menfith さん プロフィール

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menfithさん: secret boots
ハンドル名menfith さん
ブログタイトルsecret boots
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/menfith81
サイト紹介文ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々。
自由文趣味は映画鑑賞。専門的な知識があるわけではありませんので、素人が楽しめる範囲内での「映画批評」を行っています。TB・相互リンクなど随時募集中です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2010/01/31 17:45

menfith さんのブログ記事

  • アメリカの銃
  • アメリカに銃があるから銃乱射事件が止まらないらしい。これも最近よく耳にするニュースだろう。だから必ず銃社会でない日本が良かった、と思ってしまう。しかし、これは違うと思う。アメリカの論理が銃乱射事件を止めるものではないからだ。銃乱射事件が起こった時私たち日本人は、だから銃を規制するべきだと当然考える。銃がかるから人が死ぬのだと。なるほど、日本で通り魔が起きても、銃はないので死者は少ないと考えるのは妥 [続きを読む]
  • 光陰矢の如し
  • 時が経つのが速い。そういう決まり切った挨拶が久しぶりに会う友人や知人と交わされることは珍しくない。昔からそうだし、今はますますそういう傾向にあるように思う。なぜ人は歳をとるとこんなに時が経つのが速くなるのだろう。そういう話を職場でしていると、どこかで聞いた話、ということで、1人がこんなことを話していた。生きていくと自分の残りの人生と今まで生きて生きたい人生ととの割合が変化するから、相対的に残りの人 [続きを読む]
  • 「ブラック部活」はなくならない
  • 連日のように学校の部活動についての記事がネットに上がっている。先生にとっても、子どもたちにとっても大きな負担になっているので、それを改善するべきだろうという論調がほとんどだ。たしかに由々しき問題なのかもしれない。私が学生の頃は、中学では9割以上がクラブ活動をしていた。理由があってやめた生徒はいたが、クラブが盛んな学校ということで地域でも有名だった。なぜクラブをしなければならないのか、といったことを [続きを読む]
  • 安藤宏「「私」をつくる 近代小説の試み」
  • ★ネタバレなし★近代文学についての、「語り」の問題について書かれた新書である。近代文学については、様々な角度から書かれてきたので、語り尽くされた感じはある。この新書は、一人称と三人称の根本的な語りのスタンスの違いに目を向けながら、言文一致から近代小説の黎明期がどのように起こっていくかを書いている。文学について明るくなくても、小説のひとつの読み方のようなものを解説しているので、興味深い。筆者によれば [続きを読む]
  • 醸造されるための時間
  • 隠れているべきものが現れる、ということが日常茶飯事になってきた。仕事の合間に、ヤフーニュースを読むようになって、ちょっとした怖さのようなものを感じることがある。それは、舞台裏にあるはずのものが安易に拡散されていくということだ。たとえば、オリンピックで誰かが金メダルを取った。次に始まるのは、そのメダルがいかにして獲得されたかどうか、という舞台裏探しの争いだ。いや、金メダルならわかる。時にはメダルが取 [続きを読む]
  • グレイテスト・ショーマン
  • 評価点:62点/2017年/アメリカ/105分監督:マイケル・グレイシー「本物」を求めた男。服の仕立て屋の息子だったバーナム(ヒュー・ジャックマン)は、一人の貴族の少女チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)に惚れる。やがて父親が死に、食うも食われぬという生活の中で、彼女への想いを募らせ、手紙のやりとりを経て無一文で結婚する。貧しいながら二人の娘にも恵まれ、幸せな生活を送っていたが、バーナムの鉄道会社 [続きを読む]
  • 近未来の素描
  • 私たちが考える、近未来はだいたいがディストピアと呼ばれるもので、映画になっているものもそういうものが多い気がする。「TIME」、「アイランド」、「私を離さないで」、「トータルリコール」、枚挙にいとまがない。そしてその多くの作品で描かれているのが、二極化だ。非常に綺麗な整理された安定した生活をする人々と、生きることがその日しか保証されていないような底辺に住む人々。そういう対立が描かれることが多い。確かに [続きを読む]
  • 具体化と抽象化
