あだちしんご さん プロフィール

  •  
あだちしんごさん: 猫々草
ハンドル名あだちしんご さん
ブログタイトル猫々草
ブログURLhttp://nekokusa.blogspot.com/
サイト紹介文ライター・作家のブログ。 小説・散文詩・エッセイ・読書感想・思想・哲学・文学論など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供2回 / 365日(平均0.0回/週) - 参加 2010/10/08 20:27

あだちしんご さんのブログ記事

  • Beauty and Aesthetics in Our Mind and Daily Life
  • There is one more thing which makes me deeply sad. Here is something I wrote to someone else:I think those are really important fo
    r us all, beauty within our daily life, beauty within our mind... I'm not talking about superficial beauty such as our face o
    r fashion style. Some art and literature can contain such beauty deep inside them but I think our era has lost the sense of beauty
    .As a writer, w [続きを読む]
  • 象徴主義の存在(ヴァレリー)
  • われらのきわめて多様な象徴主義者たちはある否定によって結びあわされていたのであり、この否定は彼らの気質や彼らの創造者としての機能とは無関係なものだったのである。彼らに共通するのはひとつの否定のみであり、この否定こそ、彼らひとりひとりのうちに本質的な印として刻みこまれている。どれほど互いに異なるとはいえ、彼らは、当時の残りの作家や芸術家からはみな等しく区別された存在として互いに認めあっていた。(中略 [続きを読む]
  • 【作品】 知性について・人間性について
  •  これは草稿として書かれたもので、おそらく決定稿は存在しない。思索は常に進展するからだ。また常々、合理的な記述にはさしたる意味がないと考えてきた。だから、雲がちぎれ飛ぶように、散漫な思考の過程を記すにすぎない。その背景にあるのは印象と直観をもとにした洞察で、論理ではない。 ものの本を読むと、いくばくかの心ある人たちが知性の衰退を嘆いている。またいくばくかの心ある人たちが人間精神の荒廃を嘆いている。 [続きを読む]
  • 人はなぜ戦争をするのか(フロイト)
  • 長期間にわたって、道徳的な手本に基づいて行動するように強いられている人は、この手本がみずからの欲動の働きの表現でない場合には、心理学的な意味では、みずからの力量を超えた生活をしていることになるのであり、客観的には偽善者と呼ばれてしかるべきなのである。それはその人がこのギャップを明確に認識しているかどうかにはかかわらないのである。そして現代の文化が、この種の偽善を異例なほど多く助長しているのは否定で [続きを読む]
  • 九州一周の記
  • 以前、格安航空に乗り遅れたことがあった。それが深い深いトラウマになって、不安のあまり出発前夜眠れない。一睡もできず鹿児島空港に降り立った。友の自動車で九州を一周する。それが旅の目的だ。長崎港天草。こんな細道をペーパードライバーがゆく鹿児島空港を起点に、宮崎、大分、北九州(福岡)、佐賀、長崎、天草(熊本)、鹿児島……という経路。カメラを取りだしたのが遅かったため、写真は少ない。あの島々の入り組んだ感 [続きを読む]
  • 嫌煙宣言
  • 受動喫煙による死者1万5千人。受動喫煙による害は「確実」、日本の受動喫煙対策は「世界でも最低」。料理店・酒場などは客観的に考えても理にあわない。そこは、味や香りを楽しむところだ。異臭ですべてが台無しになってしまう。喫煙者に媚びを売って全面禁煙にしない店は、非喫煙のお客をないがしろにしているわけだ。(スタッフの健康も)マナーも悪い。うちのあたりではポイ捨てだらけだ。都内でもひどいところがあった。常々思 [続きを読む]
  • アウトサイダー(ウィルソン)
  • アウトサイダーとは、事物を見とおすことのできる孤独者なのだ。それは不健全で神経病的な人間にすぎぬとする反対論に対して、ウェルズの主人公は答える――「盲人の国では片目の人間が王である」要するに、病におかされていることを自覚しない文明にあって、自分が病人であることを承知しているただひとりの人間がアウトサイダーなのだというのが、彼の主張である。本書でのちに問題とするアウトサイダーのなかにはこれをさらに推 [続きを読む]
