あがた めのお さん プロフィール

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あがた めのおさん: フランスの田舎暮らし
ハンドル名あがた めのお さん
ブログタイトルフランスの田舎暮らし
ブログURLhttps://ameblo.jp/tsuguminokazoku/
サイト紹介文フランスの北ブルゴーニュ、ヨンヌ県のピュイゼ地方の生活をご紹介するブログです。
自由文日本ではまだあまり知られていないピュイゼ地方の地理と歴史について記事を投稿します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供256回 / 365日(平均4.9回/週) - 参加 2010/10/31 06:38

あがた めのお さんのブログ記事

  • 方法序説 第4部 その⑤
  • 次のパラグラフに進みます。 Pour ce qui est des pensées que j'avais de plusieurs autres choses hors de moi, comme du ciel, de la terre, de la lumière, de la chaleur, et de mille autres, je n'étais point tant en peine de savoir d'où elles venaient, à cause que, ne remarquant rien en elles qui me semblât les rendre supérieures à moi, je pouvais croire que, si elles étaient vraies, c'étai [続きを読む]
  • 方法序説 第4部 その④
  • 前回「Je pense, donc je suis」について書きましたが、もう少し。 方法序説はフランス語で書かれたので「Je pense, donc je suis」となっていますが、これをデカルトの友人のメルセンヌがラテン語に訳し「Cogito ergo sum」としたのですね。そして後年「cogito」の方が有名になってしまい、一人歩きするようになりました。デカルト的な考え方をフランス語でカルテジアンと言い、現代でもよく使われます。そしてコギトという語 [続きを読む]
  • 方法序説 第4部 その③
  • では、次の、「考えるためには存在しなければならない」が出てくるパラグラフへ進みます。 Après cela je considérai en général ce qui est requis à une proposition pour être vraie et certaine; car puisque je venais d'en trouver une que je savais être telle, je pensai que je devais aussi savoir en quoi consiste cette certitude. Et ayant remarqué qu'il n'y a rien du tout en ceci, je pense, donc [続きを読む]
  • 方法序説 第4部 その②
  • 「方法序説」パート4 次のパラグラフへ進みます。 Puis, examinant avec attention ce que j'étais, et voyant que je pouvais feindre que je n'avais aucun corps, et qu'il n'y avait aucun monde ni aucun lieu où je fusse; mais que je ne pouvais pas feindre pour cela que je n'étais point; et qu'au contraire de cela même que je pensais à douter de la vérité des autres choses, il suivait très év [続きを読む]
  • 方法序説、第4部
  • 夕べ遅く、フッサールの「デカルト的省察」のフランス語訳がたしか買ってあった筈だ、と気づきながら、猫のイナリがソファーで寝てたのと、もう深夜を過ぎていたので朝になって探そうとそのまま寝室に上がったのでした。 今朝、本棚と手近の段ボール箱を探しても見つからず、その代わりデカルトの「Discours de la methode」と「 Les Meditations metaphysiques 」、さらに「Correspondance avec Elisabeth 」(エリザベス書簡 [続きを読む]
  • デカルトは超越論的転換に失敗した
  • フッサールの第一省察、第10節 「付論 デカルトは超越論的な転換に失敗した」 (引用の開始)デカルトは真剣な意志を以って徹底的に先入観から逃れようとした。しかし私たちは最新の研究、特にジルソンやコイレらの深く掘り下げられた素晴らしい研究から、デカルトの省察のうちに、いかに多くのスコラ哲学が隠されたまま明らかにされていない先入観として潜んでいたか、を知っている。我思うで問題になっているのは疑いの余 [続きを読む]
  • デカルト的省察を読み始める
  • 長年(一生のほぼ半分近くを)フランスで暮らすうち、どうにも肯定できない、この国の社会組織、労働組織に厳然としてある、欠点に気づき始めた。過度の分業制(これは私の仕事じゃないと、撥ね退け他へ回す。どこもそれをやるので大事な問題を抱えた市民は盥回しにされる)とか、ひとりひとりが日常の物事の判断に見せる過度の主観性(思い込みが激しい、冷静に客観的に物事を見ようとする意志に乏しい)とか、後者は良い方へ延 [続きを読む]
  • アメリカ大使館のエルサレム移転
