嘘

嘘なんだなこうやって欺かれることが神経を弱らせられる何の言い訳も訂正もせずにしれっと当たり前のようにやめろとは言わないけれど事実を隠されることが失望感半端ない親だろうが高齢で癌を患っていようが冷たい礫にかわりはないこの気持ち何度味わっただろ

言葉

 言葉をしまいたいと思った うかつにもベラベラと身から出た錆仮面の下にある汚物蓋をしてあったはずなのに… でもそれはきっと常にあるしまい込んだとしても どんな言葉だって存在する 

愛情

 愛情って難しいものではない 気高い必要もないし人に勝るべきものでもない 自分を蔑むものでもないし疲れるものでもない 朝、日が昇って夕方に暮れていくように自然に穏やかに人を温めるものだ きっ

妄動

 届かないこんなに近くにいても どんなに大きな声で叫んでも 掴んでも 揺すっても 一年がこれから始まるって時にもうぶち壊し 静寂が痛い 夜が明けたらこんな日の次の日が来る 

流れ

 それは失うこことなのだろうか抗えばきっと更に遠く離れてしまうのだろう 押し寄せては引いて行く波が何度もやってきて私を試す今度の波はきっと過去最大 私はいつも惨めな顔で追いすがる役それは多分自分の中に温かい場所

生きるすべ

 まず毒を退ける 何気ない優しげにも見える綿にくるまれた善のふりをしたウィルスを そしてよく見える目を持ち転ばないように自分の速度で進む 時折り空気を入れ替える準備を念入りにする汚れは払っておく不要な

変化

 強いつもりだった何処までも道は続き前へ進むことが全てと思うようにしてきた前しか見ないように 何かのバランスが変わりスタンスを切り替える時が来た 膨大な時間が自分の内側に費やされ平行移動の幅は縮小される&nbs

病巣

 それは心の中にある弱って来ると容易にウイルスの侵入を許す部屋 黒い何かとの争いが始まり言葉の武器が頭の中を駆け巡る 発せられる銃弾は自らを貶め蝕んでいく 汚いものの侵入を許してはいけない 

サプリメント

 目が覚めるような外気を浴びて 自然がもたらす光と影の造形を全身に吸収する 命のサプリメントはそんな時間 暗い湿った洞窟を脱ぎ捨てて明るい光の中を進むための 現実や空想の中のゴーストたちにつ

新たな朝

 人に気に入られようとか人からどう見られるだろうとか 考え出したら終わりはない 同じ時間を使うなら 自分がどうしたいのかどうしたら楽しいか満足するか 私にできる究極を誰に気兼ねすることもなく

欺き

欺くというのは気分がラクだ良い人にならなくてはいけないと何故思い込んでいたんだろう裏切られたり罵られたり自分を好きになって貰えなかったりそんな一つひとつに心を傷める誠実さそんなもの捨ててしまおう 約束なんて存在しない期待される筋合

最愛

 一人残され豊かで瑞々しい感情が自分の中に息づいていることに気づくこんなにも大切な存在が愛おしいというだけで涙の泉は枯れることがない寂しさも痛みも虚しさも切なさも顕れては消えていく限りない充足の証滅ぶのではなくて生み出すことに空に

忘れないうちに

 こんな時どうすればいいんだろうやっぱり泣いちゃう ハグしていい？幸せになってね大好きだったよ今もこれからも 私の子供に生まれてくれてありがとう ”今まで育ててくれてありがとう家出とかしち

更新

 朝が何度でも来るように昨日はいつだって消えて行く 新しい日に新しい自分でいることが積み重なって道は続く だから憂えている余地はない 今日がカウントされ始めたら昨日までは0になる キャンバス

戦渦

 脅しの言葉を息をするように繰り出す人は己の身を守るのに忙しい もう信じないと決めてもつい期待して 諸に被爆昨日も嵐が降った 眠れなかった朝が来て外の空気を肺の中に満たすことでマイナスの感情を薄めよう

