前北かおる さん プロフィール

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前北かおるさん: 俳諧師 前北かおる
ハンドル名前北かおる さん
ブログタイトル俳諧師 前北かおる
ブログURLhttp://maekitakaoru.blog100.fc2.com/
サイト紹介文「夏潮」所属の俳人。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。惜春の心ラフマニノフの歌
自由文初めての俳句(俳句の作り方)、1998年以降の句帳の清書、句集鑑賞、吟行記、旅行記、ゴルフ、小林研一郎、読売日響を中心にオーケストラ鑑賞記などなど。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2010/05/23 15:10

前北かおる さんのブログ記事

  • 福井隆子『ある狂女の話』。
  •  「対岸」同人で俳人協会千葉県支部でお世話になっている福井隆子さんから、エッセイ集『ある狂女の話』(平成29年9月、ふらんす堂刊)を送っていただきました。ありがとうございます。 約40年間にわたって書かれた文章をまとめられた一冊とのことですが、まずタイトルにどきっとさせられました。巻頭に置かれたその一編は、著者が幼少の頃、鎮守の森に住み着いた「狂女」にまつわる物語です。満州で川に赤ちゃんを捨てて気違い [続きを読む]
  • 吉野正一句集『詩季の風』。
  •  「原人」同人の吉野正一さんから句集『詩季の風』(平成29年9月、文學の森刊)をいただきました。ありがとうございました。 作者は、「原人」誌に拠りながら、各地の俳句大会等に投句され、入賞、入選を重ねられていらっしゃいます。今回、喜寿を記念してまとめられたのがこの句集です。  上総には仰ぐ山無し雲の峰 「雲の峰」が季題で夏。いまの千葉県中部が上総国にあたります。千葉県自体が高い山のない県ですが、その中 [続きを読む]
  • 東響第653回定期。
  •  昨日は、詩篇交響曲が演奏されるというので、サントリーホールへはしごしました。ヴェデルニコフ指揮による詩篇交響曲は、全体にどっしりとした演奏。第一楽章の神への訴えに迫力があって良かったです。フィナーレもきれいでしたが、合唱団が各パートばらばらに並んでいたせいか、歌い出しに少し頼りなさを感じて残念でした。ヒンデミットも隙の無い好演でした。 後半は、シベリウスの1番。これも、目まぐるしさや軽快さとは無 [続きを読む]
  • 読響第200回土曜マチネー。
  •  首席客演指揮者コルネリウス・マイスターが登場して、田園ほか。今日は、ダニール・トリフォノフがソロを弾いたプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番が良かったです。魔物に魅入られたかのようなメリハリのつけ方で、引き込まれました。多彩な音色でイメージ豊かな響きを作っていたのも印象的でした。田園は、どちらかと言えば室内楽的な演奏。中間の3つの楽章が丁寧に練られていたのに対して、両端楽章がやや雑だったのが残念でし [続きを読む]
  • 志磨泉句集『アンダンテ』。
  •  「知音」同人の志磨泉さんから句集『アンダンテ』(平成29年8月、ふらんす堂刊)をいただきました。ありがとうございます。 子育ての日々を詠んだ俳句を基調に、亡くなったお兄様を追慕する情の濃い句、吟行に出掛けた際の写生句を収録した第一句集です。直接お会いしたことのない方ですが、作者の人となりを思い描きながら読める一冊です。  手放していくものばかり更衣 「更衣」が季題で夏。更衣をしていて、新たに手に入 [続きを読む]
  • 本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2017年9月号
  •   緑蔭に放水銃のそれとなく 「緑蔭」が季題で夏。この放水銃は、文化財に指定されている建物を火事から守るためのものなのでしょう。手入れの行き届いた庭木の陰に、目立たないように茶色に塗られた箱が設置されているのです。表に「放水銃」と書かれてあって、それを読んではじめて何のための設備かわかるといった様子をしているのです。偽装に気がついた作者は、その配慮に感心半分、苦笑い半分といった感想を持ったといった [続きを読む]
  • 後閑達雄句集『母の手』。
  •  「椋」の後閑達雄さんから句集『母の手』(平成29年9月、ふらんす堂刊)をいただきました。ありがとうございます。 「母の手」と題されていますが、そのお母様の介護のことを詠ったあたたかい俳句が散りばめられた句集です。病院、病気、薬を詠んだ俳句はどれも実感がこもっていてずっしりと心に響きました。  元日を母の個室に過ごしけり 「元日」が季題で冬。元日を自宅や実家で祝うのではなくて、お母様のいる病院、また [続きを読む]
  • 小野あらた句集『毫』。
  •  小野あらた君から、句集『毫』(平成29年8月、ふらんす堂刊)をいただきました。ありがとうございます。学生時代には慶大俳句にも何度か顔を出してくれていて、独特な俳句が印象的でした。 この句集は、彼の所属する「銀化」、「群青」、「玉藻」のオールスターが関わっている豪華版です。俳句の方は、「毫」というタイトル通り、人が注意を払わないような題材をこつこつと地味に詠んだものばかりです。思わずにやりと笑ってし [続きを読む]