楽水 さん プロフィール

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楽水さん: 水の茶の湯の徒然
ハンドル名楽水 さん
ブログタイトル水の茶の湯の徒然
ブログURLhttp://kinohana2.blog62.fc2.com/
サイト紹介文大阪と京都で裏千家茶道を教えてます。このブログは、趣味を仕事にしてしもた男の独り言です。
自由文お稽古で入れた花と使った茶菓子は別のブログ『季の花?』http://sky.ap.teacup.com/kinohana/で紹介してます。このブログではそれ以外のことを思いつくまま日記風に、時々書き込んでます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2010/10/25 02:11

楽水 さんのブログ記事

  • いいちこ
  • もうずいぶんと前に戴いた焼酎の詰め合わせの箱。その上にビールの詰め合わせの箱やら、靴の空箱、食べかけの菓子の箱、読み終わった文庫本、読み損ねた新聞、雑誌、DMなどを積み重ねて、何時の間にかその存在を忘れてしもてた贈り物。あれ?この一番下にあるのは何の箱かな?と発掘した結果、焼酎の詰め合わせを再発見した。忘れててごめんね、と贈り主とお酒に謝る。このところウイスキーと日本酒ばっかりで、何か違う酒が欲し [続きを読む]
  • 横浜茶事
  • 今年の年賀状で社中のYTさんからご結婚の報告があった。社中ゆうても遠方の鳥取県在住、年に2、3回不定期にお越しになる程度。志野流の茶も嗜んでるし裏千家の茶にそれ程思い入れはないのかも。しかも既に2年近くお休みが続いて随分ご無沙汰してる。お相手の名前も書いてあったけど全く知らん名前やった。ところが程なくその人が以前お会いしたことがある人やと判明した。私も彼女もそして彼女の結婚相手も、同じMLの会員やっ [続きを読む]
  • 信長忌
  • 先週の6月2日は436年前に本能寺の変があった日、つまり織田信長の命日。紫水会の稽古に使わせて貰うてる阿弥陀寺には信長や蘭丸の墓もある。大正時代に宮内庁から信長本廟所やと認定されてる。当然毎年6月2日には信長忌の法要を執り行う。稽古場は本来、檀信徒会館てことやから何かの行事が重なったら稽古は休む。何時やったか稽古日と信長忌が重なった時も当然お休みにした。御手伝いに呼んだお坊さんの宿泊所にもなるし、 [続きを読む]
  • 新人茶会
  • 大学茶道部の新人茶会です。今年度の新入生は男女2名ずつの4人です。未だ数回練習しただけやけど、初の客を迎えての呈茶本番デビュー。本席の床は初夏らしい「水上青々翠」の掛軸。花は珍しい種類の百合とカスミソウ、花入は萩の耳付。ちょっと豪快な入れ方やけど直さずそのままで。香合は新規購入品、竹節の形で笹蒔絵。主菓子は何て店やったか京都で買ってきたらしい。撫子かと思うたら牡丹やって。もう季節はとっくに過ぎてる [続きを読む]
  • 午餐献立
  • さて前項に書いた次男の結婚式での披露宴の食事なんやけど、待てよ、披露宴て言うのは何か変やな。式も宴も同じ顔触れ、両家の家族だけ所謂ジミ婚やねんから食事会かな。そもそもこの式場を選んだ決め手は料理の味やったらしい。次男の舌は偶に不思議な好みを示すことがあるけど概ね信用でける。長いバイトのお蔭で特にイタリアンに関しては家族の誰より造詣があるし、仕事の絡みで彼方此方食べ歩き飲み比べをしてるからね。確かに [続きを読む]
  • 次男の結婚
