ある脳神経外科医 さん プロフィール

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ある脳神経外科医さん: ある脳外科医のぼやき
ハンドル名ある脳神経外科医 さん
ブログタイトルある脳外科医のぼやき
ブログURLhttps://ameblo.jp/nsdr-rookie/
サイト紹介文脳外科や脳にまつわる話、日本の医療の様々な問題を一般の方々に分かりやすく書いています。
自由文脳外科や脳にまつわる話、日本の医療の様々な問題を書いています。病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、みなさんの参考になればと思います。*旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2010/07/29 15:01

ある脳神経外科医 さんのブログ記事

  • 冬場の緊急手術
  • ご無沙汰しています。なかなか更新が滞ってしまい、申し訳ありません。 何故かは分かりませんが、11月や4月は緊急手術がとても多いように思います。真冬の一番寒い時期よりも、この寒くなり始めの時期に緊急手術が多いんです。 緊急手術といっても、慢性硬膜下血腫のような、短時間で終わる手術であれば特に印象には残らないのですが、この時期が忙しい印象となるのは、クモ膜下出血が多いからです。 クモ膜下出血の手術となる [続きを読む]
  • 病識の大切さ
  • 今回は生活習慣病の話です。 食べたいものを食べて、好きなだけ食べる というのは、まあ一見、当たり前の人間の権利のようにも思いますが、世の中、皆がそれでは大変なことになってしまいます。 場合によっては、親族や社会に大きな負担を強いることになるからです。 食べ物くらい好きに食べたっていいじゃないか!という考え方には同意もするのですが、残念なことに世の中には、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常という、生活習慣病が [続きを読む]
  • TIA(一過性脳虚血発作)の実態
  • 一過性脳虚血発作、通称 TIA と呼ばれる病態があります。 これは、いわば、脳梗塞のなりかけ、という病態です。 定義としては、簡単に言うと、 一時的に脳梗塞と同じ症状が出るものの、それが回復し、頭部MRIの検査で脳梗塞が起きていないもの、 というようになります。 一旦脳の神経細胞が窮地におちいったものの、細胞が死んだ状態、つまり脳梗塞にまではならなかった状態、というものです。 どうしてそのような状態になりうる [続きを読む]
  • 手術で治る脳梗塞のある時代
  • 脳梗塞というと、一度起こすともう治らない、死んだ脳組織は再生しない、あとはリハビリを頑張って生き残った他の神経細胞に頑張ってもらうしかない、 という印象を、かく言う私も医学生から研修医のころくらいまで、ずっと思っていました。 ところが、最近そうではなくなってきています。 もちろん、治る、というのは言い過ぎかもしれませんが、一部の脳梗塞は治療によって劇的に軽快します。 そして、そういった治療自体がスタン [続きを読む]
  • 書籍 「誰も教えてくれない脳と医療の話」の販売
  • 発刊からすでに5年以上経つ拙著、「誰も教えてくれない脳と医療の話」ですが、すでに出版社側では絶版となっているため、Amazonなどでも中古のみの販売となっております。↓のリンクを見ていただければわかります。 紙の書籍↓ 誰も教えてくれない脳と医療の話 脳神経外科の現場から/名月 論 もちろん、電子版はかわらず購入可能なのですが、電子版はスマホではさすがに読みにくいですし、Kindleを持っていないとなかなか読む [続きを読む]
  • 小児の脳神経外科
  • 脳神経外科というと、脳、もしくは頭頸部まわりの専門家だということで、もれなく子供の脳の病気についてもその通りだと考えている方がほとんどだと思います。 実際、現実的には、脳外科にいらっしゃる小児の患者さんの9割5分以上が、頭をぶつけた、か、頭痛、のどちらかなので、これらについてはもちろん一般の脳外科医でも診ることができるのですが、 たとえば手術を要するような病気になってくると話はかわってきます。 小児 [続きを読む]
  • 他の病院へ行こう、となる前に
  • 「〇×クリニックで先週診てもらったけど、よくならないからこちらにきました」 というような患者さんは結構な割合で外来にやってきます。 つまり、一度かかってみたけど、よくならないから次の病院へ、という患者さんです。 しかも、最初のクリニックや病院である程度検査までしているような方も少なくないのですね。ただ、このような方は実は結構損をしています。 なぜかというと、一回の診察で診断がはっきりとつくことはむしろ [続きを読む]
  • 脳動脈瘤の治療のゴールとは
