海舟の父・勝小吉の「鶯谷庵獨言」から、小吉の頭のなかを覗いてみましょう!
写真は、夢酔自筆原本を撮影したものです。「鶯谷庵(オウコクアン)獨言おれが此一両年始て外出を止められたが、毎日々々諸々の著述物の本 軍談また 御当家の事実、色々と見たが、昔より皆々名大将猛勇の諸士に至るまで、事々に天理を知らず
龍馬の短歌を考えてみよう。あまりに有名な一句「世の人は・・・」。
世の人は己れをなにともゆはばいへ己がなすことは己れのみぞ知る【意訳】世間の人が何を言おうとも、自分のしていることは自分が一番知っている。つまり、人が何を言おうとも、自分のしていることの本当の意味は自分が分かっているのだから、それ
扨も/\人間の一世ハがてんの行ぬハ元よりの事、うんのわるいものハふろよりいでんとして、きんたまをつめわりて死ぬるものもあり。夫とくらべてハ私などハ、うんがつよくなにほど死ぬるバへでゝもし(死)なれず、じぶんでしのふと思ふても又い
NHK BS「新選組血風録」・第5回「池田屋異聞」 を視聴。事実と照らしてみた!
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ司馬遼太郎著、『新選組血風録』これは、15編からなる短編をまとめた著書で、1962年5月から半年間、小説中央公論で発表したもの。各編ごとに実在と架空のまじった様々な隊士が主人公とした。そのうえで、ストーリそ
JUGEMテーマ:マネジメントこれは、どだい無理な話しだろう。そもそも龍馬という人物は、あまり書物など読まないからだ。龍馬は耳学問を得意としていた。じっと机のまえで、書物をむさぼり読む。そんな姿は、ちょっと想像できなだろう。では、どう設定す
龍馬の時代にも巨大地震があった。安政の大地震である。このとき、龍馬は20歳。江戸への修行で、土佐と江戸を行き来していたとき。たぶん、直接間接はわからないが、なんらかの影響はうけたと思われる。さて、一口に安政地震とは言うものの、実
今月(2011年4月)から始まった「幕末ドラマ」2作品について!
今年の四月は、幕末が忙しい。そう、ドラマの世界。NHK・BSプレミアムの『新選組血風録』そして、待望の幕末医療ドラマ「JIN - 仁」である。同じ幕末をあつかったドラマとはいえ、まったく違った切り口。幕末ファンにとっては、まあど
龍馬に米国事情をつたえた「ジョン万次郎」。万次郎の足跡と、伝えた英語とは、
2011年の今年。最近とくに話題になっていることがある。それは、小学校での英語教育だ。日本人の英語力の低さ、これは世界でも最悪といわれている。いよいよ文部科学省も、この課題に眼をむけはじめたということなのだろうか。これで本当に英
あの原爆ドームを建てた、建築家「ヤン・レツル」について、彼の足跡を紹介しよう!
在りし日のヤン・レツル氏。日本文化に慣れしたしんでいたのであろうか。 妻に「ヤン・レツル」って知ってる!と尋ねたら、「えっ、やくみつる???」との答え。建築家だよ。あの原爆ドームを造った人物!妻「でも、はじめから原爆ドームなんて名
いま剣術というと、どうしても『剣道』を思いうかべる。学校の部活や、社会人の団体などでおこなわれている、全日本剣道連盟の競技。しかし、幕末当時の剣術はまったく違ったものだった。じっさい、「剣道」という言葉は、それ以前からあった。このばあい、競
龍馬をとおして江戸の街を散歩してみよう! 古写真でたどる江戸の街並み
19歳となった龍馬は、人生初の旅で驚愕する。江戸の街並みをみたのだ。土佐とは、まるで違った世界。まず何もかもが、桁外れにおおきい。城にしろ、藩邸にしろ、濠(ホリ)にしろ並外れている。寄宿先は、築地にあった「土佐中屋敷」。現代のイ
龍馬が好んだという軍鶏鍋。普段はどんな食生活だったのだろうか!
