ネムノキ さん プロフィール

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ネムノキさん: 雨の日は本を読んでいたい
ハンドル名ネムノキ さん
ブログタイトル雨の日は本を読んでいたい
ブログURLhttp://amenohihonyomi.hatenablog.com/
サイト紹介文日々読み返す本の感想 あるいは考えたこと  思いつくまま気の向くままに読みたい本だけを読んでいよう
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供15回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2010/04/23 00:04

ネムノキ さんのブログ記事

  • 翔んで埼玉/魔夜峰央
  • 家に置いてあったので、読んでみた。まぁ、らしいっちゃあらしいマンガである。ギャグマンガの感想など書くものじゃない。このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)作者: 魔夜峰央出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2015/12/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る翔んで埼玉 (このマンガがすごい!comics) [ 魔夜峰央 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > その他ショップ [続きを読む]
  • ひとり暮らし/谷川俊太郎
  • 久しぶりに谷川俊太郎を読み返してみる。詩人としてというより、理想的な老後の生活を送っている先輩として、という感じがしている。変化し続ける世界と、老いていく自分との関係は、難問だという気もするし、大したことではない気もする。だが、確実なのはそれは平日に交流している人たちからは答えは得られない。先達の本を読み、家から出て話を聞きに行く必要があるのだろう。この本にまとめられている谷川俊太郎の日常は何でも [続きを読む]
  • 日本の面影/ラフカディオ・ハーン
  • 久しぶりに、ラフカディオ・ハーンを読む。いつから日本賛美のTVがこんなに溢れているのだろう。承認要求とナルシズム、自信の無さの裏返し、誰かに認めてほしいと願っているのは、なぜなんだろうか。ラフカディオ・ハーンは日本に何を見ていたのだろうか。そこにあるのは、日本の幻に過ぎないのではないだろうか。新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫)作者: ラフカディオ・ハーン,Lafcadio Hearn,池田雅之出版社/メーカー: KADOK [続きを読む]
  • 再婚者・弓浦市/川端康成
  • 表題作の「弓浦市」は、主人公の小説家のもとに、見知らぬ女性が訪れ、かつての弓浦市での思い出語りをする、という短篇である。女性に見覚えもないうえ、弓浦市などという地名は存在しない、というなんとも薄気味の悪い話である。この本に収められている短篇はどれも何だか薄気味が悪く、じめじめとした話ばかりだと思った。明らかな幽霊譚である「無言」も、亡くした夫の思い出語りである「水月」も、どうにも湿った話だ。だが、 [続きを読む]
  • おつまみ一行レシピ/やまはたのりこ
  • 実はまだ読んでいない。店頭で買おうか買うまいか、しばらく悩んで買わずに帰った。しかし、これは買うと思う。短歌のような1行にレシピがまとめられており、写真も良く、記憶に残った。おつまみ一行レシピ ~きき酒師がつくる酒の肴136品~ (マイナビ文庫)作者: やまはたのりこ出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2014/08/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見るおつまみ一行レシピ 〔キキ〕酒師がつくる酒の肴136品 ( [続きを読む]
  • オホーツクの古代史/菊池俊彦
  • 北には何かしら魅かれるものがあるようだ。北海道から連なる千島列島、カムチャッカ半島、樺太、アリューシャン列島、オホーツク海を、子供の頃、地図で眺めていた。やがて、アルセーニエフの「デルス・ウザーラ」を読み、そこに登場するシベリアの少数民族、また、栗本慎一郎の経済人類学に登場するエスキモーのエピソードなどに触れ、北の世界に住む人々への興味がわいた。この本ではまず、中国の史書に登場する流鬼国、夜叉国が [続きを読む]