  • ひさびさに脳外科っぽいテーマを書きます。 お題は脳動脈瘤なのですが、実は中年以降になると、だいたいクラスに1人か2人くらいの割合で、MRIなどを撮ると脳動脈瘤が見つかると言われています。 脳動脈瘤が破裂してクモ膜下出血を起こすと、生きるか死ぬかの重篤な状態になりうることは以前の記事でも何度も書いたことではありますが、 一方で動脈瘤というものは、通常は破裂しないかぎりはあまり症状を起こしません。 場所によ [続きを読む]
  • 犠牲を伴う動脈瘤治療
  • 先日から動脈瘤の記事を続けています。 拙著、誰も教えてくれない脳と医療の話、などにも脳動脈瘤の話題は詳しくのっているので、興味のあるかたは紙の書籍か、Kindleで読んでみてください さて、前回の記事は、 一般的な未破裂脳動脈瘤の治療は破裂させないようにすれば十分で、その治療のためになにかしらの合併症を出してしまうことは許されることではなく、何か症状を出してしまうくらいならば、動脈瘤を完全に処理することに [続きを読む]
  • 原爆死の番組を見て
  • あまり医療と直接関係のある記事ではありませんが、毎年この時期はNHKのヒロシマ、ナガサキ関連の番組に見入ってしまいます。 軍隊同士の戦いならまだしも、一般市民の上に落とされた原爆というほど、不条理なものはありません。 一部の人間の下したこの決断は、まさに悪魔の所業だとしか言いようがないと思うのです。 焼死、圧焼死、被爆死、、、、いずれも、むごいとしか言いようがないです。 どれだけ苦しかったのか。とても人 [続きを読む]
  • 抗血小板薬のあいまいさ
  • 久々の投稿になりますが、今日は抗血小板薬について書きたいと思います。 脳の診療においては、脳梗塞の予防のために、 また、心臓の狭心症や、他全身の血管の狭窄などに対しても処方されている薬が抗血小板薬です。 今日び、脳梗塞を一度でも起こした方、もしくはそのリスクが高い方の少なくとも8割以上が、 アスピリン、クロピドグレル、シロスタゾール、etc のいずれの薬を内服していると思います。 多くの人はこのうちのどれ [続きを読む]
  • GW中ですが
  • ご無沙汰しております。皆さまGWをいかがお過ごしですか? 病院も基本的には休みなのですが、とはいっても入院中の患者さんはいらっしゃるし、緊急手術の際には呼び出しもあるので、我々脳外科医のように、少人数体制でカバーしている病院では、本当に休みになるのは連休のうちの半分程度です。残りの半分はオンコールとして、一応スタンバイ状態となります。 まあ、これは休みの日にかかわらず、普段の平日の夜間なども、2日に1 [続きを読む]
  • 必要とされているのは医師なのか、検査なのか
  • 最近、より強く感じるようになったのですが、外来をやっていると、2種類の患者さんがいます。 簡単に言うと、医師(私)のアドバイスを信頼してくれる患者さんと、私ではなく、検査(MRI)だけを信頼している患者さんです。 もちろん、これは私がまだまだぺーぺーだからなのでしょうが、だいたい半々くらいの印象です。 世間的に名の通った先生や、教授、など高い肩書のある先生になると、きっと前者の方が圧倒的に多くなるのでし [続きを読む]
  • 脳幹部の海綿状血管腫
  • A lifeの、竹内結子さんの演じる奥さんの腫瘍はやはり血管腫だったようですね。 ただ、あの画像はどうみても3?もないです。当初でていたMRIの画像では、あれだといいところ1cmちょっとあるかないかというところでした。 3cmの血管腫があの部位にあればもっと巨大に見えます。 前回大きくなっているという画像でもようやく2cmにとどかないくらいの大きさだったように見えました。 あと、余命4−5か月ということになっております [続きを読む]
  • 手の震えが気になるという方へ
  • 両手が震えるのは脳梗塞の前兆ですか?! とおっしゃる患者さんを、外来をやっていると数日に一人くらいはお見受けします。 「なんだか最近両手の震えがひどいんだけど、これって脳梗塞になりかけてるのかな?」 という患者さんですね。 手や足のふるえは、医学用語では振戦(しんせん)と呼ばれます。 実際のところ、脳梗塞の結果として振戦が起こることはあったとしても、それが脳梗塞の前兆と考えることは普通ありません。 だか [続きを読む]
  • 〇×教授の患者だぞ、というような下りがよくありますが
  • いつも医療系ドラマをみていると、 「〇×教授の患者だぞ、教授の誤診を明らかにして、なおかつ手術なんてしたら、、、、」 というような下りがありますよね。 要は、お偉い教授の誤診を見つけてしまった医師や病院がその患者の今後の診療方針について、アタフタするという話です。 では、実際、 〇×教授が何も異常はないと診断しているのに、この病院で手術なんてできるわけがない! というようなことが起こりうるのでしょうか [続きを読む]
  • ドラマと現実 A Lifeをみて
