イギリスのランディ島で発行された特殊なコインとその物語についての記事です。1929年に島の所有者ハーマン氏が発行した独自コインは、法に抵触するものとしてわずか一年ほどで流通停止・回収となりました。人口40人ほどの小さな島で発行されたコインを巡る騒動の一幕。
イギリスのランディ島で発行された特殊なコインとその物語についての記事です。1929年に島の所有者ハーマン氏が発行した独自コインは、法に抵触するものとしてわずか一年ほどで流通停止・回収となりました。人口40人ほどの小さな島で発行されたコインを巡る騒動の一幕。
マルクス・アウレリウスの娘ルキラの半生とコインの紹介記事です。ルキラのコインはルキウス・ウェルス帝と結婚し皇妃(アウグスタ)の称号を得ていた5年間に発行されていました。やがて弟コンモドゥスと対立し、皇妃の地位への執着から悲劇的な最期を遂げることになります。
辰年にちなみ「竜」が表現されたコインをご紹介。東洋における竜と西洋のドラゴンは性質が大きく異なり、それはコイン上のデザインにも反映されています。現代では恐竜がコインに表現されることも多く、新たな竜のコインとしてバリエーションを増やしています。
旧年中は当ブログをお読みいただきありがとうございました。本年もコインに関する情報を発信していきたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。皆様にとって素晴らしい年になりますことを願っております。
古代ギリシャのコインは時代や地域によって重量の基準が異なり、同じドラクマやオボルでも銀品位や重さに差があります。アテナイやアイギナ島など地域の覇権を得た都市国家のコインが、つながりのある他都市の貨幣制度にも影響を与えました。
グリフィンは鷲の頭とライオンの身体を持つ幻獣とされ、その起源は古代オリエントに由来します。古代ギリシャから現代にいたるまで、西洋文化に深く根付いたモティーフとして愛されています。その姿は古代のコインにも表現されました。
11月1日より発売の竹中愛語氏の新作『古代マケドニアの王妃テッサロニケ』の紹介です。アレクサンドロス大王の妹の数奇な人生と大王亡き後の後継者戦争を描く歴史小説。古代ギリシャ、ヘレニズム史を題材とした貴重な作品、史実と人間描写が織り成す重層的な物語です。
東京都美術館(上野公園)で開催中の『永遠の都ローマ展』に関する紹介記事です。古代から近現代に至るまで、長い歴史を持つローマが生み出した芸術品の数々が間近で見学できます。ローマ史に興味関心がある方にはこの秋おススメの展覧会です。
中米グアテマラを代表する「ケツァールコイン」に関する記事です。通貨単位にもなった鳥ケツァールの優美な姿が表現された金貨・銀貨をご紹介します。
アケメネス朝ペルシアのダリック金貨・シグロス銀貨は当時のギリシャ情勢にも大きな影響を与えました。オリエント世界を統一したアケメネス朝の財力を象徴するコインであり、現在も古代コイン収集家の間で根強い人気があります。
19世紀末に南米ペルーで発行されたリブラ金貨は、南米版のソヴリン金貨として国際通貨の役割を期待されました。先住民インディオが表現されたデザインは、ペルーを代表する金貨の一つとして高く評価されています。
5月26日(金)-28日(日)に東京・御徒町のJR高架下商業施設 2k540で「ものづくり」をテーマにしたイベントを行います。今年はコロナ以前のような賑やかさを取り戻すため、多くの方のご来場をお待ちしております。5月最後の土日はぜひ2k540へお越し下さい。
小アジア(*現在のトルコ)の古代カッパドキアで発行されたコインを、王国の歴史と共にご紹介します。ペルシア文化が根付いたカッパドキアではギリシャ風のコインが発行され、ローマ帝国の属州となってからも独自のコインが流通しました。
古代ローマの軍神マルスは3月(March)の神としても知られます。マルスを表現したコインは共和政時代から帝政時代まで発行され、様々な姿の軍神像が残されています。マルスが表現されたコインをご紹介し、その図像や時代背景を解説します。
帝政時代の古代ローマでは高位の人々を中心に、金貨をジュエリーとして身に着けることが流行しました。現存するコインジュエリーは古代ローマの芸術性と高い技術力を今に伝えています。さらにそれらは資産の保全や地位の誇示、皇帝に対する政治的メッセージが込められていました。
兎年にちなみ「ウサギ」が表現された古代ギリシャコインをご紹介。イタリア半島のレギオンとシチリア島のメッサナで発行された銀貨には、同じ躍動するウサギが表現されていました。二つの都市で同じデザインのコインが発行された珍しい例でもあります。
明けましておめでとうございます。旧年中も当ブログをお読みいただきありがとうございました。2023年も更新を続けていきますので、引き続きお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。
イギリスで発行が始まった英国王チャールズ3世のコインに関する記事です。イギリスのコインに国王が表現されるのは70年ぶりとなります。今年はイギリスとコインの歴史とって重要な節目となった年でもあります。
古代ギリシャ・ローマコインの輸入を通して感じた最近の円安傾向、海外のインフレ進行に関する感想記事です。
コインに後から打刻された加刻印(Counter mark)に関する記事です。近現代コインによくみられますが、古代ギリシャのセレウコス朝シリアでも同様のコインが発見されています。2000年以上前のコインに付け加えられた印についてご紹介。
9月8日に崩御された女王エリザベス2世への追悼の意を込めて、女王のコインについてご紹介します。70年の在位期間中に発行されたエリザベス女王のコインは膨大な種類があり、年代や国毎の肖像の変化を見るだけでも、女王の治世が歴史そのものであったことが分かります。
