あがた めのお さん プロフィール

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あがた めのおさん: フランスの田舎暮らし
ハンドル名あがた めのお さん
ブログタイトルフランスの田舎暮らし
ブログURLhttps://ameblo.jp/tsuguminokazoku/
サイト紹介文フランスの北ブルゴーニュ、ヨンヌ県のピュイゼ地方の生活をご紹介するブログです。
自由文日本ではまだあまり知られていないピュイゼ地方の地理と歴史について記事を投稿します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供278回 / 365日(平均5.3回/週) - 参加 2010/10/31 06:38

あがた めのお さんのブログ記事

  • ジョニーの民衆葬儀
  • この日(9日土曜日)パリの空は晴れ渡り、早朝から零度近くに冷え込む中、ひとめでも棺を観ようとファンが詰め掛けた。写真の通りお年寄りが多い。(画像はテレビからお借りしたものです) 推定では50万人がロックスターとの別れを惜しんでシャンゼリゼ、コンコルド広場、マドレーヌ寺院へ通じるロワイヤル通りを埋め尽くした。 ジョニーが愛した単車ハーレー・ダヴィドソンに跨るバイカー(モタール)たちは、霊柩車を先頭 [続きを読む]
  • 二人の大アーチストの死
  • 今週の月曜(4日)から5日にかけての夜、フランスは作家のジャン・ドルムッソンを失った。ついで5日の朝、ロック歌手で長年の間絶大の人気を保っていたジョニー・ホリデイが亡くなった。今週のラジオ・テレビは、この二人にまつわる特別番組でもちきりだった。 ジョニー死亡のニュースが伝わるとトウイッターやSNSにメッセージが飛び交い、1分間に数万件という数で、1時間内には50万を超えた。 マクロン大統領は訪問中 [続きを読む]
  • スピノザ その② きっかけはシラー
  • きっかけは「ドン・カルロス」。もうだいぶ前のこと。深夜テレビで放映されたオペラ「ドン・カルロス」を観たことに始まる。パリ・オペラ座の依頼でジュセッペ・ヴェルデイが作曲したこのオペラはその重厚荘重な低音主体のアリアが多いこともあってヴェテラン歌手を集めるのが難しく稀にしか上演されない幻のオペラだ。1867年に初演された後も、フランス語版の他イタリア語版でも成功をおさめ、ヴェルデイ中期の傑作として評 [続きを読む]
  • スピノザ
  • デカルトは17世紀ヨーロッパの政治的、宗教的、思想的混乱のさ中に、新しい哲学を構築するにあたり、「疑いようもない確実なもの」として「考える自我」を出発点とし、有名な「われ思う、ゆえにわれあり − コギト・エルゴ・スム」の命題を打ち立てたのでした。めのおは永い間この「われ思う」=自我というものの自覚体験、「考えている自我」というものがたしかにあると確認するところまでには達したのですが、それ以降「超 [続きを読む]
  • 髭の流行
  • このところフランスの政治家やスポーツ選手など有名人に髭(ひげ)を生やすのが流行っている。口ひげはカイゼル髭とか漱石のちょび髭とかチャップリン髭とか昔から流行ってましたが、数年前からフランスでは口の周りに無精ひげを生やす、つまり顎鬚が流行してます。テレビのニュースキャスターも真似て生やし始めたはいいけど、似合わないから止めろと上司にいわれたか、うっすら生えた所できれいさっぱり剃ってしまう例が多いで [続きを読む]
  • 星の王子様とキツネ
  • 仔猫に「イナリ」と名前をつけたことと、カーポートを作ったことに関連して、次のようなことを思いました。 サンテクジュペリの有名な「星の王子様」にキツネが出て来たと思い出し、あのキツネには可愛い名前がつけられていたっけ? 覚えていないけど、もし名前があったのなら、それを拝借して「イナリ」の代わりにつけたらどうか、と思ったんです。「イナリ」「いなり」と呼び捨てにしてたら「お稲荷さん」に申し訳ない気がする [続きを読む]
  • 薪ストーヴと仔猫
  • 今朝は濃い霧がかかっていました。気温は8℃。先週からずっと寒い日が続いています。日中でも10℃以下の気温です。空は一面グレーで、ベルギーの国境に近いクルマの工場で働いていた頃を思い出しました。重油ボイラーは若い技術屋さんに直してもらい、心配だったガス漏れはどうやら治まったようです。毎朝の冷え込みが厳しい時間帯はフル回転しています。 この分だと1000リッター買ってタンクを満タンにした重油も今年いっ [続きを読む]
  • パリ同時多発テロ2周年
