銀橋 さん プロフィール

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銀橋さん: 銀橋Weekly
ハンドル名銀橋 さん
ブログタイトル銀橋Weekly
ブログURLhttps://ameblo.jp/revueist/
サイト紹介文宝塚歌劇研究者、銀橋のアカデミックでミーハーな週報。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2010/07/25 21:05

銀橋 さんのブログ記事

  • 月組公演「All for One 〜ダルタニアンと太陽王〜」公演レポート その2
  • 活き活きと舞台で輝く月組の組子達は、小池先生の配役と演出の妙によって全てがハマリ役となりました。 ただし、ハマリ役だからと言って決して「何もしていない」訳ではなく、「役作り不要」はそのまま文字通りではないと思います。 例えば美弥るりかが演じたアラミス。 「世紀の色男」と来れば確かに「そのまんまではないか」と配役発表時には思いましたが、観劇後の私の印象は、 「研究と稽古をし尽くした上での自然体」 で [続きを読む]
  • 月組公演「All for One 〜ダルタニアンと太陽王〜」公演レポート その1
  • ヒーロー不在の時代である。 もっとも、それらしき人がいない訳ではありません。 ただ、ボロが出てしまったり、自らボロを出したり。。 あるいはやっかみなのか何なのか、ヒーローの足を引っ張る人たちも沢山いて、彼らによって崩れていく「ヒーロー風」の人もいます。 人の足を引っ張ることを生業にする人は二流かそれ以下であり(暇か、あるいは自分に力や自信のない人、努力する勇気のない人なのでしょう)、残念ながらその [続きを読む]
  • 壱城あずさの退団発表に想う
  • この星は、壱城あずさで輝いている。 彼女自身の輝きだけでなく、星組と組子への絶大な影響力にそんな想いに駆られています。 近年では柚希礼音、紅ゆずる・・・そして壱城あずさ。 「星組の男役」というものを徹底的に追求し、時には声をあげて鼓舞し、舞台では先陣切って表現し続けているスターです。 男役を素敵に魅せる娘役はいますが、娘役を素敵に魅せる男役はほとんどいないと思います。 壱城あずさには、その本気 [続きを読む]
  • 夏のフリートーク2017 その1
  • 先週7月23日の雪組東京公演千秋楽。 ライブビューイングで観たのですが、きっと劇場と変わらないくらい完全燃焼しました。 幕間、終演後、歯を食いしばって観ていたことに気付き・・・翌日整体に行ったら「首と肩がガチガチに凝ってますね」と。 今回は何とか大丈夫だろうと思っていましたが、やはりこの一週間は肉体的にも精神的にも相当堪えました。 どうにかしようとしてもどうにもならないし、とにかく力が入らなかったです [続きを読む]
  • 早霧せいなの退団に捧ぐ
  • 最近、ふと 「自分は宝塚歌劇に青春を観ているのではないか」 と思うことがありました。 こんなことはファンになってから初めてです。 青春だなんて、言葉にするのも、こうやって文字にするのも何だか恥ずかしいですし、照れ臭いのに。 それでも心のどこかで自分の青春は終わっていない、今も青春なんだとひっそりと強がってみたり。 今、そんな感情が自然と湧き上がり、躊躇なく「青春」を語ることができるのは(もう5回も使 [続きを読む]
  • 咲妃みゆの退団に捧ぐ
  • どこからやって来て、どこへ行ってしまうのか。 捉えどころがない何とも不思議な娘役。でも不思議ちゃんとは違う。芯はしっかりしている。 様々なキャラクターのヒロインとしてもきちんと存在し続けた、娘役トップ史上稀有なスター。 2017年7月23日、雪組娘役トップスター 咲妃みゆが宝塚歌劇団を退団します。 二面性、あるいはそれ以上の多面性があるのではないか。 魔性の娘役なのではないか。役やキャラクターに化ける巧 [続きを読む]
  • 雪組公演「Dramatic “S”!」公演レポート
  • 力のある人は、力が抜けている。抜くことができる。 力のない人ほど、力む。力んでも、それ以上は出ないのに。 日本物の芝居とは毛色こそ異なりますが小気味良いテンポ、弾け、躍動する舞台が引き続きショーでも展開するという意味で、「幕末太陽傳」と「Dramatic “S”!」の組み合わせ、芝居からショーへの流れは非常に心地良く感じられます。 いずれも雪組の組織力、その集大成が遺憾無く発揮されている結果だと思いますが [続きを読む]
  • 星組「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)」公演レポート4
  • 愛する人がありながら祖国の「炎の中」へ飛び込み、闘いに行くのもまた「ひとかけらの勇気」。 瀬央ゆりあ演じるアルマン・サン・ジュストからほとばしる情熱に、この役の重要性を再認識しました。 第5場図書室でパーシー達の会話に出くわしてしまったところの演技は型にハマっておらず、毎回その時の心の動きに正直に動いているから繊細かつ大胆になるのでしょう。 驚き、葛藤を経て自分も仲間に入ろうと決断するまでの過程が非 [続きを読む]
