yspringmind さん プロフィール

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yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供192回 / 365日(平均3.7回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • パリとかフランスとか
  • じっとりと張り付くような雨。秋らしいといえば秋らしい。傘を差すほどでもないが、差さねば濡れて風邪を引きそうな雨。地面に落ちた葉が濡れて光る様子を確認しながら歩く帰り道が、それもまた実に秋らしく、ああ、10月なのだなあと思う。今朝、相棒が言っていた。隣の家族の娘さんは近い将来パリの大学に行きたいと思っていること。大切な一人娘だが、大切な一人娘だからこそ両親は娘をパリに送り出すだろう。彼らはそういう人達 [続きを読む]
  • トスカーナへ
  • 先日、空がとても高く晴れ渡る朝、相棒と車で少し南下することにした。本当にほんの僅かだけ。目的地はトスカーナと言うだけで、どの街を訪れるかは決めずに家を出た。私達はいつもそうだ。目的地が漠然としていて、気が向くままに先に進む。相棒と出会うまでの私はとてもきっちりした性格だった。だから行き先が定まらぬ小旅行などありえなかった。そんな私が相棒と出会い、性格の異なる私達が結婚すること自体が周囲の友人達の驚 [続きを読む]
  • そぞろ歩く
  • 昨夕、旧市街に立ち寄った。丈詰めしたいジーンズをいつもの仕立て屋さんに持ち込みたかったからだ。11月末に出産を控えている女店主のお腹は充分過ぎるほど大きくなって、店に来る客が明日が出産日なのではないかと訊くので、皆で大笑いした。それくらい大きなお腹。ぎりぎりまで仕事をしたい彼女は、どうやら出産日直前まで頑張るつもりらしい。無理をしないで、と言いながら客の私達は彼女が産休のために店を閉めるまでにお願い [続きを読む]
  • お洒落さん
  • 今日は朝から天気がいい。天気がいいのが一番の薬。風邪が治らず気が滅入っている私には、明るい空が良薬だ。菩提樹の葉の幾つかが黄色く染まって美しい。雨が降ったり空が晴れたりしているうちに、気付けばすべての葉が黄色く染まり、陽に照らされると金色に光って美いことだろう。それもあまり先にことではなく、次の週末くらいのことだろう。この辺りの木の葉は赤くならない。どれも黄色く染まるから、秋は黄金色と表現されるこ [続きを読む]
  • 誰かが私を覚えている
  • 折角の土曜日に雨。2日前は気温が十分上がって着こんで出かけた私は大変後悔したというのに、今日は家の中に居てもしんしん冷える。実に秋らしいと言えばその通りだけれど、音もなく降り続ける雨に溜息をついてしまう。樹々や草花は喜んでいるだろうか。乾いた地面も喜んでいるだろうか。いつの頃からか暑いのが苦手になった私にも秋は有難い季節だけれど、黙々と降り続ける雨だけは、多分何時までも好きになれないだろう。気が滅 [続きを読む]
  • ヴェネツィアに行きたくなった
  • ヴェネツィアの写真を見つけた。3月下旬に訪れた時の写真だった。写真を見てもどの辺りで写したものなのか記憶になくて、しかし私なりに何か惹かれるものがあって映したものに違いなく、思い巡らしてみた。しかし分からない。ヴェネツィアを歩く時は地図を持っていても開くことはあまりなく、思いつくままに歩みを進めるから、自分が今何処に居るのかがすぐに分から無くなってしまう。まあ、いいさ。帰りの列車の時間までに駅に帰 [続きを読む]
  • 雨降りで始まった
  • 朝、目を覚ましたら雨が降っていた。雨降りで始まった朝。雨降りで始まった一週間。それから10月が雨で始まった。雨と相性が良くない私だ。やれやれと思ったが、不思議と溜息は付かなかった。これは恵みの雨。そう思えばいい。これで茸がぐっと成長するだろう。これで空気が綺麗になるに違いない。乾いた空気も喜んでいるに違いない。テラスの植物にしても。それにしても一日中気温が上がらず、しっかり着て家を出たにもかかわらず [続きを読む]
  • 9月が終わる
  • 9月最後の日。日曜日と重なった。朝から空の機嫌が良く、夏とは異なる日射しが屋根を、地面を照らしつける。寒くこそないけれど、もう暑くはない。昼間だってせいぜい24度にしか上がらないし、日陰に入ると恐ろしく冷え込んでいて、日向へと飛び出したくなる。少し前には考えられなかったこと。私達は皆、日陰を探しながら街を歩いていたのだから。今年は金木犀のない秋。私の大切な金木犀は枯れてしまい、今は静養の為にテラスの [続きを読む]
