氷高ちふる さん プロフィール

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氷高ちふるさん: まっちゃまろまん文庫
ハンドル名氷高ちふる さん
ブログタイトルまっちゃまろまん文庫
ブログURLhttps://ameblo.jp/dix-juu-10/
サイト紹介文BL小説を書いております。 幼なじみ高校生のお話をメインにスピンオフがいっぱい派生中……
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供140回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2010/10/23 23:01

氷高ちふる さんのブログ記事

  • 90,やさしくしてほしい人
  • 「やさしくない……ウメ君も、丙一郎も僕にはやさしくない。」そりゃそうだろ。オマエを甘やかしちゃいけないってことは部員の誰もがわかってる。。「やさしいのは達弥だけだよ。」「ハア?。」ちょっと待て。「オレがいつオマエにやさしくした?」「今。」「ハ?」「こんな風に僕を癒やしてくれるのなんて達弥しかいないよ……」コンナ風ニ?……ってそりゃ「『やらせてくれる』のまちがいじゃねーの?」「そうだよ?」「………… [続きを読む]
  • 89,やっぱりすがりたいもの
  • この人はおキレイな理想にはちっとも惑わされない。ふつうはどんなに客観的になろうとしてもどうしても釣られてしまうけど。そんなことしたくてもできないんだ。「それなんじゃないですか?アナタの『才能』って。」天賦の「無神経」。ふつうの優しさがわからない。だから安易にそこに逃げることはしない。「現実はそうですもんね。みんなも社会もそんなにやさしくない。」主人公だけが都合のいいタイミングでやさしさに保護される [続きを読む]
  • 88,天然のはず
  • つまりみんなごまかしながら生きてるってこと?キレイなフリして生きてるってこと?「ウメ君も?」「……そうなんじゃないですか?」やだな。「だって一つのスキルじゃないですか。人を『心配』できるってのも。」「スキル?」 「アタシだって心配してるんですよ。英田のこと。」「え〜?」そうは思えないけど?丙一郎ってそんなに英田と仲良しだっけ?そんなほほえましい姿は見たことない。「誰に対してもそうでしょ。」「丙一郎 [続きを読む]
  • 87,優しさの役割
  • 「そんなこともわからないんですねぇ〜。演出なのに〜wwww演出のくせにwwww!!!!」ム・カ・つ・く!「何だよそれ!そんなの演出に必要ないじゃない。」「……。」 ? 「……本気で言ってるんですか?」「うん。」だってそうじゃない。あんなただの道徳の教科書内容。あったかい心でいればすべてがうまくいくって?いいよね。そうなったら。だけどならないよね。ふつうは。だからうまくいったら感動するんだ。めったにないことだ [続きを読む]
  • 86,見る立場
  • 同じ一年生で同じく役者っていう立場にいたんじゃわからなかった。その頃は自分ことでいっぱいいっぱいだったけど、演出の立場で見て、それで初めて気が付いた。 英田の役作りは尋常じゃない。脳みそから台本の中に入ってっちゃうんじゃないかと思うようなのめり込み方。けれどそこから先がわからない。その状態から、どうやったら周りが見えるようになるの?どうやったらそんな切り替えが効くの?全く対極にあることじゃない。ど [続きを読む]
  • 85,わかった理由
  • 「上手い……。」「上手いっていうか……すごいですね。」ああ、そういう言い方もできるね。や、そっちか。なんだよ「上手い」って。初めて見た友達の感想みたい。なんでだ。こんなペラッペラな言葉しか出てこない。 「雅尚のせいだ……。」「何でですか。冤罪ふっかけないであげてください。」まさかこの子がこんなに上手くなるとは……。いや、上手いって言うかすごい。そう、もっ回言うけどすごい。上手いって言うかすごい。見 [続きを読む]
  • 83,珍しい
  • 「無理だよねえ〜★丙一郎には。」「書けません……。」キレイなものなんて書けるわけないじゃない。だってそんなもんないんだから。「自分がキレイだとでも思ってたの?ナルシストだね〜。」ポロ……エっ?「うっそおおお〜〜〜〜〜?????泣いちゃうの?泣いちゃうの〜???」いやいやいやいや「違うでしょ?そこは!そういうんじゃないでしょ??」……ないよね?「てか泣く?ねえ、高校生男子!」別に追いつめたつもりはな [続きを読む]
  • 84,他人
  • 「どうやったらあんなに無神経になれちゃうのかしら。」「泣かされたんだって?シノブに。」「泣いてない!」ホントに泣いたんだ。「サクラはシノブと同じタイプなんだと思ってた。」「あんなのと一緒にしないでよ!!」ホントに嫌なんだな。これは。でもって、ホントに違うな。これは。やっぱそうそういないか。あんなナルシスト。あんなに偉そうなのにそう見えない。完全に人見下してんのに。それでもなぜか嫌われない。ムカつく [続きを読む]
  • 82,何を書く?
