財部剣人 さん プロフィール

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財部剣人さん: 財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館)
ハンドル名財部剣人 さん
ブログタイトル財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館)
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/avantgarde-october
サイト紹介文「マーメイド クロニクルズ〜第三部配信中!」「第一部 神々がダイスを振る刻」幻冬舎より出版中!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2010/03/19 14:51

財部剣人 さんのブログ記事

  • 第三部闘龍孔明篇 第8章−3 天使たちの夢に潜り込む
  • 「時間ならくさるほどあったと言ったであろう。名付けて、反転ミラージュ!」 サマンザと入れ替わりに、包帯が解けた眠眠は天女のような服をまとった美少女に変身していた。芋虫がサナギを経て美しい蝶になっていくように闘いを通じて眠眠は進化した。「我が孫ながらなんと美しい」「今日は助けてもらった御礼に女装してあげる」「さあ、夢魔スレイヤーを使うのじゃ!」「言われなくたって、眠眠そのつもり」 眠眠が再び気合いを [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第8章−1 黒龍対七色の神の化身たち
  •  巨大な猿が姿を現した。気づいた時には、ガッチリ両手を捕まれて身動きが出来ない。毒蛇まで、いつのまにか身体に絡みついている。 こんなのズルいよ。おじいちゃん、お兄ちゃん、助けて! 眠眠の後ろから声が聞こえた。「大分、苦戦しておるの」「おじいちゃん、遅すぎ!」「勝手に相手の誘いに乗り闇の中に飛び込んでおいて、ご挨拶じゃな」「そんなことより早く助けて!」「よいじゃろう。究極の象形拳、我が黒龍拳を見るが [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 序章と第1〜7章のバックナンバー
  •  財部剣人です! 第7章のネタは、アメリカ中間選挙にもちょっと関連した内容になっています。 ちょっと悲しいお知らせがあります。私がこのブログを立ち上げたちょうど9年前からお世話になっていたランキングサイト blogram が2018年10月31日でサービスを終了されました。キーワードでランキングをしてくれるユニークなシステムにずいぶん励まされました。この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。これまでありがとう [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−10 ヒエラポリス神殿
  •  二千年の昔、人々はギリシャ・ローマ様式のヒエラポリス神殿を「地獄の門」と呼んだ。なぜなら先導役の聖職者を残して、生け贄の鳥や雄牛などの動物がバタバタ死んでいくため、地下世界の入り口ではないかと畏敬の念を持った。そして、この洞窟を冥主プルートゥが「死の息」を吹き出していると考えた。現在のトルコに位置するヒエラポリス神殿は、実は、プルートゥ以外のものが魔力を使うことを禁じた冥界神殿内の劇場のレプリカ [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−9 ダニエルの復活?
  •  道化師(clown)が冠を抱くもの(crown)に変わり 十三の白きものと黒きものが一つになる刻 切り裂かれた天使が純粋な悪を生み出し 緑の霧を巡る兄の子等と弟の軍団の闘いの 幕が切って落とされる マーメイドとヴァンパイアの縛めが魔術師によって解かれ 生きるために愛し合うことを求める者たちと 生きるために殺し合うことを求める者たちの 最後の審判が下り 母なる星の希望と絶望が始まる       すべての意味はわ [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−8 魔神スネールの告白
  • (1年前に冥界の貴公子を気取っていたお前の兄は、時空変容ミラージュの儀式を閉じる刻、666分間のタイムリミットをコンマ6秒すぎたことに気づかなかった。その瞬間に魔界と精神世界を隔てる結界が引き裂かれ、3人の魔性と2匹の魔獣が精神世界に逃げ出したのだ)スネールの視線を感じても、この件でプルートゥから許しを得ているアストロラーベに変化はない。スネールが続けた。(結界を切り裂いたのは「虚無をかかえるもの [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−7 逃げ出した魔性と魔獣たち
