kumabe さん プロフィール

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kumabeさん: パニックびとのつぶやき
ハンドル名kumabe さん
ブログタイトルパニックびとのつぶやき
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/skypaniroom
サイト紹介文昨年、「僕とパニック障害の20年戦争」を出版しました。それを土台とし、大幅に加筆して掲載しています。
自由文高校3年の時にパニック障害を発症し、今年で22年目です。1980年代の終わりからこれまでに至る過程を描いています。パニック障害を抱えながら生きるということはどういうことなのかを出来るだけ具体的に書いていこうと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供88回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2010/10/17 00:19

kumabe さんのブログ記事

  • 青年は悲しく笑った
  • 色のない空だった歩いて通り過ぎようとすると右手に死の海が小さく広がっていた僕の目の前には丸く赤いボタンがある注意書きには「ボタンを押すだけで人命が救えます」とある僕はボタンを押した多くの人がそうするようにするとUFOキャッチャーのように若い男が死の海から救われた僕の気分は晴れやかだった何年かのち、やせ細った青年が僕に話しかけてきた「その節はお世話になりました」青年が悲しく笑う立ち去った後姿が生存に疲 [続きを読む]
  • 藤井聡太vs山崎隆之
  • 昨日、王位戦予選で山崎隆之八段対藤井聡太七段の対局が行われ、山崎八段が138手で藤井七段を破りました。藤井七段の連敗は2度目のようです。100局以上戦って、連敗を2度しかしていない事のほうが驚きですが。僕は山崎八段も好きな棋士なので、正直、勝ち負けはどちらでもよかったです。ただ、先手は藤井君になればいいとは思っていました。ここのところ藤井君は後手続きで、久しぶりに藤井君が先手となりました。というこ [続きを読む]
  • 前を向いた君
  • 夏の疲れを癒しながら秋の色を加えていく街並みいつものように俯きながら歩いていた君が少しずつ速度を落とし、やがて立ち止まった人々の忙しい足取りが強調されるほどなく君は再び歩き出した少しだけ顔を上げながら相変わらず重たそうな影を引きずって今更、何も見つからないことは君もわかっているだろうに愁いを帯びたその白い顔に灼熱を緩めた眩しい光が射し込んだ君の不幸を暴くように [続きを読む]
  • 大坂なおみ全米オープン初優勝、打者・大谷が止まらない
  • 快挙ですね。テニスの全米オープンで大坂なおみ選手が元世界ランキング1位のセリーナ・ウイリアムズ選手を6−2、6−4のストレートで下し、四大大会初優勝を成し遂げました。ウイリアムズ選手は終始、荒れ気味でラケットを叩きつける場面もあったようです。怒りは審判にも向けられましたが、セリーナが本当に苛立っていたのは、時の流れの非情さに対してだったのではないでしょうか。セリーナ・ウイリアムズ36歳、大坂なおみ [続きを読む]
  • またひとつ、下手になってゆく
  • 芸術や娯楽は生きる過酷さのひと時の緩和情熱を傾けることは、苦悩悲哀のつかの間の忘却それを持たざる者は快適さを求め座り心地の良い椅子を探し体が喜ぶ食を求める幸福難民の長蛇の列は遅々として進まず日はあっさりと暮れてゆく並び疲れた者たちはボロボロと列から零れ落ちジョギングや散歩に精を出したり酒で気分を変えてみたり自ら死を選んだり周辺の砂場では小さな幸福の達人たちが大きな笑い声を発してはしゃぐまたひとつ季 [続きを読む]
  • 藤井聡太VS里見香奈
  • 8月24日、藤井聡太七段と里見香奈女流四冠が棋聖戦1次予選で対局し、藤井七段が里見女流四冠を82手で下しました。82手という短い手数ではありましたが、中盤まで里見さんが優位に立ち、藤井君が1分将棋に追い込まれる密度の濃い対局でした。個人的には、里見さんに存分に力を発揮してもらいつつ、最後は藤井君に勝ち切ってほしいと望んでいたので、その通りの戦いになってくれて満足しています。50人近くの報道陣が詰め [続きを読む]
  • 100度目の夏
  • 西宮の陽は大きく傾いていた決勝は終わってみれば予想された通りの結果だった13対2大阪桐蔭春夏連覇プロ候補生をずらり揃える大阪桐蔭に今大会の主役となった秋田代表、金足農業は遠く及ばなかった 中盤、2点のリードを追いかける金足農業はバントで一死二塁とした1点を取りにいく作戦は大阪桐蔭を安堵させたに違いない金足農業は敵の心理を読む余裕もなく甲子園の神様に縋ったのかもしれない しかし執念虚しく、試合は5回で [続きを読む]