抱負

 自分を蝕む材料なら幾らでもある内側にも 外側にも あらゆる現実の狭間に それらを纏って不幸のどん底に身を沈めるのも自由だけれど選ぶのは自分 ゴミ袋に入れて「有害」のラベルを貼ろう そして遠くに隔離し

強くなること

強くなりたいと思う強くならなきゃと思うでも強そうだと嫌われるギャフンと言ってショボンとしてる人を皆さんはお好きなようだ強くなっちゃいけないし弱ても生きて 行けない弱肉強食強肉強食？最近ではご老人による子肉親食…親より強くはなれ

幸せ

 いつか来るものなのかもう来ているものなのか永遠に来ないものなのか 積み重ねた年月は皮膚となりその先にあるはずだった「幸せ」のビジョンはお互いの分厚く育った外壁に阻まれて いつしか焦燥となり争いのタネになったり

毒

 強い毒を浴びた今さら驚くことでもないが何度でも胸がすくむ その言葉は心の弱った皮膚に鋭利に潜り込み幾度となく受けた傷を蘇らせる 無表情と無関心と無理解と その他もろもろ意味の分からないものばかり&n

vs 時間

強風に煽られたりうっかり転んだり悲劇モードが押し寄せたり甘えたい気分になったり心の軸が揺れる時時間はまるで口の中で溶ける粉菓子のようにあっという間に消えていく大きな塊でもボロッと・・・流れ着く先はきっと音のないカオス落ち着こう目指す所はまだ

逃避

 笑わせてくれる相変わらず何一つわかっていない今までもこれからもきっとこの世から消えてからもとりあえず今は視界から消えないならばこちらが消える相手にしてはいけない顔を見ても見せてもいけない気配も言葉も遠くに放つ濁った水を溜めないよ

口癖

ごめんねと気づけば口ずさんでいる誰に？何を？過去に染みついたまじないのような口癖か罪悪感で縛る支配者への弔いか寄りかかってしまう人への労いかその言葉は私を引き止めるこのままではいけないと出口があるのならそこへ向かって歩けばいいがあの人もこの

リセット

汚いものなど始めからなかったように心を清めたらそれは存在しなくなるだろうかマイナスの感情を寄せ付けず良いことばかりの国の住人のように相手が喜ぶことを当たり前のようにすると決めれば大きく広がった溝をスイと越えられるのだろうかどこまで行っても失

時空

ふとした風のそよぎに口をついた言葉が時を遡りもう忘れていた感情をまるで生きたもののように蘇らせる誠実に忍耐強く積み重ねた一つひとつの償いも忘れるためのプロセスも一瞬で消し飛ぶように時空を超えて  JUGEMテーマ：ひとり

今

 今という時新しい年が明けた日大晦日の次の日眠れなくても朝は来る新年も来る 白々しい祝杯も慣例のお雑煮も一通り執り行ない わからないものはわからないまま変わらないものは変わらないまま ないものを追いか

私流

 風景に溶け込むように空気の中にすんなりと居心地の良い場所を見つけることはどうやら得意ではないいつも何かが引っかかり収まりがつかず自分の声が自分の中でこだましてるような何をしたらどうやったら思ったようにできるのかわからなくて勢いに

転換

 闘い続けるというひたすら前に踏み出すことから内側を充実させて深く沁み渡る価値を見つけることに方向を転じたい生み出してもすり減っていくような活動ではなく何もないように見えるところに始めから横たわっていた充足を発掘するように小さなこ

本音

 一人でいると思う強くて完璧なんかじゃないこんなに弱くて寂しくてダメダメだ人の技は必ずしもすべてが肯定の証ではないと思う例えば私の成したことはその時々の涙とか運命への抵抗とかそんなことの集積だ人からどう見えているかはわからないけど

春愁

  花が終わって心も体も休ませたいのにまだ咲いているように人々の視線を感じてしまうそんな桜もあるかもしれない ひとつの季節が終わりを告げて花びらが舞い散るように過ぎ去ったら意外と何事もなかったようにただただ時が