古代ローマ帝国の暴君「カラカラ」のコインを年代順に取り上げ、カラカラ帝の治世と発行されたコインについて紹介します。3世紀初頭に発行されたデナリウス銀貨を中心に取り上げ、デザインの背景などを解説しています。
古代ギリシャ、ペロポネソス半島の都市国家シキュオーンのコインをご紹介。当地のコインには空を飛ぶ鳩(ハト)が写実的に表現され、芸術の都市として知られたシキュオーンに相応しい、優れたデザインの古代コインです。
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イギリスのランディ島で発行された特殊なコインとその物語についての記事です。1929年に島の所有者ハーマン氏が発行した独自コインは、法に抵触するものとしてわずか一年ほどで流通停止・回収となりました。人口40人ほどの小さな島で発行されたコインを巡る騒動の一幕。
マルクス・アウレリウスの娘ルキラの半生とコインの紹介記事です。ルキラのコインはルキウス・ウェルス帝と結婚し皇妃(アウグスタ)の称号を得ていた5年間に発行されていました。やがて弟コンモドゥスと対立し、皇妃の地位への執着から悲劇的な最期を遂げることになります。
辰年にちなみ「竜」が表現されたコインをご紹介。東洋における竜と西洋のドラゴンは性質が大きく異なり、それはコイン上のデザインにも反映されています。現代では恐竜がコインに表現されることも多く、新たな竜のコインとしてバリエーションを増やしています。
旧年中は当ブログをお読みいただきありがとうございました。本年もコインに関する情報を発信していきたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。皆様にとって素晴らしい年になりますことを願っております。
古代ギリシャのコインは時代や地域によって重量の基準が異なり、同じドラクマやオボルでも銀品位や重さに差があります。アテナイやアイギナ島など地域の覇権を得た都市国家のコインが、つながりのある他都市の貨幣制度にも影響を与えました。
グリフィンは鷲の頭とライオンの身体を持つ幻獣とされ、その起源は古代オリエントに由来します。古代ギリシャから現代にいたるまで、西洋文化に深く根付いたモティーフとして愛されています。その姿は古代のコインにも表現されました。
11月1日より発売の竹中愛語氏の新作『古代マケドニアの王妃テッサロニケ』の紹介です。アレクサンドロス大王の妹の数奇な人生と大王亡き後の後継者戦争を描く歴史小説。古代ギリシャ、ヘレニズム史を題材とした貴重な作品、史実と人間描写が織り成す重層的な物語です。
東京都美術館(上野公園)で開催中の『永遠の都ローマ展』に関する紹介記事です。古代から近現代に至るまで、長い歴史を持つローマが生み出した芸術品の数々が間近で見学できます。ローマ史に興味関心がある方にはこの秋おススメの展覧会です。
中米グアテマラを代表する「ケツァールコイン」に関する記事です。通貨単位にもなった鳥ケツァールの優美な姿が表現された金貨・銀貨をご紹介します。
アケメネス朝ペルシアのダリック金貨・シグロス銀貨は当時のギリシャ情勢にも大きな影響を与えました。オリエント世界を統一したアケメネス朝の財力を象徴するコインであり、現在も古代コイン収集家の間で根強い人気があります。
19世紀末に南米ペルーで発行されたリブラ金貨は、南米版のソヴリン金貨として国際通貨の役割を期待されました。先住民インディオが表現されたデザインは、ペルーを代表する金貨の一つとして高く評価されています。
5月26日(金)-28日(日)に東京・御徒町のJR高架下商業施設 2k540で「ものづくり」をテーマにしたイベントを行います。今年はコロナ以前のような賑やかさを取り戻すため、多くの方のご来場をお待ちしております。5月最後の土日はぜひ2k540へお越し下さい。
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古代ローマの軍神マルスは3月(March)の神としても知られます。マルスを表現したコインは共和政時代から帝政時代まで発行され、様々な姿の軍神像が残されています。マルスが表現されたコインをご紹介し、その図像や時代背景を解説します。
帝政時代の古代ローマでは高位の人々を中心に、金貨をジュエリーとして身に着けることが流行しました。現存するコインジュエリーは古代ローマの芸術性と高い技術力を今に伝えています。さらにそれらは資産の保全や地位の誇示、皇帝に対する政治的メッセージが込められていました。
兎年にちなみ「ウサギ」が表現された古代ギリシャコインをご紹介。イタリア半島のレギオンとシチリア島のメッサナで発行された銀貨には、同じ躍動するウサギが表現されていました。二つの都市で同じデザインのコインが発行された珍しい例でもあります。
明けましておめでとうございます。旧年中も当ブログをお読みいただきありがとうございました。2023年も更新を続けていきますので、引き続きお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。
イギリスで発行が始まった英国王チャールズ3世のコインに関する記事です。イギリスのコインに国王が表現されるのは70年ぶりとなります。今年はイギリスとコインの歴史とって重要な節目となった年でもあります。
古代ギリシャ・ローマコインの輸入を通して感じた最近の円安傾向、海外のインフレ進行に関する感想記事です。
コインに後から打刻された加刻印(Counter mark)に関する記事です。近現代コインによくみられますが、古代ギリシャのセレウコス朝シリアでも同様のコインが発見されています。2000年以上前のコインに付け加えられた印についてご紹介。
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