氷高ちふる さん プロフィール

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氷高ちふるさん: まっちゃまろまん文庫
ハンドル名氷高ちふる さん
ブログタイトルまっちゃまろまん文庫
ブログURLhttps://ameblo.jp/dix-juu-10/
サイト紹介文BL小説を書いております。 幼なじみ高校生のお話をメインにスピンオフがいっぱい派生中……
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供93回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2010/10/23 23:01

氷高ちふる さんのブログ記事

  • 19,殺伐とした年頃
  • 「納得いかない……」言いたいことだけを言ってスキップしながら去って行った。「……パンツ見えてんだよ。」わざと?……そうかも。ベタだな。「意味わかんない。」「だよな。」「!!!!!!!?」人がいた!しかも背後じゃなくて前!誰もいないと思ってたのに!「あんな奴理解するなんて無理。」「味酒……あの人知ってるの?」「うちの部長さん。」それくらいはわかってる。なんであんなのが部長なのか、日々疑問に思ってるか [続きを読む]
  • 18,みじめな力業
  • 「みじめ……」男に生まれたのに女の格好をしたいと思うこと。女になりたいと思うこと。みじめなことなんだろうか。自分の中では当たり前のことなのに。それをおかしいという周りの方がおかしいんじゃなくて?いやっぱりおかしいのは自分?こんなの何度も何度も考えた。今さら…………みじめなことだと思っているんだろうか。自分が。「みじめ……なのかもしれない。」男のくせに女の格好をしたがるということとはまた違う矛盾。そ [続きを読む]
  • 17,納得できない顔
  • 「声はどうするんですか?」「え?」ちょっと変わったフェミニンな男の子。「そういうキャラ」ならありかもしれない。けれど、「男と女って、やっぱり根本的に違うんです。」女の子になんて、なれるわけがない。日に日に伸びていく身長、骨ばっていく体、かすれる声。少しずつ、けれど確実に裏切っていく。今は大丈夫でも、夏にはすっかり「男」になっているかもしれない。いつそれがやってくるか。いつ限界が来るのか。いつごまか [続きを読む]
  • 125,チラ見え
  • 「はー……つまんねー。」「ぜ……全力で……走……終え……しくな……」「ハア?」全力で走り終えた後に言うセリフとしてそれはおかしくないですか。……って言いたかったんですけども。「週一は来るって言ってたのに……」「え?」「いや、何でも…………!」あ!…………「……行っちゃいましたね。」「……何がだよ。」なるほど。「コレ」ね。「なんで三年の教室と図書室の間に渡り廊下があんだよ。」やっぱ「ソレ」なんじゃな [続きを読む]
  • 124,向き不向き
  • いたずらは、ねえ。確信犯だったのか。チョイチョイ部長に悪態ついてたの。や、本能かな?ツンデレって奴?ま、いずれにせよ蓮人さんをはじめ、みんな「かまってちゃんだったんですねえ……。」部長……いや、「前」部長。実は大変だったんだな……でもって貴重な存在だったんだな……。……けどそれがいなくなった今、新部長に同じことは……無理だよなあ……「走りたい……」「走ればいいじゃねえか。」「走ってだけいたい……」 [続きを読む]
  • 123,つまりこういうことだよ
  • 「さでぃすてぃっくびゅぅーてぃー〜……」「……あんだよ、マコト。」久々に聞いたな、そのムカつくフレーズ。「やっと懲りたみたいですね。」「どうだろな。」「部長にアレだけ言われたらさすがに学習するでしょ。」いや、ついこないだまで治らなかった奴らだぞ。それが何で突然ピタッと止まったのか、なんてそりゃ……「部長がいなくなったからだろ。」そもそもドMなのは間違いないんだろうけどな。でなきゃあれだけ殴られ、ガ [続きを読む]
  • 122,それは呪文
  • いるんじゃないですか?二〜三人くらいは。「なわけねーだろ。」二、三人じゃすまない。でなきゃ本命じゃないとはいえそう何人もと……って言ったらまた殴られるか。「ハハッ……」人に殴るなとか言いつつアンタも殴んじゃねーか。こっちはアンタに言われてそうとうガマンしてきたってのに。「じゃないと、オレまた人殴りますよ。」アレはダメだったな。自分でもわかる。けど……何て言えばよかったんだろ。このままじゃ引退してほ [続きを読む]
  • 121,振ったこと
