ネムノキ さん プロフィール

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ネムノキさん: 雨の日は本を読んでいたい
ハンドル名ネムノキ さん
ブログタイトル雨の日は本を読んでいたい
ブログURLhttp://amenohihonyomi.hatenablog.com/
サイト紹介文日々読み返す本の感想 あるいは考えたこと  思いつくまま気の向くままに読みたい本だけを読んでいよう
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2010/04/23 00:04

ネムノキ さんのブログ記事

  • 女の人差し指/向田邦子
  • 何だか向田邦子が気になる。たぶん同年代に近くなった。向田邦子のエッセイに、親近感のようなものを覚えているような気がする。何とはないようなことなのだが、それでも読ませる文章だと思う。内容ではなく(とは言えゼロではないが)書きっぷりで読ませるというのはやはりプロのテクニックなのだと思うが、そこに至る人間としての深みのようなものがあるに違いない。それはそれまでの経験だったり、普段からの思慮だったりするの [続きを読む]
  • 発想力獲得食/眉村卓
  • ジュブナイルではない眉村卓を読んでみたくて借りてみた。この本は食にまつわるショートショートである。SFっぽいのもあればそうでないものもある。どの話もちょっと洒落ていて、ユーモアがある。もう少し読んでみようかと思った。発想力獲得食 (双葉文庫)作者: 眉村卓出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/02/13メディア: 文庫この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • マルドゥック・フラグメンツ/ 冲方丁
  • 冲方丁が気になって、もう一冊借りてきた。この前のはエッセイのようなものだったので、時代小説かSFか。だがいきなり長編世界に飛び込むのは気が引けたので、短編集に手を出した。だがこの選択は、結果的には失敗だった。この本はマルドゥックシリーズの各長編のインテルメッツォ的な位置にあって、物語背景は長編に依存している。だから、物語に入り込めず、また消化不良な終わり方のように見えてしまう。マルドゥック・フラグ [続きを読む]
  • 人民は弱し 官吏は強し/星新一
  • この本もまた図書館で借りた。星新一の父、星一氏の伝記小説である。面白い?面白いだろうか?星製薬の盛衰を描いているとも言えるし、星一氏と明治日本官僚の攻防を描いているとも言える。判官贔屓というと失礼だが手放しに、官僚は腐っている、星氏かわいそう、と言うのは間違っているような気がする。あらゆる組織は生まれた瞬間から腐り始めるのであって、そのことを言い立てて正義のナイフを振りかざすのは、子供なのか、何か [続きを読む]
  • 男どき女どき/向田邦子
  • この本もまた、図書館で借りた。歳をとって、向田邦子を読むようになった。この本で扱われているテーマは、人生の機微のようなものだ。歳を取ると些細なことにも涙脆くなる。そんな些細なことに共感する自分がいる。子供は大きな物語が好きだ。例えばジュブナイルのような善と悪、光と闇が対立して抗争するが勝者がいるような物語だ。ちょっとひねってどんでん返しがあっても、構図が変換されるだけで、大きな物語としては変わり [続きを読む]
  • もらい泣き/沖方丁
  • この本もまた図書館で借りた。というか、何ヶ月も本を読んでいないという状況はどうなのか。もう、自分は本というメディアと決別するのだろうか。と、そんなことを考える訳も無く、図書館で目についた本を借りてみた。名前は見覚えがある。というか、図書館に文庫で入っているということは、推して知るべし。実際のところ、面白いのであった。泣けなかったけれど。思い出したのは、ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・ [続きを読む]
  • 春と修羅/宮沢賢治
  • この本もまた電子書籍である。宮沢賢治の詩を読んだことが無かったので、試しに読んでみる。詩というのは非常に私的なもののように思っているが、実は最も抽象的な言葉であり、何が書かれているとか、何を言おうとしているとか、学校で教えられるような捉え方では、何も掴めていない。宮沢賢治の生活や生涯について何となく知ってはいても、詩の端々に見える姿は何だろうか。もう少し、宮沢賢治を読み直してみても良いかと思った。 [続きを読む]
