西尾妓八 さん プロフィール

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西尾妓八さん: 食べかけのビスケット
ハンドル名西尾妓八 さん
ブログタイトル食べかけのビスケット
ブログURLhttp://gihachi.blog28.fc2.com/
サイト紹介文ほとんど日記の代わりになってます。
自由文実は楽天家なのですが、時には鬱屈することもあり、それを浄化するために書いているのかもしれません。更新はひどく気まぐれです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 319日(平均0.2回/週) - 参加 2010/05/11 00:47

西尾妓八 さんのブログ記事

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  • ごあいさつ
  • 二十歳で逝った虎猫は、後半十年私とともに暮らしました。情緒不安定な私にとって最高の精神安定剤であったわけですがその静かな生活ももう終わってしまいました。おそらくこれが最後の詩となるでしょう。このところ心臓が悲鳴を上げています。もともと不整脈気味ではあったし、潮時かなと思います。 [続きを読む]
  • にゃんこ
  • 祈りでは引き止められなかった 小さな命はとても寒い十二月の朝まどろみながら さようならをした庭の隅の スミレの咲く辺りいつも眠った縁側にも近くここなら寂しくなかろうと思うが僕は とてもさみしいんだ日常の何気ない生活にあの だみ声が 響かないことがこの冷たい寝床に潜り込むものがこんな冬の冷たさだけになりそうして いつの間にか 年が明け台所の隅には 馴染みの茶碗が今でも朝晩 水を替えることを僕は当分  [続きを読む]
  • 都議選の午後
  • 曇り空を祝う様に芳香を放っていたくちなしも七月の声と共にすっかり影を潜めてしまった図書館までは十分も掛からない緩やかに曲がる坂道は小さな神社から始まっていて僕は軽く会釈だけはしておく読み返すのは 魔女の箒もうすっかり忘れているのでこの午後はきっと楽しめるだろう投票に行くかどうか まだ決めていない [続きを読む]
  • 口笛を吹きながら通り過ぎるそれはたぶん男だと思うひどく上機嫌なその響きは薄汚れた大谷石の塀の外けれどもその足音はなぜか重く苦しげだった舗道は乾いているはずなのにまるで泥底に捕らわれた様な口笛はいつしか遠ざかりサイレンの音がそれに変わったこの間ネズミが轢かれていた辺りちょうどその辺が騒がしくなる私は既に寝支度をしていたのでわざわざ見に出ようとは思わなかったあの救急灯の赤は胸に重いしそれより今夜は枕が [続きを読む]
  • 六月二十九日木曜日
  • ヤモリの声よりも 小さなささやきがもう六月も終わりだよと明後日には七月になるのだよとできるはずだったことをとうとうやらなかったねと僕はカップに 白湯を酌んでひとつうなずき それを飲みほし足を組み替えて 膝頭を揉んだ明日出せるゴミは何だったっけ金曜日は ゴミの日ではなかったそよ風よりも柔らかな手が僕の背中を撫でさすっているそうして声を殺して泣き始める彼女には なにひとつ責任はないというのに画像byぱく [続きを読む]
  • 山行
  • それまで何度も踏みしめた道を汗を滲ませ 登って行った草木は皆 素知らぬ顔で横を向き樹木に閉ざされていた頂はすっかり刈り払いが済んでいて眺望を愛でる人達がいた僕は旧いストーブを置いて食事の用意を始めたのだがあれほど楽しみにしていたそのひとときがひどく寂しく落ち着かず自分が 変わってしまったのだと思うしかなかった帰路は急坂を転がるように立ち木に体を支えながら少々 胸焼けを抱えながら降り立った沢の源頭に [続きを読む]
  • あなたの名前
  • 長い長い眠りでありましたしかもまだ完全には目覚めていないようですもしかしてもう目覚めることはないのでしょうか私の身体は いたって健康で蚊に食われた痕が痒いくらいなものそれにそう不機嫌でもないし普通に人間として暮らしていながらもやはりなんだか枕の底に自分の一部を置いてきたようなああでも この方が楽とも言える病み上がりの白けた清潔さにも似てしかしあまり楽をしていると脳が退化してしまいそうな気もするそう [続きを読む]
  • My Little Farmies
  • 世間の流行から一歩遅れるのが常だ。なので今頃になって農場系ブラウザゲームに手を出している。パソコンでの作業の合間にちょっとできるもの、他人と競わずに済むものをと思ったからであった。元々は「GOGO牧場」というのを、無料お試しで遊び、バーチャルの農業の面白さに目覚めたのがきっかけなのだが、このゲームはいわゆるtime managementの範疇に属するゲームで、数分以内に指定の作物を育て出荷しなければいけない。面白い [続きを読む]
  • 発熱
  • 見守ることしかできなかったあげく僕は 見送ることしかできなかったこの役立たずな両の手で自らの頭を叩くしかなかったこみ上げるものを押さえつけないのにそれは出口を見つけられないだから 僕の 頭蓋の中ははびこった竹の根がやがて床下を突き抜けてしまう様に薄汚れた自尊心がふんぞり返っていて今でも嘲笑を浮かべているに違いない思い返せば 気分を害したあれこれはすべて こちらの心の持ちようでそれだけ余裕がなかった [続きを読む]
  • 夕化粧
  • 川べりでは草刈りが始まって辺りは青い匂いでいっぱいだった名も知らぬ小さな花が共同トイレの正面で陽を受けていてやがてそれも 刈られてしまうのだと思えば 妙に愛しくもなり私は それを折り取って百均で買った小瓶に生けた花は何日もつだろうかとその薄紅の花弁に顔を寄せ咲いていた場所はさておき花は無臭で無邪気だった花の名は「夕化粧」というものでこれは日暮れに咲くのだと知った私は ひそかな浪漫を感じ飽かずに眺め [続きを読む]
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