井蛙はる さん プロフィール

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井蛙はるさん: 怪談「徒然草子」
ハンドル名井蛙はる さん
ブログタイトル怪談「徒然草子」
ブログURLhttps://artart1982.hatenablog.com/
サイト紹介文徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話
自由文世界のことわざは、コピーやスピーチに使えます。
「腐っても鯛」はアラブだと「バラは枯れても香りは残る」
になります、語彙の増える助けになりますよ。
ことわざの利点は言いにくいことが
少し言いやすくなります。
あとは古典文学黒歴史としてすごい古典の紹介もしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供352回 / 365日(平均6.8回/週) - 参加 2010/02/13 21:17

井蛙はる さんのブログ記事

  • 140字小説「麦茶のボトル戦争(日常は戦場)」
  • 140字小説「麦茶のボトル戦争(日常は戦場)」母親と喧嘩した。麦茶のボトルを1リットルか3リットルかでもめたのだ。私は3リットル欲しかったのだ。猫の欠伸がつきたころ。1リットル2本という答えになった。そして、事件が起きる。開店セールでオシャレな1リットルのボトルを父がもらってきたのだ。2本のボトルの並びが悪い。しょーもないことを書きたい。400文字以下だと良くないらしいですね。へぇ。文体診断 [続きを読む]
  • 伝聞昔話「タバコになった娘」(中国の楽しい民話)
  •   伝聞昔話「タバコになった娘」 昔の中国の山東省のお話です。 ナンションという青年とイエイエという娘がいました。 二人は一目で思い思われる仲になりました。 ですが、ナンションとイエイエは家柄のつりあいが取れなかったので、結婚することはできませんでした。 イエイエはナンションと一緒になれないことを悲しみ悩みました。 そしてイエイエは病気となり死んでしまったのです。「イエイエ、なぜ死んでしまった [続きを読む]
  • 140字小説「ミネストローネ」
  • 140字小説「ミネストローネ」ミネストローネには細かく切った野菜がいい。細かく切った野菜をしっかり煮込み、それをスプーンに乗せてわしわしと食べるのだ。スープは汁ではない。スープはおかずである。化け猫になった猫が眠る前に語った話である、ベッドタイムストーリーというらしい。キャットタイムストーリーではない。ミネストローネはイタリア語でスープと意味らしいですただ、この化け猫の好みを語ってるだけとい [続きを読む]
  • 伝聞昔話「ちんちん小袴」(小泉八雲より)
  • 伝聞昔話「ちんちん小袴」 日本では家の床に、いぐさを編んで作った畳という敷物を敷きます。 畳はいぐさがしっかり詰められて編んでいるので、小刀の先が刺さる程度のすきましかありません。 畳は一年に一度取り換えられるので、とても清潔です。 日本人は靴をはかず、しかも家の中では靴の代わりのわらじは脱ぎます。 西洋のように大きな机やいすもありません。 畳の上で過ごします。 日本人は物を大切します。 幼い [続きを読む]
  • 140字小説「猫の温度計」
  • 140字小説「猫の温度計」猫の温度計。寒いと丸くなる。もっと寒いと布団の中に隠れる。温かくなると、猫の温度計はぐいんと伸びる。大の字に伸びる。それより熱くなると、ひんやりとした所に逃げる。規則的にお腹が減るので、鳩時計のように、飯だ飯だと鳴く。ただ温度計としても時計としても頼りない。菊池寛さんに中島敦さんに芥川龍之介さん。何ともピンとこない感じ。診断は毎回ドキドキしますね。文体診断ロゴーン [続きを読む]
  • 伝聞昔話「後の千金」(宇治拾遺物語より)
  •   伝聞昔話「後の千金」 荘子は腹が減っていました。 昔、唐土に暮らす荘子は、家がひどく貧しく、今日の食料もなかったのです。 荘子は隣に住む監河候に今日の分の粟を乞うたのです。 監河候は、「いい天気ですね、花がきれいに咲いています。きれいに咲く花を見ると、今が極楽だと思いますが、その感情が井の中の蛙大海を知らずと言うのでしょうかね」 笑顔で荘子に言ったのです。「腹が減りました、今日の粟をいただ [続きを読む]
  • アイスのせトースト
