ALEX さん プロフィール

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ALEXさん: Boots strap
ハンドル名ALEX さん
ブログタイトルBoots strap
ブログURLhttps://ameblo.jp/polyglotism/
サイト紹介文小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
自由文2009年暮れよりはじめて、
どこまで続くかな?

おっ、まだ続いている!

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供365回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2010/08/06 10:00

ALEX さんのブログ記事

  • うまい「食レポ」とはいかなるもの?
  • 日本のテレビ番組には「食」に関するものが非常に多いと評する外国人が多い。たしかに、ゴールデンアワーと言われる夜の番組はもちろんのこと、朝と言わず昼と言わず「グルメ」「食レポ」と題するものが結構多い。番組で取り上げられたレストランや飲食店はその都度、人気となり、人の列ができたりするが、しばらく行っていないといつの間にかなくなってしまっているレストランも少なくない。現に、わが近所の「ミシュランガイド」 [続きを読む]
  • 太陽が照りつけていた季節も遠い昔のこと...
  • 夏の間にヨーロッパに行くとサマータイムのせいで、時計は9時なのに、まだ明るいなどと旅行者にとっては浮かれ気分になる。だけども、実際に住んでいる人からすれば苦痛のようだ。「春は1時間早めて、秋は1時間遅らせる」と言われる如く、時計の針を変更する。サマータイムとなったその日から1時間早く起きなければならない。それが容易ではなく、苦痛のようだ。すなわち、時計が1時間早くなったからといって、すぐに身体も変 [続きを読む]
  • 十五夜の月を見ながら『竹取物語』を読む
  • 暑さや台風に祟られた夏も終わり、やっと夜空を眺めたりする心の余裕が出てきたようなこの頃。折しも十五夜が近づいてきた。空にかかった月の様子を見ていると『竹取物語』を思い起こしてしまった。この物語、もはや10世紀の半ば頃には広く知られていたようだ。子供のお伽噺(とぎばなし)というより、描写も鮮やかな説話物語といったスタイルで書かれている。この説話は大きく「かぐや姫の誕生に関する説話。多くの公達や貴公子な [続きを読む]
  • 樹木希林さんの死を悼む...
  • 樹木希林さんが亡くなった。その直後よりテレビなどで特集が組まれ、しばらく、それに見入っていた。放映されたビデオの中で語っていた樹木希林さんの言葉には、含蓄のあるものが多く、こちらが知っている彼女の人生と照らし合わせながらその言葉をかみしめていた。その一つ、「死ぬ時が来たら、はい左様ですか。と言う以外にない」ほっこりして、なんとも味わい深さを感じた。確かに、人生というものはそのようです。夫である内田 [続きを読む]
  • 五感を活性化させれば、見えてくるもの...
  • ルソーが書いた『エミール』の中の一節に「間違った印象を伴うことなしには遠くにあるものを何一つ見つけ出すことはできない。視覚は私たちのすべての感覚の中で一番過ちやすいもの」という言葉が出てくる。「人は見た目が80%」という言葉と同じものを逆の方から表現した言葉と言える。人間の五感の中で一番誤りやすいのが視覚ということらしい。その好例として、ヨーロッパの古い教会堂を訪ねると、決まって入口は重い扉で閉じ [続きを読む]
  • セレブ(celeb)とスノッブ(snob)の生態
  • 「セレブ」は英語の"celebrity" のこと。短縮形が"celeb"。この言葉が一般化したのは、わずかに1990年以降だという。もちろん、意味としては大衆にひろく注目されている人、話題の人などと定義される。著名な芸能人、プロスポーツ選手、大富豪などもその範疇に入る。一般庶民や大衆といったものとは、全くかけ離れた羨望の存在といったところだろうか。だけども、よく「セレブの生活」などとしてテレビ番組を賑わしているのは [続きを読む]