  • 忘れられた島々「南洋群島」の現代史/井上亮
  • 子供のころ、東京から遠く離れたミクロネシアの島々を、地図で辿ったりした。アメリカの信託統治領が何であるかも知らず、太平洋に点在する島々に思いを馳せていた。この本は日本が進出し、太平洋戦争を引き起こし、そしてアメリカの信託統治となった昭和時代の南洋諸島をたどる。戦前の日本を、旧日本軍に操られた、まるで別人であるかのような論調とは、この本は異なっている。この本で取り上げられているのは、外国人に寛容なふ [続きを読む]
  • 寺山修司青春歌集
  • ちょっと気恥ずかしいタイトルだが、寺山修司の20代の短歌作品集である。寺山修司の短歌の叙情は、安っぽくて、ステレオタイプで、大げさな、まるでTVドラマのような世界が、31文字の中に籠められている。それは、コントラストが強く、ポップな色彩に彩られており、確かに20代の青年の詩なのだと思う。やはり気恥ずかしいが、それが癖になる。寺山修司青春歌集 (角川文庫)作者: 寺山修司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/0 [続きを読む]
  • 美しい星/三島由紀夫
  • ミシマの作品の中でも、異色な作品。自らを異星人だと信じている一家の物語である。この物語がイカれているのは、自らを異星人だと信じているのはこの一家だけではない。それぞれが異星人であるという出自を根拠に、とても人間らしい振る舞いなのだが、地球人を見下して暮らしている。寓意としての異星人という構造を、時代背景としての東西冷戦、放射能懸念、政治不安を絡めて行くという、ミシマならではのポップさに溢れているの [続きを読む]
  • 奇貨/松浦理英子
  • 久しぶりに訪れたブック○フで偶然に見つける。チェーン系の古本屋での価格付けは、本の状態と店頭売上高が基準になっているようで、人文、文学の中堅どころとでも言うべき本はかなり格安で手に入れられることがある。これが本当に好きな人しか買わないような本は流通しないし、流通数の多いものは二束三文で投売りされているし、社会の中での本の立ち位置みたいなものが典型的に現れているように思う。思えば、松浦理英子を読むの [続きを読む]
  • 御馳走帖/内田百?
  • 先月に突然風邪をひいて寝込んだ際に再読。2日で読みきれずにようやく読了。相変わらずの百鬼園先生の語りが、病人には優しかった。御馳走帖 (中公文庫)作者: 内田百けん出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1996/09/18メディア: 文庫購入: 7人 : 30回この商品を含むブログ (56件) を見る御馳走帖改版 (中公文庫) [ 内田百間 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価 [続きを読む]
  • うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち/田中圭一
  • 何だか調子が良くない、病気というほどではないと思うんだけど、何もかもがつまらなくなってしまうときがある、という日常が続いていて、ふと久しぶりに行った本屋で見つけた本。田中圭一のことは、コミックキューなどで目にしていたが、あまり読んだことは無かった。そして、それ以上に鬱なんて、ネットスラングで使うぐらいにしか考えて無かったけれど、読んでみると、案外、自分にも当てはまる部分があることに気付いた。思え [続きを読む]
  • 鍵/谷崎潤一郎
  • 本当は電子書籍版の全集で読んだのだけれど、そのことをいちいち言うのもどうかと思って、これからは気になったものだけ取り上げようかと思う。「鍵」は何度も映画化もされているから、有名な作品だろう。読まれないように小細工をしながら、読まれることを前提に日記を書き、木村という第三者を触媒に、互いの欲望を探り合う夫婦の話。互いの日記で構成され、繰り出されてくる谷崎の言葉は、どこまでも下世話だ。秘密めいた倒錯し [続きを読む]
  • 女の人差し指/向田邦子
  • 何だか向田邦子が気になる。たぶん同年代に近くなった。向田邦子のエッセイに、親近感のようなものを覚えているような気がする。何とはないようなことなのだが、それでも読ませる文章だと思う。内容ではなく(とは言えゼロではないが)書きっぷりで読ませるというのはやはりプロのテクニックなのだと思うが、そこに至る人間としての深みのようなものがあるに違いない。それはそれまでの経験だったり、普段からの思慮だったりするの [続きを読む]
