パワーミツオン さん プロフィール

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パワーミツオンさん: 三文クリエイター
ハンドル名パワーミツオン さん
ブログタイトル三文クリエイター
ブログURLhttp://z71510193a.blog119.fc2.com/
サイト紹介文地域のトピックスや、自作小説&最近観た映画の感想などを紹介してゆきます!
自由文H26 2,11 現在の近況!
欲張ってエッセイとか、映画の感想なども書きたいが、時間が取れない、筆が進まない! 
一日30時間、欲しい!!
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2010/07/21 12:58

パワーミツオン さんのブログ記事

  • 餓鬼狩り 第二部  (第六回)
  •                  餓鬼狩り   第二部  (第六回) 凍り付く……。 決して大げさな表現ではない。会議室にいる那美以外の人たちは、みな一様にとてつもない寒さを感じていた。 会議室の温度は二十六度前後、湿度は50〜60%。快適に保たれてはいる。普段なら、寒さなど感じないはずだが、いまここにいる人たちは、氷海の中に堕とされてしまった気分だった。「魂を抜き取って……、どうするのかね?」  [続きを読む]
  • 餓鬼狩り 第二部 (第五回)
  •                       餓鬼狩り  第二部  (第五回)「ちょっと、話してもいいかね?」 関川が、言う。「なんだ? 言い足りなかったのか」 大野が目を光らせた。「そんな怖い顔をしないでおくれよ。わしは、ここにいるみんなにハイランダー症候群のことを説明したいだけだ。八白比丘尼の話もそうだが、ハイランダー症候群のことを説明したほうが、那美さんの身体のことを理解できると思ってな」「ハ [続きを読む]
  • 餓鬼狩り 第二部 (第四回)
  •                    餓鬼狩り  第二部  (第四回) その会議室は、広さ三十七坪ほどだった。 白色で統一された色調の空間の中央に、長さ十五メートルほどの楕円形の円卓が置かれ、円卓を囲むように二十脚ほどのリクライニング椅子が配置されてあった。上座には、六十インチを超す大型のモニターが、置かれており、映像が映し出されている。モニターに映し出されている映像と、円卓の上に置かれてある二十 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り 第二部 (第三回)
  •                      餓鬼狩り  第二部 (第三回) オババの話は続く。「おまえと、ナギが十五の歳になるまで、おまえたちの父、千寿に、那美とナギに、この十種神宝を授けてはいけないと戒められてきたのじゃがなあ……洪暫は、おまえらの力に気づいてしもうた。もう一刻の猶予ならぬ」 オババは、那美の瞳を見つめた。那美は、オババを見つめ返す。 那美の瞳は漆黒だった。漆黒の闇の中にキラキラと [続きを読む]
  • 餓鬼狩り 第二部 (第二回)
  •                    餓鬼狩り  第二部(第二回) 医療休憩室の天井に設置されている、三つの円形上のLEDライトは、穏やかな光を演出していた。 穏やかな光は、傍らに置かれてある、聴診器、血圧計などの観察用器材や、人工呼吸器、自動式体外除細動器などの無機質な機器にもやわらかい温もりをあたえているかのようでもあった。 空調設備も行き届いている。排気口から排出されたプラズマイオンは、同時に [続きを読む]
  • 餓鬼狩り 第二部(第一回)
  •                     餓鬼狩り   第二部(第一回) 東京から、南南東に一千キロ。太平洋上にある三十余りの島からなる小笠原諸島は、ほとんどが無人島である。人々が居住している島は、父島、母島、硫黄島、南鳥島、に限られ、そのうち民間人が住む島は、父島、母島だけである。硫黄島、南鳥島には自衛隊などの公務員が居住しているという。 小笠原諸島に点在する島のひとつであるN島には、組織AHOの研究 [続きを読む]
  • 平成30年 松納
  •                  松納 大渡のどんと祭り    早いもんで、平成30年も7日経ってしまった。   1月7日は、松納ということで、正月の松飾を取り払い、   大渡川で行われている“大渡どんと祭り”というところに   松飾を納めてきた。   (1月7日に松飾を取り払い、神社などで行われる“どんと焼き”で、    松飾りが焼かれるわけだが、釜石は、松払いと、どんと焼きが    一緒に行われ [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第七十四回)
