yspringmind さん プロフィール

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yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • そうだ、Dozzaへ行こう。
  • 10月にしては気候が良い。雨が降ることもなく、快晴が続いていることを良い兆候と思うのは前向きすぎるだろうか。穏やかな秋。空の明るい秋。長いボローニャの暮らしを振り返っても、これほど穏やかな10月は見つからない。話によればこんな気候が10月いっぱい続くらしく、こんな素敵なことは滅多にないからと、足が遠のいていた様々な場所に行こうではないかと計画を立てるこの頃だ。そのうち嫌でも雨が降って、一気に秋が深まり、 [続きを読む]
  • 7日間
  • 淡々と生活するのが好きだ。いや、それは語弊があるかもしれない。淡々と生活するのに慣れている私だから、そうだ、そういう生活を繰り返していて其れが当たり前になっている私の日常だから、小さな様々が起きると深いため息が出てしまう。急に水圧が弱くなって水の出が細くなってしまった。そのうち断水してしまうのではないかと心配するほど細い水。手を洗うのすら不自由に感じるくらい細い水で、いくら待ってもそのままだった。 [続きを読む]
  • 素敵見つけた
  • 散歩中に見つけた素敵。美しい木の葉が私の心を射止めて離さなかった。こんな上の方を見て歩く人は少ないのか、この木の下で足を止める人は居ない。そういえば、もう12年ほど前に郊外の散歩道を歩きながら、素敵な木の葉だ、素敵な枝だと喜ぶ私に知人が目を丸くした。知人はその街に住んでいて、幾度もこの木の下を歩いていたのに、一度だってそれに気が付いたことはなかったらしい。だって上の方など見て歩かないもの。だって歩い [続きを読む]
  • 空が青い
  • 昨夕の嵐。大風が吹いたと思ったら大きな雷が鳴り響き、そして雨が降った。何よりも私を脅かしたのは、風に押されて空をぐんぐん突き進む、黒い雲の大群の様子だった。あまりに早く動く雲の大群に、胸騒ぎを感じた。しかし、何か恐ろしいことが起きるでもなく、秋の嵐、一瞬の嵐だった。晩も夜中に近づく頃には嵐に一掃された空は澄み渡り、しっとりと黒く、そして満月を少し過ぎて幾分欠けた月がいつもより強い光を放っていた。ほ [続きを読む]
  • 日曜日に雨が降った。此れはあって欲しくないことのひとつ。特に10月1日。多くの人がローマ法王のボローニャ訪問を楽しみにしている日曜日だ。恐らくは、法王が通る道沿いにその姿を一目見ようと多くの人が待っていたに違いなく、そうした彼らの為にも雨は降ってほしくなかった。私は、法王の姿を見に行くつもりはなかったし、それに風邪が悪化して扁桃腺を腫らせたから、家から一歩だって出る予定はなかった。でも、実を言うなら [続きを読む]
  • さよなら9月
  • 今日も晴天。天気の良い日は気分もよい。恐らく誰もがそうに違いないけれど、天気に左右される私などは、空が高くて明るいだけで小さなつまらないことは帳消しになってしまう。もう半袖シャツを着ることはないと思っていたのに、まだよい気候は続くようだ。今日は、自転車レースがあるらしく、近くの丘へと続く道を通過するらしい。時間は分からないが、恐らくもう直に違いない、と言うのが近所のクリーニング屋さんの情報だ。だか [続きを読む]
  • 星空
  • 今日は降るまいと思っていたのに、夕方遅くに降りだした雨。嫌な予感はしていたのだ、バスを待っている時に向こうの空を覆っていた黒い雲の群れを見て。そしてポツリポツリと降り始めた頃、バスがのろのろやって来た。客がすっかりバスに乗り込むと、待っていたかのように強い雨が降りだして、あっという間にアスファルトの路面が濡れて黒く光った。傘を持っていなかったから、救われた気分だった。明日はどうだろう。明日も雨は降 [続きを読む]
  • 雨が降って秋
  • 日曜日。雨が降ったのは予報通り。それにしてもこの雨で、秋が深まった感がある。この湿った空気も、湿った地面も。雨が降るときのこが生えると喜んでいるのは、バールに集う老人たち。キノコ狩りは彼らの大きな楽しみなひとつで、この季節を待っていたんだと言わんばかりに早朝から山に入る。70代80代の彼らが元気に早起きして山に行くのだから、私も頑張ればなるまい。一向に完治しない私の風邪は、長く細く居座るつもりらしい。 [続きを読む]