いまでも、皇居からほどない所に「御猟場」があります。場所は千葉県市川市の南部、「行徳」。宮内庁管轄新浜鴨場(ニイハマ カモバ)ですね。皇室の方たちが鴨猟をされる場所で、鷹猟なども披露されるといいます。幕末当時、鴨は高級品でした
東京・台東区にある「浅草寺」!このお寺をとおして時代の流れをみてみよう
「浅草寺」といったって、若い人にはあまり興味がないと思う。しかし、どうでしょう。もし浅草寺が無かったとしたら!写真は大正時代の浅草六区。この当時、浅草オペラが大流行していた。エノケンこと、榎本健一が所属していた、「根岸大喜劇団」
西郷隆盛が興した「私学校」。しかし、これが西郷の命運をきめた! (その4、完結)
西郷には、もともと野心というものが無い。明治新政府の中にあって、これだけ名の通った人である。しかも、周りから慕われていた。いろいろと意見はあるだろうが、やはり一角の人物だといえるだろう。ただ、難点は幾つかある。情にもろいこと。一
上野の西郷隆盛像。なぜ、西南戦争で天皇に刃をむけた「西郷さん」が立っているのか。その理由とは。
明治6年の「征韓論(遣韓論)」をめぐる政変で下野した西郷隆盛。薩摩にもどって静かな余生を考えていた西郷ではあったが、不平士族の動きに加担してしまう。結果、政府に対抗すべく軍をあげ(西南戦争)、最後は郷里・城山で斃る。つまりは、政
西郷隆盛の肖像画。そして写真にまつわる話し。(西郷隆盛について、その2)
西郷隆盛、その2あまりにも有名な肖像画がある。しかし実はこの絵画、西郷さんを見て描いたものではない。明治新政府が、紙幣を発行するにあたり、その技術者であるイタリア・ジェノバ生まれのキヨソネをまねいた。キヨソネは、デザインや原版づくり、さらに
官軍の総大将・西郷隆盛(以下、西郷)。評価が分かれる、その生き様をどう捉えるか。(その1、今日は美談)
やはりというか、当然とするかは別として、西郷隆盛は魅力的な人間であることに違いはない。人は、往々にして矛盾した行動をとることがある。しかし、どうだろう。西郷の場合は!彼は生涯、つねに一貫した行動をとったといっていい。その辺りのブ
新年のご挨拶。いつもお読みいただき、心より感謝いたします。本年もよろしくどうぞ。
謹賀新年いつもお読みいただき、ありがとうございます。2011年が幕開けしました。明けまして、おめでとうございます。今年は、さらに肩肘はらずに書いていく所存。よろしくお願いします。とうとうNHK大河小説「龍馬伝」も無事終了。まあ、いろいろと意
徳川慶喜の国家構想。もし、西周の着想による「この考え」が通っていたならば、日本はどうなっていただろうか!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」そもそも「大政奉還」という考えは、以前から存在していた。国家の中心は「天皇」であって、徳川将軍は朝廷より委任されて大政をとっているのだ!という考え。つまり、これは仮の姿だから、元に戻せばいい。そん
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 もう一度、振り返ってみよう。龍馬の功績とは何だったか。龍馬年表をザッと眺めてみても、私は次の3点に絞られると考える。1)薩長密約2)長州への武器供与3)大政奉還龍馬は、確かにこれらに対
龍馬の「生き様」を総括。その2、龍馬にとっての「メンター」の存在が大きかった!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」人が、事をなす。それが大業であれば、あるほど何か計り知れない力が加わっている。そんなものだろう。龍馬が、特殊な人間でないとしたら、彼を突き動かしたもの。それは何だったのだろうか。私は、「メンター」
龍馬の「生き様」を総括。類いまれな「行動力」、そしてそこから出てきた大いなる偉業。これは、どこから出たものだろうか。
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 龍馬の人生を、ただ英雄伝として見たのでは、少々もったいない気がする。私たちは、龍馬から幾つものヒントをえられるはずだからだ。わたしは、龍馬がヒトと際立って違っていたということはなかった
龍馬が活躍した時代、「幕末の世界情勢」を、概観してみよう!本当に、黒船来航は危機だったのかを、、、!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 23日(2010年11月)におきた、北朝鮮の「韓国・延坪島(ヨンピョンド)」への砲撃は、世界をギョッとさせた。領有権の問題は、戦争への発火点となりうるからだ。尖閣列島での中国との、対決
前回のつづき、その2!龍馬も認めた、将軍・慶喜の器。龍馬の眼力に狂いはなかった!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」今日は、明治期以降の「徳川慶喜」像にふれる。手元に、興味深い本がある。榊原喜佐子著、「徳川慶喜家の子ども部屋」。アマゾンでは、「なか身!検索」で見られるので、URLを下にあげておこう。この著書のな
龍馬も認めた、将軍・慶喜の器。龍馬の眼力に狂いはなかった!その1
人物を評価することは、けっこう難しい。どんな人でも一長一短はあるからだ。すべてに秀でた人物というのは、この世にはまずいない。いわゆる「伝記物」、これは美談の類いの話しである。出所の分からない話しや、口伝がいつしか事実とされ、著名
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 このところの報道は、「尖閣列島」問題に明け暮れている。領土紛争だが、これに触発されたように、今度はロシアが北方領土で動きだした。この領土問題は、今に始まったことではない。また、日本だけ
龍馬が起草したという、二つの「船中八策」。この綱領にまつわる「ナゾ」に迫ってみよう!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 いよいよ佳境にはいった大河ドラマ『龍馬伝』。前回・第42話が、「いろは丸事件」、そして、今回・第43話は、「船中八策」。この「船中八策」について、いくつかのナゾがあるという。この「船中
スコットランド人の「トーマス・グラバー」。『龍馬伝』では見えない「新たなグラバー像」に光をあてよう!
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」スコットランド・アバディーン出身のグラバー。生粋のスコットランド人である。日本人の多くは、英国人という枠でみてしまう。しかし、その生まれにより気質はかなり異なっているようだ。イングランド・ウェール
語学はもちろん、政治から科学の知識まで有していた幕臣「榎本武揚」。龍馬と榎本武揚の接点をさぐる。
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」龍馬より1歳年下だった「榎本武揚」。ほぼ同時代を生きた2人だが、まったく違った生き方をしている。この時代、一介の武士が出世する方法。それは、2つしかなかった。・剣術の腕をあげ、認められる。・学問で
JUGEMテーマ:NHK大河ドラマ「龍馬伝」 「歴史」というものは、新資料がでてくれば、定説は容易にくつがえる。また、それが証言などを根拠にしていたばあい、事実とはかなり喰い違ったものなる。そう、歴史とは「勝ったもの」が、自分らに
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