  • サン=シモンやフーリエの「空想的社会主義」は?
  • サン=シモンやフーリエという名を聞いて、「空想的(ユートピアン)社会主義」という言葉を思い浮かべる人も多い。この表現を使ったのは、マルクス、エンゲルスとして知られるエンゲルスの著書『空想より科学へ』の中。この「空想的社会主義」という言葉が日本で一般的に流布しているのは事実だが、実際は、エンゲルスが自分たちの考え方が正統であることを説くために、自分たちは科学に基づいた「科学的社会主義」とし、サン=シモン [続きを読む]
  • 「捷径」の言葉の意味を探っていると...
  • 「捷径(しょうけい)」という文字を自分でメモに書いて、すっかり忘れている。「はて、どんな意味だったのか?」そこで改めて辞書を引くと、「近道。てっとり早い方法」などの意味が出ていた。難しそうな漢字ではあるが、この意味から、重厚なイメージではなく、軽率で「おっちょこちょい」の要素を持っている言葉のようだ。この「捷径」の文字を見て、ふと浮かんで来たのが、サトウサンペイが描いていた『フジ三太郎』。これは、小 [続きを読む]
  • ?September Rain Rain「九月の雨」は...
  • かつて、『九月の雨』というヒット曲があった。その歌詞の如く、意外に9月は雨の季節。台風の雨もあるが、9月に降る雨はシトシトと降り続くことが多い。あれだけの青空と暑さに溢れた夏という季節が終わりを告げ、やがて、秋へ。そして、冬へと向かう季節に変わってゆく。その未練を断つかのように、九月の雨は一雨ごとに暑気を奪ってゆく。雨というものには様々な名前を持つ雨がある。その一つに「私雨(わたくしあめ)」というも [続きを読む]
  • 「奇を衒(てら)う」わけでもないが、笑ってしまう日常の日々
  • 落語には「秋」を感じさせるネタが非常に少ないそうだ。暮れ、正月、冬や春、花見、夏の風物詩のネタなどは豊富にあるが、秋となると「月見」「秋祭り」を除くと、季節を感じさせるネタがない。日本語に「奇を衒(てら)う」という表現がある。「わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする」という意味になるが、落語のネタには、このような、ちょっと特殊な、風変わりな人が出て来て、面白おかしげなことをしたり、大 [続きを読む]
  • 『鏡の国のアリス』に出てくる王様の「夢」
  • ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』に続いて、その続編のように書かれたのが『鏡の国のアリス』。不思議の国から、今度は鏡を通り抜けた異世界に迷い込むというもの。空想ごっこをしているうちに鏡を抜けていく。やっぱりここでも様々な出会いがある。その一つの出会いは、Mother Gooseの歌に出てくる双子。その名Tweedledum and Tweedledee が、からかうようにアリスに言う。「王様は今、夢を見ているんだ。誰の夢だと思う? [続きを読む]
  • 変な「ドーピング」もあるもんだ...?
  • 最近は、体操界の話題が世間を席巻しているが、スポーツの世界でいつも話題になるものの一つに「ドーピング (doping)」の問題がある。スポーツが競技になって以来、続く問題。古代ギリシャでオリンピア競技が行われていた頃にも興奮剤や麻薬の一種を使ったという記録が残されている。競技となると、誰でも勝ちたいという気持ちが湧いてくるもの。「バレないのであれば、使ってみたい」という気持ちも起こったりするのだろう。それ [続きを読む]
  • 余が風雅は夏炉冬扇の如し。そんな芭蕉が語る「捨て扇」。
  • 松尾芭蕉の言葉に「余が風雅は夏炉冬扇の如し。わが風雅の世界は虚なり。虚に居て実を行うべし」と出てくる。私にとって、芭蕉の、このワケの分らぬ表現が心に響く。この言葉を無理して解釈すると、「自分の作風は、あまり役に立たない「虚」を表現したもの。そんな「虚」の世界から現実世界を見つめ直すのが我が句なり」となる。芭蕉の俳句は、天才的な「才」から生み出されるものではない。天賦の才で言えば、井原西鶴に勝るもの [続きを読む]
  • エピクロスの「哲学」に ふれながら