  • 土曜日の計画
  • 冷たい風が吹く。このところの急激な冷え込みに、油断は少しもしていなかったが体を冷やしたらしく、少々風邪を引いたようだ。それに周囲に風邪引きさんが居たから、それも原因だっただろう。空気が冷たいから昼間の空は飛び切り青く、そうでなくとも素敵な季節がますます素敵に磨きがかかる。こんな季節に風邪で寝込むなんてことがあってはならぬ。栄養と睡眠をたっぷり摂って初期のうちに治してしまおう。そうだ、梅干し。母が作 [続きを読む]
  • 迷信
  • 急激に気温が下がった。朝晩は僅か10度。ベッドから抜け出すのが辛い。遂に意を決して起きたとしても、剥き出しになった腕や足が冷えた空気できりきり痛む。寒いとは言いたくない。まだ、冬ではないのだから。しかしこの冷気はどうしたことだろう。駆け足で秋に向かっているのを実感する、そんなボローニャ。一昨日の満月は美しかった。空気が冷たいから尚更輝いて見えた。ちょっといいことがあったので、上等なワインの栓を抜いた [続きを読む]
  • 水色の似合う女性
  • 猫がテラスの端っこに佇んで何かを見ていた。何が居るのだろうと彼女の横にしゃがみ込んで菩提樹の辺りを眺めてみたが、尾長鳥が居るでもない、栗鼠が居るでもなかった。見えるのは風に揺れる菩提樹の枝葉。そうか、風を見ているのね、と訊ねてみたら、にゃーっと鳴いた。それがどういう意味なのかは私には分からない。しかし私とよく似た猫だから、多分、風を見ていたのだろう。月が美しい。明日は満月だと言うが、雨は降りやしな [続きを読む]
  • 柚子の樹がいい予感を連れてきた
  • 昨晩、相棒は随分と遅く帰ってきたようだ。というのも私がシーツの中に潜りこんだ時にはまだ帰宅していなかったからで、そしていつ帰って来たのかすら気づかなかったからだ。確かに彼は言っていた。しなくてはいけないことがあるのだと。それが何であるかは、いちいち追及しない。それを私達は信頼関係と呼んでいる。さて、そうして今朝目を覚ますと相棒は既に出掛けた後だった。彼は母親の家に行ったのだろう。日曜日の朝の習慣だ [続きを読む]
  • 土曜日も早起き
  • 待望の土曜日。気分は9月最後の土曜日だが、カレンダーを確認したら最後の土曜日は来週だそうだ。もう幾度も土曜日を通過したように思うけれど、そうか、もう一度あるのかと知って、ちょっと得したような気分になった。その理由は分からない。根拠のないお得感だ。髪を切りに行った。本当を言えば2週間も前に行きたかったのだが、何となく先延ばしにしていたのだ。数日前、重い腰を上げて店に電話してみたら、土曜日は既に予約が一 [続きを読む]
  • 海の向こう
  • 昼間の暑さ。朝晩の涼しさ。昼間の火照りを冷ますような夜風が肌に気持ちよい。首元をすり抜けていく緩い風。剥き出しになった腕を撫でていく風。さわさわと菩提樹の葉が風に揺れて立てる音。どれも全く素敵なことだ。夏が終わると思っていた頃に戻って来た暑さ。夏の悪あがきと私は呼んでいるけれど、他にもっと良い呼び方はないものだろうか。このところ用事が立て込んでいる。世の中には手帳に毎日の予定を書き込み、どの日も何 [続きを読む]
  • 俄か雨
  • 9月生まれのうちの猫は今年4歳。4歳の割には小さい。それは、うちに来て直ぐに連れて行った獣医に、この猫はあまり大きくならないだろうと言われた通りのことだ。大きくならない理由は決してそうした種類の猫ということではなくて、沢山の兄弟姉妹の一番最後くらいに生まれた猫という意味らしかった。成程、と妙に納得したものだ。身体の作りが小さい猫。それがうちの猫。淋しがり屋でいつも誰かにくっついていたい猫だ。雨が降る [続きを読む]
  • 地球の何処かに居る
  • 1991年の9月。私はアメリカに暮らし始めて間もなくて、しかも何をしなくてはいけないこともない1か月だった。よく言えば準備期間ということになる。悪く言えば空洞。住み始めたのはダウンタウンから一瞬西に外れた急な坂に面したアパートメント。オーナーである知人がその建物を購入した時には既にそんな色に塗られていたと言っていたが、海老茶色のような赤、緑、白のペンキを使った独特な色合いの建物だった。5階建てだった。建 [続きを読む]
  • 長い長いメール
