yspringmind さん プロフィール

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yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供189回 / 365日(平均3.6回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • お喋り
  • 11月が走る。冬に向かって大急ぎで。少し前までアフリカ大陸からの生暖かい風が吹いていたのに、急に寒風が吹き始めた。木の枝を埋め尽くしていた美しく色づいた黄色い葉がはらりはらりと地面に落ちていく。地面はまるで黄色い絨毯のよう。それを壊したくないがために、私達は大回りをして歩く。今日の空は鼠色。冬がその分厚い雲の裏側に控えているような、そんな今日の空。昨夕、仕事帰りに旧市街に立ち寄った。今週ボローニャで [続きを読む]
  • 空が青い
  • 秋晴れとはこういう空のことを言うのだろう。そんな言葉が心に浮かぶような美しい空に恵まれた日曜日。もっとも秋の空と女心と昔から言うように、この美しい空を一日中望めるかどうかは分から無いけれど。気付けばもう11月も中旬。いつもの生活に、いくつかの用事と約束事が散りばめられている。あっという間に11月の終わりの日を迎えるのかもしれない。週末に髪を切りに行った。一週間前に予約をしていたのだが、風邪で寝込んだせ [続きを読む]
  • ちょっとスカーフを新調
  • 雨が降るでもない、しかし晴れるでもない、どんよりとした空の土曜日。病み上がりで辛かった一週間だったから、家でゆっくりしようと決めていたのに、昼頃になると、じっと居られなくなって家を出た。何をしたいでもない、何処へ行きたいでもなかった。ただ、バスに乗って何か平日とは違うことをしたかった。丁度来た13番のバスに乗り旧市街へ行った。そういえば今週末は七つの教会群の前の広場で骨董品市がある筈だった。昼食時と [続きを読む]
  • みつけた
  • 少し前にヴェネツィアへ足を運んだ。雨が降る季節が来る前に、と相棒を誘って。毎年冬季にあるアクア・アルタ。水位が異常に上がる浸水現象のことだ。路地も広場も浸水して歩くこともできなくなる。しかし、まさかこんなに早くアクア・アルタになるだなんて、誰も予想もしていなかった。ヴェネツィアを歩くのは簡単そうで難しい。行きたい場所、辿り着きたい場所に行けそうで行けない。勿論この街を歩くエキスパートは沢山居るに違 [続きを読む]
  • 雨の日は憂鬱
  • 空に訊いてみたところ、この週末は晴れる気はないらしい。天気予報によれば少しながらも太陽が出るとのことだったが、空が言うのなら間違いない。多分明日もこんな具合だ。冷たい雨に濡れた樹。心なしか寂しげだ。それともそれは人間の勝手な思い込みで、樹は樹でこのお湿りを喜んでいるのかもしれない。地上を眺めると、隣人たちは揃いも揃って不在。どの家の車の姿もない。多分、山の家で連休を過ごしているのだろう。それともこ [続きを読む]
  • 森を見ること
  • 外は雨。雨で終わった10月、そして雨で始まった11月だ。イタリアのあちらこちらで豪風雨の被害が絶えず、テレビをつけると画面に広がる悲惨な様子。ヴェネツィアのサンマルコ教会が水浸しだったり、ヴェネツィア中がアクアアルタ(床上浸水)だったり、ローマあたりでも住宅街の背の高い樹が倒れて車や人が下敷きになったり、北の方では山間の道を通り掛かった瞬間に土砂崩れで大木が倒れてきて車ごと潰されてしまったり。河の水位も [続きを読む]
  • 11月に想う
  • 11月である。11月1日の今日は祝日。木曜日に祝日にあたったものだから、多くの人達がついでに金曜日も休みを取って4連休であろう。そう言う私も4連休で、随分前から楽しい小さなことを計画していたが、世の中そうはうまく行かないのだ、と見えない誰かが言ったかのように、昨日から寝込んでいる。ああ、残念、と思う反面、いいや、4連休でよかった、とも思う。誰に気兼ねすることなく存分体を休めることが出来るというものだ。この [続きを読む]
  • 美味しい生活
  • 新しい一週間が始まると気持ちがぴしりとする。週末の緩やかな時間から、早起きで始まる一日への気持ちの切り替えはなかなか難しいけれど、忙しい毎日があるから週末が楽しいと思えばいい。と言いながらも月曜日は苦手。しかし今週は木曜日が祝日だから、ちょっと気分が違う。祝日の少ないイタリアだから、祝日のある週は何となく嬉しくてそわそわする。先週、忙しい間を縫って旧市街に立ち寄ったのは、美味しいものが欲しかったか [続きを読む]
