ポール・ブリッツ さん プロフィール

  •  
ポール・ブリッツさん: クリスタルの断章
ハンドル名ポール・ブリッツ さん
ブログタイトルクリスタルの断章
ブログURLhttp://crfragment.blog81.fc2.com/
サイト紹介文文春「東西ミステリーベスト100」完走挑戦中。現在85年版海外ベスト100走破。
自由文SFからミステリからファンタジーからなんでもやっているよろず小説サイトです。
オリジナルミステリ童話「探偵エドさん」
オリジナルファンタジー小説「昔話シリーズ」
オリジナルギャグ小説「範子と文子の三十分一本勝負」
ほかに、多数のノンシリーズのショートショートや、ファンタジー長編「紅蓮の街」などを取り揃えてご用意しております。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供131回 / 365日(平均2.5回/週) - 参加 2010/06/18 17:52

ポール・ブリッツ さんのブログ記事

  • 睡眠時無呼吸日誌 4 「精密検査」
  •  間が開いたのはもちろん、「睡眠時無呼吸症候群」についてわかりやすく説明しようと苦労してネットを読み、わかりやすく説明するのをあきらめたからだ。 「睡眠時無呼吸症候群」とは、喉が詰まったりするなどの理由で、睡眠時に呼吸の停止状態が異常な頻度と長さで続き、血中の酸素濃度の低下や、悪いときには心臓の拍動に異常を生じさせ、最終的には死に至る可能性もある病気である。 というわけで、8月20日、わたしは精密検 [続きを読む]
  • 「この首一万石」見た
  •  最近、モチベーションが低下する一方である。毎日ろくでもないことを考えながらツイッターにハマり、小説を書く分の想像力をTRPGのシナリオの方に振り向けてゲームマスターにいそしみ、4年目に突入した仕事に疲れを覚えはじめ、友人ともほとんど会わず、さらには睡眠時無呼吸症候群で「重症」とまでいわれてしまう。月末には気晴らしに大阪に旅行に行くのだが、その準備作業だけで半分疲れているようなありさまである。 かねて [続きを読む]
  • 日本ミステリ54位 バイバイ・エンジェル 笠井潔
  •  これを最初に読んだのはうら若き高校生のみぎりであった。山田正紀や半村良のSF、当時は「哲学マンガ」と呼ばれていたタイプの作品にかぶれ、わかりもせぬのにニーチェなんぞを読んで反時代的人間を気取っていたオタクの前に、図書館で遭遇した「バイバイ・エンジェル」はまさに劇薬みたいに効いたのである。「これだ」と思った。そこにはわたしが求めてやまないものが克明に記されていた。わたしは大学の文学部、特に哲学科に [続きを読む]
  • 日本ミステリ53位 砂の器 松本清張
  •  数年前、図書館で借りて読んでずっこけた。「なんだこれは」と思った。松本清張ともあろう人間がこんな新本格みたいなトリックを使って小説を書いていいのか。なんでこんなけったいな本がベスト100入りするのかわからん、というのが正直なところだった。 この前、ふと図書館のDVDの棚を見たら、野村芳太郎監督の映画「砂の器」のデジタルリマスター版が並んでいたので、即座に借りて、映画を観て、それからこの本を再読し [続きを読む]
  • 自炊日記・その80(2018年8月)
  • 8月1日 朝食のメニュー スパゲティカルボナーラ 昼食のメニュー かつ重 夕食のメニュー 盛岡冷麺8月2日 朝食のメニュー シリアル 昼食のメニュー 讃岐うどん屋で優雅な昼食 夕食のメニュー 米飯 味噌汁 まぐろ刺身 ローストビーフ きんぴらごぼう 生野菜サラダ8月3日 朝食のメニュー トースト ソーセージ 野菜炒め ザワークラウト チーズ プルーン ミルクコーヒー ヨーグルト ブルーベリー 桃  [続きを読む]
  • 「僕の村は戦場だった」見た