  • 「書くと思った。」「ですよね。」再び脳と心臓とを絞り絞って書いた脚本。反応は全く予想通り。「コレはね。ネタにはならないよ。定番すぎて。」女の子になりたい……とか?そもそも自分は何なのかどうか……。「『高校生って好きだよね〜。こういうの。』って審査員の声が聞こえる。」アタシにも聞こえる。「真剣に……書いたつもりなんですけど。」「そんなの関係ないよ。心を込めて作られた駄作なんて腐るほどある。」大まじめ [続きを読む]
  • 81,やましい気持ち
  • 「……またか。」また書くのか。また戦うのか。この白い紙と。何にもないこの頭と……心と。「あーーーーもう!!書きたいことなんて何もないッ!!!」気分転換しよ。ミルクティー……「ねえ、パパ。コレどう思う?」……げ。「女装してるのよ!全国大会で優勝したっていうからテレビ見てみたら……。恥ずかしくてご近所に顔向けできないわ!」そのセリフリアルに言う人いるんだ。「ご近所に顔向けできない。」って。どうせ自分か [続きを読む]
  • 80,指名理由
  • 演出って何?人(先輩含む)の演技の粗探し?それとも「こうやれ」っていう指示出し?けど役者自身が意図してやってることもあるでしょう?それをどう折り合いつけて…………とか考えてたら今度は照明やら音響やらセットやらの方も……できるか!そんなこと!!「続きは引き受けてくれるんでしょ?丙一郎が。」「はあ?」そりゃ今作っている作品が全国大会にまで進んだ場合、シノブ先輩は演出ができないわけだけど。「『場合』って [続きを読む]
  • 79,性悪教育
  • アレ?「今のトコ、丙一郎ならどうする?」「どうって……まず紅時のしゃべり方が気持ち悪いので……。」「オイ!!今何つった、サクラあ!!」何やってんの?アイツら。「あはは〜。そうだね〜。じゃあ、アレをどうする?」「……どうしようもない。」「コラアアア!!」うん。たしかに紅時の演技は本当にどうしようもなくひどい。それはさておき。バカシノブが全国大会後も電池を切らさなかった。次の作品もやる気満々。……で。 [続きを読む]
  • 78,継続のために
  • 「引退はしないけどね。」9月にさっそく地区大会。11月に県大会があって、年末に地方大会。そして……「全国大会は来年なんだよねえ。」それを待たずに、先輩は卒業してしまう。にしても……「次の作品もそこまで行くって?」全国大会に行くには50?もしかしたら100近い作品の中のたった一つにならないといけないのに。「当たり前じゃない。僕が書いた本を僕が演出するんだよ。」すごい自信。「でも全国大会まで演出はできないでし [続きを読む]
  • 76,賭けの景品
  • 一番になれなくて、悔しくない人間なんているもんか。結果はどうあれ納得のいくものができたらそれでいい?残念ながらアタシの心はそんなに器用じゃない。結果まで求めてしまうのは贅沢?他人にも認めさせないと気が済まないのは傲慢?「もおおおおおおお!!!」「いだっ!!!」「蹴り飛ばしてやりたいッ!!!」「蹴り飛ばしたァ!!!」悔しいのも、それを隠せないのもアナタだけじゃない。「なのに何で慰めないといけないんで [続きを読む]
  • 77,次の話
  • 「もう……落ちてもいいと思います。」「ん?」「今度はもう、落ちっぱなしでいいんじゃないでしょうか。」この人の演劇はもう終わった。「つきあってくれるの?」「ハ?」「落ちてもいいんでしょ?」「……はあ。」「なぐさめてくれるんでしょ?」えええええええー……「なんでそういうことになるんですか!!」なぐさめなくていいってついさっき言ってなかった?「え?違うの?」「舞台の話をしてるんです!」紛らわしい言い方し [続きを読む]
  • 75,一番
  • 「それとこれとは別。」その一言であっさりフラれたけど。最優秀なんてもともと取るつもりだった。丙一郎のことがなくても。 みんな何喜んでんのさ。呼ばれるのが早すぎる。優秀賞三校。ここで学校名を呼ばれてしまったら最優秀賞では絶対に呼ばれない。 「どっちにしろ同じだったじゃないですか。」もともと最優秀をとるつもりでやってきた。「これなら賭けに乗ってもよかったですかね。」賭けなんかなくても。「いいじゃないで [続きを読む]
  • 74,シノブのこと
  • なんでオレまで振り回されるんだ。だいたいオレはシノブとは別に何もないし。……アレはあるうちに入らないし。ブ!「シノブ!何急に止ま……」ガコン。「げ。」自販機。……とサクラ。「消灯時間ですよ。もうすぐ。」「……ハヒ。」シノブ……おい、シノブ。なに固まってんだ。「おやすみなさい。」「…………ハヒ。」こわ。「ど……どうしよう、達弥。」「何をだよ。」「何をだろ……。」「何だそりゃ。」でもなんか……シノブと [続きを読む]
