あんご鍼灸院 さん プロフィール

  •  
あんご鍼灸院さん: 現代医学的鍼灸治療
ハンドル名あんご鍼灸院 さん
ブログタイトル現代医学的鍼灸治療
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/
サイト紹介文鍼灸師、鍼灸に興味有る医師のために、鍼灸の現代医学的(解剖生理学的鍼灸)を解説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2010/09/19 15:38

あんご鍼灸院 さんのブログ記事

  • 鍼灸講習会<鍼灸奮起の会>発足のお知らせ Ver.1.2
  • 現代鍼灸講習会<鍼灸奮起の会> 新規開催講師 似田 敦 元東京衛生学園講師・あんご針灸院院長6回シリーズで来院することの多い関節と脊柱疾患をとりあげて実技指導します。第1回〜第4回の勉強会は、平成30年4月15日に鍼灸学会tokyoで行った<私の鍼技法と現代鍼灸治療 背腰殿痛・膝関節痛を例に>の改良版ですが、この時はマンツーマンでの実技指導まで手が廻りませんでした。今回は実技指導を受けるチャンスです。ま [続きを読む]
  • 後頸深部筋の解剖と鍼灸治療点
  • 1.後頭下筋を除く後頸部筋の筋構造   背部にある筋のうち、脊髄神経後枝に支配される筋群を固有背筋とよぶ。したがって脳神経に支配される僧帽筋や、腕神経叢に支配される広背筋、肋間神経に支配される上・下後鋸筋は脊髄神経前枝の支配のため、固有背筋に含めない。後頸部の筋について個別にまとめるが、後頭下筋群については、すでに本ブログでも書いているので省略する。<ブログ:本稿での後頸部の経穴位置と刺激目標>ht [続きを読む]
  • 本稿での後頸部の経穴位置と刺激目標
  • 1.序 経穴の位置は、その古典的解釈や世界標準化などにより微妙に位置が変わることがあり、教科書もたびたび修正されてきた。その一方で施術者個人の刺激意図により、教科書とは異なった治療点を使用することも、これまた多い。当然のことだが、学校協会編「經絡経穴学」に定めた経穴位置が今日の基準になっているので、本稿でもこれに準じているが、解剖学的観点から教科書にない治療ポイントも使っている。この新たな位置につ [続きを読む]
  • 「秘法一本鍼伝書」⑥<上肢内側痛の鍼>の現代鍼灸からの検討 
  • 1.「秘法一本鍼伝書」上肢内側痛の鍼(肩貞)1)取穴法後腋窩紋頭の内上方約2寸を下からナデ上げると、内上方から外下方にむかって太い筋肉が指に触れることができる。この筋の下縁に指頭を突っ込むように強圧すると有感的に響く処がある。本穴はここに取る。いわゆる肩貞穴である。2)用鍼寸6ないし2寸の3番の銀鍼または鉄鍼を用いる。3)患者の姿勢正座して手を下垂させ、拳を握らしめ、閉目させて呼吸を静かにさす。4 [続きを読む]
  • 「秘法一本鍼伝書」⑤<上肢外側痛の鍼>の現代鍼灸からの検討 ver.1.1
  • 最近の当ブログでは「秘法一本鍼伝書」中の下肢痛の鍼を4パターンに分け、現代鍼灸の立場から解説した。同じような形式で、上肢痛は2パターン分けて説明する。1.「秘法一本鍼伝書」上肢外側痛の鍼(肩髃)1)取穴法肩関節上際部で上腕を挙げて凹みが出るところがある。この凹みに前と後の2カ所あり、前の凹みが治療穴である。この凹みのところに指端をあてて一応手を下垂する。それから患者をして上肢を外転そして内転させる [続きを読む]
  • 「秘法一本鍼伝書」④にない<下肢内側の病の鍼>の現代鍼灸からの検討