  • 空からの贈り物
  • こういうのを秋晴れと言うのだろう。もう暑さの微塵もないが、寒くもない。こうした丁度良い気候はなかなか存在しないから、これは空からの贈り物だと思った。遅く目を覚ましたので陽は既に高く、近所の人々は外での活動に忙しそうだ。庭やテラスの植物の手入れをしたり、洗濯物を干したり。私も久しぶりにテラスを掃き清め、植物という植物に水をたっぷりくべた。緑の葉がきらきら光り、微風に揺れるその様子は、久しぶりの水分を [続きを読む]
  • 理由
  • 日が暮れるのが早くなった。暑い夏はもういいけれど、夜が早くやって来るのはちょっと寂しい、と思うのはあまりに都合が良すぎるだろうか。これからますます日没時間が早くなって、帰り道を急ぎ足で歩くようになるのだろう。昔は夜道が好きだった。それはもう随分と昔のことで、私がアメリカに暮らし始めた頃のことだから、26年も前のことである。アパートメントをシェアしていた友人には、兎に角たくさんの友人知人がいて、アパー [続きを読む]
  • 彼女
  • 深々と底から冷えるような、少し湿った感じの空気のせいで、山に居る錯覚に陥る。やっと9月を半分終えたばかりなのに、此れほど冷え込むとは。私が今まで通過したボローニャの9月は、まだ夏の匂いが少し残る、微妙な季節と言った感じだったけれど、今年に限ってはそうではないらしい。少々早すぎやしないかと思いながらもクローゼットから薄いコートを引っ張り出した。コートを着込んで外に出たら、道行く人達はもっと厚着だった。 [続きを読む]
  • 古いボローニャ
  • 雨が降った。本格的な雨で、すっかり濡れた草木が喜んでいるように見えた。勿論それは、その程度の雨だったからだ。リグーリア、トスカーナ州は凄い雨で朝から繰り返し報道している。こうした自然相手の災害はお手上げだ。自然相手では到底人間は勝てない、と思う。そのために人間は備えたり対策を立てたりするわけだけど。それにしたって、雨が降ったせいで今日は気温があまり上がらなかった。最高気温23度ともなれば、夏は確実に [続きを読む]
  • 歩く
  • 土曜日。張り切って起きたのは、旧市街に行こうと思ったからだ。いつもの生活に戻った途端に歩く量がぐっと減ってしまったから、せめて土曜日は歩きやすい靴を履いて散策をしようと思っていたのだ。天気予報は快晴。実際、起きて窓の外を覗いてみたら、空が青かった。ちょっと予想していたよりも外気は冷たかったけれど、それも散策には都合が良かった。簡単に朝食を済ませて家を出た。バスは随分来ていないのか、停留所に人が溢れ [続きを読む]
  • 銀色の月
  • 外が妙に明るいと思ったら、夜空に光る月。数日前に満月だった其れは、ほんの少しだけ欠けていて、銀色に輝いていた。銀色の粒子が地上に降り注いでいるような感じ。月明かり、と声に出してみたら、とてもロマンティックだと思った。東京の、原っぱのあるような場所に生まれた私は、父や母に月の美しさを教えられて育った。いったい何時まで信じていただろうか、月の中に兎が住んでいると。目を凝らすと月の中に兎がうろちょろして [続きを読む]
  • 置いてきぼりの場所
  • 今日は少し暑くなった。と言っても、冷房の必要はない。それに朝晩は窓を開け放つこともない。街を歩いていると、ほんの少しだけ夏の名残を見つけることが出来る。それは人々の軽装や、自慢するように剥き出しになった焼けた肌。そして強い日差しと濃い影。青果店に美味しい桃が並ばなくなってきたのは夏が終わろうとしている証拠であり、次の季節へと移り変わろうとしている証拠。ああ、しかし、この辺りの桃は確かに終わりかもし [続きを読む]
  • 潔い9月
  • 長袖を着て仕事に出掛けた。実に久しぶりのことであった。幾つもの9月を通過してきたけれど、今年の9月ほど潔く涼しくなった年はない。暑かった頃は、兎に角、水と桃と野菜、それから水牛のモッツアレッラばかりだったけれど、涼しくなれば食欲も潔く戻ってくるものである。例えば旧市街のパン屋の店先に並ぶパンを見て無性にパンを食べたくなったり。食料品店の天井から蔓下げられているプロシュートやサラミを眺めては、食欲がめ [続きを読む]
  • サン・ルイ島を歩く
