久能美丈 さん プロフィール

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久能美丈さん: 50歳からのヨーロッパ
ハンドル名久能美丈 さん
ブログタイトル50歳からのヨーロッパ
ブログURLhttp://burgblog.blog27.fc2.com/
サイト紹介文ヨーロッパを見て日本そして自分を知る。古い視点に古い城。城・文化論として立ち上げました。
自由文ヨーロッパから日本の文化そして自分を知ろう!とくに古城を通して。名城とか最強とかいう視点はどうも好きになれない。ただ面白いそうだから行って紹介してみたいだけ。言っておきますが、残念ながら私たち夫婦の英語力はほぼゼロ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供141回 / 285日(平均3.5回/週) - 参加 2010/06/20 15:46

久能美丈 さんのブログ記事

  • 282話 ナンシー・ハンズ
  •  ジェムソン蒸留所からホテルは近い。しかし今ようやく暗くなってきたばかりだ。このままホテル前を通過してナンシー・ハンズに行ってみよう。この店はMさんに紹介されて以前に入ったことがあったが、今から新しいところを探すのも億劫だし、気軽に入れる店だからということで、再度立ち入ったという次第。 2階はレストランだと聞いたが、ちょうど観光バスが到着してぞろぞろと白人の一団が入っていった。私たちは1階のパブで軽 [続きを読む]
  • 281話 ジェ(イ)ムソン
  •  ウイスキーはケルトの言葉でウシュカベまたはイシュケバハ(生命の水)すなわち薬として修道院で醸造されたのが最初であると言われる。美味しいから皆、その薬を求めたに違いないが、薬って、何の薬なのだろう。少なくともアルコール依存症に効くことはない。 さて、どこでどう作られたのが最初かは知らないけれど、アイルランドに来て1杯のウイスキーも飲まなかったとしたら、それはこの国の人に対する冒涜だ。そう考えた私た [続きを読む]
  • 280話 ビールを飲んだら次は・・・
  •  ギネスの中は子供も退屈しない。テーマパークのような面もある。しかし楽しんでいる場合じゃない。私たちは次の店に行かなくてはならないのだ。 エッ?次の店?どこのこと? 何とこれがあきれたことにビールを飲んだ赤ら顔のまま、二人はギネスの塀沿いに長い坂を上り始めたのだ。 確かこっちの方だと思う。普通そういう表現は、一度行ったことがある人が使う。だが妻は違う。日本で見た地図をうろ覚えに覚えているだけだ。ず [続きを読む]
  • 279話 ギネス醸造所の中で
  •  一人1杯のはずが二人で3杯。どうしたことだろう。 あとで考えたことだが、妻が間違ってビール券と一緒に領収書をカウンターに置いたのを、相手が早合点してビール券3枚だと思ったらしい。 私たちは知らずに3杯をせしめたのだが、イニシュモア島以来風邪気味であった私は、ハーフパイントで顔が赤くなり、2杯飲めるか怪しくなってきた。そっと周囲を見回してみるが赤い人はいない。いるのは白人や黒人。たまに赤ん坊はいるが、 [続きを読む]
  • 278話 ギネス醸造所に行く
  •  ダブリンに戻って何するか?決まっています。疲れてはいますが、今日をおいてギネス工場に行く日はありません。でも、川向こうでけっこう遠い。 なんか裏口みたいな所から入ると、バイトのお兄さんが個人見学者はこっちに並んでとかなんとか言いながら、私たちを誘導する。白人も黒人も中国人も韓国人も驚くほどいっぱい人がいる。でも醸造工程をしっかり見ようという人はそれほど多くない。入場券とともに買うビール券を握りし [続きを読む]
  • 277話 戻って何しよう?