  • 雨続きのあとの今朝やっと晴れました。色づいた桜の葉↓ 昨日の朝は、まだ暗いうちに南に渡る鶴が鳴きかわすけたたましい声で目が覚めた。例年よりずっと沢山の鶴が、5回ぐらい集団で渡り、ウチの上で旋回してるように聞こえた。日が昇ってからも数十羽の鶴が飛んできたが、頭上で旋回し、行く方向を定めかねてる様子だった。 11月13日はパリ同時多発テロが起きてからちょうど2年。80数人の死者、沢山の負傷者を出した [続きを読む]
  • 休戦記念日
  • 朝から篠つく雨。11月11日、今日は休戦記念日の祭日だ。第一次世界大戦の休戦協定が結ばれた日。 1918年11月11日だから、百年には1年欠けるけれども、1914年から1918年の4年間ほとんど世界中の国が参戦して人類初の世界大戦を繰り広げた。 戦死者の数はフランスだけで1860万人、うち900万人が民間人という第二次世界大戦より大きな犠牲者を出した。フランス人のほとんどは親戚家族に犠牲者を出し、 [続きを読む]
  • Historia de un Amor (ある恋の物語)
  • 今日は朝から雨。霧雨のような、小糠雨(こぬかあめ)。予報は午後も雨と伝えています。左官工事で疲れた身体を休め、こんな日は音楽を聴くにかぎります。若いころ聴いた音が記憶に残っていて必死に思い出そうと努め、ついに蘇りました。永く連れ添い亡くなった奥さんを偲んで若い頃の二人の恋を唄った曲です。この曲はポピュラー・ソングとなり、さまざまな歌手と楽器で演じられていますが、なかでもいいのはこれ↓スペイン語の [続きを読む]
  • カーポート その②
  • 昨日は朝の気温がマイナス1℃。モルタル作りにバケツに残っていた水が凍っていました。前日の夕方打ったモルタルは充分に固くなっていませんでした。ヴォージュ地方とかスイスに近い東部の山岳地帯で雪積があったそうです。ピレネーでは標高1400m以上が雪を被ったといいます。午後になって気温が上がるのを待ってましたが、2時になっても9℃以上になりませんでした。今朝の気温は3℃。 ピレネーでは400mでも積雪があ [続きを読む]
  • カーポート その①
  • 今朝は曇り空で気温は13℃。昨日と一昨日は青空でしたが風が冷たかった。チェコとか中央ヨーロッパでは積雪40センチとか。 本格的な冬が来る前に、工事を終わらせてしまおうと毎日取り組んでるカーポート。 10月27日にWebsite で発注した品が、月曜(30日)の朝、電話があってチュニジア人のお兄さんが軽トラックで届けてくれた。「温室?」と訊くから、「いや、簡易ガレージだよ」というと、「ああ、雪除けね」と笑 [続きを読む]
  • 外国の地名の表記の問題
  • 今朝は初霜で庭の芝生は真っ白。昨日、夾竹桃と椿の鉢植えを温室に移動しておいて良かった。間一髪でした。来年の夏の話になりますが、昔パリで知り合った画家の友達がご夫婦で遊びに来る予定で、観たい所は? と訊くと、バルザックの「谷間の百合」の舞台となったロワール河の支流アンドル(Indre)川やヴィエンヌ川(Vienne) などトウールの南側の地方、それに日本人画家と縁の深いグレッツ・シュル・ロワン(Grez sur Loing [続きを読む]
  • ロビンソン その③
  • 昨日から冬時間。時計の針を1時間戻しました。 今朝は霧がかかりめっきり寒くなりました。 さて、ロビンソンについてもう少し……。 「ロビンソン・クルーソー」は少年文庫などには「漂流記」と付けられているように、記録文学の体裁をとっています。 初版が出版されたのは1719年で、『ロビンソン・クルーソーの生涯と奇しくも驚くべき冒険』(The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe) として刊行され [続きを読む]
  • お墓詣り
  • 快晴の昨日(10月27日)、一足早いお墓参りに行きました。 フランスは11月1日がトウッサン(Toussaints=万聖節)。英語で All Saints' Day といい、カトリックの祭日です。 カトリックの国では古くから、この日は国民の祝日と定められ、亡くなった親族のために花を捧げる習慣があります。 お供えの花が菊の花になったのは比較的最近のことのように思います。仏教とか日本から花屋さんが持ち込んで根付かせたとか、なにか [続きを読む]
  • ロビンソン その②
  • 少年文庫でお馴染のロビンソン・クルーソーが難破船から海に落ち波に運ばれて島の海岸に打ち上げられた時に、身に着けていたものはパイプとタバコ、それにマッチだけでした。マッチが海水に漬かってもダメにならなかったのは不思議ですが船乗りは常時防水が利いた袋に入れてるのかもしれません。 最初は衣類も、道具も飲料も食料もなかったのですね。しかし幸い難破船が岸に近い岩場に座礁していたので、船に上がり、必要なもの [続きを読む]
  • ロビンソン
