あんご鍼灸院 さん プロフィール

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あんご鍼灸院さん: 現代医学的鍼灸治療
ハンドル名あんご鍼灸院 さん
ブログタイトル現代医学的鍼灸治療
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/ango-shinkyu/
サイト紹介文鍼灸師、鍼灸に興味有る医師のために、鍼灸の現代医学的(解剖生理学的鍼灸)を解説。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供37回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2010/09/19 15:38

あんご鍼灸院 さんのブログ記事

  • 脳清穴の臨床応用例 Ver.1.2
  • 1.脳清穴とは脳清穴とは、解谿の上2寸にある新穴で、脛骨外縁側付近で長母指伸筋腱上に取穴する。長母指伸筋腱を刺激するという意味では、解谿穴刺針に似るが、解谿と比べてしっかりと刺激できるという利点がある。この度、脳清穴刺針が効果あった症例を通じ、脳清穴刺針の臨床応用の一端を知ることができたので報告する。なお脳清穴については、「足三里と脳清穴の相違点(2010年7月11月発表)」と題して報告済。とくに脳 [続きを読む]
  • 鍼灸院における設備・備品の改良アイデア(その4)
  • 1.以前、赤外線スタンドの根元に「二つ折りした鉄製の格子」(百均で購入)を取り付け、そこを診療中のカルテ置き場としたのだが、使いづらかったので、壁に移したことで、必要に応じて簡単にカルテを手にとれるようになった。この場所はカルテ置場と小マクラ置場の兼用である。↓ 変更2.以前はワゴンの下にティッシュケースを取り付けたが、手が届かないことがあるので、赤外線スタンドに縦に設置することにした。 [続きを読む]
  • お灸のトリビア
  • 1.灸治療が庶民に広まったのが江戸時代もぐさは西暦500年頃、仏教とともに日本へ伝わってきた。中国にある棒灸は、日本のお灸の原型と考えられるが、お灸は日本独自に進化した伝統的な治療法。西暦700年頃僧侶が行う治療として隆盛を極め、江戸時代には庶民にも広まった。2.いくさにおけるモグサの利用法もぐさは戦さで使われていた。戦さで怪我をした際にもぐさを使って傷口を焼いて、肉を盛り上がらせ、血止め・消毒をしてい [続きを読む]
  • 打膿灸について Ver2.1
  • 1.余談打膿灸をしている処は直接は見たことはないが、焼きゴテ治療は見たことがある。今から約30年前頃のこと、小田原市間中病院の間中喜雄先生の治療見学の時だった。まず皮下へ局所麻酔注射を行ったかと思ったら、引き続き先端一円玉程度の平たく丸い金属性のコテを火で十分熱し、コテ先端を先ほど局麻注射した部分に2〜3秒ほど押し当てた。ジューという音がして白い煙が上がった。間中先生は、いつもながらの治療といった [続きを読む]
  • 古代九鍼の知識
  • これまで古代九鍼についてはあまり興味がなかったが、調べてみると鑱鍼や員利鍼は古代から近代へと針の形や使用法が変化しているものがったり、員鍼のことを誤って員利鍼と称して販売している現状がある。要するにかなり混乱した状態になっていた。古代九鍼については現代では忘れかけた内容で、多くの鍼灸師は毫鍼以外にあまり使わない。というよりそれ以外の方法を知る者がほとんといなくなったということであろう。現在、古代九 [続きを読む]
  • 石川日出鶴丸著<滑伯仁の『十四經絡発揮』の現れるまで>の要点
  • 石川日出鶴丸 原著 倉島宗二 校訂 昭和51年5月1日 日本針灸皮電学会刊1.米占領軍の針灸按等医療類似行為禁止令に抵抗した石川日出鶴丸 石川日出鶴丸(1878-1947)は、東京帝大医学部を卒業後、京都帝大で教授となり、生理学教室を主催し、そこで求心性自律神経二重支配法則を発見して注目を浴びた。また東洋の伝統医学である針灸についても深い関心を示し、その治効原理と經絡経穴の本態の解明に着手した。その研究は、 [続きを読む]
  • 私の鍼技法と現代鍼灸治療 背腰殿痛・膝関節痛を例に<講演予定>
  • 私はこの度、鍼灸学会Tokyoで、講演することに決まりました。内容はほとんど私のブログで紹介していることばかりですが、現代鍼灸で多用する鍼技法を厳選していること、また120分と十分な講演時間を確保されていることで、これまで伝えきれなかった内容を紹介できるのではないかと思っています。実際に実技を見たい方、直接疑問を私にぶつけたい方など宜しければご参加下をお待ちしています。日月:平成30年4月15日(日曜) [続きを読む]
