財部剣人 さん プロフィール

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財部剣人さん: 財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館)
ハンドル名財部剣人 さん
ブログタイトル財部剣人の館(旧:アヴァンの物語の館)
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/avantgarde-october
サイト紹介文「マーメイド クロニクルズ〜第三部配信中!」「第一部 神々がダイスを振る刻」幻冬舎より出版中!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2010/03/19 14:51

財部剣人 さんのブログ記事

  • 第三部闘龍孔明篇(前半部分)エリザードのイメージソング(再送版)
  •   財部剣人です! 以下は過去の再送版です。「アヴァン」は昔のペンネーム、「旅する??♀?マーメイドの神話」は昔のタイトルです〜。自分で書いていて懐かし過ぎる。。。______________________________________________ 語り部のアヴァンです! とうとうと言うべきか、ついにと言うべきか、「旅するマーメイドの神話」第三部前半が終了して、イメージソング集の開始です。 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 序章と第1〜5章のバックナンバー
  •  財部剣人です! おかげ様で、マーメイドのナオミが戻ってきて全米ディベート選手権(NDT)が話の中心の第5章が終了しました。どうか今後の展開に請うご期待! #ホラー、#ファンタジー、#ディベート「第三部闘龍孔明篇 序章」「第1章−1 茨城のパワースポット・トライアングル」「第1章−2 チャイニーズフリーメーソン 洪門」「第1章−3 「海底」の秘密」「第1章−4 アポロノミカンの予言「第1章ー5 太古の龍 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-9 奇跡的リバタルの秘密
  • 「ポイントは、まさにそこ。彼は、相手が話している間、いきなり反論をノートに書き出すの」「冗談はやめてください!」「それがまったく冗談じゃあないの。普通、相手のスピーチの間はその内容をノートに取って、その後、準備時間を使って反論を書く。でも、それではなかなか強豪ひしめく大会では優勝できない。あなただって相手のスピーチ中に、ブリーフシート(注、相手の議論に対する反論とエビデンスをひとまとめにしたもの) [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-8 利益と不利益の比較
  •  人は基本的に保守的な動物であり、何か特別な理由がない限り、重要な政策変更をしたいとは思わないものである。個人レベルで考えてみても、これまで長髪で特に問題がなかった人が、急にモヒカン刈りにしてきたら周りの人間は「いったい何があったのか?」といぶかしがることであろう。ましてや社会制度や経済システムの変更なら、具体的な問題が存在していたり、新たなメリットが明らかに見込まれたりしない限り、変えることのリ [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-5 宇宙開発を巡るディベート
  •  具体的には、70年代以降に提唱された代表的審査哲学には、以下のようなものがある。研究者が方法論を仮説にあてはめる方法で、議論の有望な真理と虚偽の判定を行うことをディベートの目的と考える科学のメタファーを用いた仮説検証審査哲学(hypothesis-testing paradigm)。さらに、ジャッジは試合の議論に耳を傾け、その後、知的な批評を実践することを追求すると考える解釈学のメタファーを用いた議論批評家審査哲学(argument [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-4 ディベート審査哲学に関する論争
  •  結果として、ディベートは定常争点という単なるチェックリストではなく、どのように利益が得られるのかという肯定側のシステムと、どのように不利益がもたらされるのかという否定側のシステムの比較に焦点が移ることとなった。 こうしたシステム理論を応用した審査哲学の信奉者は、常に問題が関知され対応される継続的な変化の世界の住人である。彼らにすれば、課題とはけっして「はたしてこの状態に対応すべきか」ではなく、「 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-3 ディベートの審査哲学