  •  アパートに帰って、笑点でも見ようとテレビをつけたら映らない。PCを立ち上げたらネット接続不能、電話をかけたらつながらない。要するにモデムが昨日あたりの落雷かなにかで壊れたらしく、そこにわれわれはネットに依存した現代社会の脆弱さを見るのである、なんちて。 まあネット会社の対応は明日以降の話だろうが、正直それまで退屈だ。特に今晩。というわけで、図書館から借りてきていたタルコフスキーの代表作「僕の村は [続きを読む]
  • 鋼鉄少女伝説 10 凱旋
  •    10 凱旋 戦場となる地形は、山のふもとの平地だった。こちらから見て左側に、かなり急な山がそびえている。峰からは一条の小川が流れ下り、ちょうど平地をセンターラインのようにへだてていた。 そんな小川を挟み、両軍とも兵を配置していた。うちの軍の布陣をやったのはもちろんキリコだ。だが、一見しただけではどちらも似たような配置に見える。山側に当たるほうから、川沿いに歩兵を横に長く伸ばして配置して、右端 [続きを読む]
  • 日本ミステリ52位 高層の死角 森村誠一
  •  新本格を中心とする謎解きミステリファンに蛇蝎のように嫌われている社会派推理小説の御大の処女長編で乱歩賞受賞作。大学に入ったころに読んだ。意外と面白かったのを覚えている。ひさしぶりに再読。 読んでみたらたしかに面白かった。前半は密室殺人、後半は執拗なまでのアリバイ崩しと、下手な新本格よりも律儀に謎解きしているではないか。前半の密室のトリックはたしかに短編を支える程度のものでしかないが、「四つの鍵」 [続きを読む]
  • 日本ミステリ51位 夜のオデッセイア 船戸与一
  •  船戸与一の冒険小説では、人が死ぬことはよく知られた事実である。敵が死ぬだけではない。味方がばたばた死ぬ。それも「いい奴」から死んでいくのである。デビュー作「非合法員」で、普通の本なら重要登場人物のひとりとして小説を引っぱっていくようないいキャラクターが、第一章で死んでしまうことに内藤陳が驚きのレビューを「読まずに死ねるか!」に書いていたが、敵も味方もばたばた死んで、生き残るのは登場人物中でもっと [続きを読む]
  • 日本ミステリ50位 枯草の根 陳舜臣
  •  浪人中に古本屋で買って読んだ。当時の感想としては、「地味な作品だし、まあこんなものか」だった。それから25年ぶりに再読。 面白かった。最初はストーリーがあまりにもスローモーに進むので正直かったるいのだが、中盤からそのかったるさが「いい味」になっていることに気がつく。その「いい味」をわかるには、やはり浪人生では無理なのだ。陶展文は、「名探偵」というよりも「賢人」である。新本格の名探偵たちの軽佻浮薄 [続きを読む]
  • 「ノートルダムのせむし男」(1923)見る
  •  「ブログDEロードショー」の「真夏の夜のホラー映画特集」の一環として本作を選んだ。 「オペラ座の怪人(オペラの怪人)」で怪人エリックをものすごい顔で演じていたロン・チェイニーが主演と聞いて期待して見た。 見たけど……ロン・チェイニーはこの映画でも相変わらずものすごい顔をしていたけど、これ、ホラーやないやん。スペクタクル時代劇やん(^^;) なんというか、伴奏と効果音がついていたせいか、「ホラー映 [続きを読む]
  • 日本ミステリ49位 押絵と旅する男 江戸川乱歩
  •  最初に読んだのは大学時に、なにかの雑誌のミステリ特集号に採録されていたもの。あまりいい作品だとは思えなかった。今回は、電子書籍で買った江戸川乱歩の小説集に入っていたバージョンを読んでみた。 正直な話、ミステリとしても、怪奇小説としても、ファンタジーとしても、変態小説としても、乱歩が自薦するほどいい出来の作品とも思えない。乱歩が書いた、「乱歩作品のパロディ」みたいに思える。なんというか、「残念なブ [続きを読む]