  • 星組「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)」公演レポート3
  • 舞台の端でも、名も無き役でも、ずっと全力で戦ってきた。 どうしたら男役としてより魅力的に映るか、ある時はどちらがより多くの観客の視線を浴びるか競いながら切磋琢磨してきた。 絶対に手を抜かなかった14年間、紅ゆずるへの並々ならぬ想いが今回、デュハーストという役に繋がり、重なって見えました。 デュハーストを演じた壱城あずさは冒頭から非常にクリアな滑舌、分かりやすい話し方、心の込め方で作品理解を深めるのに [続きを読む]
  • 雪組宝塚大劇場公演「幕末太陽傳」公演レポート
  • 人生は、死ぬ暇がない。 愛や恋、友情や絆だと言っても、究極のところ人間は一人で生まれ、一人で死ぬ。 「孤独」などと表現すると、少し悲壮感なども出てかえって格好がつくのかもしれないけれど、生も死も、そんな演出は通用しないほど、ただ、ただ「一人」なのだと思う。 けれど、人間にとって「生きた証は何か」と問われれば、それは間違いなく人と関わったことであると断言できる。& [続きを読む]
  • 実咲凜音の退団に捧ぐ
  • その歌に目が覚め、ずっと、ずっと導かれてきた。 この歌と、生きてきた。 本日、2017年4月30日、宙組娘役トップスター 実咲凜音が宝塚歌劇団を退団します。 おそらく、彼女は器用ではないと思います。 逆説的ですが、だから天才的な実力と感性が最高の形で花開いたのです。 もし器用だったら、全てがそこそこのレベルの頭打ちで終わっていたかもしれません。 素直 [続きを読む]
  • 春のフリートーク2017 その3
  • 飛龍つかさの新人公演主演が発表されました。 ずっと気になっている花男。 どこにいても輝く笑顔と華、現在の実力もさることながらイメージを超える伸びしろを感じており、来る時が来たなと喜びを抑え切れません。 最近では「金色の砂漠」回想シーンでのジャハンギール、その凛々しさと荒々しさが印象的でした。 王の子供時代ではなく成人してからの場面なので結構演じにくかったと思いますが、鳳月杏 [続きを読む]
  • 宙組公演「VIVA! FESTA!」公演レポート
  • 組全体の超体育会な風土、大地から宙に突き抜けような揺るぎないエネルギー。 台詞なしでも物語るドラマ性。 ひたすら盛り上がる場面だけでなく、ストーリーを演じる場面もあり、それぞれハッキリとバランスよく散りばめられています。 宙組が今まで培ってきたモノがきちんと活きており、「宙組の旬」を味わえると言う意味でも「スーパー」と呼ぶに相応しいレビュー作品だと思います。 &nb [続きを読む]
  • 宙組公演「王妃の館 ーChâteau de la Reineー」公演レポート
  • 「人物」がストレートに伝わってくる、宙組の芝居。 登場人物それぞれの人生、コンプレックス、想い。 別々の価値観、生き方。 それらは最後まで妥協や安易にまとまることもありませんでしたが、その「違い」「個性」が実はそれぞれにとって活きる、活かされる(生かされる)結果となる点に惹かれました。 組子一人一人が培ってきた実力が、誠実に、惜しみなく発揮された結果、心から笑い泣き、人の温 [続きを読む]
  • 春のフリートーク2017 その2
  • 先月の宙組大劇場公演〜雪組中日劇場公演の遠征。 大阪では久しぶりに阿闍梨餅をいただき、名古屋から帰りの新幹線では地雷也の天むすを。 いずれも大き過ぎないちょうど良いサイズで中身の満足感が高く、食べ始めると止まりません。 名古屋土産は千なりとダイナゴンを。 ダイナゴンはおそらく初めて食べたのですが、こちらも病みつきになる味。これからも背伸びしない、でも喜んでもらえるお土産にな [続きを読む]
  • 花組公演「金色の砂漠」公演レポート その3
  • アムダリアには誇りがなかったのか。 ジャハンギールは誇りを失ったのか。 いずれも、私の答えは「いいえ」です。 アムダリアは敵国の将に国を盗られ、その妃になるくらいなら自害する誇り、覚悟もありました。 その誇りよりも子供達を取ったのです。女王アムダリアの誇りよりも、母としての誇り、愛が勝ったのだと思います。 ギィは悔しくてしかたなかったのかもしれませんが、母ア [続きを読む]
  • 花組公演「金色の砂漠」公演レポート その2
  • 人の気持ちは変わる。 たとえどんなに強い意志であっても、生きている以上、全く変わらない想いはない。 ジャーのビルマーヤへの愛情は激しくはないのかもしれませんが、頑固なまでに一途です。 奴隷という立場をわきまえ、成就し得ない恋と悟りながらも、自分ができる愛し方を貫く姿の潔さには惹かれるものがあります。 ただ、悟るといっても仏のように達観するのとは異なり、葛藤し、耐 [続きを読む]
  • 花組公演「金色の砂漠」公演レポート その1
  • 取った行動がその人の本心であり、全てである。 言葉は時に嘘をつく。嘘の意図がなくとも、嘘とまではいえずとも、真実ではないことがある。 台詞だけを追いかけるよりも、登場人物達の行動を見ることがこの作品をひも解く鍵になる。 愛と憎しみ、そして誇りの物語。 ファンタジーのような世界が、押し付けられた夢物語ではなく、共感できる「リアルな非日常」として描かれた、演出家 上田 [続きを読む]