  • (マクミラよ、我を闘いでやぶっただけでなく、我の心まで奪った愛しき相手。冥界の最高位の神官としてたぐいまれなる力を持ったお前の爪は、我がプライドだけでなく凍りついていたハートまでも引き裂いた、狂おしい愛の痛みに打ち震える内に、我は異次元空間を人間界に堕ちていった)「おおかたそんなことと思っていたが、その姿はわたしが知っている姿ではないぞ」(我はもはや魔神スネールではない。精神世界でトリックスターと [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−6 輪廻の蛇ウロボロス
  •  アストロラーベが、実は・・・・・・と説明しようとした時だった。 再び、彼らの目の前で時空間がゆがみ、裂け始めた。 星空が消え去って、景色が真っ暗になる。ガリガリと切れ味の悪いナイフで無理やりに扉を切り裂く音がして裂け目が渦巻くが、今度、吹き出してきたのは生暖かい風だった。 その中央では、巨大な二匹の蛇が絡み合いのたうち回っていた。 一匹は、かつての伝説の魔人スネール。黄色い瞳は見るものを金縛りにし、頭 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−5 冥界の神々降臨
  •  ジェフは話を続けた。例えば、黒人大統領が誕生した場合、エスタブリッシュメントからどこまで支持を受けられるかは疑問であり、大胆なビジョンを打ち出して成功するより、個々のプログラムを目の敵にされる危険があります。ビジネス界出身者の場合、さらに問題は深刻でこれまで批判してきた政治家に今や自分がなってしまったという根本的な矛盾を解決できません。行政経験がないくせに自信満々で政策的迷走を繰り返す結果として [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−4 アメリカの悪夢
  • 「たしかにしかたのないことですが、その結果、投票を棄権する有権者が増えれば、組織票を持つ候補者の思うつぼです。あるいは、メディア時代においては目立つことに長けた人物が有利になるでしょう。さらに、絶対評価で当選資質が高い人が選ばれるのではなく、有権者は候補者同士の相対評価を余儀なくされる上、前任者との比較が後任を選ぶ際に大きく影響します。行動経済学で言うところの認知バイアスの問題です。人間は、ある目 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−3 アウトサイダー
  • 「問題が、それほど単純ではないからです。理由は2つあります。1つは、社会の分断が、国内外で加速度的に進んでいるためです。支配層にとってよいことが、必ずしも全体にとってよいことではないのです。富は富裕層にますます集中し好景気は経済格差を助長する傾向にあります」実際、アメリカは実質的にウォール街に支配されており、定期的にバブルを生み出しては崩壊させて、投資した庶民の富を吸い上げては売り抜けた資産家階級 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−2 振り子の原理
  • 「マクミラ様、何かが気になるのではございませんか?」「お前の目はごまかせないわね。ナイトメアランドから気になるデータが上がって来たの。これだけの好景気にもかかわらず、冥界時代に闘った魔性たちがヨダレを垂らして喜びそうな、分断、怒り、怨みが世界中にマグマのように煮えたぎっている。冥界の力で、魔界の蓋が開かないようには出来ても自らネガティブな感情に身をゆだねようとする愚か者たちを守ることはできない。で [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第7章−1 マクミラの不安
  •  1996年聖バレンタインデー深夜。 ニューヨーク市中心街にそびえ立つヌーヴェルヴァーグ・タワー内の書斎。3年前のクリスマスのパフォーマンス・フェスティバル以降、廃人同様になってしまったダニエルの面倒を見ることがマクミラの優先課題となった。彼と深夜ドライブに行く以外はあまり外出しなかったので、出不精に拍車がかかった。 何もしなくなったかと言えば、そうではなかった。籠もりきりになった分、より精力的に [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 序章と第1〜6章のバックナンバー
  •  財部剣人です! おかげ様で、祭青龍と眠眠が中心の第6章が終了しました。どうか今後の展開に請うご期待! #ホラー、#ファンタジー、#ディベート、#深層心理「第三部闘龍孔明篇 序章」「第1章−1 茨城のパワースポット・トライアングル」「第1章−2 チャイニーズフリーメーソン 洪門」「第1章−3 「海底」の秘密」「第1章−4 アポロノミカンの予言「第1章ー5 太古の龍」 「第1章-6 神獣たちの闘い」「 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−10 深層世界に入る
  •  夢魔サマンザが開いた深層世界は、心の闇への扉。 天真爛漫の眠眠にも、祖先から受け継いだ集団的無意識の根源的恐怖は深層真理に巣くっていた。人間が作った武具の数々を破られたサマンザは、どんな恐怖を眠眠に用意しているのか? 真っ暗闇の中で、何かがいた。 眠眠は、思った。 シュルシュルと音を立てているのは毒蛇?  ウッホウッホと騒いでいるのは猿?  キーキーと叫びながら飛び回っているのは猛禽?  斧を振 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−8 孔明と眠眠