  • 次男が結婚式を挙げた。以前に書いたかも知れへんけど彼はギタリスト。私と同じく収入は安定せず社会的信用度は低い。しかし精力的にライブをしながらギター教室の講師を務める。生徒の人数は既に私の社中の人数よりかなり多い。大学を出て2年が過ぎ、何とかやっていける目途がついたらしい。お相手は高校生の時からずっと付き合ってきた彼女。高校の卒業式の時は家内と一緒にこっそり顔を見に行ったりした。去年の今頃には、早く [続きを読む]
  • 粽 茶席の菓子の戴き方
  • 5月の茶席、または旧暦5月に当たる6月の茶席、それから7月のお茶やと祇園祭に因んで、菓子に粽が出てくる可能性がある。葉っぱがゴミとしてお客さんの手元に残るのは申し訳ない。そやから、はっきり言うたら茶席で出すには相応しくない菓子です。けど、人の考え方はそれぞれ。季節のもんやから出そうて考える方がいてはるのも確か。それを非難はせえへん。私は出したくないなって思うだけです。もしもおよばれした先で出てきた [続きを読む]
  • 美酒巡り
  • 鳥羽へ旅行したから言うて、お土産を戴いた。伊勢志摩国立公園やんな。小学校の修学旅行で行った記憶がうっすらとある。バスに酔うて旅館でしばらく寝かされてたような情けない記憶。そおゆうたらお伊勢さんは、いつか一度連れてって欲しいと、家内がずっと前から言うてる。うん、いつか行きたいね。三重の地酒美酒巡り300mlの3本セット。彼女は何処か旅行に行く度にそこの地酒を土産に呉れる。私が酒飲みなんを知ってるから [続きを読む]
  • 山菜食べ放題
  • 今年もまた富山のKKさんからたくさんの山菜が届きました。何時も変わらぬご厚情に感謝です。今回のラインアップは、コシアブラ、野フキ、蕨、菜花、ミニトマト、筍、春キャベツ、わさび菜、葉わさび、コゴミ、ヤマウド、やったかな。「今回パクチーはないですよ〜」ってメールが入った。昨年試食したパクチーは家内と相談して結局、申し訳ないけど食べ残した。ご配慮にひたすら感謝。先ずはコシアブラとコゴミと菜の花を天ぷらに [続きを読む]
  • 30年初釜 薄茶
  • 本年初釜の最後の記事、薄茶です。初使いの玄々斎好み香狭間透かし煙草盆。高さがあるから火入はかなり大きめやないと似合わへん。合わせたのはお気に入りの火入、清朝末期の洋蓮紋染付。干菓子は塩芳軒のを2種使った。和三盆で作られたとても小さくて可愛い干菓子。白地に小さな赤い点は先入観で「笑窪」を連想してしまうんやけど、「小口(こごう)」という命名からすると、これは口紅でおちょぼ口なんやろね。この小ささで中に [続きを読む]
  • 30年初釜 後炭
  • 濃茶の後は後炭。これまでの初釜茶事では濃茶だけを小間で行い、薄茶は広間に動座してた。つまり後炭は何時も省略してた訳。稽古で後炭を指導することはあっても、自分でやったのはいつ以来かなぁ。小間の幻庵だけを使って客を招いた茶事以外に、後炭手前をしたことはないと思う。つまり少なくとも20年近くやったことがないってことか。社中の皆も多分初めて見たことになるかな。後炭の眼目は、次の薄茶に向けて湯相を調えること [続きを読む]
  • 30年初釜 濃茶
  • 中立の後、銅鑼を合図に後入りです。床の掛軸はそのままで、神楽鈴を引いて花を飾る。筆者名を「寂紙」と書いたけど、どうやら「紙」は読み間違いで「純」らしい。二尊院貫主にして天台宗大僧正の羽生田寂純老師、明治36年生まれ。第42世住職の羽生田寂裕師が昭和7年生まれやから、お父さんやね。花は数寄屋侘助と姫水木。竹一重切の花入は…あれ?今この記事を書こうとして初めて気付いたんやけど、亡き師匠IY先生自作って [続きを読む]
