風紋 さん プロフィール

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風紋さん: 語られる言葉の河へ
ハンドル名風紋 さん
ブログタイトル語られる言葉の河へ
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/humon007
サイト紹介文 1月29日開設  大岡昇平+震災・原発・社会問題・読書
自由文大岡昇平ノートと社会保障が柱。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供677回 / 365日(平均13.0回/週) - 参加 2010/01/25 16:09

風紋 さんのブログ記事

  • 【佐藤優】愚かな者になれ
  • 【佐藤優】愚かな者になれ <だれも自分を欺いてはならない。もしあなたがたのうちに、自分がこの世の知者だと思う人がいるなら、その人は知者になるために愚かになるがよい。なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。 −−「コリント人への第一の手紙」3章18−19節 人間は誰もが自己愛を持っている。ただし、この自己愛のコントロールがなかなか難しい。人間は自己中心的な性格を持っているので、放 [続きを読む]
  • 【佐藤優】汚れたものとは
  •  <それ自体、汚れているものは一つもない。ただ、それが汚れていると考える人にだけ、汚れているのである。 −−「ローマ人への手紙」14章14節 パウロの時代、キリスト教徒は、ユダヤ教の伝統を重視して、食物について「清いもの」と「汚れたもの」を厳格に区別する人々と、そういう区別をしない人々に分かれた。当時の常識では、ユダヤ教の律法を遵守し、「汚れたもの」を遠ざけるキリスト教徒のほうが信仰が強い人々と見 [続きを読む]
  • 【佐藤優】現代AI研究者の間にはびこる“物活論的AI論”の限界
  • ★久保明教『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ、2018)(1)人間と機械の関係をどう考えるか <AI(人工知能)技術の実用化が急速に発展する中で、人間と機械の関係をどう考えるかという古くて新しい問題に再び光があたっている。久保明教氏は 〈機械は単なる道具だ、そう言いながら私たちは機械を愛し、恐れている。私たち自身のあり方がさまざまな機械との関係において生みだされているの [続きを読む]
  • 【佐藤優】劣った部分を尊ぶ
  •  <神は劣っている部分をいっそう見よくして、からだに調和をお与えになったのである。それは、からだの中に分裂がなく、それぞれの肢体が互いにいたわり合うためなのである。もし一つの肢体が悩めば、ほかの肢体もみな共に悩み、一つの肢体が尊ばれると、ほかの肢体もみな共に喜ぶ。 −−「コリント人への第一の手紙」12章24−26節 キリスト教は、人間の能力や適性が平等であるとは考えていない。知力に秀でた者がいれば [続きを読む]
  • 【佐藤優】知恵を誇るな
  •  <神は、知者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選び、有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。それは、どんな人間でも、神のみまえに誇ることがないためである。 −−「コリント人への第一の手紙」1章27−29節 「コリント人への第一の手紙」は、トラブルが続出して [続きを読む]
  • 【佐藤優】偉くなりたい者は
  •  <あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、僕(しもべ)とならねばならない。それは、人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためであるのと、ちょうど同じである。 −−「マタイによる福音書」20章26−28節 偉い者が支配するというのは、世俗の秩序感覚だ。これに対して、イエス [続きを読む]
  • 【佐藤優】天国でいちばん偉い者
  •  <よく聞きなさい。心をいれかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう。この幼な子のように自分を低くする者が、天国でいちばん偉いのである。 −−「マタイによる福音書」18章3−4節 人間には、評価されたいという欲望がある。官僚や一流企業の会社員で、金銭に対する執着は強くないが、出世に強い価値を置いている人は少なからずいる。外務省の課長に、「給与を1割下げることを条件に局長 [続きを読む]