  • 無意味だと知りながら
  • カップルや家族連れで賑わうショッピングモールの片隅のベンチに初老の男性がひっそり置かれている 雲一つない青空の雨傘誰の目に触れることなく散った薔薇現代を生きる人にとっての23世紀暴投ばかりの剛速球深く埋まって取り出せなくなった美しい記憶ベンチの人よ戻りたいのは貴方だけじゃない遠くの英雄よりも近くに転がる幸福とも言えないささやかなものを僕は憎んでいた [続きを読む]
  • 「泣き虫しょったんの奇跡」感想
  • 藤井聡太四段はデビュー以来勝ちまくっていた。連勝記録の更新が視界に入ってきたプロ26戦目の対戦相手は瀬川晶司五段。この人なら尋常ならざるカメラの閃光にも臆することはないだろうと僕は思った。将棋界の歴史をたどれば、藤井フィーバーの前に世間の大きな注目を集めた棋士は瀬川さんなのだから。物語は主人公の瀬川さんがプロ編入試験第一局で、現在の名人である佐藤天彦三段に敗れ、打ちひしがれている場面から始まります [続きを読む]
  • 痛いほどの眩しさをしかめ顔しながら僕は長い暗闇を歩いている 昔はよく見た美しい光それは儚く上質で点々と少し甘い香りを漂わせながら輝いていた それは希望の似合う者にしか見えない未来を信じる者にしか見えない遥か遠い夏の夜の光僕はただただ懐かしむだけでもう二度と目にすることはないだろう [続きを読む]
  • 藤井聡太100局の節目
  • 藤井君流に言えば「節目」は「せつもく」と読むんですかね。藤井聡太七段がデビュー戦から100局目を迎え、西尾明六段を75手で下しました。16歳0カ月での達成。85勝15敗。中原誠16世名人と並ぶ数字です。ただ、中原さんは100局達成時は19歳6カ月という事で、藤井君とは随分開きがあります。1年ほど前に、10年、20年単位で勝率8割棋士になってほしいと記したのですが、これが無謀に近いことは僕もわかって [続きを読む]
  • 死刑制度の是非
  • 7月6日に地下鉄サリン事件などで日本中を震撼させた、オウム真理教の麻原彰晃死刑囚など7人の死刑が執行されました。そして26日には残りの死刑囚6人の刑も執行されました。このことについては理由の一部に納得いかない面はあるものの、おおむね肯定しています。上川法務大臣の最終判断は正しかったのだと思います。日本に死刑制度がある以上、執行の決断を下す自信のない人は法務大臣の打診の際、断るべきではないでしょうか [続きを読む]
  • 7月のカラフル
  • 黄色いカブトムシが汗まみれに飛び回った挙句、向日葵と同化した砂浜の前でどこまでも広がる青い塩アイス富士山を見て、チビでみすぼらしい色した山がいたたまれなくなり、引っ越していった勝ち誇った蝉が泥臭さを残した茶色い声で鳴き散らす 青い果実が頬を赤く染めている浴衣姿の白い首筋に光る一粒の汗玉花火が反射し、あらゆる色を映し出した 7月の朝の光が街を白々と照らし酷暑に降った雪のようだった [続きを読む]
  • 夏空
  • 空から届く灼熱の光線アスファルトからこみ上げる不快な空気早くも向日葵はうなだれている僕は気休めに思い出す美しすぎた頃の海を 夢を見るには遅すぎても枯れてしまうにはまだ早く「折れていても花を」という教師の言葉を遠くに聞く都合のいい幻音を流しながら果てのない夏空を恨めしげに見たら案外可愛い顔してた [続きを読む]
  • 「師弟」読了
  • 将棋界に藤井聡太という救世主が現れてからというもの、様々な将棋本が発行されています。「師弟」もその流れでしょう。表紙は藤井七段と師匠の杉本昌隆七段。Amazonレビューで「表紙の帯がひどい。そこまでして売りたいのだろうか」と書いてあったので、知ってはいましたが、「君は羽生善治を超えるんだよ」と書いてあり、この本を手に取った誰もが、杉本さんが藤井君に言ったと誤解します。実際には違う師弟の間で交わされた言葉 [続きを読む]
  • 新垣結衣という奇跡
  • シャンシャンが1歳になったころ、ガッキーは30歳になったこれだけ長らくアイドルを通した女性を僕は知らない 彼女の景色を目が欲しがる彼女の声を耳が欲しがる彼女の潤いを喉が欲しがる 女優の階段を上るために捨てざるを得ないものがある時の呼吸を重ねるごとに削られるものもあるどれだけの才能を持った者でもそれを手放す日が来るのだそれでも彼女は未だにアイドルを降りていない新垣結衣という奇跡は慈悲深い、少しだけ長い [続きを読む]
  • 勇気よ