  • 発想力獲得食/眉村卓
  • ジュブナイルではない眉村卓を読んでみたくて借りてみた。この本は食にまつわるショートショートである。SFっぽいのもあればそうでないものもある。どの話もちょっと洒落ていて、ユーモアがある。もう少し読んでみようかと思った。発想力獲得食 (双葉文庫)作者: 眉村卓出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/02/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • マルドゥック・フラグメンツ/ 冲方丁
  • 冲方丁が気になって、もう一冊借りてきた。この前のはエッセイのようなものだったので、時代小説かSFか。だがいきなり長編世界に飛び込むのは気が引けたので、短編集に手を出した。だがこの選択は、結果的には失敗だった。この本はマルドゥックシリーズの各長編のインテルメッツォ的な位置にあって、物語背景は長編に依存している。だから、物語に入り込めず、また消化不良な終わり方のように見えてしまう。マルドゥック・フラグ [続きを読む]
  • 人民は弱し 官吏は強し/星新一
  • この本もまた図書館で借りた。星新一の父、星一氏の伝記小説である。面白い?面白いだろうか?星製薬の盛衰を描いているとも言えるし、星一氏と明治日本官僚の攻防を描いているとも言える。判官贔屓というと失礼だが手放しに、官僚は腐っている、星氏かわいそう、と言うのは間違っているような気がする。あらゆる組織は生まれた瞬間から腐り始めるのであって、そのことを言い立てて正義のナイフを振りかざすのは、子供なのか、何か [続きを読む]
  • 男どき女どき/向田邦子
  • この本もまた、図書館で借りた。歳をとって、向田邦子を読むようになった。この本で扱われているテーマは、人生の機微のようなものだ。歳を取ると些細なことにも涙脆くなる。そんな些細なことに共感する自分がいる。子供は大きな物語が好きだ。例えばジュブナイルのような善と悪、光と闇が対立して抗争するが勝者がいるような物語だ。ちょっとひねってどんでん返しがあっても、構図が変換されるだけで、大きな物語としては変わり [続きを読む]
  • もらい泣き/沖方丁
  • この本もまた図書館で借りた。というか、何ヶ月も本を読んでいないという状況はどうなのか。もう、自分は本というメディアと決別するのだろうか。と、そんなことを考える訳も無く、図書館で目についた本を借りてみた。名前は見覚えがある。というか、図書館に文庫で入っているということは、推して知るべし。実際のところ、面白いのであった。泣けなかったけれど。思い出したのは、ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・ [続きを読む]
  • 春と修羅/宮沢賢治
  • この本もまた電子書籍である。宮沢賢治の詩を読んだことが無かったので、試しに読んでみる。詩というのは非常に私的なもののように思っているが、実は最も抽象的な言葉であり、何が書かれているとか、何を言おうとしているとか、学校で教えられるような捉え方では、何も掴めていない。宮沢賢治の生活や生涯について何となく知ってはいても、詩の端々に見える姿は何だろうか。もう少し、宮沢賢治を読み直してみても良いかと思った。 [続きを読む]
  • 人生論ノート/三木清
  • この本もまた電子書籍である。リアル本では手をださない本も、電子書籍なら手が伸びるのは不思議だ。だが、今ひとつピンと来なかった。やはり、直感でわかるような気がするのだ。人生論ノート作者: 三木清発売日: 2012/09/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 高円寺純情商店街/ねじめ正一
  • この本のまた図書館で借りた。ねじめ正一が現代詩の詩人であることと、松浦寿輝が詩人であったことは、少し違う気がする。二人とも1980年代の頃に散文詩作品があり、当時は読んでいた。私自身は松浦寿輝の方が好みだったが、この作品を読むと、ねじめ正一はやはり詩人であり、これは詩人が書いた小説なのだと思った。描かれている日常は他愛もない。だが、記憶にある散文詩とは異なる言葉で描かれている。そのことを、使う筋肉が違 [続きを読む]