  • メイシアター
  • 吹田市文化会館メイシアターの大改修が終わって、この4月から1年ぶりに再会して茶室を借りれるようになった。早速月初めに予約を入れて、緑水会の稽古に使ってみた。茶室に関しては改修後の初使い一番乗り♪入り口に「洗心」てゆう扁額が掛けてある。和室全体をひっくるめての命名なんか4畳半の茶室の名前なんかは不明。とにかく稽古に使うんはこの4畳半と水屋のみ。茶道口の横の襖を開けたら広間なんやけど、それとは別に玄関 [続きを読む]
  • 30年初釜 葩餅
  • 正月限定の主菓子「葩餅はなびらもち」を「朧八瑞雲堂」に依頼した。葩餅を初釜の菓子に使うのは30年振りやないかなぁ。1月末やったら未だどっかの菓子屋で売ってるけど2月には流石にあらへん。注文を受け付けてくれる菓子屋でないと難しいよね。柔らかい求肥に包まれた味噌餡は予想外にしっかりした食感。餅も牛蒡も柔らかくてしかも香りがしっかりある。けど川端道喜のんやなくて他の店で売ってる「花びら餅」の亜流。美味し [続きを読む]
  • 30年初釜 香の物
  • 懐石の最後は湯漬けと香の物です。お焦げをふやかした湯の子に塩味の効いたお湯がとってもうまい。漬物は3種。北海道に実家がある家内の友人が送って下さった長芋。十勝のJAさつないからの直送Lサイズを5キロ。これがとても立派で綺麗で美味しいから使わへん手はない。今回は時短と、5日間の同品質での提供と、作業の軽減を鑑み、イオントップバリューの「浅漬けの素あっさり塩味」を使用。なんと切った食材を10分間漬ける [続きを読む]
  • 30年初釜 八寸
  • 八寸と燗鍋を持ち出して主客献酬を行う。酒を注いでは一種目の肴を小吸物椀の蓋に取り分けてく。皆の目が点になって隣同士で囁きあってる。ローストビーフは牛肉やのに何で海のもんなん、って途惑ってるみたい。私としては何度も説明してるからほぼ全員が判ってると勝手に思ってたけど、聞いてなかった人にしてみたら、そら不思議やんな。八寸には海のものと山のものの2種をつける、てゆうけど、それは初心者向けに判りやすい表現 [続きを読む]
  • 30年初釜 小吸物
  • 箸洗いは「カリカリ小梅」を削いで実にする。色は綺麗やし食感も面白くて気に入ってる。美味しいとは思えないほど薄味の昆布出汁を使えて習おたけど、やっぱり昆布を引き上げるのを遅らせて、ちょっと美味しくしてしまう。器は木地の小吸物椀、材質は欅やろね。これも5客しかないから今まで使ったんは数えるほど。木地て書いたけど、ちゃんと漆が塗られてる。漆を幾重も塗り重ねた所謂「漆塗り」やなくて、こうゆうのを「拭き漆」 [続きを読む]
  • 30年初釜 和え物
  • 強肴は春菊の和え物。春菊は色が残るようにサッと茹でて冷水にとり固く絞る。胡麻ペースト、味醂、白味噌、塩麹、煎り胡麻をいっしょくたに混ぜる。胡麻和え、てゆうてええやろね。何てことのない一品やけどこれが美味いねんなあ。器は膳所焼き陽炎園の安南写し四方鉢。にほんブログ村 ← この後しばし亭主相伴。けど席中がどんな状態かは気にしてる。 [続きを読む]
  • 30年初釜 預け鉢