  • 柳谷素霊著「秘法一本鍼伝書」には、下肢内側の病の鍼の記載がないが、現代鍼灸での方法を説明することにした。下肢前側・外側・後側の痛みの鍼に比べて、内容はシンプルである。1.大腿内側の病の現代鍼灸1)大腿内転筋の解剖大腿内側には次の5つの大腿内転筋群がある。すなわち恥骨筋・長内転筋・短内転筋・大内転筋・薄筋であり、いずれも閉鎖神経支配である。なお閉鎖神経とは、腰神経叢から起こり、骨盤の閉鎖孔を貫通して [続きを読む]
  • 「秘法一本鍼伝書」③<下肢外側の病の鍼>の現代鍼灸からの検討
  • 1.「秘法一本針伝書」下肢外側の病の鍼(環跳)1)取穴法患側を上にした側腹位で、なるべく腹壁に大腿をつけるようにする。上前腸骨棘の外下方で曲がり目に太い筋がある。この筋の後側にゴリゴリするところがある。ここを指で押さえると大腿の外側に響く処がある。これを環跳穴とする。2)用鍼3寸の2番ないし5番の銀鍼、あるいは2番ないし3番の鉄鍼をもちいる。3)患者の姿勢前記した体位にせしめて取穴。患側の膝頭を両 [続きを読む]
  • 「秘法一本鍼伝書」<下肢後側痛の鍼>の現代鍼灸からの検討
  • 1.「秘法一本鍼伝書」下肢後側痛の鍼(力鍼と裏環跳)1)取穴法 伏臥にさせ、腸骨稜上縁を外方から脊柱の方に指でなでると腰斤と接する処に浅い陷凹を感ずる。この部はおよそ脊柱から四寸のところで、指に左は?の反対の形に、右は?形に脊柱の両側にある筋状硬結物に突き当たる所がある。此の部を強く按ずれば陷凹がある。これをA穴とする(昔は力鍼穴といった)。また小野寺氏の十二指腸胃潰圧診点に該当するところ所謂裏環 [続きを読む]
  • 「秘法一本針伝書」<下肢前側の病の鍼>の現代鍼灸からの検討
  • 「秘法一本鍼伝書」は、柳谷素霊自身の臨床経験に裏打ちされた治療技法を集めたものである。古典派の大御所でありながら、古典理論に基づいていないという意味で、現代鍼灸派にとっても研究対象となると考えている。平易に書かれているが、奥深い内容をもっている。ある程度実力のある者は、自分のやり方と比較することで、勉強になる点を多々発見するだろう。これまで本ブロクでも部分的には取り上げてきたが、内容は不十分である [続きを読む]
  • ケッペンの気候区分の手法による舌診分類の試み Ver.2.1
  • 1.舌質色  舌(質)色は、血液の色が反映されている。主に寒熱を診る。情報は一次元的である。熱証であれば赤くなる。熱証には実熱と虚熱の区別がある。実熱は外感によるものであり、虚熱は陰虚(脱水状態)による(両者の鑑別は舌苔で行う)。舌苔舌先や舌辺が鮮赤色ならば実熱。熱毒では紫色になる。寒証であれば舌色は淡くなる。 寒熱は、脈診でいう脈の遅数と相関性がある。  ①淡紅舌(淡紅色): 正常な血色 → 正常 [続きを読む]
  • 石坂宗哲が考察した営衛と宗脈 Ver1.2
  • 本稿は、ブログ「営衛と宗気のイメージした解説https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=6b294c3841433e83f3a321c4b291a6df&p=1&disp=50の後編に相当するものです。1.石坂宗哲の時代的背景と年譜甲府の鍼灸医家系の三代目として1770年に生まれた宗哲は、年少の頃から伝統的な鍼灸を学んでいた。青年時代の状況は記録に残っていないが江戸で鍼灸医として働いていたらしい。この功績が江戸幕府に認められ、1797年弱冠27才にし [続きを読む]
  • 営衛と宗気のイメージ化した解説
