ALEX さん プロフィール

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ALEXさん: Boots strap
ハンドル名ALEX さん
ブログタイトルBoots strap
ブログURLhttps://ameblo.jp/polyglotism/
サイト紹介文小さな外国語スクールの代表者が発信する日常的なエッセイ。 好奇心と知性的な笑いを心がけている。
自由文2009年暮れよりはじめて、
どこまで続くかな?

おっ、まだ続いている!

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2010/08/06 10:00

ALEX さんのブログ記事

  • 「宝くじ」で当たる数字、当たらない数字
  • 落語のネタに「高津の富」「水屋の富」「御慶」「富久」など「富(とみ)くじ」を扱ったものが結構ある。今で言う「宝くじ」。ネタの中では当たりくじの数字もそれらしく出てくる。「御慶」では、当たる数字にこだわり、鶴は千年、梯子(はしご)は八百四十五で、千八百四十五番がいいとして、買おうと思っていたが、それは降りるハシゴ(845)。登る梯子がいいとして逆の数字プラス縁起のいい数字3をプラスして「鶴の千五百四十八番 [続きを読む]
  • 「錬金術」がもたらす未来とは...?
  • 最近賑わしているニュースは、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOの離婚。この二人の結婚はアマゾンの創業前から続くもの。そのため、離婚となるとジェフ・ベゾス氏の資産14兆円の半分を奥方が財産分与されることになる。女性としての最高額の資産家となるそうだ。この額、大きすぎてどれぐらいの資産なのかがよくわからない。そこで1兆円という数字を計るのに身近な数字にすると、1日200万円を消費して果たして何年かかるか?と [続きを読む]
  • 「表現したいこと」と「隠しておきたいこと」
  • 人には、自分自身のことを知ってもらいたいと思う部分と、決して知られたくない、そんな部分とがある。あっけらかんと「私には隠しておきたいところは何一つない」と言う人もいる。そんな人でも詳細に探れば「秘密にしておきたい」ものは一つや二つはあるもの。明治、大正、昭和といった時代を小説家として過ごした泉鏡花は、ちょっと怪奇がかった小説を得意としていた。その彼は、人に触れられたくない性禀(せいひん)があった。そ [続きを読む]
  • 「シュルレアリズム」って何?
  • 「シュルレアリズム」と聞いて何を思い浮かべるだろう?狂気に満ちたアーティストが、ワケのわからないアートを自己陶酔型で表現している。そんなイメージかもしれない。この「シュルレアリズム」を短い言葉で言い表すのは難しいが、『シュルレアリズムとは?』に書かれた文を紹介すると「人が口述、記述、その他あらゆる方法を用い、思考の真の働きを表現しようとする心の純粋な自動現象。理性による制御もなく、美学上ないしは道 [続きを読む]
  • 時には気になる「フッテージ(Footage)」
  • 古代中国の書籍で、中国の隅々を探しても見つからないような貴重な書籍が日本で発見されることが少なくないという。その理由は、かつての遣唐使。その時代は、船で渡航するのが通例。馬や車に積むと、そんなには大きなものは積めないが、船というものには、かなりの重量のある積荷を載せることが出来る。そのため、交易品とともに書籍が数多く積み込まれていた。そのお陰か、中国そのものには無くなっている貴重な古書が日本に保存 [続きを読む]
  • 実際のところ、「人は見た目が何割?」
  • 「春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やは 隠るる」という凡河内躬恒(おほしかふちのみつね)の歌がある。この歌の意味は「春の夜の闇というものは、わからないものだ。夜の闇に隠された梅の花は、その姿は見えないけれど、独特の梅の香りは隠そうとしても、隠れはしない」となる。人間、特に現代人は、上記の歌に詠われる嗅覚よりも視覚に頼ることが多い。例えば、『メラビアンの法則』なるものがある。これは人がどのよう [続きを読む]
  • カント『永遠平和のために』を今、読んでみると...
  • 思いつきでよい結果が生まれることを「瓢箪から駒」と言ったりする。小さな瓢箪の口から馬(駒)が出てくるという言葉。すなわち、思いがけない儲けものの意味となる。偶然や思いつきで、儲けものはそんなにあるものではない。昨年、プーチン大統領が、その時に思いついたように「何も条件なしで平和条約を結ぼう」と安倍首相に呼びかけ、あまり気乗りもしない形で返答したが、その後、急に色めきだち、誘いに乗った。ところが、今日 [続きを読む]
  • エリック・サティと哲学者メルロ=ポンティ