  • 睡眠時無呼吸日記 3 「マスクをつけて目が覚めて」
  •  たしかに冷静に考えてみると「やけくそ」という言葉を使ったのはいろいろとやりすぎであったし、日中の行動にもそれほど支障がない病気で「闘病」というのもやりすぎであった。ので、本日記のタイトルを「やけくそ闘病日記」から「睡眠時無呼吸日記」に変えることにした。意見されるとすぐ流される男ではある。 というわけで、昨夜ひと晩、マスクをつけて寝てみた。 マスクは鼻を覆うようにつけ、口は覆わない。かわりに、寝て [続きを読む]
  • やけくそ闘病日記2 「グラフとマスクと精密検査と」
  •  自慢ではないがまともに仕事すらできないような病気の病歴は長い。なにしろ20代前半に統合失調症を発症して以来、まともに(でもないけど)働いてお金がもらえるようになるほど回復するまでに20年を費やしているくらいだ。他人さまからもらうお給料にほくほくするというよろこびを味わっていたときにどさっ!とのしかかってきた今回の負担を考えると、わたしには「やけくそ」としか表現しようがないのである。 今日、夕食を摂っ [続きを読む]
  • 「惑星ソラリス」見た
  •  図書館から借りてきた「Wの悲劇」を見て、脚色のあんまりさにガッカリした。青春映画としては面白いのかもしれないがミステリ映画としてはダメだな、と、もうどうにでもなれ、という思いで、原稿を書く際のBGVとするつもりで「惑星ソラリス」をかけた。 BGVどころか。テレビにかじりつくようにして見入ってしまった。こんな面白いSF映画、見たことない。 成功のポイントは、やはり、「海」を驚異のSFXで撮らなかっ [続きを読む]
  • 日本ミステリ48位 りら荘事件 鮎川哲也
  •  大学のころに図書館で読んだ。実によくできた謎解きミステリだと思った。鮎川哲也は鉄道アリバイ崩しよりもこっちの路線のほうがいいな、などと思ったものだ。それ以来二十年、トリックも犯人も忘れた上で再読。 あのときと同様、めちゃくちゃ面白かった。ところどころの記憶はあったものの、だからといって犯人を当てるのにつながらないというもどかしさもあったが、謎解きミステリとはそのもどかしさを楽しむ娯楽小説だから別 [続きを読む]
  • 自炊日記・その79(2018年7月)
  • 7月1日 朝食のメニュー トースト ソーセージ 野菜炒め チーズ プルーン ミルクコーヒー ヨーグルト ブルーベリー メロン 昼食のメニュー そうめん オクラてんぷら 杏仁豆腐 夕食のメニュー 米飯 味噌汁 まぐろ刺身 とろろ汁 まぐろ煮物 大根といかの煮物 きんぴらごぼう 枝豆 トマト7月2日 朝食のメニュー 親子丼 昼食のメニュー 会社でハードボイルドな弁当 夕食のメニュー 冷やし中華7月3日 [続きを読む]
  • 日本ミステリ47位 裂けて海峡 志水辰夫
  •  中学校の図書室で、ハヤカワ文庫のSFに飽きてきたころ、この「東西ミステリーベスト100」を読み、よりにもよってこの小説を、本屋で立ち読みしてしまったのが運の尽きであった。30年以上過ぎた今でもよく覚えている。I町にあるI勢甚の四階の本屋。両親が呼びに来るまで冒頭80ページを夢中になってひたすら読んでしまった。その場では現金を持っていなかったので買えなかったのが心残りである。この本を買ったのは、そ [続きを読む]
  • 「ゆれる」見た
  •  ひさしぶりにがっつりと食いたくなって近所のビッグボーイに出かけ、食べたチーズインハンバーグがそこそこうまく、いい気分でその隣にあるレンタルDVD屋に入り、借りた。昔コミケで知り合った映画マニアが出していたキネマ旬報のような私的ベストテン同人誌で、選者たちの賞賛と票を集めてぶっちぎりのトップだったので、前から気になっていたのだ。 レンタル屋では「サスペンス」の欄にあったが、いや、「サスペンス」では [続きを読む]