  • 夏時間を終えて
  • 10月が終わろうとしている。それを待たずに夏時間が終わった。冬時間と言いたいところだが、これが平常時間。夕方は暗くなるのが早くなるが、朝は日が昇るのが早くなる。残念なことあり、しかし良いこともある、ということだ。ところで、日が昇る、という言葉は何と力強い印象を持っているのだろう。日が昇る、と思うだけで、日が昇ると言葉にするだけで、何となく元気になる。たとえそれが頭痛で始まる朝だとしても、日が昇るとい [続きを読む]
  • 外に出よう
  • 今週末は天気が悪い、と誰もが言っていた。嵐が来るだろうと言われていて、だから週末は家に籠りきりになるのだろうと思っていた。昨日金曜日は交通機関などのストライキだった。運が良いことに通勤時間帯だけはバスの運行が保証されていて、と言っても随分と本数が少ないわけだが全くないよりは有難い。だから折角の金曜日だが仕事を終えるとまっすぐ家に帰ることになった。案の定バスは随分遅れてやってきて、道も車で混み合って [続きを読む]
  • ヴェネツィアの迷路に魅了される
  • 昨夕の風は凄かった。急に空が黒くなったと思ったら、強い風が吹き出して木の枝が弓のようにしなり、ばさばさと葉が音を立てた。横殴りの風。向こうの方では雨が降っているのだろう、時々轟音が聞こえて空が光った。窓の立て付けが悪いのでひゅーひゅーとあちらこちらから音がして、怖くなったのだろう、猫は私にぴたりと張り付いて動かなくなった。私も、風の音が怖い子供だった。姉と留守番している時にこんなことが起きようもの [続きを読む]
  • ヴェネツィアの色
  • 昨日の秋晴れが夢のことだったように思える。今日は空が晴れない。最も多くの地方が雨の予報なのだから、太陽が出ないくらいで不満を述べるのは感謝が足らないと言うものだ。こんな日は頭が冴えない。頭のピントが合わないと言ったらよいかもしれない。何かしていないと、眠りに落ちてしまいそうだ。その証拠に猫はもう眠りに落ちた。もっとも彼女はいつもこんな風だ。朝食を取ってみなに愛想を振りまいて、ある一定の時間になると [続きを読む]
  • 10月は駆け足
  • カレンダーを眺めて驚く。10月20日とは。仕事をしながら日付を把握していたとはいえ、改めてカレンダーを眺めると愕然とするものだ。そのうち10月のページをめくり11月となり、そして12月となるのだろう。早過ぎてついて行けないよ、と隣に居る猫に話しかける。10月にしては温暖で秋晴れが続いているけれど、木の葉が地面に落ちていくのを窓から眺めたり、日が暮れるのが早くなったりと、確実に冬に近づいていることを猫も感じて居 [続きを読む]
  • パリとかフランスとか
  • じっとりと張り付くような雨。秋らしいといえば秋らしい。傘を差すほどでもないが、差さねば濡れて風邪を引きそうな雨。地面に落ちた葉が濡れて光る様子を確認しながら歩く帰り道が、それもまた実に秋らしく、ああ、10月なのだなあと思う。今朝、相棒が言っていた。隣の家族の娘さんは近い将来パリの大学に行きたいと思っていること。大切な一人娘だが、大切な一人娘だからこそ両親は娘をパリに送り出すだろう。彼らはそういう人達 [続きを読む]
  • トスカーナへ
  • 先日、空がとても高く晴れ渡る朝、相棒と車で少し南下することにした。本当にほんの僅かだけ。目的地はトスカーナと言うだけで、どの街を訪れるかは決めずに家を出た。私達はいつもそうだ。目的地が漠然としていて、気が向くままに先に進む。相棒と出会うまでの私はとてもきっちりした性格だった。だから行き先が定まらぬ小旅行などありえなかった。そんな私が相棒と出会い、性格の異なる私達が結婚すること自体が周囲の友人達の驚 [続きを読む]
  • そぞろ歩く
  • 昨夕、旧市街に立ち寄った。丈詰めしたいジーンズをいつもの仕立て屋さんに持ち込みたかったからだ。11月末に出産を控えている女店主のお腹は充分過ぎるほど大きくなって、店に来る客が明日が出産日なのではないかと訊くので、皆で大笑いした。それくらい大きなお腹。ぎりぎりまで仕事をしたい彼女は、どうやら出産日直前まで頑張るつもりらしい。無理をしないで、と言いながら客の私達は彼女が産休のために店を閉めるまでにお願い [続きを読む]
  • お洒落さん