  • 【佐藤優】構造化された沖縄差別
  •  ①太田邦史『「生命多元性原理」入門』(講談社選書メチエ 1,750円) ②琉球新報社・編『魂の政治家 翁長雄志発言録』(高文研 1,500円) ③寺西重郎『日本型資本主義 その精神の源』(中公新書 880円)  (1)①を読むと、文理融合の重要性がよく分かる。1996年に、ニューヨーク大学の物理学者アラン・ソーカルが、ある専門誌に学術論文を装ったでたらめな研究を発表した。 <この論文ではポストモ [続きを読む]
  • 【池井戸潤】下町ロケット・シリーズの第3作と第4作
  •  半沢直樹シリーズでブレイクした池井戸潤。彼が手がけた別のシリーズの3冊目と4冊目が今年、たて続けに刊行された。池井戸は、半沢直樹シリーズを漫画と自称しているが、その性格をこちらのシリーズも帯びている。要するに、悪は滅び善は栄える。たいへん爽快なので、鬱屈したときに読むと、たちまち血色が良くなる。愉快な小説は、健康にとって良薬である。 TVドラマは、TBS日曜劇場において、10月14日から始まった [続きを読む]
  • 【佐藤優】どこまで罪を赦すか
  •  <ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。イエスは彼に言われた、「私は七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。」 −−「マタイによる福音書」18章21−22節 新約聖書の時代、7は完全数と考えられていた。従って、7は、数にとどまらず、最も善いことも意味する。それでは、最も悪いことを意味する数 [続きを読む]
  • 【南雲つぐみ】温泉の効果
  •  温泉の作用は①温熱作用②水圧作用③化学作用④総合的生体調節作用−があるとされる(日本温泉気候物理医学会)。 温熱と水圧の作用は、家庭の風呂でも味わえる。化学作用は泉質に含まれるさまざまな有効成分が人体に与える影響で、皮膚からの吸収だけでなく呼吸により肺から吸収することにある。 総合的生体調節作用とは、温泉地の季節ごとの景色やすがすがしい空気、鳥の声などの自然界の音などリラックスできる環境が、張り [続きを読む]
  • 【佐藤優】命を得るために
  •  <自分の命を救おうと思う者はそれを失い、わたしのために自分の命を失う者は、それを見いだすであろう。たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価をはらって、その命を買いもどすことができようか。 −−「マタイによる福音書」16章25−26節 イエス・キリストは世の中の常識に反した発言をする。そして、行動も常識外れだ。人間は自分の命に固執するのが普通だが、 [続きを読む]
  • 【保健】1日30品目神話は過去の話 〜米国心臓協会が声明〜
  •  <1985年、当時の厚生省が提唱した食生活指針に「1日30品目」というものがある。 ようは多品目をバランスよく食べましょう、ということなのだが、実は、この「30」という数字にはこれといった根拠はない。 結局、15年後の2000年には、指針から1日30品目という言葉が消え、「主食、主菜、副菜」を基本にバランスの良い食事を、という目標に変わった。 さらに今年8月、米国心臓協会(AHA)が、「多品目を [続きを読む]
  • 【濱嘉之】インテリジェンスの仕事に向いている人とは
  •  <「黒田署長は、もともと公安部で情報マンをされていたんですよね。情報マンに向いているのはどんな人でしょう」 典子のぱっちりした目が黒田に向けられた。(中略) 「まず、話をするのが好きな人。誰とでも分け隔てなく話をすることができないとな。あとは、雑学を楽しむことができる人。興味の幅が広い方がいいな」 ビールのグラスを飲み干すと黒田は言った。  「それから分析力が欠かせませんよね」 「分析力というの [続きを読む]
  • 【保健】10月10日は目の愛護デー 〜中高年は眼の健診を〜
  •  < 眉毛と眼に見えるから、10月10日は目の愛護デー。 いささかこじつけのようにも思えるが、1931年から続く(戦時中に一時中断)由緒ある失明予防デーである。 日本人が人生の途中で視覚を失う原因のトップは緑内障だ。 少々古いが、日本緑内障学会が岐阜県多治見市の住民を対象に行った疫学調査「多治見スタディ(2000〜01年)」によると、40歳以上で緑内障と確定診断された人は5%だった。普通に生活して [続きを読む]
  • 【佐藤優】預言者を敬わない人