隔たり

 自分と関係ないところで私の知らない彼が私の知らない私を連れて遠くまで行ってしまったような時折姿を見せ彼が語る言葉は私の知らない私に向けられているので私は透明になってしまったような自分の自分らしさをまるでいけないことのように感じ彼

気の力

 絶えず増やし続けよう凹んだ時は穴を埋めるついでに何か足そう いつだって耳を澄ませば降りてくる 生きている限り尽きることなんてない源泉からほとばしり出るものをキャッチして心を研ぎ形にしよう  

存在

 それは鏡の向こうに顕れた時に明らかになる光源と映し出す面とそしてそれを見る人がいて初めてこの世に存在する実体がどんなに重く大きな声で叫んでいても光が当たらなければ誰の目にふれることもなく受け止められることもない光を集め像を結び受

命綱

 寂しさを知ることは命がけそれは立っている力を奪い取り信じる心を弱らせようとする物だから半透明の外壁からぼんやりと光が射し込むトンネルをただいつか出口に辿り着くと信じて歩く幸福や不幸を装ったりせずに賢明に力を蓄え優しさから逸れずい

断層

上に行く力と下に行く力をつなぐ地点にいるちょうど大きくずれた断層の片方ともう片方の僅かな接点をつかまえるように身も心も引き裂かれそうな引力に傷口はもう別の形になっている安定からは遠いところでも私は生み出そうとするただ流されてしまうのが嫌だか

解毒

 悪いものを飲み込んでしまったあるいは現実に目覚める薬だったのかもしれないもううっかりと良い気分にはなれないだろう何事もなかったように清算することもおそらくできないふと思いついて歩み寄ってみたけれど溝は更に深まっているのを感じその

暴力

それは姿を潜めても形を変えて連鎖する最初はどこから生まれるのだろう例えば過度の期待への裏切りに対する失望・怒りではその過度の期待はどこから？寂しさや不全感、焦り追い詰められた者が陥る罠人を追い詰めるというブーメランを投げる悪意または無神経悪

戦場

 一見何事もなく時間が止まっているかのようにさえ見える平和な場所であっても外からは容易に見えない根深い争いが進行していることもあるそれは矢を飛ばし血を流し合うような潔い事実ではなくあるともないとも言えるようなあやふやな約束の上に積

0地点

 いつか時間ができたら解くつもりでいた縺れた糸の塊 傍目には分からないであろう大きなブランクとなって私たちの間に立ちはだかる 今更求める必要も求められる必要もなく目の前には生きて行くための仕事がただ山積みになっ

罪悪感

罪悪感という牢獄の中にもしくは要塞の中に閉じ込められたもと来た道に戻りたくてもものすごく高い壁を登らなければいや多分登っても辿り着かないでは戻れないと言うのならこれは牢獄ではなくて要塞でもなくてもはや通常の光景であることに気づけばいいきっと

エネルギー

台風のように大きなエネルギーが自分自身に向かって押し寄せる前に有益なものとなり外に向けて放出されるように道を作り送り出す仕事をしたい JUGEMテーマ：ひとりごと

違和感

時々ふと立ち止まる道が枝分かれするたびに選び取って進んで来たはずだけれどどこからか確信のようなものが薄らいでこれでいいのだろうかと弱気になる湧き上がる力に自然に身を任せて滑らかな会話が感情をうまく運んでくれる頃もあったきっとどこかで選んだパ

充実

こんなふうに誰もが日常やアクシデントやサプライズやらをことあるごとに公にしてそんな情報が溢れる時代人に見せるのが目的であるかのように承認され共感され賞賛され充実の度合いが数字になるそういう時代でも本当の充実は人に見えることではないと思う

自分らしく

去る者は追わず冷静に今を落ち着いて刻んでいこう生活を整えて与えられた時間を大切に私らしく進むべき道を自分の速度で進もうJUGEMテーマ：ひとりごと