唯心 さん プロフィール

  •  
唯心さん: 書画家・岩波唯心 書斎の片隅から…。 
ハンドル名唯心 さん
ブログタイトル書画家・岩波唯心 書斎の片隅から…。 
ブログURLhttp://yuisinn01.way-nifty.com/blog/
サイト紹介文難病の中で書と墨絵を書いて生きていますが、美術や病気、自然などについて綴りたいと思います。
自由文5歳で絵の師につき、8歳で書の世界に入りました。
プロとなってから網膜色素変性症に原因不明の脳出血で右半身不随。
左腕を利き腕にかえて復活するも次には現時点の医療では治せない心臓病が2つ発症。
それでも筆を揮っていれば、人生楽しいのです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2010/08/27 16:35

唯心 さんのブログ記事

  • mail文化の前。
  • ここ数日、入院前に出しておかなければならい手紙が数通あったので、認(したた)めていた。 ところで左手を使うようになり、筆圧と紙の滑り具合が嚙み合わなくなって困っていたが、意に叶った便箋と巡り合えた。 浅草の満寿屋が作っている便箋だが、筆圧が強くなってしまった私にとっては裏写りや染み込みがなく、また書いた文字が下の紙に凹みとして残らないのは有難い。余談だが、この満寿屋は明治15年に紙屋、特に原稿用紙に特 [続きを読む]
  • ホームページ画面変更のお知らせです。
  • にほんブログ村 美術ブログ ホームページを流し、途中から風潮に任せてスマートフォンサイズに変えていましたが、やはりどうも違っていたようです。 私の絵は腕のあるカメラマンに撮影して頂き、拡大してやっと細部がわかる程、密に描き込んでいる。詰まる所、スマートフォンの小さい画面ではのっぺりとして伝えられない。 そしてそこへ文章、文言が多いとなれば、やはりふとした時にゆるりとご覧下されば、それが一番ではないかと [続きを読む]
  • 昭和が残したもの。(二)
  • にほんブログ村 病気ブログ 昨日、書くべきだったがつい先日、二回目の診察で、なぜ頻りに扁桃腺が腫れるようになったかは手術が延期となり、入院前の検査が増えたことで迂闊にも聞きそびれてしまったが、昨日の続きを…。 ともかく咳、高熱、鼻血等、生活に支障を来たした呼吸器の故障に枚挙がないし、今でも時折、顔を真っ赤にしながら咳込んだり、軽く鼻をかむと血が混ざっているが、一番厄介なのは血管運動性鼻炎。これは大量 [続きを読む]
  • 昭和が残したもの。(一)
  • にほんブログ村 病気ブログ 前回、またいつか記したいと書きながら頭を抱え、とうとう四十四年と数ヶ月の時間を簡単にはまとめることが出来なかった。 二回に分けて載せて頂く。私は昭和四十四年、伊弉諾景気の最末期に東京都大田区の平和島に程近い、第一京浜国道から一本路地を入った所で生まれ、青い空を拝むことはなかったが、それは半年と経たぬ内のこと。 母方の実家がある長野の諏訪に転居し、初めて青く眩しい空を見た。諏 [続きを読む]
  • 背骨の痛み。その結末と…。
  • にほんブログ村 病気ブログにほんブログ村 オヤジ日記ブログ随分と時間はかかりましたが、背骨の痛みの決着が付いたと申しましょうか、何とも歯痒さの残る結果となりました。 先に診断を報告させて頂きますと、「背筋と背骨の過労」。 となりますが、脳の損傷があると通常の方よりも肉体の老化の進度が早いところへ、通常の方よりも肉体を酷使していたというのが原因だったようです。脳神経外科の医師が 「仕事の量を減らせ」 と仰 [続きを読む]
  • 桜の木の下で。
  • にほんブログ村 オヤジ日記ブログダンゴムシは節足動物の甲殻類だとか、ダンゴムシの仲間は海中にもいるだとか、そのようなことは差し当たり捨て置く。 桜の古木を前に立ちすくんだ時、白く光る小さなものが視界に入った。 一分(いちぶ)程の、ダンゴムシが脱皮した抜け殻。黒味を帯びた桜の肌(はだえ)は一変して深い海となり、抜け殻はゆらゆらと沈みゆくマリンスノーと化していた。 [続きを読む]
  • 夢幻。
  • にほんブログ村 美術ブログ 昨日の昼、病院を出てしばらく歩き、ふと空を仰げば雲の形に興が湧く。今後に描く絵の材料になるのではと思ったもののスケッチブックはない。そこでせめてもとスマートフォンで写真を数枚撮ったが、団地やマンションに囲まれた宙は狭く切れ切れとなり、雲の尾頭を拝することは叶わなかった。 ところでその日は隣町にある病院へも行くことになっていたので、そのまま駅に向かい、電車に乗ったのだが列車 [続きを読む]
  • 秋の初めに…。
  • にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 薄羽黄蜻蛉(ウスバキトンボ)。「精霊トンボ」のことで、先祖の使いとされているのは周知の通り。東京辺りでは近年の熱帯化で六月の中旬には出現するようになったが、多くは八月から九月頃に飛び回っている。 ところで昨日、玄関を出たところでこのトンボが枯れ草に掴まり、風が吹こうが微動だにしない。手を振り、影をちらつかせても首を傾(かし)げることなく、じっと大きな眼(まなこ)でこち [続きを読む]
  • 二とせ近くに。
  • にほんブログ村 オヤジ日記ブログ タオルがだいぶくたびれてきたので替えようと、粗品で頂いたものを出すべく、ダンボール箱に手を入れ闇雲に掴んだが実に懐かしい名前との再会。雪駄しか履かなかった時分のことだが職業柄、白の鼻緒だった。 そして値段はピンからキリまであったが、当然一番安い物で、表の竹皮はそれに似せて型押しし、着色された固いビニール。言うなれば雪駄風のサンダルである。 ところが困ったことには鼻緒の [続きを読む]
  • ん〜。
  • にほんブログ村 戦うオヤジ最近、病院騒ぎであたふたとしておりますが、3軒目の病院、先週の20日に同じ市内にあるとはいえ、離れた場所にある整形外科へ行き、見たこともない鎮痛剤を処方されたが効きもせず。1週間服用してどうだったか、教えに来てくれということで一昨日の27日に再び病院を訪ね、効かなかったことと副作用の様子を報告すると、背骨の痛みついて詳しく説いて下さった。 ようは骨折やずれ、椎間板ヘルニアになった [続きを読む]
  • 恨み節。
  • にほんブログ村 戦うオヤジ お騒がせをしております。 脊椎専門の科がある病院へはやはり紹介状が必要となるので、今日、隣の市にある整形外科へ行ってきましたが、結果、3時間待ち、やっと診察となって一連の経過を説明。そしてそそくさとレントゲン検査をして一言。 「あー、老化です。湿布、出しときますが、痛み止め、いりますか」と終わりました。帰宅前に整骨院で治療を受け、痛みを少しでも和らげるよう、幅のある包帯で固 [続きを読む]
  • 背骨一本。
  • にほんブログ村 美術ブログ6月20日に起きた背骨の痛み。そしてそれが背筋挫傷であったということは今月の6日に書いた通り。だが未だに収まらず、悪化の一途を進んでいると言うべきか、行くところまで行ってしまったようである。来る日も来る日も整骨院で治療を受けても痛みが退かず、そこへ別の痛覚が肩甲骨の上部、脇腹、胸、肋骨の下部へ転々と巡るようになってしまい、実(まこと)逃げる鰻を捕らえるような格好となっていた。 [続きを読む]
  • 夏目漱石生誕一五〇年に寄す。(二)
  • にほんブログ村 美術ブログ昨日の続きで… 橋本栗渓の愛媛県尋常中学における在職期間は不明だが、同僚には夏目漱石がおり、漱石の「坊ちゃん」に登場する「漢文先生」のモデルであった。 漱石がそこで務めたのは明治二十八年の一年間だけだが、「坊ちゃん」を著したのは明治三十九年のこと。かつて漢学を志し、また正岡子規との交流の中でそれを培われた漱石には、三つ程上の橋本栗渓とは通ずるもがあり、隔地にあっても交誼は続 [続きを読む]
  • 夏目漱石生誕一五〇年に寄す。(一)
  • にほんブログ村 美術ブログ昨年は夏目漱石没後一〇〇年ということでそれに合わせて書きたかったことがあったものの、作品の仕上がりが遅くなって機を逃していたが、数ヶ月過ぎたといえど今年は生誕一五〇年。それに乗ればいいだろう。 私は近現代の小説はまったくと言っていいほど読まず、ただ僅かに牧水や山頭火、暮鳥などを好み、小説となれば進んで読んだのは芥川龍之介くらい。 世の慣いである夏目漱石のものは高校一年の授業 [続きを読む]
  • デザイナーではありませんが…。
  • にほんブログ村 戦うオヤジもう傷病のことは書くまいと思いながら、話の成行き上、やはり書かざるを得ませんかね。6月20日の火曜日、起床すると背骨に妙な痛みが走ったものの捨て置けば、昼近くに悪化。その日は丁度スケッチに山へ登るつもりだったのですが、今にも空は泣きそうな雲行き。中止したため山行を整骨院行きに変更。診断は「背筋挫傷」。片麻痺のまま再起し、絵筆を持ったのはもう十二年程前ですか、それから殆ど休むこ [続きを読む]
  • 一作に一代 (四)
  • にほんブログ村 空いてしまったが続きを。 また突(つつ)く作業が毎日続くことになったが、一月も初旬から中旬に変わる頃、窓から射し込む日の光が眩しく、筆の穂先の突(つ)く先を晦ませるようになったので、晴れている日はカーテンを四分の三程引き、曇天と雨天の日は半分程引いた。一月になってからは整骨院へは行っていない。穴蔵(あなぐら)と化した作業場で背中を丸め、机に顔を付けて突(つつ)いているが、動きは指先だ [続きを読む]