  • 先日、フランス哲学者のメルロ=ポンティの著書『見えるものと見えないもの』を読んでいると、その話の脈絡から、危うく「幽体離脱」してしまいそうな感覚に襲われてしまった。哲学者というのはヒマなのか、よくまあ、こんなことを考えるものだと思えることが多い。このメルロ=ポンティもその一人。彼の哲学は「知覚」の哲学と呼ばれる。「知覚」を語るには、その先駆的な立場にいるデカルトを語らねば話は始まらない。デカルトの [続きを読む]
  • 宮沢賢治『青森挽歌』を読み解くと...
  • 何か解らないものを読んでいると、退屈になるときもあれば、ふと、覚醒させられるような思いに駆られることがある。「何か解らない」その代表の一つは、宮沢賢治『青森挽歌』。わからないながら、その書き出しは魅力的。「こんなやみよの のはらのなかをゆくときは客車のまどはみんな水族館の窓になる」。この部分を読むと、「おお、宮沢賢治の世界だ!」と感心する。ついひかれて、さらに読み進めていくが、そこを過ぎると異次元 [続きを読む]
  • 自分ではない何者かになることは、快感?
  • 心理学本に「子供は制服の仕事に憧れるのはなぜか?」という項目があった。子供の憧れる職業には確かに制服を着用したものが多い。スポーツ選手、医師、パイロット、運転手、警察官、ケーキ屋さん、消防士、保育士、看護師など挙げてみれば制服がズラリ。子供の職業体験施設「キッザニア」では、これらの制服を着用してその専門家に習って本物の縮小サイズのものを使って職業体験をする。人気があるのは消防士とジェット機の操縦士 [続きを読む]
  • 『源氏物語』や『枕草子』に出てくる「物合わせ」って何?
  • 紫式部や清少納言が生きていた平安貴族の時代は羨望を抱きつつ思い馳せるほどの佳き時代であったと思う。『源氏物語』と『枕草子』などは、今の時代に読み返しても遜色を感じることはない。この両者に共通する話題が出ている。それは「物合わせ」と呼ばれるもの。これは、参加者に品物を持ち寄らせて、左右二組に分けてそれぞれの品の優劣を競うもの。もちろん、そこに必要なのは、目利きができる審判。「物合わせ」には、物品にと [続きを読む]
  • 「スケープゴート」から思い出されるもの
  • 司馬遼太郎の著書の中に中国人は「羊」をことさら好んでいたのか、「羊」の文字を部首に含めている漢字に悪いものはない、と出てくる。「美」「善」「祥」「義」など心の美徳に関する文字に使われることが多い。聖書世界には信仰篤き人を「神の子羊」などとする表現もある。羊は従順であるところからか人間との関わりも深く、その歴史も長い。大切のものとして燔祭(はんさい)にされるのは「羊」。同じく山羊(やぎ)なども大切にして [続きを読む]
  • 織田作之助『五代友厚』についてのアレコレ
  • 「新人」という言葉には、大きく二つの意味がある。一つは、もちろん、新たに現れた人。まさに読んで字の如し。もう一つの意味は「新思想をいだいて、時流に先立って活動する人」。ここしばらく、織田作之助『五代友厚』を読んでいた。織田作之助といえば、戦後の一時期、太宰治、坂口安吾と並んで3デカダンスと称されたこともあった。戦後の不確実な時代の文学の旗手とも言える存在だった。早逝が惜しまれる。彼には、この五代友 [続きを読む]
  • 「曼荼羅(まんだら)」の記憶が蘇るままに...
  • 「曼荼羅(まんだら)」と呼ばれるものがある。これは密教の教えを模式的に描いた図の一つとされるもの。密教美術の作品として語られることも多い。深い瞑想に入った修行僧の心に映じるヴィジョンを描いたものともされる。もう少し語れば、諸仏諸尊が集会(しゅうえ)する楼閣を表現した図。現存するものだけでもおよそ数百はあるという。曼荼羅これらは装飾というより瞑想の対象となったりもする。曼荼羅は大きく胎蔵曼荼羅と金剛界曼 [続きを読む]
  • シェイクスピアの『オセロ』と『冬物語』
  • 童話の『赤ずきん』は誰もが知っている童話の一つである。これはヨーロッパにあった民話からヒントを得てフランスのシャルル・ペローが1697年に『童話集』を出版した中に収められている一つ。同じ『赤ずきん』をモデルとした話が1812年に出版された『グリム童話』に収められている。どちらも同じ展開だがストーリーの結末が違っている。ペローの童話では、オオカミに食べられてしまったところで終わりとなる。すなわち、怪 [続きを読む]
  • 「笑う門には福来たる」...
  • お正月の遊びに「福笑い」がある。目隠しをして、お多福の顔のパーツを並べ、並び終えると目隠しをとってどのような顔になったかを見て笑い合うというもの。もともと、お多福の顔だから、たとえうまく並べたとしても笑える顔に仕上がる。新年から、笑いが起こることは縁起良しという趣向のものらしい。「笑い」はそういったように福をもたらしたり、病気快癒にも効果があるとされ、万能薬のように扱われる昨今である。この「笑い」 [続きを読む]
  • オウィディウス『変身物語』が語るもの...