  • 72,告白のパターン
  • 「玉石混淆」の中から本当にいい「玉」を選び取る目。そんなものを持っている人なんて、きっとどこを探したって他にはいない。……って、見直したのに…… 「最優秀獲れたら付き合って。」また変なこと言いだした。「アレですか?『次の試合勝ったら……』的な?」「うん。好きでしょ?そういう少女漫画みたいな展開。」「バカにしてますね?」「うん。」コイツ……「最優秀って全国大会の最優秀賞ですか?」「うん。」「本番明日 [続きを読む]
  • 73,嫌われないために
  • シノブはやっぱりシノブだった。「大真面目だったのに……」「ウソつけ。」本番直前に告白してバッサリ。演劇部員としても、彼氏候補としても最悪だ。「何でそんなことしたんだよ。」「一度がんばった姿見せといたら丙一郎に認めてもらえるかな、って……。」あれは下心あってのことだったのか。「だって他に思いつかなかったんだもん。」何が?「落ちたままじゃ嫌われる一方じゃない。」ちょっとは骨のある「下心」……なのか?「 [続きを読む]
  • 71,怒濤
  • 「一通りやってみて確認!その後メリハリつけてアレンジ!!!」何キリっとした顔で支持出してんの。オマエ待ちだったんだろーが!!!!!って文句言いたいとこだけど…… 人格にはいろいろ問題ある人だけど、やっぱりすごい。まるで催眠術。セリフの一つ一つ、動きの一つ一つの意味。説明された覚えはないのに、いつの間にかしみこんでる。舞台に立つだけで自然と声が出た。体が動いた。呼吸の一つ一つまで……「起きろ!寝るな [続きを読む]
  • 70,根性にしては……
  • ずううううううううんんんnnnnnnn…… わっかりやすぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜「フラれましたか。」「玉砕しましたか。」「ていうか、本気で本気になっちゃってたんだ。」「しかし当たるの早すぎだろ。そら砕けるわ。」 おいおい。先輩たちにすべて筒抜けてるぞ。先輩どころか誰の目にも明らかだぞ。「これは……今日はダメだな。」「部活来ただけでも誉めてやるか。」先輩たちって……シノブに甘すぎないか?「また元に戻るかな [続きを読む]
  • 69,劇のこと
  • 「一大決心」って、そんなに軽いもの?「あ〜あ……。」本当に本気で劇作りし始めたんだって思ってたんだけど……。それって「この」ため?ちょっと真面目なとこを見せたらアタシを落とせるって?……あの人らしい。 だけどあんなにしおれるとは思わなかった。本当に本気だったの?「まさか。」ちゃんとした答え方すればよかったのかな。キツイ言い方したかも。いつもの悪ふざけだとしか思えなかったから。「もうやめちゃうのかな [続きを読む]
  • 68,勇み足
  • わっかりやすぅ〜!!!今までに見たことない真面目顔になってどうしたことかと思ってはいたけれど……やっぱりエネルギー源はこれだったのか。 「嫌です。」 一大決心で告白したところ、見事にバッサリやられたらしい。それで撃沈結局サクラの「気」を引きたかっただけか。 しかし珍しく「誠実な」姿勢を見せたもんだな。今までならいつものふざけた態度のまま押して巻き込む感じだったのに。「そんなに好き?」「……え……。」 [続きを読む]
  • 67,本気の怖さ
  • 変わった。今回はちょっと早い。劇作りが本格化すれば、やがてシノブは目覚める。まあ、そうでなきゃ困るけど。ずっとあのノリで作った劇が賞やらなんやらとってたら、オレだって納得できない。ON・OFFのうまい切り替えってやつだな。……多分。 ……にしても早いな。シノブのチェンジ。佐倉の「脚本破り」か?あれがきっかけ?あの程度のことが?たしかにインパクトは強かったけど。でも今まで誰が何をしてもシノブには通じなかっ [続きを読む]
  • 66,好きだけど嫌い
  • 脚本を大事にしなかったから?それで丙一郎を怒らせちゃったの?「嫌いになったの?僕のこと。」「何を今さら。」「?!!」「たいていの人に嫌われてるでしょ。アナタ。」「ひどぉい!」……丙一郎も?「丙一郎も嫌いなの?僕のこと。」 恐い。恐いんだよ。黙ってる丙一郎って。「……好きです。」え?「好きですよ。シノブ先輩の書く本は。」「あ、……ああ。」これまたありがちなベタ落とし。けれど不覚だ。こんなつまらないや [続きを読む]