  • 以前読んだ森博嗣の新書に抽象化することの大切さが書いてあった。だが、私はその抽象化もまた思考停止に陥る怖さがあるのではないかと思うようになってきた。抽象化することで、事象や現象が記号化されていく。その際具体的な差異が捨象されて、根源的な、共通部分だけが残る。だが、それによって本来捨象されてはならない個別的な事情が見逃されていく可能性がないか。そういう危惧を感じるようになった。その端的な例が、マニュ [続きを読む]
  • 成熟しない子ども
  • 成熟とはいつか、それは容易に決められない。精神的な成熟となればなおさらだろう。私たちは至極不安定な位置でいつも右往左往している。いつ私がなんらかの形で職を失ったり財を失ったりするか、わからない。そんなことはないと願いたいが、それは分からないのが正直なところだ。そんな私が成熟したのかと問われればまだまだだと即答するだろう。柄谷行人だったかどこかの批評で、成熟というのは未熟を発見するための便宜的なもの [続きを読む]
  • なぜこんなに孤独なのか
  • 息子が生まれて、母親である妻は饒舌になったように思う。もともと子どもがいなくてもお互い話をしていたつもりだったが、息子が生まれてからはもっと話をしていると思う。特に話をしていた時期は子どもが生まれてすぐのころだ。その頃ちょうどSNSや育児ブログでの記事がよく目につく時期だった。こういうことを書いて叩かれた、炎上した、というような記事だった。自分に子どもがなければそういう情報は気になならなかったのだろ [続きを読む]
  • 運に左右されていることをなぜ言わないのか
  • 極度に純化された世界で生きていることを私たちはすぐに忘れてしまう。都市に生きていると、そこは人間しかいない。これほど純化して他の生命を排除した世界で生きる動物はいない。異常だ。そして私たちはそれゆえ自分たちが互いに干渉しあって生きていると勘違いしている。本当はもっと別の要素が強いのに、それを棚に上げて、いやまるでそれを口にすることが悪徳でさえあるように、避けている。なぜこの天災が起こったのか。この [続きを読む]
  • 物語を生きる。
  • 息子が生まれてから物語を体験することが多くなった。絵本を毎日のように読まされて、あぐらを組んだ私の足におしりから近づいてきてどすんと座る、そういう光景が当たり前になった。彼は絵本の出来事を現実でも探している。祭りや買い物、電車の乗り換え、あらゆることを絵本から取り出して現実を眺めている。私たちはいつのまにか、現実を物語にしたものを楽しんでいるように考えているのかもしれない。実際にはむしろそれは転倒 [続きを読む]
  • 矛盾する物語
  • 近くのスーパーでも電子マネーによる決算のサービスを少し前から始めた。その数ヶ月前からキャンペーンを打ち、うるさいくらいにその電子マネーを勧めていた。私は必要がないと判断して未だに利用していない。その様子を見ていて違和感を持った。彼らはノルマや目標があるのだろう。熱心に、毎回レジを通るたびに、勧めてくれた。こちらのほうがお得ですよ、と。 しかし、この流れはレジの無人化、人件費の削減へとつながっていく [続きを読む]
  • スリービルボード
  • 評価点:87点/2017年/アメリカ/115分監督・脚本:マーティン・マクドナー完成度が高い故に、嫌な映画だ。ミズーリ州の田舎町。ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、地元の広告代理店を訪れて看板の設置を依頼した。地元警官が通りかかったとき、その看板を見て驚いた。その広告は、7ヶ月前にレイプされて殺された少女の捜査が進まないことを非難するものだった。ミルドレッドはその母親であり、警察署署長 [続きを読む]
  • 今年もよろしくお願いします。
  • 今年は2018年です。この「secret boots」がブログ化して10年が経ちました。そこで、十周年企画として、少し進化させていきたい、そういう年にしたいと思っています。デザインが変わったのも、その理由です。まだ形になっていないので、形になるのはもう少し先かもしれませんが、これからもよろしくお願いします。 [続きを読む]
  • NHKスペシャル取材班「縮小ニッポンの衝撃」
  • ★ネタバレなし★少子高齢化、年金問題、特殊出生率の低下、医療費の増大、働き方改革、待機児童の問題……。さまざまな国の問題が、政治や選挙の争点になるのは、根本的に日本の人口が減っていっているからだ。そんな当たり前のことは、議論され尽くしている、と思っていた。だが、そんなことはなかった。むしろ、私たちが直面している問題は、より深刻で、婚活や妊活なんていう生ぬるい個人のいとなみではなく、日本がなくなるか [続きを読む]
  • 勝手にふるえてろ