  • 神を見た犬(ブッツァーティ)
  • 「これからは読者なんて減るだけだろうよ。どんどん減ってゆく!」スキアッシはひどい言葉を吐き続けた。「やれ文学だ、芸術だと、大仰な言葉ばかり並べやがって! だがな、きょうび芸術なんてもんは、消費の一形態にすぎない。ビーフステーキや香水や藁包みボトル入りのワインとまったく同じなのさ。世間の人々が、どんな芸術に興味を持っていると思うかい? すべてを呑み込みつつある風潮を見るがいい。じつのところ、中身はな [続きを読む]
  • 死徴
  • ――弟が死んだ。最後の肉親を亡くしたわたし。孤独死した弟の遺体を引き取るため、彼の部屋へ向かう。若くして突然死した弟。警察は現場になんら不審な点を認めなかったが、弟は奇妙な状態で倒れていた。本を抱えて死んでいたのだ。それも、まるで読みそうにない本を。ページとページの間からはレシートがあらわれ、暗号の存在を予感させる。やがて解読された暗号は……ミステリアスな短編小説。 [続きを読む]
  • シンクロニシティ・ミニマリズム
  • いま、作品を書いている。その内容は、肉親が死んで、遺品の始末があって…というようなもの。で。関連のあることがぞくぞく起こる。初参加の場に行ったら、別々の葬儀へ行ったという人がふたり。火葬の話を聞く。無関係な題名の動画をぽちと押したら、母が死んだという導入。遺品を整理していて、「はたしてこんなに必要なのか?」と思いミニマリストにというのが趣旨。遺品整理のシーン。歩き疲れて、デパートの椅子に座ってぼん [続きを読む]
  • 街・地域・技術についての雑考(おまけ:文章の陳腐化)
  • 引っ越しばかりしていて、ここ数年のうちに5か所は移動している。最近また引っ越しをして、いま、机もないわたしは、椅子だけあるそのうえにPCを置き床に座してこれを書いている。そんなことはさておき。街についての一考を徒然に思った。新居のある地区にはY駅・T駅・G駅とあって、わたしの最寄りはT駅である。駅間は1.8kmくらい。T駅はちょうど中間になるので、この3駅間は自転車で簡単に移動できる。都心にあるような駅とはむろ [続きを読む]
  • 火箭・赤裸の心(ボードレール)
  • 静かな水のうえにかすかにゆれ動いているあの美しい巨船、のどやかにしかも郷愁を抱くかに見えるあのたくましい船舶は、無言の言葉で我々にこう告げているのではあるまいか、「いつわたしたちは、幸福へ向かって出発するのか」と。多少とも歪んでいないものは感銘を与えないように見える。その結果、規則はずれ、すなわち、思いがけないこと、虚を突くこと、びっくりさせることが、美の本質的な一要素であり、また特徴である、とい [続きを読む]
  • デモクラシーからオクロクラシーへ(神武庸四郎)
  • 社会的な意識や社会的つながりの点ではきわめて幼児的な「個人」のありかたを現在の社会における典型的な現象と考え、そうした個人を「孤人」と名づけた。(中略)ここでは日本語を用いてその「社会」を「離散社会」とよんでおこう。(中略)「孤人」のになうオクロクラシーは形式的・機能的観点からすると多数決による「多数派」獲得ゲームと見なされるようになる。「少数派」の人々がいかに社会的理念や社会的連帯を説いたところ [続きを読む]
  • 臓器移植 我、せずされず(池田清彦)
  • いくつかのポイント。死はプロセスであって、「この時点で死です」と科学的に定義することはできない。一般にいわれている死というのは社会的な「みなし」である。市場主義経済の観点から見たとしても、自分の肉体は労働などで得たものではないので、所有したりされたりすることはできない。脳死か心臓死かという死の自己決定権があるわけではなく、身体の管理権があるのみ。コントロール(管理)に対する問題。科学や国家などの「 [続きを読む]
  • 世界犯罪史(ウィルソン)
  • ラヴクラフトは現代文明の流れ全体に腐敗要素があり、このために自分のような人間はアウトサイダーや反抗者の立場に追い込まれると考えた。この認識を最初に強調したのは二世紀以上も前の人、フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーだった。(中略)ルソーによれば文明はまがり角を間違えた。その価値もすべて間違い。尺度が成功にあるため、成功が成功を生み、間違いが積み重なるだけ。人類は種族単位で小さく静かな田園社会に [続きを読む]
  • 「しょうがない」はきりがない