  • 不安定な天気の週末。北北東の風が雲の群れをぐんぐん動かす。雲の群れが太陽の真下を通るたびに地上はうす暗くなり雨が降るのではないかと心配するが、どうやら今日は雨の心配はないらしい。予報通りだ。それにしたって9月早々こんなに涼しくてよいのかと思うほどである。この夏、あまりの暑さに体調を崩した私としては、この涼しさは空からの贈り物。しかし一般的にはどうだろう。早く立ち去り過ぎた夏、早く来過ぎた初秋に戸惑 [続きを読む]
  • 金髪のショートカット
  • 今朝、バスルームで洗濯をした。手や顔を洗うシンクの他にもうひとつ洗濯専用のシンクがある。それは大きくて深いシンクで、手洗い表示の衣類や、セーター、パンツ類を洗うためのものである。何しろそうした目的なので、蛇口も普通のものとは少し違う。つまり水の出がとても良い。ちょっとレバーを動かしただけでザブザブ水が流れ出る。ダムやナイアガラの滝のような印象、と言ったらよいかもしれない。兎に角私は手洗い洗濯をして [続きを読む]
  • 寄り道
  • 昼間の暑さはともかくとして、朝晩の涼しさ。やはり夏は終わりを告げようとしているのだろう。長い夏季休暇を終えていつもの生活が始まって分かったこと。それは日が昇る時間が遅くなったことだ。何しろ何週間ものんびり起きる日が続いていたから、6時を過ぎてもまだ暗くて驚いてしまった。昨年の今頃もこんなだっただろうか。勿論そうだったに違いないのに、そんなことを考えては首を傾げる。晩がやってくるのも早くなった。なん [続きを読む]
  • 見えない花火
  • 昨日の、8月最後の土曜日は、実に暑い一日だった。なのに昼から人に会うために外に出たものだから、どうやら暑さにやられたらしい。いつの頃からか食が細くなってしまったが、それに輪が掛って食欲がない。どうやら夏バテらしい。夏季休暇の最後に来て夏バテだなんて、と大きな罪を犯したような気分に包まれ、昨晩はのんびり過ごすことにした。早めにベッドに横たわって本を読む。著者がそれを知ったら、眉を顰めるだろうか。しか [続きを読む]
  • ゆらゆら揺れる
  • 13時半を過ぎた頃、ボローニャ旧市街のポルティコの下を歩いていた。約束の時間には少々早くて、さて、どうしたものかと思っていたところだった。普通の土曜日ならば沢山の人が行きかうこの通りも、こう暑くては話が別なのだと言うように、ひと気がなかった。アスファルトの上には熱気がゆらゆらと揺れ、本当ならば熱を遮って快適なポルティコの下の通路ですら、蜃気楼が見えそうな暑さだった。こんな日のこんな時間に旧市街に居る [続きを読む]
  • 開けない窓
  • 午後の陽に照らされた橙色の壁がぎらつく。時折風が吹くも、地上は酷い暑さらしい。らしい、と言うのには訳がある。今日は一日家に立てこもって、外の様子は窓辺からしかわからないからだ。夏場、この辺りの人達は、雨戸や日除け戸をあまり開けることがない。これは休暇で留守の場合もあるけれど、外の熱気を遮断するための知恵で、実際閉めていると家の中がひんやりと気持ちが良い。それに同意できるようになるまで、長い時間が掛 [続きを読む]
  • ヴァレーゼの人
  • 予告通り、ボローニャに暑さが戻って来た。昼前にちょっと近所に買い物に行った。近所と言っても目当ての店はうちのすぐ近くにはない。バスの停留所にすればふたつ先だ。これを遠いと言うか近いと言うかは、個人の感覚の違いだろう。数日前の過ごしやすい気候だった頃は、このくらい、と疑問にも思わず歩いたものだが、今日はそうはいかない。考えた挙句、歩くことにした。停留所ふたつくらいでバスに乗るなんてと、近所の健脚な老 [続きを読む]
  • 記憶の糸
  • ボローニャに戻って来てから、不思議なことにどんなことがあったとか、どんなことをしたとか、どんなものを見たとか、ヴィエンナでのことを思いだすことがなかった。忙しくて思いださなかったのではない。忘れていたわけでもない。ただ、何か私の記憶の引き出しに鍵が掛かっていたみたいに、思いだすことがなかった。そういえば、ヴィエンナに居た数日間もそうだった。歩き回ってホテルに帰ってくると、今日一日のことが思いだせな [続きを読む]
  • 平凡な生活
  • このところ風が強い。それも旧市街などを歩いていると感じることはないけれど、家に居て窓を開け放とうものならば、ひゅーっと風が吹き込んで、近くの木の葉が飛び込んで来たり、扉がばたんと大きな音を立てて閉まる。カーテンは大きく膨らんで、ヨットの帆のようだ。この風の乾き具合と冷たさに、かすかに感じる夏が終わる予感。天気予報によれば、近々、暑さの波が再び押し寄せてくるとのことだけれど、本当かしら、と疑問に思う [続きを読む]