  • 評価点:79点/2017年/日本/117分監督・脚本:大九明子するどく描かれた現代人の病。ヨシカ(松岡茉優)は経理を担当するOL。ヨシカには、中学校から想いを寄せる一人の男性がいた。そのイチ(北村匠海)への想いが捨てきれず、脳内でその思い出を再生する日々が続いていた。そんなある日、営業の同僚から想いを告げられる。ニ(渡辺大地)と名付けた彼は、ヨシカにとってはじめて告白された相手だった。舞い上がるヨ [続きを読む]
  • スター・ウォーズ 最後のジェダイ
  • 評価点:32点/2017年/アメリカ/152分監督:ライアン・ジョンソン悪い冗談かと思えるほど、おもしろくない。フォースに目覚めたレイは、ジェダイとして伝説のルーク(マーク・ハミル)の元に訪れる。しかし、ルークはレイに関わろうとしない。一方、共和国レジスタンスは、最後の砦である基地を攻撃される窮地に立たされていた。なんとか脱出を試みようとしているところだったが、暗黒面に墜ちたファーストオーダーたち [続きを読む]
  • ブレードランナー 2049
  • 評価点:76点/2017年/アメリカ/163分監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴひどくあいまいなレプリカントと人間の線引き。2049年、旧型レプリカントは反抗的であることを理由に解任(殺害)対象となっていた。新型レプリカントの捜査官K(ライアン・コズリング)は、指示通り旧型の農民レプリカント(デイヴ・バウティスタ)を解任する。その際、「こんな汚い仕事ができるのはお前は奇跡を見たことがないからだ」と意味深な [続きを読む]
  • gifted ギフテッド
  • 評価点:87点/2017年/アメリカ/101分監督:マーク・ウェブ涙腺崩壊。両親のいない7歳になるメアリー(マッケンナ・グレイス)は、はじめて学校に登校することになった。いやがるメアリーだったが、育ての親の叔父のフランク(クリス・エバンス)は学校に登校させたがった。初日、算数の時間であまりに簡単な問題を出す担任に辟易していたメアリーは、3桁のかけ算を出され、暗算して答えた。驚いた先生は、彼女がギフ [続きを読む]
  • 問題の本質
  • 更新が滞っていて申し訳ありません。ちょっと容易に映画館に行ける状況ではありません。かといって、二時間テレビの前で座って映画を見る時間もとれていません。今が耐え時だと思って耐えます。日産と、スバルが有資格者でない者が新車の検査を行い、それがおおきな問題として取り上げられています。たしかに由々しき問題ですが、私はさまざまなところで言われている「日本の自動車産業の信用問題」という印象は受けません。むしろ [続きを読む]
  • ドリーム
  • 評価点:70点/2016年/アメリカ/127分監督:セオドア・メルフィたしかに完成度の高い映画。だが、「それ以上」ではない。1961年、アメリカとソ連は宇宙開発でも競い合っていた。それは宇宙という新しいフロンティアを誰のものにするかという争いであり、軍事目的にも利用できるという意味でも重要だったからだ。そして、ソ連が有人飛行で地球の軌道飛行を成功させた。焦燥に駆られたNASAは発射と着水の計算がで [続きを読む]
  • スター・トレック BEYOND(V)
  • 評価点:63点/2016年/アメリカ/122分監督:ジャスティン・リンそうじゃない。そういうことじゃないんだ。U.S.S.エンタープライズ号のキャプテン、カーク船長(クリス・パイン)は長い探索期間で疲れていた。自分に自信をなくし、船を下りて基地の副提督のポストを立候補していた。その基地、ヨークタウンにエンタープライズ号が到着したとき、後から所属不明の船が不時着する。どうやらちかくの星雲に不時着して仲間の [続きを読む]
  • ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(V)
  • 評価点:52点/2016年/アメリカ/118分監督:エドワード・ズウィック凡庸としかいいようのない作品。元少佐で輝かしい業績をもったジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、ちょっとした縁から現役のスーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)と連絡を取り合う仲になった。彼女のもとへ訪れてディナーの約束していたが、その席には後任の大佐が陣取っていた。聞けば、彼女はある任務を命令した部下が殺され、そ [続きを読む]
  • ダンケルク
  • 評価点:76点/2017年/イギリス・アメリカ・フランス・オランダ/106分監督・脚本:クリストファー・ノーランIMAXに隠された真実。太平洋戦争のフランス。ダンケルクと呼ばれる港町に、フランス軍を包囲したドイツ軍は、投降を呼びかけるビラを配っていた。友軍であるイギリスは、目と鼻の先の母国に帰還させるための方策を練っていた。だが、ドイツ軍の攻勢はすさまじく、英仏両軍とも疲弊しきっていた。命からがら [続きを読む]