Kimura Yuka さん プロフィール

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Kimura Yukaさん: 城村優歌Webooks
ハンドル名Kimura Yuka さん
ブログタイトル城村優歌Webooks
ブログURLhttps://ameblo.jp/kimurayukanovel1/
サイト紹介文読み終えた時、ほっと心があたたかくなるような長編の物語をお届けします。
自由文「さしのべた手の先の君は」(95話)
「そばにいて、手をつないで」(121話)
「言えないBoy」(70話)
「巫 -kannagi-」 ユキ編(252話)
「既望-kannagi-」 ツキ編(157話)
「Sandwich Life」(92話)
「たゆたう」(85話)
「メジロの葬送」(80話)
「こどもの領分」(80話)
「仏猫」(80話)
「花笑ふ」(61話)
「あわいあい」(98話)
「destiny〜ある夏の遭逢〜」(85話)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2010/06/30 16:15

Kimura Yuka さんのブログ記事

  • もうそううそ日記  [ロクとわたしの10日間 2]
  • ロクは、気持ちの整理がついたのか、フードをきちんと食べるようになったので、足取りがしっかりして、ぐいぐいとリードを引っ張ります。 ただ、引っ張るのはあまり良くないと、ミチカから聞いていたので、ロクが引っ張り始めると私は止まり、ロクが止まるのを待って、また歩き出す、という作戦に出ました。そうすると、ロクは毎度隣で私を見上げ、なんで止まるの?という顔をします。そのたびに、「並んで歩くんだよ」と声をかけ [続きを読む]
  • もうそううそ日記  [ロクとわたしの10日間 1]
  • 先週は台風、そして地震と、穏やかではいられない日が続き、心配事も多く、とても長かった1週間でした。 台風では、伊勢も停電があったようですが、実家のほうは大丈夫でした。ご心配いただき、ありがとうございました。その実家の母が、今日ちょっと大きな手術をしたのですが、それも無事終わったようで…。そのことが先週くらいから、一番気持ちをざわざわさせていたのですが、やっと気持ちも落ち着き、書きたい気持ちになれま [続きを読む]
  • 好きなものは
  • マイページの仕様に、まだ慣れていない城村です(滝汗)。ご無沙汰になっていたご訪問を少しずつ始めておりますが、コメント欄まではまだ、お伺いできず、読み逃げで申し訳ございません。この生活ペースに余裕が出ましたら、またおじゃますることもあると思います。よろしくお願いいたします。 久しぶりなので、何を書こう…という感じですが、こういう時は、好きなものについて書くのが一番なのだそうです。好きなものは、書いて [続きを読む]
  • おひさしぶりです
  • 8月は、ほとんどアメブロにログインできなかったのですが、久しぶりに駄目記でも書いてみようと開いたら、マイページの仕様がずいぶん変わっていて、よろめいております。最近、メンタルが弱く(笑)、こんなことでもくじけそう…。 今日から下半期が始まりました。やはり長い文章を書くための、まとまった時間が取れそうにないのは変わりないので、ほんとにくだらんダメ日記を書くことにしました。途中のものは、また、書く体勢が [続きを読む]
  • ユウカイさん 5
  • その夜、私は勝手口に新聞紙を敷き、そのうえで靴を履きました。同じ失敗はしたくありません。昨日はドアを開けたらいたわけですから、今日だって待ちかまえているに違いありません。 そう思うと、なんだか楽しくなってきました。誰かが待ってくれていると思うと、うれしいものです。勝手口のドアを挟んで佇んでいるであろう雪男を想像し、私の口元がほころびます。勢いよく開けて、わっと驚かせてやろうかとも思いましたが、それ [続きを読む]
  • ユウカイさん 4
  • 今日は、雪男を試してみることにしました。昨晩、雪男は、私が家の角からのぞいた途端、あっという間に目の前に立っていました。あれはまるで、私が顔を出すのをわかっていたかのよう……。 本当にわかっていたのでしょうか……。 私は、勝手口のドアをそっと開けて、夜空を見上げました。新月へと向かう細い三日月の光は、私の影をどこにも浮かび上がらせることはできません。私は息を殺し、音を立てないように、そっと靴を履こう [続きを読む]
  • ユウカイさん 3
  • もしかしたらあれは夢だったんでしょうか。翌日目を覚ました私は、昨晩のことを思い出して、あまりにも荒唐無稽な出来事に、自信がなくなってきました。雪が彫像のようになって、動く?どう考えたって、夢だったとしか思えません。 陽の高いうちに家の北側に回ってみましたが、やはり融け残った雪の塊があるだけで、彫像の形に、雪がごっそり抜けてなくなっているとか、固まった雪が彫像のような形になっている、ということはあり [続きを読む]