  •  9月4日はダブリンというかアイルランド最後の一日。ダブリンで心残りがあってはいけない。午前中はアスローン城まで脚を伸ばして、午後は・・・。 ところがせっかく1時間20分かけて行ったのに何ということだろう。アスローン城は、9月になったので月曜日は休みだという。そう言っているあなたがここにいるんだから、せめて建物の周りを1周するくらいさせてもらいませんかね。あなたがた、管理人でしょう。エッ?そう。ダメなも [続きを読む]
  • 276話 みたびダブリンへ
  •  ジョン王の城はかなり特徴的なゲートハウスを持つ城で、D型をした二つの塔にはさまれた入城門は狭い。そうした所をじっくり見て回りたかったが、残念ながら入ることができなかった。 ある本にリムリックは治安が悪いところもあると書いてあったが、私たちが歩き回った城周辺は大変落ち着いており何も不安を感じなかった。ただ城から駅の方に向かうと町は次第に喧噪さを増し、都会らしい雰囲気を漂わせるようになった。 運転手 [続きを読む]
  • 275話 リムリック城
  •  「リムリック城」と書くと、リムリックには「ジョン王の城」の他に「リムリック城」があるかのようにみえるけれど、実は同じ城。アイルランド卿であったジョンはフランスのフィリップ2世との戦いに敗れたあとアイルランド経営を本格化するために、1200〜1210年の間にリムリックに城を築いた。それがジョン王の城と呼ばれるリムリック城である。 しかし城の築造にかかる費用が莫大であったこともあって、完成したのはゲートハウ [続きを読む]
  • 274話 マグナ=カルタ
  •  現存の大憲章原本は4点しかなく、そのうち1点はノッティンガムの北リンカンの大聖堂が所有し、リンカン城に展示されている。私たちは友人の案内でリンカン城に行った折に見ることができた。それはとびっきり大切そうに展示されており、日本人とは何も関係が無いはずなのに、少し感動したのを覚えている。 ジョン王が貴族たちに約束させられた大憲章とは、国王の持つ課税権などに制限を加え、貴族の権利(封建制上)を保障する為の [続きを読む]
  • 273話 ジョン王の城
  •  バンラティからリムリックまでは30分もあれば行く。当初寄る予定であったハンドクラフトの店は日曜日ということでやっていなかったためパス。リムリックへ直行ということになって、リムリック城、通称ジョン王の城に着いたのが14:30。電車は18:20を予定しているのだから、あと4時間。普通ひとつの城を見るのに1時間半を予定しているから、ここではたっぷり時間をかけてみることができる。 ジョン王!私たちは常にマグナカルタ( [続きを読む]
  • 272話 バンラティ城(ボンラッティ城)
  •  ダンゴーラ城から約1時間でバンラティ城に着いた。大きな駐車場があって、目の前に民芸村が広がる。城は、現在その中に一旦入ってからでないと中に入って見ることはできない。城はタワーハウスを残すのみである。だが早速行ってみよう。 この城のそれぞれの階には中世風に着飾ったガイドがいて、頃合いを見計らって色々な説明を始める。割と見応えのするものも展示しているから説明を聞くのもいいが、調度品はここで使われたも [続きを読む]
  • 271話 見て歩こう
  •  城好きな人は、つい防御施設のような軍事面に目が行ってしまう。それはそれでもっともなことではあるが、実は問題がある。1年のうち、その城が戦争に直接かかわるのは一体何日くらいであろうか。長期にわたる攻防戦ということはあるだろう。だが、大半の城は年がら年中戦争をしているわけではない。またたとえ戦いのさなかであっても、人は生活をする。日常とは異なっても生活っていうものがあって、そこには女性も子供もいる。 [続きを読む]
  • 270話 ダンゴーラ城に入った
  •  海に突き出た小さな城である。変形6角形の城壁内には、16世紀前半O’Hynesによって築造されたというタワーハウスがそびえる。しかしこの城は6世紀のConnaught地方の王“Guaireの砦”に因んで付けられたというから、6世紀まで遡るかどうかはともかくとして、古い伝承のある城と考えて良いだろう。 何しろ立地が良い。海に突き出た城は海域の支配に欠かせないものだし、陸側から攻められても敵の来る方向は決まっている。陸続きの [続きを読む]
  • 269話 ダンガイヤ−城に入ろう
  •  ダンガイヤ−城は、『地球の歩き方』ではダンゴーラ城と書いてある。しかしデューングラ城と呼ぶ人もいる。どの発音が最も言語に近いのだろうか。城近くに道しるべが立っているが、それを見ると上にアイルランド語、下に英語で城名が書かれている。でもフリガナなんて無いから何と読むのかわからない。              <道しるべ> 私たちの先を行く若者が手にドローンを持っている。そして門近くまで来ると、空に [続きを読む]
  • 268話 専用車に乗って
  •  雨がちのゴールウェイであったが、ハーリングという人気スポーツの決勝でゴールウェイのクラブチームが創設29年目にしてようやく初優勝を遂げたとかで町全体が大いに盛り上がっていたこともあったかもしれない。ゴールウェイでは何かお祭りのような、楽しい雰囲気のなかで過ごした。だから私にとってむしろワクワクさせるような街だといえる。ベルファストで頼んだ専用車の運転手さんは、私たちの拙い英語にも我慢強く付き合って [続きを読む]
