yspringmind さん プロフィール

  •  
yspringmindさん: ボローニャに暮らす
ハンドル名yspringmind さん
ブログタイトルボローニャに暮らす
ブログURLhttp://yspringmind.blog.fc2.com/
サイト紹介文Bolognaの日常生活を自分の視線の高さで語る、雑記帖みたいなもの。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供189回 / 365日(平均3.6回/週) - 参加 2010/07/19 03:25

yspringmind さんのブログ記事

  • 姉との時間
  • 姉と歩く日本橋、そして銀座。思えば私達ふたりは10代から20代の頃、この辺りに多く足を運んだものだった。理由は恐らく父や母の好みで、それが私達にも伝染したに違いなく、ふたりだけでもこの辺りをよく歩いた。銀座は2年おきに足を運んでいるからそれほどでもないが、日本橋あたりは実に久しぶりだったから、様変わりしたのには驚きだった。変わっていないのは日本橋三越入り口前にある二頭の大きなライオン。そして道をまたで [続きを読む]
  • 私は帰ってきた
  • 休暇前日まで忙しかった。これさえ乗り切ればという思いと、休暇前に疲れすぎないようにという思いが交互して、全く辛い一日だった。それも過ぎてしまえば夢に思えるものである。2年ぶりの妻の帰省を喜んでくれる相棒と、スーツケースを奥から引っ張りだしただけでいじけてしまった猫を家に置いて、私は日本に帰ってきた。一頃は10年も帰らなかったというのに、1年おきに帰るようになると不思議なもので帰省が待ち遠しくて、家族 [続きを読む]
  • 木曜日
  • 雨が降る、雨が降ると言われながら、この辺りでは3日も雨が降らない。恐らく山の辺りでは雨が降ったに違いなく、冷たい風が肌を撫でる。昼間の驚くほどの暑さとは、雲泥の違いだ。キッチンに置かれた、白と葡萄色の大粒ビーズを施した小さな四角い器。20年以上前に、友人が小振りの箱に色々詰めて日本から送ってくれたもののひとつだ。ボローニャに暮らし始めてなかなか軌道に乗れずぐずぐず言っている私を少しは楽しい気分にしよ [続きを読む]
  • 絵葉書が届いた
  • 週末に控えた帰省。準備は全くしていない。休暇が近づくと友人知人が毎日のように私に訊く。もう準備はしたの? 訊けば彼女たちは休暇のための荷造りを出発の10日も前からするらしい。ありえない。私はそんなに早くに準備をしない。いつも出発前夜に30分ほどで荷物を纏める。着替えと身の回りの必要品さえあればいい。行った先で困ったら、買い足せばいいだけだ。いや、昔は、初めてアメリカへ行った頃は、わくわくしながら準備を [続きを読む]
  • 昼下がり
  • この夏一番の暑い週、と名付けられた一週間だったけれど、話によれば此れからの一週間も同様に暑いらしい。と言うことは、この夏一番の暑い二週間、と言うことになるのか。信用が置けない。この調子だと、二週間が三週間、三週間が四週間に伸びる可能性大である。そもそもテレビに聞き耳を立てていると、80年振りの暑さとか寒さとか、毎年聞いているような気がする。こんな具合だから、いちいち文句を言っていてはきりがない。その [続きを読む]
  • 8月に想う
  • 昼過ぎに窓の外から車のクラクションが聞こえた。この派手な鳴らし方からすると、近くの教会で誰かが結婚式を挙げたのだろう。8月第一土曜日に。この暑いさなかに。この時期に結婚式をするのは珍しいこと。だいたい、祝いに駆けつける友人知人、家族親戚も夏の休暇で街を留守にしていること可能性が大きいから。それとも、と思う。案外それを狙っての、大変個人的な結婚式にしたかったのかもしれない。それならば分かる。世の中に [続きを読む]
  • 白いショートパンツ。すらりと伸びた長い脚。
  • 金曜日の夕方、クリーニング屋に立ち寄った。クリーニング屋の夫婦は次の土曜日の午後から休暇に入るそうだ。待ち望んでいた夏季休暇。もう1週間、もう1週間と呪文のように唱えながら頑張るらしい。私の場合は休暇まであと2週間。成程、それならば私もと、もう2週間、もう2週間と声に出して言ってみたけれど、どうもぴたりと来ない。駄目ねえ、と笑う私にクリーニング屋の夫婦も笑う。あと1週間待ってから唱えた方がいいのでは [続きを読む]
  • 月の神秘、月の力