  • 今期も医療系ドラマがやってますね。だいたい1クールに1つくらいは医者ものドラマがやっている印象です。 A Lifeという、木村さんが天才心臓外科医を演じているドラマです。 なんだか初回から結構山場があったり、男同士の嫉妬など人間関係が相当ドロドロしていて、物語としては先が楽しみな展開でした。 ただ、ドラマだから仕方ないのですが、現実的ではないなぁ、と思うところは多々あります。 それはそれで楽しめればいいと思 [続きを読む]
  • しばらくぶりの更新になります。
  • ここのところ、長い間ブログの更新が滞っておりましたが、また定期的な更新を再開したいと思います。 さて、ここのところのビッグニュースといえば、とにもかくにもトランプ大統領ですね。先日アメリカに行っていた際にも、現地のニュースもこの話題でもちきりでした。 そのトランプ大統領、就任直後からTPPの離脱とオバマケアの見直しを宣言し、さっそく開始したようですが、 このTPPが日本の医療にどのような影響をもたらそうと [続きを読む]
  • 転移性脳腫瘍の話
  • しばらく、ブログの更新をできずにいたら、いつのまにかアメーバのブログ編集ページが大きく模様替えされて、どこから記事を書けばいいのかがわかりませんでした。 しばらくさぼってしまったなぁ、となんだか申し訳ない気持ちでおります。 さて、今回は転移性脳腫瘍について書こうと思います。 というのも、脳にできる腫瘍の中で一番頻度が高い物はこの転移性脳腫瘍だからです。 もちろん、脳原発の腫瘍でいったら、グリオーマと髄 [続きを読む]
  • 免疫チェックポイント阻害薬
  • オブジーボ(一般名:二ボルマブ)という薬をご存知でしょうか?小野薬品とブリストルマイヤーズが発売した抗がん剤です。免疫チェックポイント阻害薬という部類の薬剤です。この薬のことはもう至る所で話題になって久しく、知っている方も多いでしょう。皮膚がんや肺がん、腎臓がんに適応が拡大され、そういった病気で苦しんでいる方にとっては希望の薬でもあると思います。インターネットで「オブジーボ」と検索すると、非常にた [続きを読む]
  • ライブ手術の功罪
  • 外科医の世界にはライブ手術というものがあります。これは大抵、セミナーや学会など、多くの外科医が集まる中で、主催するエキスパートの外科医が実際にライブで手術を行い、その技術やノウハウを披露するというものです。正直、見に行く側としては、これは最も勉強になります。それもそのはず、その道を極めた外科医の手技が目の前でリアルタイムに見れるのですから、教科書などで学ぶのとは段違いです。まさに、百聞は一見にしか [続きを読む]
  • 大学院に進む医師とそうでない医師
  • 以前に、大学院に進む医師とそうでない医師がいるけど、どう違うの?strongとご質問をうけました。これについて、今日はお答えしようと思います。大学院というのは、大学の医学部を卒業し医師免許を取得したのちに、主に研究の目的で入学するものです。国公立や私立で異なりますが、もちろん学費がかかります。私立ですと年間100万円を超える学費がかかるのも、特別ではありません。前回からの話の続きでいきますと、基本的には医 [続きを読む]
  • 医局に所属する医師としない医師2
  • 前回の更新からかなり時間がたってしまいました。なかなか、安定した更新が最近できておらず、申し訳ありません。前回は就職という意味で考えたときの、医局に入るメリットとデメリットのようなことを書いてみました。ちゃんと働き口があるかということは、生きていく上でとても大切なことです。ただ、医師には科学者としての側面もありますので、そういったアカデミアとしてのキャリアでみたときにどうか?ということを今回は書い [続きを読む]
  • 医局に所属する医師としない医師
  • 今回のテーマは医師に関する話です。というのも、医局に所属する医師とそうでない医師について、どういった違いがあるの?というご質問をいただきましたので、それに簡単にお答えしようということなんです。医局、というのは、教授を中心として、大学を本拠地とした医師の集団を言います。診療と研究、そして大学ですので、教育といった義務を負っています。ただ、こんなことを書いても、そんなことは当たり前に知っているよ!!! [続きを読む]
  • 手術を受けるべきでない季節
  • 日本の一年には四季がありますが、手術にも、手術を受ける上であまりおススメできない時期があります。 そんなことを言うと、えっ??と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、やはり、体制的にあまりおススメできない時期があります。 もうお察しはついていると思いますが、それは4月です。理由はもちろん、人事異動によって4月1日から人の入れ替わる病院が多いからです。 もちろん、こういった人の入れ替わりが多い [続きを読む]