  • 数限りなく振り絞ってきた勇気たちそれらは凶器となって僕に襲い掛かった怖いものを知るたびに、人は老いてゆく それらは世界中に散らばっている狂人の前に立ちふさがる勇気小さな命を預かる勇気立ち向かう勇気受け入れる勇気自死する勇気呼吸を続ける勇気 それらは美しく残酷で必要であり、不必要な厄介なもの人はそれらを時に抱え、時に捨てた 勇者には明日がある勇者でなくとも明日は来る [続きを読む]
  • 少年棋士とベテラン棋士
  • 藤井聡太七段の111手目を見て豊川孝弘七段はしばらくして投了した天才棋士の老獪な指しまわしに豊川は悔しさをにじませた藤井の駒台に無造作に散らかる駒たちが彼が少年であることを物語るだけ恒例のインタビューが始まり、藤井はいつもの様にはにかんで答える 質問が豊川に移った半日以上盤上で火花を散らした疲労を浮かべながら豊川は言った「3回りほど違うのかな。年甲斐もなく、今日は先手を持ちたいと思ってたんですがね」振 [続きを読む]
  • ストレスのたまりやすい人の特徴
  • 昨日、NHKの「ガッテン」を何気なく見ていました。唾液が出なくなると様々なデメリットがあるという内容でした。その中でストレスに弱い人の傾向があるという話になり「右脳に多く血流が流れている人」というキーワードがありました。自分もパニック障害になるぐらいですからストレスに弱いと思われますが、昨日から頭を左に傾け、左脳に流れるよう努めています(笑)それはともかく、昔からどうして一流の作家の多くが自殺する [続きを読む]
  • W杯、日本×ベルギー・藤井聡太が反則?
  • サッカー日本代表のポーランド戦での策には賛否が沸き起こりましたね。西野監督は非常に難しい判断を迫られた末、思い切った手を打ちました。退屈な試合だったのは間違いないし、もやもや感は残りますが、責任は全部自分が引き受けるという西野さんの覚悟は伝わってきました。紙一重での決勝トーナメント進出。日本からみるとコロンビアがよくリードを保ってくれたというしかないです。 国民に残るもやもやを薄めるために大事なの [続きを読む]
  • レール
  • 雨に洗われたレールが朝日に照らされ輝く少年のころ、この上を走る者たちに憧れていた半端な力を加えても微動だにしない鉄の道そのことに安心して疾走する列車たち僕はどこまでも続くレールの果てを見つめていた知りたくても叶わない遠い未来のようだった 右へ進むべきか左へ進むべきかどちらが善で、どちらが悪かどちらが成功で、どちらが失敗かどちらが賑やかで、どちらが寂れているかどちらがささやかで、どちらが虚しいかどち [続きを読む]
  • W杯・名人戦
  • サッカーワールドカップ初戦、日本が2−1でコロンビアに勝利しました。見事に大方の予想を覆しました。試合開始直後、攻撃は最大の防御とばかり日本の猛攻。慌てたコロンビアは痛恨の反則を犯し、レッドカードを貰い10人に。PKの権利を得た日本は香川が落ち着いて決め先制。その後やや守りに入った日本は前半終了間際にFKから得点を許し、1−1で後半へ。後半28分、香川に代わり投入された本田のCKから大迫が見事なヘ [続きを読む]
  • 怪物
  • おまえと出会って30年近くになる俺が崩れ落ちたあの日からすでに死ぬまで別れられない予感があった 普通の生活はできないと漠然と覚悟したまともに仕事はできないだろう結婚もできないだろう瞬時に老人になりたかった そして想像した道を具体的に歩いてきたおまえは俺から様々なものを奪っていったおまえの友人の鬱まで俺の中に住まわせておまえにことごとく痛めつけられながら俺は絶望を教えられ、平凡の美しさを理解した 誰も [続きを読む]
  • 日記帳
  • 梅雨の合間の履き古したジーンズのような空から降ってくる焼け付く光離れてた雲が慌てて寄り添いまだ少し早かろうと太陽を睨む 季節が積み重なってゆくのは許されているようで逃れられず逃れられないようで許されているつかみどころのない流れものだから人は数字でくくり日々の生活を具体的にしている曜日までつけてめり張ってみせる 僕の心にある日記帳は色あせてところどころ抜け落ちてペラペラだ読み返す価値もないだろうそれで [続きを読む]
  • 藤井聡太の夏。あの星たちの夏
  • こないだ「猪狩ともかさんは不幸だろうか?」というタイトルで書きましたが、両親による5歳の女の子の虐待死は痛ましいですね。世の中、不条理とはいえ本当に神様はいるのだろうかと疑いたくもなります。さて、藤井聡太七段が竜王戦5組で優勝し、2年連続で本選出場を決めました。相手の石田五段は藤井七段の得意戦法を堂々と受けて終盤まで苦しめました。それが、かえって藤井君の終盤の能力を最大限に引き出しました。AIを超 [続きを読む]