  • 267話 ゴールウェイって
  •  9月3日は専用車に乗っていくつかの城を見て回ったあと、リムリックから電車でダブリンに戻る日。ゴールウェイには二晩いたわけだが、街の雰囲気はダブリンと違うように思えた。 そもそもホテルに到着した時に驚いたのはイスラーム系の人々がパーティーをしていたことだ。何の屈託もなく、数十人の人々がパーティーを楽しんでいる様子がロビーにまで伝わってくる。こんな無防備なアラブ人(多分)を見るのは不思議な気がする。  [続きを読む]
  • 266話 フィドル演奏
  •  パブはスゴイ混んでいる。が、これは本日演奏する人たちの人気による面も大きいようだ。 ここキングズ・ヘッドでは入ってすぐのところに狭いステージがあって、様々な分野の音楽家たちが気ままに演奏してみせる。本日はフルートとフィドル。 突然、ライブが始まる。 フィドルとはヴァイオリンのことであるが、演奏法はクラシックのものとは異なる。しかも同じアイルランドの中でもそれぞれ地域により異なるそうだが、私は大好 [続きを読む]
  • 265話 パブ・ツアー
  •  実はこっちにきてからは毎日のようにパブに通っているのだから、今更パブ・ツアーに参加するまでもないと言えばそれまでだが、酒や食べ物の注文からチェックアウトまでのルールを知っているわけではないから、それはそれで学ぶ必要があるだろうと考えた。 店の名は“The King’s Head”。チャールズ1世を処刑した人に報酬として与えられた建物を使用しているパブだそうだ。ツアー参加者数名は日本人女性Iさんの案内で、まるでカ [続きを読む]
  • 264話 ドン・エンガス見学の後
  •  イニシュモア島ではドン・エンガスを見たあと、島内の名所をめぐったが、何しろ風雨が強く、同行者の気勢も上がらない。アイルランドだったかスコットランドだったか、一日のうちに四季が訪れるといわれるそうだが、今日は四季がめぐらず冬の嵐。案内人Sさんから見ても、過去最低の気象条件に近いようだ。             <強く冷たい風と雨> だから昼食は温かいものに限る。恐ろしく混雑している店で私はアイリッ [続きを読む]
  • 263話 逆茂木
  •  外郭には広い範囲にわたって石が散乱している。といっても一つ一つの石は一人の人間が運べるサイズではない。しかもそれをわざと乱雑に乗せたように見えるし、その中の何パーセントかは方柱状の石で、他の石を使って外向きに立てかけているように見える。これは日本の逆茂木(さかもぎ)を石にしたようなものである。絵巻物では城の外側、敵の進入路におかれている。 ドン・エンガスが城砦であるならば外郭部に現存する石の逆茂 [続きを読む]
  • 262話 ドン・エンガス
  •  ドン・エンガスは古代遺跡である。ドンまたはダンは「砦」を意味するし、実際歩いてみると城砦らしいつくりが見られる。石壁は三重にめぐっていて、その最も内側にある壁は厚さ4.9m、高さ5.8mという鉄壁ぶりだ。半円というより砲弾の先のような形で、これを内郭と呼ぶならば内郭は南北長も東西長も約50mに及ぶ。南面は48mの断崖となっているため、元々砲弾型であったかどうかはわからない。その断崖際中央に高さ1m、幅10m前後 [続きを読む]
  • 261話 イニシュモア島に上陸
  • イニシュモアとは「大きな島」を意味する。なるほどアラン諸島の三つの島の中で最大である。9人乗りのミニバスは乗客でいっぱいになるまで動こうとしなかった。そのせいでもあるまいが、ビジターセンターに着いた頃には、雨まじりの冷たい風はかなり強くなっていた。ドン・エンガスにはそこから20分ほど歩いて登らなくてはいけない。             <ドン・エンガスへ> ミニバスに乗っている時に見かけた島の伝統的 [続きを読む]
  • 260話 アラン諸島へ
  •  9月2日は「アラン諸島日帰りツアー」の日だが、奇妙なことにこのツアーの集合場所は、あるホテルのロビーである。知らないホテルのロビーで待つのはどうも気が落ち着かない。日本人を見かけただけで何だかホッとする。やがて私たちの案内人Sさんも姿を見せた。よろしくお願いします。 約45分間バスに揺られてロッサヴィール港に向かうが、その間に気温は下がり、天候はますます悪くなる。しかしそんな空の下でも海岸沿いの草原 [続きを読む]
  • 259話 ゴールウェイ入り
  •  ダブリン市内観光をすませたあと、私たちはダート(近郊電車)でタラストリートまで行くと、駅を出て川沿いを西に向かって歩き、ゴールウェイ行き直行バスに乗った。 バスは東海岸のダブリンから西海岸のゴールウェイまで、ほぼ直線的に真西に進む。所要時間は2時間半。鉄道でも同じくらいの時間がかかるようだが、旅行社にはバスの方を勧められた。窓から見る景色は今まで見たものとあまり変わりがない。一体にアイルランドは [続きを読む]
  • 258話 博物館からダブリン城跡へ
  •  次に行った国立考古学・歴史博物館は特別大きいものではなかったが、展示はきわめて興味をひくもので、ケルト関係などは特に面白い。 それにしても金細工が多いな、などと見ているうちに、素晴らしいブローチが目の前に現れた。「タラのブローチ」と名付けられたもので、ブローチといっても僧衣などを留めるためのものだそうだ。ケルト模様を刻んだ8世紀のじつに見事な金細工である。 8:50分に集合したのに、もう11:30である。 [続きを読む]