  • ユウカイさん 2
  • 立ち上がったなと思ったら、それは、ぶよんと1歩踏み出しました。あっという間でした。ぶよんぶよんと私の前に来ました。 重いくせに身のこなしが速い……。私は、逃げるのも忘れて、それを見上げました。 ずいぶん背が高い……。185センチくらいでしょうか。これが人間だったら、ずいぶんモテるかもしれない、と思うような雰囲気でした。目鼻口はありませんが、彫の深い、ロダン彫刻ばりの顔だち。肩はがっしり、腰はぐっと締ま [続きを読む]
  • ユウカイさん 1
  • 1月下旬と2月に降った雪は、もうほとんど融けて、あんなに積もったのに、もうそのことは忘れていて、梅の花のほころぶのを見ては、もう春ね、とか言ったりして、鼻がムズムズするのを感じて、花粉かしら、なんて思っていたのですが。 実は、ウチの北側の塀の角には、まだ雪がうず高く残っているんです。そこは全く陽の当らない場所で、雑草も生えないくらい、いつも暗く湿っているのですが、北側の雪をうっかりその角に積み上げ [続きを読む]
  • 心解し 4
  • 何が浮かんだか……それは……言葉にしたくありません。全部過ぎたことです。たくさんありました。誰かを傷つけたこと。恨んだこと、妬んだこと。その時には、気づかずにしていたことも。いえ、わかっていた……かもしれません。それでも、そうしてしまった、そうせざるをえなかった、そうしたかった、自分を守るために。 私は耐えきれずに、勢いよく立ち上がると、目の前のテーブルを押し倒し、宙に浮かんだ霧を両腕でかき集め、 [続きを読む]
  • 心解し 3
  • こんなに気持ちのいい思いは初めてでした。パトスさんの指が、霧のまわりをゆっくりと撫で、色が僅かに濃くなっているところをそっと押すと、まるで体のツボを押された時のように、体が痛気持ちよく……いえ、体ではなく……こころ……いえ、こころは今取り出されて目の前に……とすれば、頭の中……いえ、それはどこだろう…… 波の上をゆらゆらと漂うように、思考が散漫になっていきます。パトスさんは、そんな私のこころ……い [続きを読む]
  • 心解し 2
  • 「リラックスしてくださいね」パトスという女性が言いました。その落ち着いたトーンの声がとても気持ちよくて、私は緊張していたにもかかわらず、ほわんとした顔で頷きます。 この部屋は、どういう仕組みになっているのか、声がふわふわと漂うように耳に響いてくるのです。その気持ちよさのせいで、ずっとこの人の声を聞いていたい、と思ってしまうほどでした。 「さあ、はじめますよ。体の力をぬいて」何を始めるんだっけ……説明 [続きを読む]
  • 心解し 1
  • 実は、年末からこの1月にかけて、相当忙しかったんです。おせちも作んなきゃいけなかったし、お正月だって、普段より食事の用意も後片付けも、手間がいっぱいかかる。 それなのに気分はすっかり正月ボケしていて、仕事が始まったら、のびきった気分がいっこうに締まらなくて。仕事が始まったら始まったで、やらなくちゃいけないことが山積で、体力も気力も、どっと持ってかれてしまっていました。 そしたら、どっと疲れが出ちゃっ [続きを読む]
  • 妄想嘘日記始めます。
  • ごぶさたしておりました。最近少し、ログインもままならず、ご訪問・コメント・メッセージのお返事ができておらず、大変失礼いたしました。 昨年末から遠ざかっていた理由はいくつもあり、それらを書き出すと単なる言い訳に変質してしまうので(いいえ、単なる言い訳が本質です)、このまましれっと、再開させていただきます。 それよりも。長編を書く書くと言っておいて書き始めた挙句、すぐにペン先を折っては書き散らかしており [続きを読む]
  • カラダ・ダケ・ノ・カレ 3
  • 「ねえ、ミヤの部屋なんか寒くない?」翌朝、目を覚ました亜子が、身震いをする。7月も間近という季節に、身震いなんて。「私はあんまり感じなかったけど……」梅雨明けはまだだが、ロンT1枚でも過ごせる季節だ。ベッドを亜子に譲り、私は床に布団を敷いて寝たのだが、さすがに朝は冷えたのだろうか。 その流れで、日曜はスパに行くことになった。「内側から女を磨けとか人に言いながら、お手軽なんだから」所詮こんなもの、と笑 [続きを読む]
  • カラダ・ダケ・ノ・カレ 2
  • その週の土曜日の夜。「ひとりで、膝小僧抱えてるんじゃないかと思って」そろそろ寝ようかと思った11時頃、いきなり亜子が訪ねてきた。全く平気よ、と言うと、「ほらぁ、やっぱり寂しいんじゃない」と亜子は、見透かしたような顔で笑って上がり込む。 「久しぶりの校了明けの土日休みなんだよ。思いっきり寝かせてよ」口を尖らせながらも、私は冷蔵庫からカクテル缶をふたつ取り出した。 私のバイト先は、月刊情報誌の編集部だ。ウ [続きを読む]