  • 夏とは暑いものと決まっているが、それにしても暑い。今日は朝一番の予約を取って髪を切りに行くために、土曜日だと言うのに平日と同じに時間に起床した。昨晩遅くまで月を見ていたので起きるのがひどく辛かったが、しかし涼しいうちに髪を切って貰えるのは有難く、眠い目をこすりながら朝のカッフェを淹れた。昼間の暑さには閉口するが朝晩の涼しさはとても悪くない。20度前後の冷えた空気は剥き出しになった肩や首元に気持ちよく [続きを読む]
  • 寄り道
  • 7月も下旬になると、ひとり、ふたりと休暇に入っていく。職場の人数も徐々に減っていく。水曜日から休暇を迎える同僚の嬉しそうな様子を眺めながら、自分の休暇はまだまだ先だと溜息をついたのは一昨日のことだ。しかし誰かが嬉しいのは、たとえ自分のことでなくとも嬉しいものだから、まあいいさ、そのうち自分の休暇もやって来る、と我を慰める。そうだ。そんな風にしていれば、楽しい休暇がやって来る。最近仕事帰りに寄り道を [続きを読む]
  • 身近な人達
  • 雨が降ると言われていたが、今のところ雨が降る様子はない。窓の外を覗くと昨夜の残骸が少し。隣の家の娘の誕生日祝いが昨晩行われたのだ。どれだけ娘に信用があるのか、両親は山の家に行ってしまい、娘が独りでパーティを遂行した。庭にあるガラス張りの小屋みたいなものは様々な色の電気で飾られて、うちの窓からは見えぬ場所でバーベキューをしているらしく微かに肉が焦げる匂いがした。招かれた同年代の若者たちは、それが参加 [続きを読む]
  • 土曜日の早起き
  • 暑い週末になるだろうと囁かれていた。だから目を覚まして外が涼しいのには、意表を突かれた、という言葉がぴったりだった。毎朝簡単な柔軟体操をしている。起き抜けの体をほぐすため、そして朝でもなければ暑くて体操などできないからだ。そんなこともあって、土曜日だと言うのに早めに起きた。それでなくとも体調が優れない今日この頃だ、静かな朝の柔軟体操は私に必要だと思って。この柔軟体操、しなくなると直ぐに億劫になる。 [続きを読む]
  • 余裕
  • 金曜日。今朝はゆっくり目を覚ました。昨日どうも調子がおかしいと思っていたが、晩になってそれが頂点に達したらしい。もうすぐ零時という頃に相棒に激しく揺すられて目を覚ました。どうやら私は何かをしている間にベッドの上に倒れ込み、そのままになっていたらしい。らしい、と言うのは自覚が全くないからだ。何も覚えていないからだ。気絶、というやつだろう。相棒が見つけてくれたのは幸運だった。しかし怖いことだ。冬季休暇 [続きを読む]
  • 雨に降られる
  • 仕事がもう少しで終わる、という時間になると何故か雨が降る。夕立といえば聞こえがいい。季節の風物詩みたいな感じがして。しかしこうも頻繁に夕方雨に降られると、もう、空が意地悪をしているとか、悪い癖がついたとか、後ろ向きな考えが浮かぶというものだ。今日の雨もそんな風だった。小降りになったところで職場を後にして、もうすぐ止みそうだなどと思っていたところ、とんでもない、大雨に遭遇。手持ちの傘は頭を雨から守る [続きを読む]
  • 始まり
  • 昨晩、遅い夕食時に降り始めた雨。降り始めはポツリ、ポツリ、と。そしてあっという間に激しい雨になった。東の空が稲妻で幾度も白く光ったが、猫が1メートルも高く飛び上がって抽斗箪笥の下に潜りこんだ時の稲妻は、人間の私でさえ背筋がザワザワとざわめいた。後にやって来たのは涼しさではなく生温い沢山の湿度を含んだ風。おかげで寝つきがひどく悪くて、夜中に幾度も目が覚めた。こんな風に目覚めた日はしんどい。その上、朝 [続きを読む]
  • ここに居る
  • 帰りのバスの窓から見つけた向日葵の群れ。こんな街中に、こんな向日葵の群れを見つけるなんて思ってもいなかった。少し前は、其処は野菜畑のように見えた。何か、そう、鞘いんげんの苗のように見えたのに、気が付いたら私の身長を追い越すほどの高さに成長して、大きな黄色い花をつけた。何処までも続き向日葵の花が、こちらを向いて笑っているように見えた。向日葵の群れを見るとどうしても思いだす。1995年の夏のこと。私と相棒 [続きを読む]
  • 夏場は冷えた白がいい
  • 相棒が箱を抱えて帰って来たのは一週間前のことだ。重いらしく、床に下ろすときに唸り声を上げた。何が入っているのかと訊けば、ワインだと言う。数日前にアパートメントの敷地にぼうぼう生えていた雑草にうんざりした彼が腰を上げて草刈機を使って綺麗にしたところ、隣の家長が相棒に感謝の印としてよこしたらしい。隣の家長は病を患っているし、上の家族は良い季節はいつも山の家に居て不在だし、下の住人は貸して貰っている身だ [続きを読む]
  • ひとり呟く