  • 今週のお題「ひんやり飯」けっこう万能食として良いと言われているアイス。こんがり焼いたトーストにアイスをのせたアイストーストは朝ご飯にいいそうです。国によってはポピュラーな朝食だとか。子どもはアイスだけ食べて終わるとも。それじゃただのアイスじゃん。アイスクリームは栄養食!美味しくカルシウム補給しよう ? TRENDRIPPLE(とれんどりっぷる)アイスクリームには消費期限が記載されていません。マイナス18度 [続きを読む]
  • 140字小説「ポトフ(日常は戦場)」
  • 140字小説「ポトフ(日常は戦場)」ポトフとは洋風煮込みである。野菜とベーコンを煮込むシンプルな料理だ。問題はどう煮込むか。母は塩だけでと言う。それでは味気ない。コンソメを入れるべきと言ったら、喧嘩になった。私と母が喧嘩をしていると、父が醤油を入れた。父は私と母の共闘に涙を流したのだ。猫が鳴いたので終戦である。浅田次郎さん、小林多喜二さんに松たか子さんが安定したのだろうか?闇鍋感がすごい。 [続きを読む]
  • 「廃病院」
  • 「廃病院」春が終わり始めるころに、会社に研修を終えた新人という頼りなさを若さで必死に支えている花が咲きます。彼の勤めるタクシー会社も新人が一つ二つと懸命に様々な風に耐えながら咲いていました。「それでは田山病院に向かってください」そんな新人が彼に伝えました。田山病院は廃病院ですが、なぜか定期的にタクシーに来て欲しいと電話が来ます。新人はそれが廃病院からの電話だと知らずに受けるので、新人が入った時期 [続きを読む]
  • 詩会「カステラ」北原白秋
  • 詩会「カステラ」北原白秋カステラの縁の渋さよな。褐色の渋さよな。粉のこぼれが手について、手についてね、ほろほろとほろほろと、たよりない眼が泣かるる。ほんに、何とせう、赤い夕日に、うしろ向いてひとり植ゑた石竹。NHKで石竹が私の誕生花だと言ってました。いや、それだけなんですが。わざわざこのブログに来て下さったあなたを、私は大切に思います。 [続きを読む]
  • いい国住みたい貧福論は君主論(雨月物語貧福論感想文)
  •   いい国住みたい貧福論は君主論どんな名刀でも千人を相手に出来ないが、金の徳ならば天下も従う。 雨月物語の貧福論の主人公岡左内はそのように考える倹約の武士です。 刀一本と天下を従わせるお金って一緒にしちゃだめじゃないと思う方もいるでしょう。 細かいことは良いのですよ。 貧福論は、お金の話ではなく、人の上に立つ人への願いです。 その願いは、左内と金の精の会話で書かれます。 金の精はなげきます。  [続きを読む]
  • 「ハローさん」
  • 「ハローさん」友人とハローさんという降霊術をやることになりました。やり方は、赤い糸を巻き付けたパンに赤ワインを染み込ませて、そのパンをぬいぐるみに入れるのです。甦らせたい人がいればその人の体の一部を入れたら甦るそうです。甦るのならそれを軸にして本人になるのかと聞いたら、秘密と答えが返ってきました。人形は友人が用意しました。最初に黄昏時に人形を人のいない部屋置きます。人形に名前を付けて、部屋から [続きを読む]
  • 伝聞昔話「子捨て」(小泉八雲より)
  •   伝聞昔話「子捨て」 その百姓はとても貧しかったのです。 自分たちが食べていくだけでいっぱいでした。 女房が子供を産みました。 捨てました。 女房と自分の子を川に捨てました。 貧しかったので、女房が産むたびに川に捨てました。 何人も捨てているうちに、少しずつでしたが生活が楽になってきました。「生活に少し余裕もできたし、自分たちの面倒を見る子供もいる。この子は育でようと思う」 百姓はそう言っ [続きを読む]
  • 「黄昏の人」
  • 「黄昏の人」黄昏時にその人がやってきます。昼と夜が混ざる時、色々と迷っている子供に、本当の家にこないかい。本当の国にこないかいと、その人は誘うのです。「君は賢いから知っているだろう。こんなつまらない世界が君の世界でないことを。私と一緒に正しい君の世界へ行こうじゃないか」その人は言います。子供にやさしく語るのです。本当の世界と彼が言った、無責任な夢の国の話を。責任とは地に付くための重力です。その国 [続きを読む]
  • 「鬼と猟師と犬」
  • 「鬼と猟師と犬」山で年老いた猟師が鬼の子供を見つけました。その鬼の子供は猟犬にふるえ、たすけてくださいと繰り返しました。猟師は鬼の子供に子供は殺さないのが猟師だと言いました。鬼の子供はその猟師の後をついて行きました。猟師は邪魔するなよと、一言いって、鬼の子供は頷きました。鬼の子供は猟師の家までついて行き、そのまま暮らしました。鬼の子供は真面目に猟師を手伝い、親子のように過ごしました。猟師を父様 [続きを読む]
  • 「枕」
