む]
  • 朝の虹
  • サンキャッチャーを買った。東向きの窓から部屋に差し込む朝陽が、きっともっときらきらするにちがいない、と突然思いついたのだ。ネット注文が届いたのは雨の午後。翌朝の天気予報は、晴れ。目覚めて、わくわくしながらリビングに足を踏み入れたら、全然きらきらしていない。カーテンレールをするすると行ったり来たりさせると、ようやくプリズムの光が壁に散乱する。意外に角度に繊細なのだ。しかも、朝... [続きを読む]
  • 朝の虹
  • サンキャッチャーを買った。東向きの窓から部屋に差し込む朝陽が、きっともっときらきらになる。突然、そう思いついたのだ。ネット注文が届いたのは雨の午後。翌朝の天気予報は、晴れ。目覚めて、わくわくしながらリビングに足を踏み入れたら、全然きらきらしていない。カーテンレールをするすると行ったり来たりさせると、ようやくプリズムの光が壁に散乱する。意外に角度に繊細なのだ。しかも、朝... [続きを読む]
  • 節分の日の出来事
  •  節分。快晴。春の訪れ。暦の上で、新しい季節が始まる。 「八方塞がり」だった昨年からようやく解放される、と心も軽く、出雲大社分祠でいただいた福豆の豆まきを、朝からいそいそと執り行った。歳の数だけ豆を食べているうちに出掛ける時間が迫り、急いで支度を整える。今日は朝から晩までてんでばらばらな用事が目白押し。あの会議にはこのノート、この会議にはあの資料。忘れ物しないようにしなきゃ、と思いながら... [続きを読む]
  • ごみ収集車の「オーライ」の声
  •  近頃わりと規則正しい生活をしている。朝はTVもつけず、東側の窓から射し込むぴかぴかの朝陽を眺めながら朝食をとり、ゆっくり身支度する。TVをつけないから、窓を閉めていても鳥の声が聞こえる。鳥や私以外に、規則正しい人が活動しているのもわかる。 ごみ収集の清掃員さんたちである。燃えるごみ収集日の水曜と土曜、8時27・28分になると、必ずマンション地下のごみ置き場に入っていく「オーライ、オーライ... [続きを読む]
  • ごみ収集車の「オーライ」の声
  •  近頃わりと規則正しい生活をしている。朝はTVもつけず、東側の窓から射し込むぴかぴかの朝陽を眺めながら朝食をとり、ゆっくり身支度する。TVをつけないから、窓を閉めていても鳥の声が聞こえる。鳥や私以外に、規則正しい人が活動しているのもわかる。 ごみ収集の清掃員さんたちである。燃えるごみ収集日の水曜と土曜、8時27・28分になると、必ずマンション地下のごみ置き場に入っていく「オーライ、オーライ... [続きを読む]