  • 穏やかな日曜日。朝目を覚ましたらひどい頭痛だったために、今日は姑のところでの昼食会には参加せず、家でのんびりさせて貰った。申し訳ないくらいのんびりさせて貰った。相棒は仕事の負担が増えて大変だったに違いないけれど、親子水入らずの日曜日は楽しかったに違いない。親子水入らず。私も来月にはそんな時間を母と持てるのかと思うと、待ち遠しくてならない。この年齢になって分かった親の存在の有難さ。今頃わかった私は、 [続きを読む]
  • 週末
  • 待望の週末。落ち着いた一週間になると思っていたが、思いがけず忙しい毎日を過ごした。だから待望の週末、という訳だ。今朝は近所の人達が揃いも揃って朝から外出。こんなに良い天気だから、海や山へ出掛けるのだろうと思っていたら、そうではなかったらしい。昼食時間に間に合うように帰ってきた人達の手には大きな手提げ袋が。そうだ、今日は夏のサルディの初日だった。どうやら目当てのものを射止めたらしく、どの顔も大変満足 [続きを読む]
  • 小さな宝石
  • 最近美味しいのはメロン。毎晩メロンを食べるのが楽しみで、夕食時が待ち遠しいくらい、と言うほど今はメロンの旬。どの店に行っても食べごろのメロンが手に入るとは思うけれど、私は近所の小さな店に。それでなくても暑さ冷めやらぬ夕食時に、大好きなメロンで失敗したくない、そんなことはあってはならぬ、というのが此の店に出向く理由である。美味しいメロンはないかと訊くと、大抵店主が食べ頃の一番美味しいのを選び出してく [続きを読む]
  • お洒落
  • 7月を待たずに梅雨が明けた。放っておけば、ひと月以上連絡のない母から、一週間も経たずにメールが届いた。何かあったのか、とドキドキしながらメールを開けると、梅雨明けの知らせだった。母にとっては異常事態だったに違いない。母なりの速報だったのだろう。その証拠にそれ以外のことはあまり書かれていず、時間が気になっているから、という言葉で締くられていた。その直後に姉からメッセージが届いた。やはり梅雨明けの話だ [続きを読む]
  • 6月最後の日曜日
  • 風にあたり過ぎたらしい。昨夜から関節が酷く痛む。昔からこういうことがよくあって、気を付けなければいけないことのひとつになっているというのに、うっかりしてしまった。恐らく昨日の散策の時の、あの気持ちの良い風のせいだ。ああ、気持ちがいい風、などと言って街をふらついているうちに、すっかり身体が冷えてしまったに違いない。失敗したなあ、と言いながら家で過ごす日曜日。25年前の、6月最後の日曜日に、呼び鈴が鳴っ [続きを読む]
  • 歩く
  • 目を見張るほど空気の澄んだ土曜日。昨日何処かで大量の雨が降ったのだろう、午後から急に涼しくなった。いつもは停留所でバスを待っている時に、どうしてこうも暑いのだと何処を探しても日陰のないこの場所を恨むのだが、昨夕に限っては慌てて鞄の中からコットンのカーディガンを引っ張り出さねばならなかった。オフィスの中で着るようにと鞄に突っ込んであるコットンのカーディガンをまさかこの場所で着ることになるとは、と、よ [続きを読む]
  • とぼとぼ歩く
  • 暑い。窓が開かないタイプのバスに乗りこんだら、冷房のスイッチを入れたばかりとのことで、大変な暑さだった。具合が悪くなりそうなほどで、折角乗ったバスだが降りてしまおうか、どうしようか、と随分迷った挙句、我慢できなくなって途中下車した。外も暑かったが、しかし微風がある。ポルティコの下は炎天下よりは気温が低く、助かった、などと呟きながらとぼとぼ歩いた。とぼとぼ歩いたのは、颯爽と歩く元気が残っていなかった [続きを読む]
  • 素晴らしい気分
  • すっかり気候が安定して、半袖が気持ちの良い季節になった。時には日差しが強すぎるほどで、湿度が高い日などは蒸し暑くて不快なほどだ。こんな時期には冷たい蕎麦。私も相棒も冷たい蕎麦が好物なのだ。天婦羅などを準備できれば最高だけど、忙しい毎日の中ではそうもいかぬ。わかめはそんな時に活躍する優秀選手。頂き物のドライわかめ。これを発明した人はすごいと、昔から思っていた。袋の裏に記載された、10倍の量に増える、に [続きを読む]
  • 過ぎたこと
  • 蝉が鳴く日曜日の朝。息つく暇もなく鳴き続ける蝉の声に耳を傾けていると、窒息しそうになる。蝉の声を聞いているとじわりと汗が額に浮かぶ。子供の頃からそうだった。あの頃は、暑ければ暑いほど嬉しかった。今思えば不思議で仕方がないけれど、子供とはそもそも不思議な存在なのだ。それとも大人になると子供の気持ちを忘れてしまい、不思議に思えるのかもしれないけれど。兎に角いくら考えても、何故暑い夏が好きだったのか、思 [続きを読む]