  • 前回の記事でめのおは、自分独りで作った門柱を誇らしげに、というか恥ずかしげもなくお見せしました。自分の身体を使って作ったモノは、やはり愛着があります。あたかも魂の一部がそこに籠められてでもいるかのように感じて別れがたい思いがします。 確かに工事の最中はキツかったけれど満足感がありました。これはめのおだけが感じたことじゃなく、たとえば心理学者のユングがレマン湖の畔に独りで塔と家を建てた時に、それまで [続きを読む]
  • 礎石を埋める その②
  • 土曜、日曜と雨が続いたため十分な工事はできませんでしたが、小雨の合間を縫って今日(23日月曜)、2つ目のやや大きな石を動かし、事前に掘った穴に落すことが出来ました。 石は手だけでは持ち上げることも動かすことも出来ませんが、テコを利用して端を持ち上げ、ロープを掛けて全身の力で引っ張り、石の下には細い丸木を置いてコロにしたところ想像以上に楽に動かすことが出来ました。 エジプト人が考えた土木工事の初 [続きを読む]
  • 礎石を埋める
  • 垣根の赤い実がことしは沢山生ってきれいです。 セイヨウマユミ(Fusain d'Europe ヨーロッパ・柾) というらしいです。 昨日は午後、力仕事をしました。パイプの骨組みと防水シートを自分で組み立てて作る簡易ガレージ(クルマのシェルター)。その型式を選んだので、発注の前に実行可能か検証しておこうと思い、必要な基礎工事のうち最難関の礎石を埋める工事にかかりました。コンクリートを打つ考えは毛頭なく、さりとて杭を打 [続きを読む]
  • 二匹去り一匹来る
  • ここ一週間ほど秋日和が続いています。向かいの公園のポプラとマロニエの黄葉。 今はこの写真より黄葉が進んで葉が落ち始めています。門の前にマロニエの落ち葉が溜まり、歩道にも落ちてるので昨日は落ち葉を掻き集めて掃除をしました。雨が降ると落ち葉が濡れて滑りやすくなるので……。予報では今日はこの辺も雨のはずでしたが起きてみると良いお天気。古くなって苔が幹に一杯ついたリラの木を伐りました。 リラは好きなので [続きを読む]
  • 遅れて来たキノコ狩り(続)
  • 馬蹄形に抉れて浅い洞窟などもある5mほどの崖を登ると平らな台地に出ます。そこが尾根です。 尾根の北側と南側に見晴台があります。北側の見晴らし。紺色の雲の影が細長く続く向うに少し高くなった尾根が見えます。 尾根の向う側にフォンテンヌブローの街。左の眼路の果てにバルビゾン、ミイーラフォレの村があります。南側の見晴し。水たまりのある岩にお日様があたってちょうどよい暖かさの陽だまりになってました。 登り [続きを読む]
  • 遅かったキノコ狩り
  • 秋晴れの昨日(10月13日)「きのこ狩り」にフォンテンヌブローの森に行きました。 でも、きのこには恵まれず、秋の陽を受けた木々の葉とシダ、それにちょっとした登山気分を味わって健やかな気分になりました。 2回に分けて写真でご報告しようと思います。前にも書きましたが、フォンテンヌブローの森はパリ周辺に何カ所かある森の中でも、いちばん気持ちがよく晴れ晴れとした森です。フランスでは4番目に大きな森だと聞 [続きを読む]
  • スタンダールの「恋愛論」
  • フランスの19世紀の小説家、スタンダール(1783〜1842、日本ではスタンダールで通ってますがフランス人の発音はステンダールに近いです)はジュリアン・ソレルという青年が主人公の「赤と黒」、そして若いイタリア人ファブリスが幽閉されたファルネーゼ塔から監獄長官の娘クレリヤの助けをかりて脱走する冒険から始まる「パルムの僧院」など情熱的な小説を多く書きました。スタンダールは理工科大学の入学試験に合格し陸軍技師 [続きを読む]
  • 懐疑のはじまり
  • 中学までさとるは「言葉の役割」「言葉の意味するところ」を厳密に考えてみることがなかった。「点」は小さな丸いポッチであり、それが何を意味するか? ことさら「定義」などしなくても分かり切ったこととして自然に受け入れて来た。世界は懐疑や反省などしなくても安泰であり少年はそういう世界に生を充溢させて生きていた。ところが高校に入り数学の教科書の最初のページに「点」と「線」の「定義」、正確には「公理」という [続きを読む]
  • 少年の悲哀 − 短編小説
  • 少年が公園の小山の中腹に茂る熊笹の間の草むらに腰を下ろし、秋の陽を浴びながら悲しい物思いに耽ったのは、幾つかの理由があってのことだった。第一に、授業をさぼって学校を抜け出して、いまそこにいるという罪悪感。親や先生を裏切っているという呵責の念。第二に、学業を怠けることと繋がって、人生設計ができないこと。中学までは得意だった数学の入り口で躓いてからというもの数学と理科に嫌悪を抱き理工系に進学はしない [続きを読む]