  • 膝痛患者における鶴頂圧痛と内外膝眼圧痛の相違点
  • 筆者は、2018年1月26日のブログ「立位で膝関節症の治療をすることの意義」で、膝痛患者に対し、立位で膝関節周囲縁の圧痛を探り、圧痛部に速刺速抜刺法を行う技法を提案した。このやり方は、2ヶ月ほど臨床に使ってみて、非常に効果の高い治療法らしいことが分かった。また自分なりの見解もできたので、ここに整理することにした。1.刺針体位の変更刺針体位をベッド上での立位から、ベッド傍での立位に変更以前のブログでは [続きを読む]
  • 内臓疾患に対する針灸治療の私見
  • 私が平成29年12月22日に発表したブログ<泌尿器科症状に対する陰部神経刺の限界>をみて、最近「初心のはり士」氏が、驚くべきことに数回にわけて自分の見解を示している。この内容は私のブログ内容とは直結していないが、内容はうなずかされる点が多い。これに対する私の直接の返答ではないが、内臓疾患に対する私の見解を示しておくことにしたい。内容的には過去ブログのダイジェストである。1.現代鍼灸流の内臓治療の原則内臓 [続きを読む]
  • 胸椎椎間関節症のアドバンス針治療
  • 1.背部一行刺針の限界2016年6月1日に<胸椎椎間関節症には針が一番>と題したブログを発表した。側腹位で胸椎椎間関節症に対して、胸椎の一行線に刺針すると一般的によい効果があげられることが多い。しかしながら直後効果は良くても数日経つと元にもどるケースがあったり、治療数回目まで順調に改善していても、それ以上治療回数を重ねても治療効果が頭打ちになるケースがあったりした。これが針灸の限界なのかとも思ったが [続きを読む]
  • 椎間関節性腰痛と筋々膜性腰痛の針灸 再整理 Ver.1.2
  • 下肢症状のない腰痛の針灸治療の代表的疾患といえば、椎間関節性腰痛と筋々膜性腰痛であろう。両疾患はともに、痛みの直接原因が脊髄神経後枝にあるという共通性があり、症状も紛らわしい部分がある。これらに対して現代針灸はどのようなアプローチをすればよいのだろうか。かつて解剖学的針灸という単語はあったが、現代針灸という単語はなかったように記憶している。確かに三十数年前は、「単に何々筋が緊張しているので、そこに [続きを読む]
  • 平成30年1月4日柳谷素霊先生墓に参拝
  • 平成30年1月4日、現代鍼灸科学研究会の同志5名とともに、柳谷素霊先生のお墓に参拝した。柳谷素霊墓は、東京都東村山市の都立小平霊園にある。西武線の小平駅北口下車、徒歩5分で霊園の入口に到着、その後園内を5分ほど歩いて到着した。墓石は、右から「柳谷家奥津城」と「柳谷素霊/妻正子奥津城」の二基で、正面右側に墓誌があった。奥津城(おくつき)というのは神道独特の表現で仏式でいう「‥‥之墓」といった意味であ [続きを読む]
  • 泌尿器科症状に対する陰部神経刺針の限界
  • 1.泌尿器科症状して期待はずれの陰部神経刺針筆者は馬尾性脊柱管狭窄症に対して陰部神経刺針を鍼灸臨床の中で日常的に行っている。馬尾性脊柱管狭窄症の間欠性跛行「5分以上歩くと脚が前にでづらくなる」という訴えに対し、陰部神経刺針をすると、陰部神経支配領域であるペニス・陰嚢・肛門・直腸あたりに響きが得られるので、泌尿器科疾患に対しても陰部神経刺針が有効かもしれぬという思いがあった。そのことをブログにも書い [続きを読む]
  • 勘違いしていた言葉
  • 1)トートバッグ(tote bag)東京陶器(TOTO)株式会社の販促用としてつくったバッグのことだろうと思ったが違っていた。持ち手が2本あって口が開いたつり下げカバン。「トート」は、アメリカの俗語で「運ぶ(carry)」、「背負う」を意味する。元来はキャンプなどの際に水や氷を入れて運ぶことのできる丈夫なキャンバス地などを使って製作された。これまでキャンプ道具に過ぎなかったトートバッグを、最初にファッションアイテ [続きを読む]
  • 代表的な薬物灸について 〜灸基礎実技講師のために Ver.2.3
  • はじめに東洋療法学校協会編の「鍼灸実技」教科書には、薬物灸の説明が載っている。現在のわが国において、薬物灸を実際に行っている処は非常に少ないのだが、灸基礎実技の担当講師は、不案内なのにも関わらず、立場上薬物灸について一通り説明する必要にせまられる。薬物灸について簡明に、かつ興味深く、教えるにはどういう内容にいたらよいのだろうか。私が過去に教えた内容を記すことで諸先生方の参考に供したい。2016年1月5日 [続きを読む]
  • 立位で膝関節症の針治療をすることの意義