  • いつも思うことがある。「しょうがない」はきりがない。添加物? しょうがないよ、そのくらい、死にゃしないって。社会問題? しょうがないよ、そういう世のなかじゃん。戦争? しょうがない、命令だから行くか。しょうがないは、いいだすと、きりがない。しょうがないっていわない人たちが、革命を起こした。原始人たちがしょうがないっていってたら、洞窟生活のままだった。日常生活でも同じこと。だから、正しくないと思うこ [続きを読む]
  • 賃貸物件さがしと管理会社の仕組み 〜仲介専門不動産会社
  • 実際に担当者から聞いた賃貸の知識をメモしておこう。 仲介専門不動産会社を使うといいと思う(個人的な意見)理由賃貸というのは、大家⇔管理会社⇔不動産屋という構図になっている。実際には管理会社がいろいろな条件(保証会社はここを使え、これを払え、あれを払え、など)を決めていることが多い。管理業もしている(同系列の管理会社がある)不動産屋に行くと、結局は自社の管理物件ばかり勧められる。(そのほうが儲かるた [続きを読む]
  • 勉強ノート(仮題)
  •  勉強ノート。アメリカは先進国で一番貧富の差が激しいわけだが、市場はほうっておけばうまくいくという考えは間違っている。長期的に持続可能な形態になっていないため、定期的に不況や金融危機が起こる。市場とは政府が規制してはじめて効率的に機能する。レントシーキング。(たいした生産性を持たない、超過利潤。例:政府から落ちてくる補助金で儲けるなど)上記レントや金融・株式への課税率が低いため、給与所得よりも [続きを読む]
  • 格差は社会全体の健康度を落とし寿命を縮め、社会問題を増やす
  • 格差「そのもの」が富裕層も含めて社会全体に害であるという研究結果。たくさんの信頼できるデータに基づいている。不平等・不公平・格差が大きいほど以下の項目が悪化する。他者への信頼感精神疾患(薬物・アルコールを含む)平均寿命乳幼児死亡率肥満子供の学力十代の妊娠殺人収監率社会移動(社会的流動性)(貧困階級から脱出できるか、など)ポイントは、貧困層が全体の平均を下げているわけではないということ。富裕層も同じ [続きを読む]
  • 経済、社会、倫理、スピリチュアルほか
  • 仕事の関係で社会・経済の本を読んでいて、わかったこと。社会・経済の本は、普段から考えていたことを代弁してくれる。この本では、日本は人口が減ったほうがよくなる世界実現(自己実現ではなく、よりよい世界にしたいということ)森など自然のパワー自動車が闊歩する街づくりのおかしさ地球倫理というキーワード現代生命論(生命の意志のようなもの・エントロピーに逆らう力)スピリチュアルな思想・世界観の必要性宇宙がいかに [続きを読む]
  • さがしもの名人のなくしたもの
  • ¥100 (Amazon.co.jp)灰色の帝都。この街の人々は番号で呼ばれ、貧民街に住んでいる。その貧民街にある、築50年の集合住宅。部屋の住人は臣民番号985034196520の名で呼ばれるさがしもの名人だ。ある日、彼のもとに宮廷からの密使がおとずれる。原因不明の病に倒れたという皇帝。帝国の反対者による、呪術の疑いがあるという。病の原因をつきとめ、治療法を発見するため、さがしもの名人は辺境の島へと旅立つ。絶海の孤島で彼を待っ [続きを読む]
  • 賃貸と保証会社と拝金主義
  • たまには、私事を…賃貸。保証会社というのが理解できない。これは借り主(保証会社に支払う人)を守るためのサービスじゃない。滞納などになったときに、たてかえもするが取り立てもする。つまり、大家のリスクを守るサービス。であれば当然、大家保険とでも名を変えて、リスクを防ぎたい側が支払うのが筋と思う。つまり、こういうこと。1. 大家は、経費を含めていくらなければやっていけないかきちんと計算する2. 家賃のなかに保 [続きを読む]
  • スターシーカーズ(ウィルソン)
  • われわれが本当に欲しているのは、宇宙のはてはどこにあるのか? 時間はいつはじまったのか? こうした問いに対するなんらかの手がかりである。だが、ビッグ・バン理論はそれに答えてはくれない。この意味で、ビッグ・バン理論は、宇宙は象の背に支えられ、象は牛の背に支えられ、牛は豚の背に支えられ……という古代ヒンドゥー教の信仰と少しも変わらない。ここではっきりと認識しておかねばならないことは、科学それ自体はこう [続きを読む]
  • 日本文学?
  • まともな出版社をさがしていて見つけたのだけれど。http://shinjindo.jp/contents/maruyama_award.html(少しスクロールダウンした、「そもそも文学という行為は…」から)この人のいっていることは100%正しい。明治大正のころでさえ、まともな書き手はほとんどいなかった。特に大御所ほどだめ。精神性が非常に低く、文学でさえない、土着のなにか。日本はなんでもそうだけど、ただ形式を真似ただけ。当時から質的にからっぽで、い [続きを読む]