  • 一作に一代 (三)
  • にほんブログ村一日空けて続きを。 営々(えいえい)と突(つつ)き、来る日も来る日も営々と突く。 部屋に響く音は、柱時計の時を刻む針の動きと、己の心拍だけ。 営々と突き、来る日も来る日も営々と突く。 突(つつ)き、突き、一日を終えて顔を上げ、どれ位の捗(はかど)りかと見れば、三平方センチメートル。 四月下旬、無間(むけん)地獄に落ちた所まではいかないが、狭隘な塗り終えた部分と、浩蕩(こうとう)と広がる手 [続きを読む]
  • 一作に一代 (二)
  • にほんブログ村昨日の続きを。 下絵ではどこまで描き、どこで切るかと悩んだ。古典的日本画やその元である中国の絵画では「間(ま)」もしくは「気韻(きいん)」と呼び慣わし、鉄則ではないが、バックに色を重ねても空間を空けるのが常。 野葡萄と多種の一葉(ひとは)一葉、一枝一枝が主張しながらも静黙し、眼目の果実を際立たせている。 惑い、鉛筆を動かす手を休めて答えを出せば、旧弊を破るも己の世界。どれ [続きを読む]
  • 一作に一代 (一)
  • にほんブログ村今年も明日で五月の中旬。早く、ブログから遠ざかっていたというべきか、口を噤(つぐ)むことが多かった理由、つまり作品制作の顛末、足掻(あがき)きを書く。 一昨年の五月。個展の開催中、画廊の照明を点け、看板を出して御越し下さる方々を待つ束の間、並べた作品群を一目して観取した。 「もう、絵だけに戻れるかもしれない」と。そして個展の始末が付き、直ちにと、胸は早鐘を打っていたが骨折騒ぎ [続きを読む]
  • 黒船来航。
  • にほんブログ村今回、完成した作品の顛末はまた後日とし、先週の二十四日に起きた珍事と言うべきか、変事の話しを書く。 私は自分の生活を観(み)、必要と思うものだけを所持し、時流がどうであれ不必要な物は身辺置かない性分であり、その方が気楽であった。携帯電話、当世ガラケーと言われる物で「らくらく」という修飾語が付く器物を持ち、最低プランの一番安いコースを使っていたが、一日中、家の中で作品を描き、また山 [続きを読む]
  • ようやく一点目。
  • にほんブログ村大分のご無沙汰です。石高道(いしだかみち)を辿り続け、今日、個展に向けた作品の第一作目を完成させる。気付けば一年と五ヵ月近く。 最後に印を捺したのは一三時四〇分頃。折しも禊雨(みそぎあめ)だろうか、大粒の雨が落ちて直ぐに止み、青空に日差し射す。今夜は飲む。 野暮のことは言わず、聞かずに飲む。事の顛末はまた日を改めて…。 [続きを読む]
  • 遺伝もしくは血(三)
  • にほんブログ村今回はさほど長引かずに済んだようで、安堵しつつ最後へ。祖父母は勿論のこと身内は寺に疎く、何故か私だけが三十年と少しの時間を親しくさせている。その初めに聞いたのだが、出版界の岩波と私の岩波は江戸の半ば頃に根別れをしたようだ。彼の岩波茂雄は昭和二十一年(六十五歳)一月に雑誌『世界』を創刊。二月に文化勲章を授与され、四月に脳出血で逝去。比ぶべくもないが私は脳出血により死の淵を彷徨って戻って [続きを読む]
  • 遺伝もしくは血(二)
  • にほんブログ村中半ですが、昨日の続きを。岩波となり、自分でも驚き、身内でも「お前は誰の子だ」と言われる位、真っ先に顔付きが変わっていった。姓を改め、一年経とうとする頃には仏画の修練を進めており、その中で師から様々な人と引き合わせられることとなったが、中には数人、岩波書店の岩波茂雄と交わった方がおり、師が私の名を告げようと口を開くよりも早くそれを制し、驚きながら「岩波…さん…。岩波茂雄さんですよね。 [続きを読む]
  • 遺伝もしくは血(一)
  • にほんブログ村今週の頭、六月二十七日に用があり、寸刻、信州の諏訪にある菩提寺へ行った。ところで寺の境内域内になる門前の片隅に、手入された草が青く、僅かに空いた場所がある。横から見れば分かりにくいのだが、一旦外へ出てそこを正面から見ればすぐに標石が目に入り、そこがある人間の始まりと気付く。標石に刻まれた文字は「岩波茂雄先生生誕之地」。私が偉くなったのでもなく、まして生まれた場所なぞ誉められたものでは [続きを読む]
  • 新しいホームページが出来ました。
  • にほんブログ村仕事上ホームページが必要となり、空いた時間を縫いながらぼつぼつと一日五分、また或る日は十分、更には数日も手を付けられず、ようようと出来ましたので御笑覧下されば是幸い。(左上、小生の写真の下を 願います)しかし私の作品の性質上、描き上げれば数ヵ月かけて乾かし、次いで表具師に渡して「裏打ち」という作品の裏に和紙を貼る作業をして頂き、丈夫かつ皺やたるみのないものとする。それが終わって [続きを読む]