  • 「枕」変わった枕を骨董屋で買いました。夢占いでは殺される夢は生まれ変わりを意味し、悩みごとが解決するいい夢だといます。夢は個人に与えられた物なので、創作のために夢の日記をつける画家や小説家は多く、ついでに夢占いをする人もいるといいます。その骨董屋で買った枕は運がよくなる殺される夢が見やすくなるというのです。殺される夢は買ったその晩から見ることが出来ました。私は夢の中で磔にされており、のこぎりを [続きを読む]
  • 「河童の姿」
  • 「河童の姿」私は河童の姿を見たという老人に話を聞くためにある町まで行きました。老人の家は寂しい所にあり、人よりも妖怪の方が多そうだなと思いました。老人に話を聞くと、「河童な、テレビ見てて思ったんだ。水泳の池江って女の子いるだろう。あの泳ぎの速い子。あの子にそっくりな河童を見たんだ」老人から池江さんの話と、お爺さんの奥さんが池江さんにそっくりでいい女だったという話を5時間ほど聞きました。帰り路、 [続きを読む]
  • お呪いマシンガン
  • 今週のお題「#平成最後の夏」地球の人に飽きたから、何かに会いたくて百物語を書きました。嘘です。百物語を書いたのは本当です。不思議ネットさんで百物語が公開されています。不思議.networld-fusigi.netコメントを受け止めて、これからに生かしていきたいと思います。応援して下さる方がいると分かったので、努力をして、その気持ちに答えたいと思います。このように意見を聞けるのは自分のサイトでないから聞けるの [続きを読む]
  • 百物語作法
  • お題「わたしの黒歴史」百物語は気楽なレジャーの一つです。気軽に楽しまれている方が多いでしょう。多いわけがないですね。artart1982.hatenablog.comだらだらと雑に百物語に書いてきたので、最後にまとめたいと思います。百物語は夜に百本の蝋燭を一つ物語が終わるたびに一つ消していくという降霊術です。百本全て消えたら何かが話を語る、何かが起こるという怪談です。まず百物語は降霊術です。百個の物語百本の蝋燭 [続きを読む]
  • 140字小説「狩人」
  • 140字小説「狩人」若者は狩人になりました。けものを守る人と書いて狩人と言います。狩人は山を守り伝えていく存在だと祖父の言葉を思い出したからです。宝石のように光を反射する木の葉を見て、生命の美しさを見せびらかす動物たちを見て、彼は狩人になりました。山を守り、守る人を育て、繋いでいくために。森鴎外さん、芥川龍之介さん、菊池寛さん。今回は少しうれしい評価。遊び半分で自分より弱い物を笑いながら [続きを読む]
  • 140字小説「トースト(日常は戦場)」
  • 140字小説「トースト(日常は戦場)」母が変な知識を得てきた。トーストは片面焼きが良いという。ホイルを片面につけて片面を保護している。普通でいいじゃないかパンぐらい。目玉焼きもそうだ。ターンオーバーという両面焼き?今はフランス風といって蒸している。焼けよと何とも言えない卵を見て思った。猫がその目玉焼きを飛び越えた。浅田次郎さんはよく出る気がする。ジロリアンか。松たか子さんの文章が読みたい。文体 [続きを読む]
  • ホルマリンプールに浮かぶ青春(読書感想文)
  • お題「好きな作家」夏らしく読書感想文です。本は「死者の奢り」大江健三郎です。 “死者たちは、濃褐色の液に浸って、腕を絡みあい、頭を押し付けあって、ぎっしり浮かび、また半ば沈みかかっている。” 大江健三郎の死者の奢りはこのように始まります。 何の話だと思いますか? 死体の入ったホルマリンプールの話です。 大江健三郎を読んだことはありますか? ノーベル文学賞の作者が書いたので、都市伝説でも三流 [続きを読む]
  • 降霊術の礼儀(降霊術で美形になれるのか?)
  • 降霊術の礼儀百物語に振り回された平成最後の夏。降霊術だと、百物語やひとりかくれんぼなどがあります。ひとりかくれんぼの人形の中身ひとりかくれんぼは、人形に米を入れます。米には魂があると言われており、おにぎりなどの御備えは米が魂に縁が深いからでもあります。日本では魂は分けることが出来ると思われてました。なので、魂の一部をもらったり、与えたりします。お正月のあけましておめでとうございますの挨拶は魂 [続きを読む]
  • 夏の終わりに呪術としての百物語
  • お題「わたしの黒歴史」呪術としての百物語夏らしいことがしたいと思い、花火は火傷するかもしれません、ならば百物語です。百本の蝋燭を用意して、百個の不可思議な話を一話ずつ読むたびに蝋燭を消していく。花火のようなことはできない、でも何かしたい、どうでしょうか?百物語?百個物語用意しておきました。あとは蝋燭だけです。百物語を呪術と考える場合、けっこう大きい問題が時間です。とりあえず字数を意識して書いてみ [続きを読む]