  • エピクロスは紀元前3世紀ごろの古代ギリシャの思想家。彼を称して快楽主義者と呼んだりもするが、わが感想から言えば、実存哲学の祖は彼にあるように思える。彼の思考をたどって行くと、まず、「死」のことについて考える。「死」のことについて考えれば「来世はあるのか?」という問題に突き当たる。追究したのち彼の下した結論は、「来世の観念を完全に否定」すること。そうでなければ、人は「死」や「来世」のことばかりを考え [続きを読む]
  • 『モナ・リザ』の盗難事件から100年あまり
  • ネット上のオークションで気軽に売買ができる世の中。悪知恵を働かせて盗品の古美術品をオークションにかけて売り抜ける、そんな犯罪が横行しているという。無住(住職のいない)寺に忍び込んで仏像などを盗み、それをオークションに出すという方法を使ったりする。展示している美術品が盗まれるということは、意外に多い。それで有名なので言えば、『モナ・リザ』の盗難。起きたのは、1911年のこと。ルーブルの美術館員として働 [続きを読む]
  • ぼくらは、みんな生きている...
  • A・ビアスの『悪魔の辞典』で「動物」を引いてみると、「我々の生命体を維持するためにおびただしい動物を必要としている。その存在を神の恵みとするならば、恵みの深さがわかる有機体の一つ」と出て来る。「動物」の生命に関してあまり意識しないで生きているが、少なくとも、我々人間は、これら動物の生命を頂戴しながら生きているのは事実。脚本家の倉本聰は俳優と脚本家を育てるためのスクール「富良野塾」を北海道で開校した [続きを読む]
  • 台風のため「坂本龍馬の銅像が避難」?
  • ゴルフのスコアを表す用語「パー」は、コースに決められた数でフィニッシュすること。この「パー」は、ラテン語でイーブンを表す言葉。1打少なければ「バーディ(Birdie)」。これは、小鳥の意味。2打少なければ「イーグル(Eagle)」。鷲ですね。3打少なければ「アルバトロス(Albatrus)」。この意味は信天翁(アホウドリ)。バーディが小鳥さんたちで、ご愛嬌って感じがするが、2打少ないイーグルとなると、いかにも大空を我が物顔 [続きを読む]
  • この世で一番肝心なのは「けじめ」
  • 日本語のほとんどの単語は漢字に変換できるが、漢字にならない日本語もある。例えば、「たまゆら」「まほろば」「たゆとう」など。これらの言葉は、古くからある言葉なのに、宛てる漢字がない。なぜ、相当する漢字がないのか?この意味するところは、「日本文化」にはあるが「古代中国の文化」にはなかった概念や習慣であったりするもの。「もったいない」という日本語も当て字はあるが、本当の意味で、それに相当する漢字がない。 [続きを読む]
  • 秋に逝ったサルヴァトーレ・リチートラを偲んで...
  • サルヴァトーレ・リチートラ(Salvatore Licitra) の命日がやってくる。彼はイタリアのテノール歌手。自動車事故のため43歳という若さで不運な死を迎える。あれから、もう7年の歳月が流れてゆく。彼を一躍有名にしたのは2002年のメトロポリタン歌劇場。パヴァロッティが演じるはずだった『トスカ』を病気のためキャンセルし、彼の代役としてリチートラを指名。見事、カヴァラドッシ役をこなし、この公演自体が空前の成功とな [続きを読む]
  • 「二百十日」は 金気殺伐の気、変動する時なり
  • 『二百十日』は立春より数えて二百十日めのことをいう。すなわち九月一日か二日のこと。江戸時代に書かれた『年浪草』によると、「二百十日は秋の最中にて金気殺伐の気、変動する時なり。故に必ず風雨あり」と出てくる。天気図もなければ真っ当な天気予報もない。気象衛星などは想像のほか。そんな時代に頼りとしたのが経験値で語るこのような書物。台風もこの辺りによく来る。夏目漱石の『二百十日』は、この辺りの日に阿蘇山に登 [続きを読む]
  • アメリカ史に見る デリンジャー と ディリンジャー
  • 今日の日本のニュースで目を惹いたのは「所在不明の子供が14都県で28人にも」という記事。この28人というのは、出生届は成されているが、その後、就学年齢になっても学校にも行っていない。そのような子供が全国で28人と出ているという。追及すれば容易にわかるはずだが、それが、どうして、難航しているという。もう一つ、大阪での逃走犯も杳(よう)として掴めないらしい。逃げて世間の中に入ってしまうと探し出すのは容易 [続きを読む]