  • 「夢魔スレイヤーは、夢魔の力を持ちながら、眷属と出会えば相手を狩る宿命。今夜、お前は二人の赤子を授かる。一人はお前の孫であって孫ではない。孔明と名付けるがよい。その赤子こそ、天界の戦士が紅い龍として転生したもの。もう一人が夢魔の血を引く赤子。眠眠と名付けるがよい。」黒龍は一呼吸置いた。「夢魔スレイヤーを生み出すと分かった刻、樹里は儂の元を去らねばならなかった。我が末裔は樹里に敵対する。それも一興。 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−7 夢魔樹里の決断
  • 「ついにアポロノミカンの予言が当たったか。だが、予言は実現するかどうかでなく、いつ実現するのかだけが問題だった」「父上様! 我の力が及ばず息子たちが・・・・・・」「自らを責めるな。予言通り、お前の息子白い龍が生まれ、命は残酷な運命によって奪われた。だが、予言はまだ続く」「今宵のことをなぜ事前に教えてくれなかったのですか? 知ってさえいれば備えられたかも……」「無理を言うではない。事前に伝えれば、必ず予言 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−6 三重の呪い
  • 「今頃、気がついた? サービスで美少年になってあげたんだから感謝しなよ。もっとも包帯で下は見えないか。眠眠が愛するのは魔剣ドリームカリバーだけ」「なぜお前が伝説の魔剣を?」「おしゃべりの時間はないと、さっき自分で言ったよ」「我としたことが……これを受けてみるがよい」次にフットボーラーのような用心棒が投げつけたのは、炎に包まれた槍。だが、難なく眠眠が魔剣を一閃して矛先を切り落とす。「くやしや。本当な [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−5 眠眠の闘い
  • 「年寄りは話が長すぎるよ。やっと眠眠の出番だ」水底目指して潜ったはずが、鏡の中から顔を出してキュートなソプラノボイスで言う。抜け出た全身はびっしょり濡れそぼっている。「夢の中で夢魔に闘いを挑むなど、雨の中でマーメイドと闘い、嵐の夜に龍と闘うにも等しい。お前ごときに、万に一つの勝ち目もない」「大きなお世話さ。夢魔と闘う究極の目標が現実になったよ」「それなら、お手並み拝見といこう」「孫は武芸十八般に通 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−4 眠眠の夢
  • 「儂は修行の結果、無我の境地から自己催眠に入れるようになったのじゃ」「むがのきょうち?」「頭の中を空っぽにすることじゃ」「修行などしなくても、人の頭の中など元々空っぽではないのか?」「口の悪いお嬢ちゃんじゃ。人の頭の中は煩悩でいっぱいなのじゃ」「お嬢ちゃんではないと言ったであろう。おしゃべりしている時間はないし、年寄りの冷や水はやめておくことよ」「情けをかけてくれるとは感心だが、こんな予言を知って [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−3 青龍と夢魔サマンザ
  •  ミホシムは投げキッスで、孔明にナオミをゾンビーソルジャーたちから救う王子の役割を与えた。彼女が変身した十字架に貼り付けになったナオミを襲ってくる怪物たちを撃退する役目だ。 ゾンビーソルジャーたちは、カンザスで闘った素人集団ではなく戦闘員たちが変化したものであった。とてつもなく強敵だったが、強い故に遠慮なく闘えた。果てしなく続く闘いに、彼は満足感を感じていた。何か使命があった気がしたが、気にならな [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−2 夢の続き
  • 「隙がないのがシリウス、太っちょがアンタレス、腕立つのがコーネリアス、娘は天界時代の姿が分からない。相手はちょうど4人」 シリウスにはヒビキム、アンタレスにはオーシャム、コーネリアスにはミホシム、眠眠にはサマンザ自身を振り分ける。「さあ、引き籠もりたくなるほどの甘い夢を見せてやろう」 夢魔たちは夢の中に入り込んでいった。夢魔たちによって与えられる夢こそ、人が心の奥底にしまった欲望だった。 ヒビキム [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第6章−1 孔明たちへの襲撃
  •  1996年聖バレンタインデー深夜。 日本国茨城県南部。昼の特訓の疲れから、孔明たちが青龍の屋敷内で死んだように眠りについていた。 その時、にわかに黒雲が湧き出し、巨大なミイラの手が現れた。周りの生気を吸い込むような、ぼろぼろの包帯に包まれている。機械人形のように震える手の掌が開き始め、4匹の女性型の夢魔が現れた。 古代エジプトの伝承を引くまでもなく、人は太古の昔よりマミー・コンプレックスに囚われ [続きを読む]