  •  <預言者は、自分の郷里や自分の家以外では、どこででも敬われないことはない。 −−「マタイによる福音書」13章57節 イエスの家族は、イエスが言っていることを理解できなかった。それと同じように、イエスは、自分が育ったナザレ村の人々からも理解されなかった。なぜなら彼らは、イエスが大工の子であるという出自と、生い立ちについてよく知っているからだ。イエスについての古い知識が、現在のイエスが伝える神の言葉 [続きを読む]
  • 【佐藤優】気になり始めた人生の残り時間
  •  ①渡辺順子『教養としてのワイン』(ダイヤモンド社 1,600円) ②新潮文庫編集部・編『山崎豊子読本』(新潮文庫 490円) ③齋藤孝『50歳からの孤独入門』(朝日新書 750円) (1)①は、ワンランク上のビジネスパーソンを目指す人の必読書だ。ワインの歴史、マナー、話題のトピック、ビジネスチャンスなどがこの一冊でよく分かる。 <リーマンショックで低迷したワイン業界の危機を救ったのは、巨大な市場 [続きを読む]
  • 【佐藤優】サマリヤの女
  •  <この水を飲む者はだれでも、またかわくであろう。しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう。 −−「ヨハネによる福音書」4章13−14節 サマリヤとは、当時、他のユダヤ教徒から差別されている人々が住んでいる地域だった。ユダヤ教徒は、サマリヤの人々と付き合うことを避けようとする傾向があ [続きを読む]
  • 【佐藤優】新しいぶどう酒は
  •  <だれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、その皮袋は張り裂け、酒は流れ出るし、皮袋もむだになる。だから、新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである。そうすれば両方とも長もちがするであろう。 −−「マタイによる福音書」9章17節 ユダヤ教において、断食は罪を悔い改める心の表れとして重視されていた。特にパリサイ派は、年五日の定められた断食日のほか、毎週月曜日と木曜日 [続きを読む]
  • 【佐藤優】返礼を求めるな
  •  <宴会を催す場合には、貧しい人、体の不自由な人、足の悪い人、目の見えない人などを招くがよい。そうすれば、彼らは返礼ができないから、あなたはさいわいになるであろう。正しい人々の復活の際には、あなたは報いられるであろう。 −−「ルカによる福音書」14章13−14節 どの社会においても、宴会に招かれたら、返礼するというのが常識だ。客観的に見て、返礼が不可能な貧しい人を招くことは、宴会主催者の示す愛が、 [続きを読む]
  • 【佐藤優】金持ちへの警告
  •  <富んでいる者が天国に入るのは、むずかしいものである。また、あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。 −−「マタイによる福音書」19章23−24節 ある金持ちの青年は、ユダヤ教の律法に忠実に従っている。律法に従えば確実に救われるという発想は、人間の行為と救済が、交換可能であるという前提がなければ成り立たない。 イエスは、この前提を破壊しよ [続きを読む]
  • 【佐藤優】ふたりの主人
  •  <だれも、ふたりの主人に兼ね仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛し、あるいは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。あなたがたは、神と富とに兼ね仕えることはできない。 −−「マタイによる福音書」6章24節 キリスト教は、一般に富とされるものに対する警戒感が強い。富は、権力に代替可能で、人間は権力を持つと神に反抗しようとする傾向があるからだ。富は、カネ、商品など目に見えるものと、名誉、権 [続きを読む]
  • 【佐藤優】21世紀に甦る人間機械論
  •  ①久保明教『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ 1,650円) ②近藤大介『二〇二五年、日中企業格差 日本は中国の下請けになるか?』(PHP新書 880円) ③橋爪大三郎『政治の哲学 自由と幸福のための11講』(ちくま新書 820円) (1)①は、実に興味深いメカニズム論だ。日本ではシステム論の研究は盛んであるが、機械に関する哲学(メカニズム論)はほとんど行われていない [続きを読む]
  • 【佐藤優】宝は天に蓄えよ
  •  <あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。 −−「マタイによる福音書」6章19−20節 ユダヤ教でも、天に宝を蓄えるような生き方をせよと説かれている。ただし、イエスがここで説いている宝とは比喩的な表現で、財 [続きを読む]