  • 土曜日を迎えて、ほっと一息。今週は色んなことに翻弄して、少々神経が疲れた。そして、神経の疲れは身体の疲れをも増長させるようだ。週末は思い存分したいことをして、堪能して、疲れを癒したいと思う。数日前、友人からメールが届いた。古い友人で、26年以来の付き合いだ。元を正せば相棒の友で、初めて相棒の家の昼食に招かれた日に偶然出くわした。と言うのは彼は相棒のすぐ目と鼻の先に住んでいて、まるで自分の家のように互 [続きを読む]
  • 独り言
  • 夕方の心地よい風。昼間の暑さが嘘のように、柔らかな、冷たすぎない風が肩を、腕を撫でていく。20時にもなると空はすっかり群青色で、もう少し前のような、夏の晩の賑やかさはない。ひっそりと影を潜めてしまった、とでも言うように、バールやカフェの外で賑やかにお喋りする人はまばらだ。私が帰省している間に成長したバジリコ。夕食時に摘んでは料理に使っているけれど、到底追いつけない、森のように茂ったバジリコが夕方の風 [続きを読む]
  • 足踏み
  • 9月に入って足踏みしている感じがするのは気のせいだろうか。全然前に進まない。進まないよう、と空に向かって叫びたい気分。それでも明日がやって来る。違う一日。後戻りはしない。明日がやって来るのは、前進の印。そう思って、ポジティブにいこうと思う。夕方暗くなるのが少し早くなったばかりでなく、夜明けも随分と遅くなった。それが夏の盛りを過ぎた証拠で、それが秋へと向かっている証拠でもある。どんなことも残念なこと [続きを読む]
  • 平凡な生活
  • 今日は少し気温が上がって、午前中に蝉が鳴いた。9月に蝉が鳴くなんて、と思うよりも9月になってもまだ蝉が生きていることに驚く。蝉の命は短いと聞いたことがあるけれど、最近の蝉は寿命が長くなったのか、それとも遅生まれの蝉も存在するのか。その辺は昆虫学者か蝉自身に訊いてみるしか知りようもない。それにしても疲れが続いている。エキサイティングなことがあったせいだ。昔はそんなエキサイティングなことがエネルギーの源 [続きを読む]
  • 旧市街へ行こう
  • 昨晩は、どのようにしてベッドに潜りこんだのかも覚えていないほど、くたくただった。疲れと赤ワイン。僅かグラスにほんの少し注いだ量の赤ワインが、此れほど眠気を誘うなんて。そういえば、暫くワインから遠のいていた。特に赤ワインから。何しろ毎日うだるような暑さだったから、血液循環をよくする赤ワインを避けていたのだ。なあに、秋になったら幾らだって楽しめるから、と思って。2か月ぶりくらいだっただろうか。身体が赤 [続きを読む]
  • 偶然で運命的
  • 何処かで雨が降っているのだろうか。冷たい風が開け放った窓から流れ込んできた。冷たい風。剥き出しになった膝小僧や足首が、しくしく痛いほど冷たい。まだ9月になったばかりなのに。仕事帰りに立ち寄った、クリーニング屋さんの女主人が今年は秋が早くやって来ると言って嘆いた。彼女は夏が好きなのだ。急ぎ足で過ぎ去ろうとしている夏を惜しんでいる。休暇中に焼いた彼女の肌が白いシャツが良く映える。その焼けた肌も少しすれ [続きを読む]
  • 夏の終わり
  • 少し前から気付いていたこと。日が暮れるのが早くなったこと。夕方家に帰ってきて、のんびりして、夕食を準備して、遅い夕食になったとしても、それでも明るかった夏の空。今日は寄り道せずに家に帰ってきたと言うのに、じきに空が暗くなり始めて、もう夏ではないのだよ、と涼しい空気が私に語り掛けているようだった。後から帰って来た相棒も、日が暮れるのが早くなったと言ったけれど、案外どこの家の人達も同じようなことを感じ [続きを読む]
  • 不思議の国
  • 9月になり、秋風とは言わぬとも朝晩の涼しさはひと際だ。15度。上掛けがなければ眠ることもできない。体が冷えてしまっては大変だ。少し前までは暑い暑いと言って眠りにつくのも一苦労だったけれど、もうそれすら思いだせぬ。これからが一番いい季節。いつの頃からか、そう思うようになった。初夏の華やかさや明るさも好きだけれど、それよりも秋へと向かうこの時期はもっと好きだ。多くのイタリア人は夏が去っていくのを嘆き悲し [続きを読む]
  • 素敵な人
  • ピアノーロ。ボローニャ郊外の丘の町で、数年前まで私と相棒が住んでいた場所だ。ピアノーロの家を去りボローニャに戻ってからすでに4年が経つけれど、今でも姑が住んでいることから、私達の中のピアノーロは今でも現在進行形だ。そのピアノーロのある場所で第二次世界大戦時の不発弾、それも随分と威力のある大きいやつが発見された。それを本日処分すると言うことで、7時から14時までの通行止め及び住居からの撤退が命じられた。 [続きを読む]