  • 預け鉢は炊合せ。飛龍頭。「ひりょうず」て読むんやけど関西人はたいてい「ひろうす」て言う。語源はポルトガル語の「filhósフィリョース」らしい。つまり元々は、小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子てゆうことになる。雁擬。「がんもどき」て読むんやけど関東人はたいてい「がんも」て略す。元々は雁の肉の味に似せてコンニャクで作った精進料理らしい。つまり江戸時代までは、この二つはまるで別のもんやったってことや [続きを読む]
  • 花見稽古
  • 梨木神社で紫水会の稽古をしてた頃、この季節になると何度か、京都御所まで行って花見の野点稽古をしてた。それが稽古場移転の騒動以来4年間途絶えてた。またやりましょうよーってAEさんが声を上げて企画してくれたんやけど。今年は異様に早い開花のため日程変更を繰り返し、3日前の水曜に久し振りの花見稽古が実現した。当日は快晴、まさに花見日和。行きがけの四条木屋町にある喫煙所裏で撮影。観光客の人波も尋常やない。昼 [続きを読む]
  • 30年初釜 幽庵焼き
  • 焼物は鰆を幽庵焼きにした。江戸時代の茶人で食通でもあった北村祐庵が創案したとされる料理です。醤油と酒と味醂を1:1:1で合わせたタレを「幽庵地」と言う。柚子の輪切りを加えるのも香りがええからおすすめ。そこに魚の切り身を漬けこんで、汁気を切った後に焼き上げる。北村裕庵は別名を堅田幽庵と言うらしい。そやから「祐庵焼き」とも「幽庵焼き」とも、柚子を使うたら「柚庵焼き」とも言う。どう書いたかて読みは同じ「 [続きを読む]
  • 30年初釜 海老真薯
  • 自分の仕事に忙しくて懐石料理については家内に任せきり。本来の理想とするほんまの独りでこなす茶事は、既に諦めてる。家内は毎晩、大きな擂鉢を抱えて煮物椀の種を作るべく格闘してた。魚のすり身に卵白を加えながら、すり鉢であたる。初めはこんなふうにモロモロした感じやけど。その内に滑らかになってきて、艶が出て粘ってくる。すり身100グラムに卵1個分の白身。今回はぷりぷりの食感にしたかったから卵は少な目。そこに [続きを読む]
  • 30年初釜 懐石配膳
  • 丁度時分時てゆうことで懐石料理を振る舞う。点心やと配膳の手間は少なくて助かるけど、調理の手間は却ってしんどい。5人以下なんやし結局本懐石でもてなすことにした。白味噌の汁は本懐石やないと食べる機会があらへんから是非楽しんで。味噌を鍋に入れ、弱火にかけて木べらで練る。そこへ少しずつ一番出汁を足しながら伸ばしていく。木べらに付いた味噌も鍋に落しながら丁寧に溶かしていくことが肝腎。次に、こしきを通して何度 [続きを読む]
  • 30年初釜 初入り〜初炭
  • 腰掛待合は割愛。織部焼の簡易式蹲踞を注文してたのが何とか間に合って初使い。沓脱石に据えて廊下のガラス戸を開けておいて、手を清めて貰う。前に据えた瓦はかつて私の家の蹲踞で使ってたやつを取っておいたもの。これからは普段の稽古の際にも蹲踞を使ってから部屋に入って貰おうかな。本席の掛軸は小倉山の二尊院山主、何代前か知らんけど寂紙って人。柔らかくて優しい筆跡で「めでたくかしく」とある。女性が書く手紙の結語に [続きを読む]
  • 30年初釜 待合
  • 社中の一人に「今年は初釜の記事は書かはらへんの」て聞かれた。そやった。意識の底にはいつもあったんやけど、敢えて気が付かへんふりをしてた。もうすぐ炉の季節が終わろうてゆうのに未だ書いてへん。流石にそろそろ記事にしとかなあかんよね。初釜の茶事をする為には少なくとも待合と本席と懐石を作る台所が必要。そこで昨年の秋からめぼしい茶室を借りるべく彼方此方調べた。点心で妥協したら、いっそ一日に10人ほど招いて4 [続きを読む]