  •                      餓鬼狩り   (第七十四回) 琥耶姫を葬った那美に,隙が生じた。すかさず、ナギが、那美に向って衝撃波を放つ。那美は交わしきれず、ナギの放った衝撃波をくらった。もんどりうって倒れる那美。ナギが光双剣を宙に放り、両手で丸い輪を作ると、那美の胸元から香り袋が飛び出た。ナギがアポート(物体引き寄せ)を使い、那美から十種神宝が入った香り袋を奪おうとしているのだ。 呂 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第七十三回)
  •                         餓鬼狩り  (第七十三回) ナギの放った衝撃波が撥ね返された。「僕の衝撃波が、呂騎ごときに撥ね返されるとは……」 ナギは、呂騎の額に輝く二つの勾玉に気づいた。「もしかして、その勾玉……。それが十種神宝なのか。白緑色に光っているのは蜂比礼(はちのひれ)、紅梅色(こうばいしょく)に光っているのは品物比礼(くさぐさのもののひれ)。そうだろう。そうなんだろう [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第七十二回)
  •                        餓鬼狩り   (第七十二回)「光破剣の威力は絶大だねえ〜 琥耶姫、刻、伽羅、ぼやぼやしないで極異界にお帰り」 ナギが言った。「それじゃあ、先に帰らせてもらうよ。なにしろ身体が、まだ完全ではないんでね。那美と戦うには、ちょいときつい」 伽羅がそういう。「わらわも、極異界に帰る。刻、一緒においで」 琥耶姫の肩に鴉の蒜壺、刻が留まった。「逃がすものか!」 荻 [続きを読む]
  • ポスターの完成 〜心に翼を、希望を胸に
  •        第31回 釜石市民劇場 「心に翼を、希望を胸に 〜てんやわんやケアハウス」  四つあった絵柄候補から、ひとつに絞り込まれ、 「心に翼を、希望を胸に〜てんやわんやケアハウス」の  ポスターが決まりました。       【青葉ビルに張り出されたポスター】 市内各地に張られます。 よろしくお願いします!   [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第七十一回)
  •                       餓鬼狩り   (第七十一回)「あまり、彼女を怒らせるなよ」 伽羅が言った。「姉さんは、怒っているふりをしているだけだよ。そう思うだろう?」  ナギが、琥耶姫に問う。「われも、そう思う。なにがあっても、冷静にして沈着。那美はそんな女だ」 琥耶姫が答えた。「アノイヌ、ウナッテイル。ウナッテイル」 隻眼の鴉、刻が呂騎に目を向ける。 那美の相棒である呂騎は、那美 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り〜  第一回から七十回までのあらすじ
  •         餓鬼狩り〜 第一回から七十回までのあらすじ 早いものでブログに、餓鬼狩りを、2014年11、23日に載せてから、足かけ三年の月日が経とうとしている。 月に最低でも2回は、この小説を更新しようと頑張ってきたのだが、思うように事が運ばず、月に一回、酷いときになると月一回の更新もできないときもあった。 それでも、気長にこのブログを訪れてくれる読者がいたから、なんとかやってこれたのである。 [続きを読む]
  • 心に翼を、希望を胸に! 〜あらすじ
  •     第31回 釜石市民劇場   心に翼を、希望を胸に!〜てんやわんやケアハウス  2017年11月12日(日)にシープラザ遊で行われる第31回 釜石市民劇場の 演目が新聞紙上に発表された。 今回は、ケアハウス(様々な事情で自宅での生活が困難になった60歳以上の 自立した高齢者が、入居する低価格の老人ホーム)を舞台に、そこで生きる老人 たちの生きがいをテーマにした物語である。 あらすじ〜  ケア [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第七十回)
  •                        餓鬼狩り   (第七十回) 喪間の身体に異変が起こった。ぜいぜいと苦しげな息を吐き、瞳孔から血が噴き出す。「おめえら……。この俺に何をした」 喪間が両手で顔を覆い、よろよろとよろめいた。足を絡めて膝をついた。喪間の身体から、黒い獣毛が一気に抜け落ち、獣毛が抜け落ちたからし色の肌に、無数の小さな亀裂入った。断末魔の悲鳴を上げた喪間の身体が、内側から弾け飛 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十九回)