  • 人生論ノート/三木清
  • この本もまた電子書籍である。リアル本では手をださない本も、電子書籍なら手が伸びるのは不思議だ。だが、今ひとつピンと来なかった。やはり、直感でわかるような気がするのだ。人生論ノート作者: 三木清発売日: 2012/09/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 高円寺純情商店街/ねじめ正一
  • この本のまた図書館で借りた。ねじめ正一が現代詩の詩人であることと、松浦寿輝が詩人であったことは、少し違う気がする。二人とも1980年代の頃に散文詩作品があり、当時は読んでいた。私自身は松浦寿輝の方が好みだったが、この作品を読むと、ねじめ正一はやはり詩人であり、これは詩人が書いた小説なのだと思った。描かれている日常は他愛もない。だが、記憶にある散文詩とは異なる言葉で描かれている。そのことを、使う筋肉が違 [続きを読む]
  • ねらわれた学園/眉村卓
  • この本もまた図書館で借りた。言うまでも無く、ジュブナイルの傑作としてよく知られている本である。遥か昔の子供の頃に、NHKのドラマで見た記憶があるが、すっかり内容を忘れているので、読んでみた。判りやすくてテンポの良いストーリーであり、あっという間に読める。wikipediaによるとTVドラマとして4回、映画として3回、映像化されている。(ねらわれた学園 - Wikipedia)1980年代の角川作品が気になる。ねらわれた学園 (講 [続きを読む]
  • 空港にて/村上龍
  • この本もまた図書館で借りた。一瞬を引き伸ばして描写し、心理的な時間を表す書き方は、なかなか面白い。ここに描かれる人の姿とは何だろう。何か大きな物語があるわけでもなく、ちょっとした日常の一場面のようなものだ。見かけは平穏な日常の中で、心の中では遠い所へ行こうと考えている。そのシチュエーションは一般的ではないかもしれないが、そこにある日常は日常でしかなく、遠い所への憧れは満たされない願望のようなものか [続きを読む]
  • スローなブギにしてくれ/片岡義男
  • この本もまた電子書籍である。というか、ブック○フに一冊も無かった。そういうものなのか。この本が出た当初は読もうなんて思いもしなかった。ただ、南佳孝の同名の曲は気に入っていた。バイク乗りの少年が、第三京浜で捨てられた猫と女を拾って、一緒に住んで…、という話である。ホンダCB500、ムスタング、ロードサイドの定食屋、小道具で小説の世界が見えてくる。拾った女とのボーイミーツガールな物語のようで、その手前にい [続きを読む]
  • 坊ちゃん/夏目漱石
  • 久しぶりに漱石を再読。これもまた電子書籍である。子供の頃は分かってなかったが、主人公の発する悪口が堪らない。悪口のバリエーションを、もっと増やしたいと思った。なかなか日常で発する悪口は、相手の資質そのものを否定するだけだから、そういうのではなく意味不明にむかつく語彙とか広げたい。坊っちゃん (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/04メディア: 文庫購入: 9人 : 108回この [続きを読む]
  • 3月のライオン/羽海野チカ
  • お試しキャンペーンで無料ダウンロード。今年は映画化もされるし、知り合いがお勧めしていたのもあり、読んでみた。将棋は分からない。子供の頃、父に教えられたが、駒の動きを覚えられず呆れられた。もともと興味もなかったのだろう。だが、このマンガは面白そうだ。様々な伏線が張られて、物語が少しづつ動いていく。買うだろうか、それはもう少し考える。3月のライオン【期間限定無料版】 1 (ジェッツコミックス)作者: 羽海野 [続きを読む]
  • 山の湯雑記/折口信夫
  • これもまた電子書籍。自詠の和歌と、山村の温泉の随筆を、交互に構成した作品。東北のようなのだが、どれも行ったことがない。いつか行けるだろうか。言葉少なめな随筆であるだけに、ちょっと行ってみたい感じもする。山の湯雑記作者: 折口信夫発売日: 2012/09/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 楼蘭王国/赤松明彦