  • 今日は朝から天気がいい。天気がいいのが一番の薬。風邪が治らず気が滅入っている私には、明るい空が良薬だ。菩提樹の葉の幾つかが黄色く染まって美しい。雨が降ったり空が晴れたりしているうちに、気付けばすべての葉が黄色く染まり、陽に照らされると金色に光って美いことだろう。それもあまり先にことではなく、次の週末くらいのことだろう。この辺りの木の葉は赤くならない。どれも黄色く染まるから、秋は黄金色と表現されるこ [続きを読む]
  • 誰かが私を覚えている
  • 折角の土曜日に雨。2日前は気温が十分上がって着こんで出かけた私は大変後悔したというのに、今日は家の中に居てもしんしん冷える。実に秋らしいと言えばその通りだけれど、音もなく降り続ける雨に溜息をついてしまう。樹々や草花は喜んでいるだろうか。乾いた地面も喜んでいるだろうか。いつの頃からか暑いのが苦手になった私にも秋は有難い季節だけれど、黙々と降り続ける雨だけは、多分何時までも好きになれないだろう。気が滅 [続きを読む]
  • ヴェネツィアに行きたくなった
  • ヴェネツィアの写真を見つけた。3月下旬に訪れた時の写真だった。写真を見てもどの辺りで写したものなのか記憶になくて、しかし私なりに何か惹かれるものがあって映したものに違いなく、思い巡らしてみた。しかし分からない。ヴェネツィアを歩く時は地図を持っていても開くことはあまりなく、思いつくままに歩みを進めるから、自分が今何処に居るのかがすぐに分から無くなってしまう。まあ、いいさ。帰りの列車の時間までに駅に帰 [続きを読む]
  • 雨降りで始まった
  • 朝、目を覚ましたら雨が降っていた。雨降りで始まった朝。雨降りで始まった一週間。それから10月が雨で始まった。雨と相性が良くない私だ。やれやれと思ったが、不思議と溜息は付かなかった。これは恵みの雨。そう思えばいい。これで茸がぐっと成長するだろう。これで空気が綺麗になるに違いない。乾いた空気も喜んでいるに違いない。テラスの植物にしても。それにしても一日中気温が上がらず、しっかり着て家を出たにもかかわらず [続きを読む]
  • 9月が終わる
  • 9月最後の日。日曜日と重なった。朝から空の機嫌が良く、夏とは異なる日射しが屋根を、地面を照らしつける。寒くこそないけれど、もう暑くはない。昼間だってせいぜい24度にしか上がらないし、日陰に入ると恐ろしく冷え込んでいて、日向へと飛び出したくなる。少し前には考えられなかったこと。私達は皆、日陰を探しながら街を歩いていたのだから。今年は金木犀のない秋。私の大切な金木犀は枯れてしまい、今は静養の為にテラスの [続きを読む]
  • 土曜日の計画
  • 冷たい風が吹く。このところの急激な冷え込みに、油断は少しもしていなかったが体を冷やしたらしく、少々風邪を引いたようだ。それに周囲に風邪引きさんが居たから、それも原因だっただろう。空気が冷たいから昼間の空は飛び切り青く、そうでなくとも素敵な季節がますます素敵に磨きがかかる。こんな季節に風邪で寝込むなんてことがあってはならぬ。栄養と睡眠をたっぷり摂って初期のうちに治してしまおう。そうだ、梅干し。母が作 [続きを読む]
  • 迷信
  • 急激に気温が下がった。朝晩は僅か10度。ベッドから抜け出すのが辛い。遂に意を決して起きたとしても、剥き出しになった腕や足が冷えた空気できりきり痛む。寒いとは言いたくない。まだ、冬ではないのだから。しかしこの冷気はどうしたことだろう。駆け足で秋に向かっているのを実感する、そんなボローニャ。一昨日の満月は美しかった。空気が冷たいから尚更輝いて見えた。ちょっといいことがあったので、上等なワインの栓を抜いた [続きを読む]
  • 水色の似合う女性
  • 猫がテラスの端っこに佇んで何かを見ていた。何が居るのだろうと彼女の横にしゃがみ込んで菩提樹の辺りを眺めてみたが、尾長鳥が居るでもない、栗鼠が居るでもなかった。見えるのは風に揺れる菩提樹の枝葉。そうか、風を見ているのね、と訊ねてみたら、にゃーっと鳴いた。それがどういう意味なのかは私には分からない。しかし私とよく似た猫だから、多分、風を見ていたのだろう。月が美しい。明日は満月だと言うが、雨は降りやしな [続きを読む]
  • 柚子の樹がいい予感を連れてきた
  • 昨晩、相棒は随分と遅く帰ってきたようだ。というのも私がシーツの中に潜りこんだ時にはまだ帰宅していなかったからで、そしていつ帰って来たのかすら気づかなかったからだ。確かに彼は言っていた。しなくてはいけないことがあるのだと。それが何であるかは、いちいち追及しない。それを私達は信頼関係と呼んでいる。さて、そうして今朝目を覚ますと相棒は既に出掛けた後だった。彼は母親の家に行ったのだろう。日曜日の朝の習慣だ [続きを読む]