  •                     餓鬼狩り  (第六十九回)(それにしても……。早い。ここに来るのが早すぎる) ナギは、那美の唐突な出現に戸惑った。 那美は、ナギを追って地下二階に向っていたはずだ。那美の十種神宝“奥津鏡”が、ナギの屋上へのテレポーションを那美に知らせたとしても、こんなに早くこの屋上に来れるわけがない。(十種神宝の中に、瞬間移動を可能にする宝があるのか……) ナギは、十種神宝 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十八回)
  •                       餓鬼狩り   (第六十八回)  自分が自分でなくなる感覚……。 関川は、薄れてゆく意識の中で、かつて一度だけやったことのあるドラック“メタンフェタミン”服用直後の感覚を思い出していた。若い頃研究に集中するために使った“メタンフェタミン”。あの高揚感が、自分を支配しようとしている。過信ともいえる尊大な高揚感が動悸となって胸を打ち、目眩とともに、多幸感がおの [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十七回)
  •                      餓鬼狩り   (第六十七回) 砕け散った硬質ガラスの向こう側の室内に入る。室内は低温に保たれていた。寝台に横たわっている伽羅の体のいたるところに、赤、青、黄色のチューブが差し込まれている。チューブの先端部は、巨石のオブジェを思わせるような機械につながっていた。  周辺を見てみると、伽羅が横たわる寝台から数メートル離れた場所に、ホルマリン漬けされた奇怪な姿の [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十六回)
  •                       餓鬼狩り   (第六十六回) ナギは、琥耶姫、刻とともに地下二階にたどり着いていた。ドアを開け、伽羅が囚われているはずの室内に足を運び入れる。 なにに使われるか見当もつかな機材と、硬質プラスチックケースにしまいこまれた数十本の試験管が目に入る。なだらかな曲線で,ふちを模ったデスクの上には、地下三階に設置されているホストコンピューターに接続されているパソコ [続きを読む]
  • 呑兵衛横丁と、かまりば!
  •    釜石漁火酒場〜かまりばに行ってみた    震災前(東日本大震災)に、市の中心部に呑兵衛横丁という飲み屋街が   ありました。   排水溝に丈夫な板を敷き、その上に店舗を構えた飲み屋街で、   よく製鉄所の従業員や役所の職員、出張で釜石にやってきたサラリーマン   たちが気軽に入れる飲み屋ということで利用していました。   この飲み屋街。陰では『親不孝通り』とか『どぶ板通 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十五回)
  •                         餓鬼狩り   (第六十五回)「頭の足りないこいつらでも、陽動作戦ぐらい使えるのよ」 と、那美が言った。 疾行、神通、食毒の餓鬼三種のうち、リーダー格でもある疾行は、敵を欺くため、神通、食毒らの餓鬼群を、敵の目前に出し、自らは見えないところから那美たちを襲おうとした。 が、那美には、通用しない。 那美は、一匹目の疾行を葬ると、光破剣を自由自在に操り、次 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十四回)
  •                       餓鬼狩り   (第六十四回)《一度、隣の室(へや)に撤退してください》 呂騎が、メディカルセンターにいる組織AHOの職員全員にテレパシィーを送る。 乱戦になった現状では、数が多い餓鬼群に分がある。組織AHOの職員たちは強力な武器で、襲ってくる餓鬼群を押し返そうとしているが、至近距離の戦闘では、数が少ない人間たちには、まず勝ち目がない。戦闘能力が秀でている餓鬼群 [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十三回)
  •                        餓鬼狩り   (第六十三回)「来たな!」 荻は、短く言い、肩に担いでいるロケットランチャーからロケット弾を、餓鬼群めがけて撃ちこんだ。 腹の底にズシリと轟音が響き、破壊されたコンクリの瓦礫が崩れ落ち、血と肉片となった餓鬼群の死体が宙に舞い上がる。「攻撃の手を緩めるな。行け、行け、行け!」 メディカルセンターにいる数十人の男たちが、一斉にそれぞれの武器を [続きを読む]
  • 餓鬼狩り (第六十二回)
  •                       餓鬼狩り   (第六十二回) 夜空にできた裂け目から降ってきた餓鬼の数,およそ二百。悪鬼羅刹の怪物とは、このようなものたちのことを言うのだろうか。人に災いをもたらすためだけに生まれてきたような餓鬼たちが、組織AHOの研究施設の屋上に満ち溢れたのである。 ナギが、右手の手の平を屋上の地につける。ナギの身体がオレンジ色に輝くと、屋上の地に亀裂が入り、それはやがて [続きを読む]