  • この本もまた図書館で借りた。中央アジア史に興味はあるのだけれど、どうも歴史書は苦手だ。新書だったら読めるかと思ったけれど、眠くなってしまう。この本はロプ・ノールをめぐる探検家ヘディンについての本でもある。楼蘭王国―ロプ・ノール湖畔の四千年 (中公新書)作者: 赤松明彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/11メディア: 新書 : 1回この商品を含むブログ (7件) を見る [続きを読む]
  • 地獄百景/田中久美子 監修
  • この本もまた図書館で借りた。東西の地獄が集められて、さながら地獄のオンパレードである。まぁ、たいてい人間というのはろくでもないものだから、戒めをしなければ堕落するものなのだろう。こんなことをしてはいけません、というものがあれば、それをかいくぐっていけないことをしたがるようで、罪状も豊富になるし、地獄の責め苦もバラエティに富んでしまうというものだ。地獄百景 (ベスト新書)作者: 田中久美子出版社/メー [続きを読む]
  • 近世快人伝/夢野久作
  • これもまた電子書籍である。恥ずかしながら、夢野久作にこんな作品があるのを知らなかった。というか、夢野久作の出自すら知らなかったのだ。この本は夢野久作にに所縁のある幕末から明治期の黒田藩の快人物たちの伝記エッセイとでも言おうか。面白いのだが、それで何がどうということも無いのは、私の学の無さである。近世快人伝作者: 夢野久作発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 怪夢/夢野久作
  • これもまた電子書籍である。新幹線の中で電子書籍を読んでいると、いつのまにかうとうとしてしまう。だからどれを読んだのか思い出せないのもあるのだけれど、これは記憶に残った。短い話を幾つかまとめているけれど、どれも薄気味悪くて、読後感があまり良くないものばかり。初めて夢野久作を読んだ時って、こういう感じだったなぁと思い出した。怪夢作者: 夢野久作発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを [続きを読む]
  • 人間レコード/夢野久作
  • これもまた電子書籍で読んだ。青空文庫に夢野久作が入っていると気付いて、久しぶりに読んでみようかとDL。たぶん読んだことが無い。読み出して、あれ?これって、ウィリアム・ギブスンの「記憶屋ジョニイ」じゃないか、と。人間レコード作者: 夢野久作発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 檸檬/梶井基次郎
  • 実は電子書籍で読んでいるのだけれども、一話一話、画像を張り付けるのも何なので、最初に読んだ時の新潮文庫の画像を張り付けることにした。久しぶりに読み返して見ると、微かな違和感がある。書いていることが判らないとか、不快だということではないのだけれど、何か上滑りしていくような。もしかすると、梶井基次郎の作品は、読み手を選ぶのかもしれない。いくつか読んでいていても、違和感は消えていかない。むしろ、かせきさ [続きを読む]
  • 春琴抄/谷崎潤一郎
  • この本もまた電子書籍である。ちょっとした調べ物で、読み返してみた。谷崎はどうも肌に合わない。嫌いじゃない気もするのだけれど、最近はあまり読みたいと思わない。耽美的なものに対する憧れのようなもの、が鼻につくのだろうか。この物語の中心は、佐助のマゾヒズムなのだろうが、そこに共感が出来ないからいまひとつなのだろうか。春琴抄作者: 谷崎潤一郎発売日: 2016/02/02メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]
  • 鬼/織田作之助
  • この本もまた電子書籍である。織田作之助にでも手を出してみるかと思い立ち、探してみるとやはり青空文庫に入っている。とりあえず短そうなものから手を付ける。主人公の辻は文筆業で仕事になると、やたらと煙草を喫み、その他のことがずぼらになってしまうという男だが、金に汚いと周りからは思われている。アイデアが頭に浮かぶとその他のことが見えなくなってしまう。言わば、仕事の「鬼」だろうか。まぁ、それなりに楽しめる。 [続きを読む]
  • 半島一奇抄/泉鏡花
  • この本もまた電子書籍である。伊豆を舞台とした化け物話である。化け物が何であるかを書くとつまらないので書かないが、遠近感の歪んだ感じが良い佳品だろう。半島一奇抄作者: 泉鏡花発売日: 2012/09/13メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る [続きを読む]