  • 江戸時代末期の異端の鍼灸医師、石坂宗哲石坂宗哲の真骨頂は、古典学説の營衞と宗気を動脈と静脈に、後者を脳神経系と捉えたことにあるのは万人の認めるところである。このような石坂宗哲の考えを理解するには、それ以前の伝統的な營衞と宗気について知っておかねばならない。当時の中国人の頭脳になったような気持ちで考察してみたい。1.營衞1)衛気営血弁証のおさらい外感熱病である温病に関する弁証で、主として「熱邪」によ [続きを読む]
  • 小児鍼の歴史と疳の虫の治療
  • 筆者は2011年5月27日、「小児かんの虫の鍼灸治療」と題したブロクを発表したが、最近、長野仁・高岡裕「小児鍼の起源について 小児鍼師の誕生とその歴史的背景」(神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野ゲノム医療実践学部門)平成 22 年 7 月 20 日受理の論文(ネット上で公開)を読む機会があり、小児針に対する今日の常識的理解が誤りであることを知った。この論文の知見を含めて、小児針法について書き改めることに [続きを読む]
  • 大腰筋性腰痛の症状と鍼治療 Ver.1.1
  • 1.腸腰筋の基礎知識    大腰筋とは、大腿骨から腰椎のそれぞれ全部の間に走る筋で、腸骨筋は骨盤から大腿骨の   間に走る筋。腸骨筋は走行途中で大腰筋と同じの束(腱)になり大腿骨に付着しているので、2筋合わせて腸腰筋とよばれる。起始:浅頭は第12胸椎〜第4腰椎までの椎体および肋骨突起。深頭は全腰椎の肋骨突起。停止:大腿骨の小転子、支配神経:大腿神経,作用:股関節の屈曲(大腿の前方挙上)2.腰神 [続きを読む]
  • 腹診に関する現代医学的解釈 Ver.2.0
  • 日産玉川病院東洋医学科では、腹証を診ていた。古典的解釈と現代医学的解釈を併用していたが、意見の統一をはかるための資料として「東洋医学診療マニュアル」(代田文彦先生口述、鈴木育夫、武藤由香子両先生整理)が作製された。この冊子の部分的紹介が当ブログ2006年5月14日報告の<腹証に対する現代医学的解釈>であった。あれから十二年経た現在、ブログ<alternativemedicine>腹証に関する研究文献の紹介が記されていた。こ [続きを読む]
  • 『名家灸選』の腰痛の灸デモ(萩原芳夫先生)
  • 毎年春秋に開催されている現代鍼灸科学研究会は平成30年春、ゲストとして萩原芳夫先生をおよびした。萩原先生は、かつて日産玉川病院第2期鍼灸研修生で、研修後に地元埼玉県で灸専門治療院として長らくご活躍されていたが、ついに昨年閉院されるに至った。何しろ、この治療院は、『名家灸選』に基いた灸専門院であって他に類がなかった。是非ともこの方法を学習したいという意見が当研究会内部で持ち上がり、招待する運びとなっ [続きを読む]
  • 肩中兪深刺の理論と適用
  • 1.肩中兪深刺の適応   肩中兪(C7棘突起外方2寸)深刺では第1肋間(第1肋骨と第2肋骨間)に刺入できる。この刺針の適応は、頸部交感神経節刺激の他に、腕神経支配領域の症状に対する治療としての使い道がある。 腕神経叢はC5〜Th1神経前枝から成っているが、腕神経叢から起こり、中府・雲門あたりの大胸筋部痛、肩甲間部痛、後方四角口腔部痛に対して、効果あることが多い。 2.傍神経刺としての [続きを読む]
  • 肋間神経痛の鍼灸治療