  • 「やりませんよ。」「ん?」「陸上。オレ、演劇部でやることちゃんと見つけたんで。」「あ、あー……いいんだ。もうそれは。」いや、よくない?うん、よくないけど……今片桐に聞きたいのは「本命の子とはうまくいってんの?」「ブッ!!!」違った。コレでもない・「うまくも何も……どうもありませんけどッ?!」へー、そうなんだー。……じゃなくて「中学の時にはさ。他の子とつきあってたよね。」「……ハイ。」実はけっこうモ [続きを読む]
  • 120,文脈
  • えっと……今何の話してた?ジンクスの克服法?いや、オバケ……そう、実在するかどうかわかんないオレのこと好きな奴。だからその流れで考えて……考えろ。オレ国語得意なはず。あの文脈だと……「好きになってくださいよ。オレのこと。」文脈も何もあったもんじゃない!!!「ちょっ……蓮……オマエ何言っ……」そういえば聞き覚えのあるセリフだけど……でも違う。前に聞いたアレはそういう意味じゃなかった。オレが蓮人を好き [続きを読む]
  • 119,教えて
  • 「引退してどうすんですか?」「お勉強するに決まってんだろ。」「男遊びは?」「……オマエほんっとオレを何だと思ってんの?」そんな隙あらば、ってほど盛ってねえし。現に今その発想は全くなかったし。「いいよ、もう。どうせうまくいかないんだし。」あ、悲しくなってきた。「どうせオレなんて一生ボッチなんだよ。」かなり悲しくなってきた。「どーせ、オレのこと本気で好きになるヤツなんてだ〜れもいないし〜。」「今『どう [続きを読む]
  • 118,末っ子力
  • 「何なの。オレが引退するのがそんなに悪い?」「ハイ。」「オイ。」だから!何でそんなことこいつに言われなきゃなんないんだよ。「アレか〜?オレがいなくなるのがそんっなにさびしいのか〜?」「……………………。」……オ〜イ。「……時々は顔出すから。」「…………。」「勉強に行き詰まったら。」「じゃ、毎日ですか。」「わかった!もぉ二度と来な……」「スンマセンでしたぁっ!!!!」何だよ。何だよ。「……いらないわ [続きを読む]
  • 117,セレモニー
  • 「と、ゆうわけで〜え。」なんっか……苦手なんだよな。こういうセレモニー。「オレら三年はめでたく全員県大で全滅したのでッ!」ホント。誰一人県大会突破しなかったって……去年までは一人二人はいたのに「なので本日をもって引退しま〜す。……ハイッ!」「あざっした〜!」あ、こりゃダメだわ。このゆるい感じ。確かにコレじゃ上には行けない。嫌いじゃないけどね。表面コレでも実はそれなりに真剣だったのも、スゴイ後輩が入 [続きを読む]
  • 116,逆転
  • そうだよ。蓮人のことは隼一に任せときゃいいじゃん。もともとアイツを陸上部に引きずってきたのは隼一だし。荒れてひねくれてめんどくさくなってたアイツを矯正するにはこれが一番だって誰よりわかってた。でもって自分のこともおぼつかないくせに蓮人に寄ってくるアホどもはちゃんと駆除してくれる。隼一も、アイツのことだけはどうにかしてやんなきゃって思ってんだろ。「アハハ−。」これで幼なじみ以上になれたら完璧だったの [続きを読む]
  • 115,後のこと
  • 「引退?」「ハイ。」結論。これしかない。いい夢見れただけでよかったと思わないと……「するんじゃないの?」「は?」「だってオマエ地区大行けないだろ?」ぐっ……「残って何するの?後輩の指導?梅本なんてオマエよりず〜っと速いぞ。」「デスヨネ〜え。」おっしゃるとおり!おっしゃるとおりだけども!!けどももうちょっと言葉選べないのか、教育者!!「受験勉強は?今の成績じゃA大にはちょっと厳しいだろ。」詳しいな。 [続きを読む]
  • 114,振り返る
  • 辞める……辞めない……辞める……辞めない……「いや、辞めろよ。」見てコレ。週末課題。大会あろうがなかろうが学校の授業には関係ないんだな〜。いや、まだコレでも手加減してくれてんだよ。さすがに県総体までは部活尊重。青春させてくれてる。で、大概の部が上には進めないからここでグッバイ。全力お勉強モード。ここから先部活すんのはよそ様に強豪って呼ばれてるとこだけど……すげえな、アイツら。敵は他校だけじゃないん [続きを読む]
  • 113,反省
  • 「だから何であんなこと……。」オレが言っちゃうんだろ。しかもよりによってあんな時に。もっと他に話すべきことあんだろ。レースのこととか、この先のこととか……「この先……」あー、それがいけなかったのか。「あの……蓮人さん。」「ア?」「すみませんでした。」「……何が?」そもそもコイツらが変なこと言わなきゃこんなことには……いや、そもそももっと練習に集中できたのに。「あの後、部長に怒られました。」「……い [続きを読む]
  • 112,健全な日々