  • カラダ・ダケ・ノ・カレ 1
  • どうして、恋の始めは秘めたくて、恋の終わりは話したくなるのだろう。 「ええ? 彼氏と別れたの?」いい感じだったのにと、親友の亜子は残念そうな顔をする。「荷物まとめて出てって、って言っちゃった」悪びれもせず笑ってみせたが、内心は堪えていた。 ひとつ年下の彼は、地元群馬にある実家の商売を継ぐことが決まっていて、就職活動もせず、好きな写真ばかり撮っていた。大学4年になって授業が金曜日のゼミだけになると、毎 [続きを読む]
  • まめ記
  • まめ記も苦しくなってきました(笑)。また言ってしまうのですが、そもそも日記が苦手なのです。よくまぁそれで、もの書きの仕事をしていたなぁと思うのですが、仕事となるとまた別なもので。「日記を書く仕事」だったら、確実にできてなかったと思います。まぁ、それで結局、ブログも小説を書いていたわけですが、さて……(滝汗)。 「あいまみえ」の再開を長らくお待ちくださり、本当にありがとうございました。コメントでも、続 [続きを読む]
  • まめ記
  • ようこそ、お越しいただきありがとうございます。つらつらと、まめ記です。少しずつ書き足して、1週間以上もかかっております(滝汗)。 え〜……とですね、耳のことで、ストレスが原因とかストレスをためない生活をとか、医者にもずいぶん言われたんですけど、それで、ストレスのことを時々考えていました。 私自身、日常にあまりストレスを感じていないものですから、「原因はストレスですね」って医者に言われても、「はいそう [続きを読む]
  • まめ記
  • 10月になってしまいました。あっという間です。10月は、地域の音楽行事のちびっこ合唱のお手伝いもあり、なかなかまとまった自分の時間が作れない状況……は、まぁ、最近はいつものことになってしまいましたが……。 そんな中、相変わらず音楽漬け、図書漬けの毎日で、家事の間をぬうように、本を読みDVD鑑賞し、nanaで歌い、ピアノを弾き…という感じで、作品ばかり追っているので、わりと現実を見ていないというか……しっかり日 [続きを読む]
  • まめ記
  • ようこそのお運び、誠にありがとうございます。毎度(には程遠い更新具合ですが…)、城村でございます(落語ですね、こりゃ)。 前記事にコメントありがとうございました。いただいたコメントで某さんがおっしゃっていたように、こんな性(サガ)ゆえに、病気も「ネタになる!」と思って過ごしておりました(見抜かれてましたね!)。ご心配いただき大変恐縮&感謝でございます。現在は、機嫌よく暮らしております。というわけで [続きを読む]
  • まめ記
  • お久しぶりでございます。城村、生きております。今日は生存報告まめ記です。 いただいたメッセージもお返事が遅れ、大変失礼しておりますが、少しずつ順にお返しさせていただきますので、今しばらくお時間いただきたいと思います。 えーと。 そーなんです、8月何やってたんだ、って話です。実は…と書きかけると、あれやこれや出てくるんですが、まず。 ブログを中断した理由というのが、実は、小説とは別件での創作でした。ある [続きを読む]
  • おしらせ&おわび
  • ご無沙汰をしております。城村です。細々と生きております。ご訪問も滞りがちで、大変失礼しております。 実は、8月いっぱい、ひとつ心身傾けてやりたいことができてしまいまして、途切れがちの「あいまみえ」を中断し、それにかかりたいと思います。今時点、内容は申し上げられないのですが、9月以降、何かの機会に、こういうことをしてました、とお知らせできればとは思います。 何かと不器用で、あれこれできないものでして、 [続きを読む]
  • あいまみえ [43]
  • 「最近のルイは、なんかおかしい」すぐ隣で、私の顔を覗き込んで不審気な瞳を向けている慧は、今日は珍しく電話をかけてから来た。「昨日はどこへ行ってたのよ」どうも、高屋敷と食事をしている時間に、ここに来たような口ぶりだ。「ちょっと買い物」「あんな時間まで?」「出るのが遅かったのよ。何時まででも開いてると思うと、つい遅くなっちゃうのよ。外に出るのに、気持ちがなかなか向かなくて」「電話しても、繋がらなかった [続きを読む]
  • あいまみえ [42]
  • その顔を見て、高屋敷は慌てたように、大きく手を振った。「いや、すみません、そんな意味じゃ……」って、どんな意味だよ、と自分に突っ込みながら、彼は肩幅を狭め項垂れる。「あなたがあの日、ご主人を思ってあんなに泣いていたから……僕なんて、死んだって泣いてくれる人いませんから……」 子どものような口調で言い訳しながら萎れていく高屋敷を見て、私は口角を上げ直した。そして、からかうように、「ほんと。無神経です [続きを読む]