  • 筆者は本年11月15日に「膝OAに対する鍼灸臨床 Ver.2.0」を発表た。この時、立位で診療することの必要性について少し触れたのだが、鍼灸の効果を高めるために重要な内容なので、今回きちんと説明したい。1.仰臥位での膝関節周囲の治療膝OAでは、膝周囲の圧痛点に刺針施灸することが多いが、多くは仰臥位で行い、置針あるいはこれに低周波通電を追加する形をとるのが定石であろう。しかし筋を脱力させた状態で刺針するのは、確か [続きを読む]
  • 膝OAに対する針灸臨床 Ver.2.0
  • 変形性膝関節症(膝OA)は、従来から針灸の適応症とされてきた。事実、整形での理学療法や神経ブロック療法と比べても、よく効く。しかしながら高度な膝OAでは、針灸治療直後でもあまり症状軽減しないか、軽減しても翌日から痛みが元の状態に戻ってしまうことが多い。やはり高度な膝OAでは骨切り術や膝人工関節への手術が必要なのであって、針灸という保存療法の守備範囲を超えたものになる。この意味で、一般に75歳以上の膝 [続きを読む]
  • いわゆる五十肩の鍼灸治療総括2017年版
  • これまで色々な意見を発表してきたが、今行っている鍼灸治療で、実際に使っている方法と、すでに使わなくなった方法がある。概ね考えすぎた治療にはろくなものがない。思考は単純なほど実は実効性があると思うようになった。どこまで治療を単純なものにできるかも検討課題である。1.肩甲上腕関節間隙の痛み肩甲上腕関節部の特定の一点を痛く感じる場合、そこが治療点となる。具体的には上腕骨頭と峰のつくる第2関節部分が治療点 [続きを読む]
  • いわゆる五十肩の病態把握手順2017年版
  • 1.いわゆる五十肩の基本的な病態いわゆる五十肩は、最初は色々な診断名がつけられるが、それが自然治癒しない場合、最終的には凍結肩という単一病態へと収束されていく。細かなことは置いておき、ダイナミックな全体の流れを把握することが大切だろう。腱板の炎炎症↓炎症が肩峰下滑液包に拡大↓滑液包内の水分減少し粘性増大して癒着性滑液に↓炎症が肩甲上腕関節全体に拡大し癒着性関節包炎(=凍結肩)に↓6ヶ月〜2年の経過 [続きを読む]
  • 耳鳴りの針灸治療まとめ2017年版
  • これまで耳鳴りの針灸治療について、いろいろとブログを書いてきた。報告した時点では、新鮮な内容であっても、時が経つにつれて私にとって当たり前になり、冷静にみられるようになってきた。そもそもAという治療法が有効で、耳鳴りの鍼灸治療において、Aという治療か効き、Bの治療も効いたという場合、両者にどのような相違があるのだろうか。俯瞰的立場から、2017年における私の耳鳴りの鍼灸治療体系を整理してみる。針灸が有 [続きを読む]
  • 耳鳴に対する鳴天鼓の方法
  • 1.鳴天鼓(めいてんこ)の再発見ネットの面白情報チャンネル<らばQ>2017年9月20日の記事に、側頭部をタッピングすると、耳鳴りが軽くなるという内容があった。その方法を行った患者たちが喜ぶユーチューブ動画もあって、患者の喜ぶ姿をみて、これはすごい効果だと思った。効果があるなら自分の治療として取り入れることになる。実はこの方法は、古典的内気功の一方法で鳴天鼓(めいてんこ)とよばれているもの。私も知ってはい [続きを読む]
  • 膝窩筋腱炎の針灸治療 Ver 1.3
  • 序筆者はかって、<膝窩痛に対する委中刺針の体位 Ver. 1.4>2014.7.28 を発表したが、その後に内容がかなり充実してきた。ともに、このタイトルが内容にふさわしくないものとなったので、内容を大幅に追加するとともにタイトルを変更することにした。1.膝窩筋とは 膝窩筋は、膝窩部にある小さな筋なので、大して重要な役割もないだろう考えられてきた。しかし最近、本筋は<膝ロックを解除する>重要な機能があるこ [続きを読む]
  • バネ指手術の体験例
  • 1.術前の経過2年程前から、理由なく起床直後に左母指のバネ現象が生ずるようになった。痛みはないが、母指の曲げ伸ばするために、カクンカクンとして母指が動かしづらいので、絆創膏を母指IP関節に巻いてIP関節の動きを制限して過ごした。やがてバネ現象は自然消失したが、今度は母指IP関節が完全伸展できなくなった。母指の屈伸動作を行うと、母指MP関節掌側横紋の示指寄りに鈍痛が残るようになった。すなわち第3期のバネ指 [続きを読む]
  • 灸にまつわる漢字の一考察 ver 1.3
  • 1.炷 これまでのを私は、針灸免許をとって十年経た頃まで、恥ずかしながら、モグサをひねって小さくして立てたものを艾柱(がいちゅう)と誤って記憶していた。針灸学校教員になり、灸基礎実技を教える段になって、艾炷だと知って仰天した。ただしそれでも、<炷>という文字に特別に注目することはなかった。 1)線香の燃えつきる時間 永平寺に一年間、座禅修行に行った人の本を読んでいる時こと。「時間にして四十分、一炷 [続きを読む]