  • 「で、すぐ男に走るんですね。」「何ソレ!」しかもここだけ「ね」って……他は「か」なのにここだけ「ね」?なんで断定する?「言ってたじゃないですか、自分で。やめたら恋に走るッツって。」言ったか?そんなこと。そんなアホみたいな切り替えするわけないだろ!……ないよな。そんなつもりはないけど、なってる可能性なくもな……。なんっでそんなこと言われなきゃなんねーんだ!!!「あー、そうだね!そうしよ!!」「……マ [続きを読む]
  • 111,後悔
  • もういいや……なんて思いたくないのに。なのにドンドンそうなってく。いや、もうなってんだな。走り終わったそばから。あんなに思ってたのに。やってたのに。……やってたかな。「なあ、蓮人。」「ハイ?」「オマエ部活やりづらくな……」「ハイ。」即答……「メチャクチャやりづらかったっす。」「だよなぁ……」本当に本気なら、自分のことはともかく、せめてコイツらのためにできることが……すべきことがあったはずなのに。も [続きを読む]
  • 110,少しずつ
  • 「ヨクガンバリマシタ。」「褒めてもらうようなことじゃないです。」「走った方な。」「…………褒めてもらうようなことじゃないです。」そっか。まだ褒めるのは早いか。「じゃ、次勝ったら褒めてあげよう。」「無理ですよ。」「コラ。」「アンタだって負けたじゃないですか。」…………。「最後なのに。」やめて「引退、しちゃうんですか?」ソレは考えなかった。考える余裕なんてなかった。なくしてた。「都大路どうすんですか。 [続きを読む]
  • 109,逃げてない
  • バシャバシャバシャバシャ……なんつーベタな光景。試合負けた後って、なんでみんな頭から水かぶんのかね。なーんて。それは「都合いいから」だな。「泣き止んだー?」水かぶればどれが涙かわかんなくなる。「…………。」……声のかけ方間違ったかな。赤目だとにらみの威力ちょっと増す。「……アリガトウゴザイマシタ。」「心にもないこと言わなくていーよ。」そんなドスのきいたお礼はいらない。「心の底から殴りたかった……。 [続きを読む]
  • 15,性別のこと
  • 「ああッ!」さっきの……同じ部活の子だ。どうして思い出せなかったんだろ。あんな……「どう?けっこうカワイイでしょ?」エッ……「…………なんだ。」先輩らか。部長がスカートはいてるだけ……「だけ」ってことでもないけど。一瞬心を読まれたのかと思った。「ギャハハハ!!!無理だって。そのすね毛どうすんの!!!」「剃る。」言われてみればその足にまとわりつく黒いものは気になる。言われなければ気づかなかったけど… [続きを読む]
  • 108,成長
  • ホント何しに来てんだよ。大会だぞ。総体だぞ。いつもみたいに悪ふざけしに来てるわけじゃないんだぞ。…………オレも含めて。何してたんだろな。いつも。大会本番でこんな緊張感ないんならふだんはどれだけ……。そりゃ、負けるか。「何してたんだろ……。」「今年はインハイいきますから!」……って言ってたな。隼一に引きずられて嫌々入部してきたくせに。すぐに休むし、来たら来たでふてくされてるし。なのに速いから余計にム [続きを読む]
  • 107,次
  • 「……ッ……!」「蓮人!」……何でアイツが逃げるんだ。「コイツらだろ。むしろ。」「へ?!」いや、逃げられても腹立つけど。「……蓮人?」隼一「どしたんですか?アレ。」今気づいたんかーい!!!!!ま、いいや。「大丈夫。」……かどうかは正直わかんないけど。「オマエは『自分のこと』に集中してな。」コイツは今自分の心落ち着かせんので精一杯だろ。……それでいい。「集中って……今ですか?」「今。」「レース終わり [続きを読む]
  • 106,お褒めの言葉
  • 「…………。」マグマが煮えてる。いや、もともと沸いてたんだよ。そこに……「………………」こらえてください。こらえてくださいこらえてくださいこらえてください!!!!!!!!「学校とかじゃなくて、そもそもこういうバカなことやめろってんだよ。」「…………。」部長ぉ……いや、その通りなんだけども「返事!」「…………」蓮人さん的には納得しにくいだろうな。「返事!!!」「……………は……」「ハア?!」うわわわ [続きを読む]
  • 15,見覚えが……
  • 目立つのは嫌い。でもこっちを見てもらいたい。だけど……そんなこと少しも口に出せずに義務教育を無事終えた。ここから先は少しくらい自由にさせてもらっても罰は当たらないはず。とはいえ、好きにしたら何が何でも目立ってしまいそう。目立つのは嫌い。でも……「部活始まるよ。」「あ……」しまった。またくだらないこと考えてた。「佐倉って……」知ってる人?見覚えは……あるようなないような。「知らない人だと思った?」「 [続きを読む]