  •  シーズン幕開けの北アイオワ大学主催ディベート大会が目の前に迫っていた。かつて同大学ディベート部監督を務めた故ウォルター・オーレックの名を冠した大会は、参加校も多く各大学も重視していた。 オーレックの名声を確実なものにしたのは、彼の提唱した白紙状態審査哲学(tabula rasa paradigm)であった。ラテン語の「白紙状態」を意味する「タビュララーサ」を基本とした彼の審査哲学は、広汎な支持を得ることはできなかった [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-2 ナオミの誕生日
  •  1995年9月4日、ナオミの22才の誕生日。 ナオミは、ディベート部室で山のようになった資料を整理し切り貼りしてはトーナメント用ブリーフシートを何時間も作っていた。何日も徹夜を続けていたため、仮眠を取ることにした。 ディベート部のカウチに倒れ込むと、ナオミはすぐ眠りについた。「ナオミ、寝てる場合じゃないわ。起きて!」「誰? せっかく気持ちよく寝てたのに・・・・・・え〜!」 そこにいたのは、ナオミの育て [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第5章-1 ナオミの夢
  •  1995年9月3日、ナオミの22才の誕生日前日。 人間界に一人送り込まれたマーメイドは祖母トーミのまじないのおかげか、教え導くものと助けてくれる仲間にはたしかに恵まれてきた。 でも、これまで私は十分「人生」を切り開いてきたのだろうか。トラブルに引き寄せられて、仲間を救いたい一心で闘って来ただけじゃない。 気がかりがひとつあった。 いつの間にか、孔明の姿がキャンパスから消えていた。おばあさま、もし [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 序章と第1〜4章のバックナンバー
  •  財部剣人です! おかげ様で、前回でホラー・怪奇小説テイスト中心の第三部第4章が終了しました。来週からは、マーメイドのナオミが戻ってきて全米ディベート選手権(NDT)が話の中心になります。どうか請うご期待! #ホラー、#ファンタジー、#ディベート「第三部闘龍孔明篇 序章」「第1章−1 茨城のパワースポット・トライアングル」「第1章−2 チャイニーズフリーメーソン 洪門」「第1章−3 「海底」の秘密」「第 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-8 王子トリトンの決意
  •  親衛隊の一員として北門を守る責任者トリトンは、「助くるもの」であった。いつも遠くを見るような瞳からは、心の内は探れなかった。 しかし、いったん剣を振るえば、流れる大河さえ切り裂かれたことを忘れて流れ続ける達人。気品、威厳、高潔。そうした言葉が似合う神だった。(王子よ。今度の闘いこそ、人間界、神界、さらに魔界の将来を決める闘いとなろう。勝利どころか、無事に海神界に戻れる保証さえないぞ)(そうした状 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-7 海神界の議論
  •  未だ何人も訪れたことがなく、今後も誰も訪れないであろう西インド諸島とアゾレス諸島の狭間、インド洋「バミューダトライアングル」。   その2万里を越える海底に、四次元空間につながる海主ネプチュヌスの城。きらめく宝石のように飾り立てられた100の部屋は、マーメイド、マーライオン、セイレーンなど、海主の眷属たちの住処。 陽の光さえ届かぬ深海底にひっそりとたたずむ城の回りでは、赤、青、黄、緑、オレンジに [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-6 ドラクールの願い事
  • (魔王たちにさえ、捕らえることがかなわなかった魔性たちにトリックスターと「絶対悪」が加われば、勝ち目は限りなく低くなります。おそらく総力戦となりましょう)(どういう意味だ?)(現有勢力に、天界、海神、冥界からすべての戦力を送り込む必要があります)(つまり、マーメイド、神官、天使たちだけでは・・・・・・)(なぶり殺しにされるかと)(それも一興じゃが、「絶対悪」の誕生だけは、ちとやっかいじゃな)(その通りで [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-5 冥主プルートゥの決定
  • 「戦場では、油断は禁物だと習わなかったか?」「それは、こちらのセリフ」 切り落とされた右手、自らの意思を持ったように動きだし、デビルカリバーをつかんで“ドラクール”の腹に深々と突き立てた。デビルカリバーにも同じような力があり、不死身の“ドラクール”が苦しそうに声をしぼりだす。「降参して我が僕(しもべ)として、仕えていただけるなら命は助けてさしあげましょう」エリザードが、魔剣をギリギリ動かしながら言 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-4 “ドラクール”対エリザード