  • 帝政ローマの時代、アウグストゥス帝の頃に書かれた物語に『変身物語』と呼ばれるものがある。これは、詩人・オウィディウスによって書かれた幻想小説の元祖というべき書。人やケモノ、様々なものが姿を変えていく物語。後世のシェイクスピアやグリム童話にもその影響があり、「ナルキッソス」の話や「エコー」など、一般的に知られている話も多い。「ナルキッソス」の話はいわゆる「ナルシシズム」の語源となる話で、このナルキッ [続きを読む]
  • 「亥年」は自然災害の多い年回りと言ったりするが...
  • かつて「ファジー(fuzzy)」という言葉が流行った。これは「曖昧な」や「境界がはっきりしない」を言い表す言葉。このような名を冠した洗濯機、扇風機などの電化製品があり、外に出ればエレベーター、地下鉄などにも「ファジー」という名がつけられていた。かつて電化製品というものは、一つのボタンを設定していれば一定の動作で動き回るが、果たしてこれが人間が生理的に心地よさを感じるか?と言えば、そうではない。心地の良い [続きを読む]
  • 「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもあり めでたくもなし」
  • 「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもあり めでたくもなし」これは一休禅師が詠んだ狂歌とされるもの。一休禅師らしいシニカルな香りが溢れているようでもある。この狂歌の意味を言えば、めでたいはずの正月。門松を立て祝っているものだが、毎年の正月ごとにこれを立てる。これは、まるで冥途への旅の一里塚のようなものだ。すなわち、これを見るたびに、一歩、冥途が近くなったと言えるもの。そう言われれば、そのようにも見える [続きを読む]
  • 「大晦日 定めなき世の 定めかな」西鶴
  • 「大晦日 定めなき世の 定めかな」井原西鶴「定めなき世」とはよく言った。いつの時代も何が起こるかわからないのが、世の中というものまさに「定めなき世」。上昇曲線を描いているような時もあれば、下降気味だと考える時もある。一定なラインを辿るというのは、まず、ない。その上昇や下降の曲線が大きく振幅したりすることもある。その曲線を坂と捉えることもできる。坂には3つの「さか」があるという。上り坂と下り坂。そんな [続きを読む]
  • 港の見えるホテルラウンジでの今年最後のJazz Live
  • 年内最後となるJazz Live夜景に浮かび上がった港の見えるホテルラウンジ。ビリー・ホリディやカーメン・マクレーなどを彷彿とさせるようなハスキーヴォイスが響いている。ジャズには澄み切った声より低音のややかすれたようなハスキーヴォイスがよく合う。今回、ヴォーカリストが声を喪い、困っていたところにフランス人講師(彼女はシャンソニエでもある) がラヴェンダーが喉によいとアドバイス。ピュアなラヴェンダーオイルが効く [続きを読む]
  • 知恩院の鐘の音、それぞれどのように響くのか?
  • 「大みそか」になると、決まって話題になるのが知恩院の鐘。この釣鐘は高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンという巨大なもの。世界にある教会の鐘も含めると、この大きさは世界で五番目だという。鋳造されたのは寛永13年ということだから、1636年のこと。この鐘が鳴らされるのは、4月にある開祖・法然上人の御忌大会と大晦日の除夜の鐘だけ。この鐘の音のことをイギリス人著述家トリーヴスが書いているのを抜粋すると [続きを読む]
  • 人が真に求めるべきものは、地位、名誉、財産ではない
  • 古代中国の書『荘子』を時々開いて読む。なかなか見事な書だとつくづく思いながら読み返す。この書の中で特に有名なのは『胡蝶の夢』だろう。これは「荘周が夢の中で蝶となって飛び回る夢を見た。これは果たして、荘周が夢を見て蝶になったのか、蝶が夢を見て荘周になっているのか?」という哲学的命題を語っているというもの。この『荘子』が貫いている根幹的思想は「無為自然」というもの。これは、取り立ててコトを起こすのでは [続きを読む]
  • 「ゆめゆめ」怠(おこた) ること勿(なか)れ
  • 「昔話」には、夢の中でお告げを聞くシーンが出てくる。如来とも菩薩とも知れない存在が出てきて最後に「ゆめゆめ疑うことなかれ」という決め台詞(セリフ)を語って消えてゆく。この言葉の中にある「ゆめゆめ」は「努努」という文字が宛てられ、その意味としては強い禁止を表す言葉となる。すなわち、上記の言葉は「決して疑ってはならない」の意となる。「あの人が騙すなんてことは「ゆめゆめ」想像だにしなかった」などの用法があ [続きを読む]
  • 時々見かける「いみじ」の言葉の意味とは何?
  • 古代から使われていたが漢字にならない言葉がいくつか存在する。それらは、漢字にないモノや概念ということになる。代表的な言葉としては「たまゆら」「ぬばたま」「まほろば」などがある。「いみじ」というのも漢字に宛てられなかった言葉の一つ。この「いみじ」が出てくるのは、まず、『徒然草』7段。「世は定めなきこそ、いみじけれ」と出てくる。「定めなき」は無常の意で、「いみじけれ」は、すばらしいの意とする言葉。世の [続きを読む]