  • 1.胸痛を起こす原因 冠状動脈の虚血と、肋間神経の興奮が胸痛の2大原因である。1)冠状動脈の虚血 冠血流量が不十分→心筋虚血→心臓を支配する交感神経(Th1〜Th5)興奮→心臓痛となる。ただし強い痛みの場合、交感神経興奮は交通枝を介して脊髄神経にまで興奮が漏れるので、同じレベルの脊髄神経すなわちTh1〜Th5胸神経の後枝と前枝(=肋間神経)を二次的に興奮させる。つまり虚血性心疾患による胸痛とは、交感神経性 [続きを読む]
  • お灸のトリビア その2
  • お灸に関する、とりとめのない豆知識を以下にまとめてみた。1.排膿のための鍼と灸 血が停滞して体内に熱をもって体内に腫瘤形成される。これを取り去るには、内科的には湯液治療だが、鍼灸治療的には、鍼による皮膚切開と、打膿灸による排膿の方法が行われていた。1)皮下に腫瘤の存在が明瞭で、排膿できそうな場合→鋒鍼(△型に尖った鍼。三稜鍼)や火鍼(鋼鉄の太鍼を火で加熱)で皮膚を切開し、排膿口をつくって膿を外に出 [続きを読む]
  • 脳清穴の臨床応用例 Ver.1.2
  • 1.脳清穴とは脳清穴とは、解谿の上2寸にある新穴で、脛骨外縁側付近で長母指伸筋腱上に取穴する。長母指伸筋腱を刺激するという意味では、解谿穴刺針に似るが、解谿と比べてしっかりと刺激できるという利点がある。この度、脳清穴刺針が効果あった症例を通じ、脳清穴刺針の臨床応用の一端を知ることができたので報告する。なお脳清穴については、「足三里と脳清穴の相違点(2010年7月11月発表)」と題して報告済。とくに脳 [続きを読む]
  • 鍼灸院における設備・備品の改良アイデア(その4)
  • 1.以前、赤外線スタンドの根元に「二つ折りした鉄製の格子」(百均で購入)を取り付け、そこを診療中のカルテ置き場としたのだが、使いづらかったので、壁に移したことで、必要に応じて簡単にカルテを手にとれるようになった。この場所はカルテ置場と小マクラ置場の兼用である。↓ 変更2.以前はワゴンの下にティッシュケースを取り付けたが、手が届かないことがあるので、赤外線スタンドに縦に設置することにした。 [続きを読む]
  • お灸のトリビア
  • 1.灸治療が庶民に広まったのが江戸時代もぐさは西暦500年頃、仏教とともに日本へ伝わってきた。中国にある棒灸は、日本のお灸の原型と考えられるが、お灸は日本独自に進化した伝統的な治療法。西暦700年頃僧侶が行う治療として隆盛を極め、江戸時代には庶民にも広まった。2.いくさにおけるモグサの利用法もぐさは戦さで使われていた。戦さで怪我をした際にもぐさを使って傷口を焼いて、肉を盛り上がらせ、血止め・消毒をしてい [続きを読む]
  • 打膿灸について Ver2.1
  • 1.余談打膿灸をしている処は直接は見たことはないが、焼きゴテ治療は見たことがある。今から約30年前頃のこと、小田原市間中病院の間中喜雄先生の治療見学の時だった。まず皮下へ局所麻酔注射を行ったかと思ったら、引き続き先端一円玉程度の平たく丸い金属性のコテを火で十分熱し、コテ先端を先ほど局麻注射した部分に2〜3秒ほど押し当てた。ジューという音がして白い煙が上がった。間中先生は、いつもながらの治療といった [続きを読む]
  • 古代九鍼の知識
  • これまで古代九鍼についてはあまり興味がなかったが、調べてみると鑱鍼や員利鍼は古代から近代へと針の形や使用法が変化しているものがったり、員鍼のことを誤って員利鍼と称して販売している現状がある。要するにかなり混乱した状態になっていた。古代九鍼については現代では忘れかけた内容で、多くの鍼灸師は毫鍼以外にあまり使わない。というよりそれ以外の方法を知る者がほとんといなくなったということであろう。現在、古代九 [続きを読む]