  • 「いったい何を・・・・・・なされます?」「お前を生き地獄に引きずり込んだのは我が罪。我が手で冥土に送り込んでやるのが、せめてもの愛情」「むざむざ殺されるわけには、まいりませぬ」 エリザードは、摑む手に力をこめた。メリメリ音がして、手首が砕ける。 今度は“ドラクール”の左手が一閃し、エリザードの胸を引き裂くと傷口が開いた。 思わず、エリザードがつかんでいた右手を離した。あっという間に砕かれた手首が修復され [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-3 愛ゆえに・・・・・・
  • 「人の道とは、善と悪、男と女、神性と人間性、心と身体、光と闇、そうした矛盾をかかえながら苦しみながらも助けあって生きること。できるものなら、支配する者と支配される者などなくせればよい。けっしてなくせぬものなら、せめて我がワラキアの民たちに外敵からほんろうされる恐怖だけは取り除いてやりたかった」「ヨーロッパ全土に畏れられた暴君“ドラクール”様のお言葉とも思えませぬ」「そう聞こえるか? お前は、自分が [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-2 エリザードの野望
  • 「おたわむれを。すでに人外の存在になってしまった私たちに神の摂理など何の関わり合いがございましょう。“ドラクール”様も私を欲しているはず」「たしかにお前は魅力的だ。こうしていても時にたえきれなくなる」 それを聞いたエリザードの豊かな胸が一瞬、高なった。“ドラクール”は一瞥もくれず続けた。「お前を生き地獄に引きずり込んだのは我が罪。せめてヴァンパイアの時くらい共に過ごそうと決めたが・・・・・・」「が、どう [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第4章-1 エリザードの愛と死
  •  エリザードの瞳は期待に潤み、全身から血を垂れ流す男の身体にそそがれる。身悶えしながら両の乳房を揉むと、全身から麝香の香りがただよいだす。 すでに恍惚となった表情で捕虜の血を大量に吸うと、“ドラクール”一族の血の契りの儀式を始めた。 こうして増えた下部(しもべ)たちは、ヴラドとラドウ兄弟と同じ特注の鎧に身を包んだ不死の戦士としてワラキア公国親衛隊員となっていった。 ヴラド・“ドラクール”・ツェペシ [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 序章と第1〜3章のバックナンバー
  •  財部剣人です! おかげ様で、前回で第三部第3章が終わりました。来週から始まる第4章では、ヴラド・ツェペシュのワラキアの独裁者時代のエピソードが中心で、かなりホラー・怪奇小説テイストが高まります。どうか請うご期待!「第三部闘龍孔明篇 序章」「第1章−1 茨城のパワースポット・トライアングル」「第1章−2 チャイニーズフリーメーソン 洪門」「第1章−3 「海底」の秘密」「第1章−4 アポロノミカンの [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第3章-9 エリザードの誕生
  •  裁判官は、鎧を脱ぎ黒いビロード服に体躯を包んだヴラド・“ドラクール”・ツェペシュ。隣には、宝石と絹のきらびやかな装束に身を包んだエリザード。 彼女が「ラドウの夜の顔」と夢にも思わぬ人々は、これほど美しい奥方を、いったいいつヴラドが娶ったのかと思った。 爛々と光る独裁者の両眼に睨まれると、申し立てできる捕虜や犯罪者などはほとんどいなかった。それでも、敵兵の中には命知らずがまざっていることがあった。 [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第3章-8 血の契りの儀式
  •  閉じられていたヴラドの両眼が、見開いた。 もはやこれまでと同じわし鼻に分厚い唇でも、人を惹き付ける若者のそれでなく、いっさいの妥協、偽り、裏切りを許さぬ残虐な君主ヴラド・“ドラクール“・ツェペシュの充血した両眼であった。      古代からさまざまな民族が入り込んできた東欧南部に位置するバルカン半島。 カトリック文化圏の中央ヨーロッパ、ギリシア正教圏の東ローマ帝国、そしてイスラム圏のオスマン・ト [続きを読む]
  • 第三部闘龍孔明篇 第3章-7 地獄によって地獄を救う
  •  ヴラドの腹にささった剣が、さらに深く鋭くえぐられた。 動脈を傷つけられたらしく、今度はさっきとは比べものにならない量の鮮血が溢れ出す。ニヤリと笑ったツルゴが、油断を見せた。 さっきまで牢屋の角で震えていたラドウが、ゆらりと動いた。 次の瞬間、猛禽類かと見間違う両手の爪がツルゴの後頭部に突き立てられた。ツルゴには何が起こったのかわからない。「おそれることない。今日より我は、昼はこれまで通りラドウ、 [続きを読む]