  • かねてトランプ大統領が選挙公約を実行に移すため行政命令に署名していたが、本日(5月14日)午後、アメリカ合衆国はイスラエルに於ける大使館をテルアヴィヴからエルサレムに移転した。 これに怒りを発したパレステイナ人はガザ地区の鉄条網が張り巡らされた境界線に集まり抗議を始めたところイスラエル軍がスナイパーなどを使って実弾を発砲、すでに41人が射殺された。パレステイナ側はタイヤを燃やして黒煙を上げ、スナ [続きを読む]
  • パリでまたもテロ
  • 昨夜(12日夜9時ごろ)パリ2区のオペラ座の近くで起きたテロ事件は、現場がめのおもたびたび行って親しみのある場所なので、ショックを受けた。 現場は、メトロの 4 septembre カトル・セプタンブルの出入り口付近、rue Monsigny で パリの日本人街の一角。日本レストランや日本食品店が多い地区。Passage Choiseul パッサージュ・ショワズルというアーケードを抜けたすぐのところ。 めのおは、ここには数年前まであった [続きを読む]
  • 「卯の花」が咲いてます
  • スランガ(seringat)が咲いてます。 seringatはバイカウツギ属ユキノシタ科の低木。Philadelphus。学名は Syringa。 この花も ↓ 同じバイカウツギ族ユキノシタ科。でもフランスではdeutzia ドウッジア と呼ばれて 春に咲く。別名「Neige de printemps 春の雪」 雪のように純白の花。 名前の起原のDeutzia は18世紀のアムステルダム市長で、オランダの植物学研究の後援者の名前から採ったんだそうです。 さて、serin [続きを読む]
  • デカルト「エリザベート書簡」 その④
  • デカルトは、1643年にエリザベート宛に最初の書簡をしたためた時、オランダの北海に面したこの町にいました。下はその町の写真です↓ 北オランダ、ベルゲン市所属のエグモンド・アアン・デン・ホッフ  Egmond aan den Hoef。       現在の人口 3540人。小さな村と言った感じです。↑ 写真はお借りしました。   C'est pourquoi, puisque, dans les Méditations que Votre Altesse a daigné lire, j'ai t [続きを読む]
  • デカルト「エリザベート書簡」 その③
  • 前と同じ手紙(1643年 5月 21日付け、デカルトからエリザベートへ)の続きです。 Je considère aussi que toute la science des hommes ne consiste qu'à bien distinguer ces notions, et à n'attribuer chacune d'elle qu'aux choses auxquelles elles appartiennent. Car, lorsque nous voulons expliquer quelque difficulté par le moyen d'une notion qui ne lui appartient pas, nous ne pouvons manquer de nous m [続きを読む]
  • デカルト「エリザベート書簡」 その②
  • 1643年5月21日付けデカルトからエリザベートへの返事の続きです。 若き日のデカルト↑
    Premièrement, je considère qu'il y a en nous certaines notions primitives, qui sont comme des originaux, sur le patron des
    quels nous formons toutes nos autres connaissances. Et il n'y a que fort peu de telles notions; car, après les plus généra
    les, de l'être, du nombre, de la durée, etc., qui conviennen [続きを読む]
  • デカルト「エリザベート書簡」 その①
  • ゆっきー女史から紹介して頂いたエリザベート・フォン・デア・プファルツ(プファルツ公女エリザベート)とデカルトが交わした書簡を読み始めています。抽象的でなかなか難しいですが、デカルトが「情念論」を書く下敷きとなったこの書簡集には、ふつう「心身二元論」を唱えたと信じられている近代哲学の創始者デカルトの、あまり知られていない心と身体に関する省察を見ることが出来ます。なお、プファルツ公女エリザベートはド [続きを読む]
  • 屋根の上のサワン
  • 大輪のボタンが開きました。ふだんは歌など詠んだことのないめのおですが、ここはひとつ…… 艶やかに匂い零れるピヴォワンヌ 明日はアデユーと惜しみ咲くらむ 昨日からお天気が良くなりました。午後の日向は暑いくらいです。日中は咳はあまり出ませんが鼻水が間断ないので困ります。 夕べは、前の晩寒かったので布団を2枚掛けていましたが熱過ぎたので一枚剥ぎ取りました。こう変動が激しくては着る物や寝具の調整が大変 [続きを読む]
  • ぼたんとスノーボールが咲きました
  • 五月というのにこの寒さ。昨日は薪ストーヴに火を入れ脇のカナッペ(長椅子)に毛布を運んで寝ていました。 風邪(grippe)は忍び足で近寄って来てめのおの喉に絡みついた。この喉は40年来フランス滞在初期に感染した疫病(angine ジフテリア性アンギナ)。10年に一度の頻度で発作を起こします。地下室と床板一枚で隔てられてる書斎でリーグ戦準決勝のザルツブルグ/オランピック・マルセイユ戦を観たのがいけなかった。この日 [続きを読む]
  • 「すばらしき白地」続き Foujita その⑬
  • 「目でさわる」目で見て柔らかいと知覚する、「視覚的質感」は実際に手で触れて知る知覚よりもずっと高度な感覚の行為であり、触感を目で感じるという高度な感覚行為を好むフランス人にとって、藤田の画布のもつ乳白色の肌がいかに強くアピールしたかは想像するに難くない。」 「女性の肌に触れるが如き感覚を起こさせる、藤田の画布の乳白色の肌あいは、女性の繊細さを表現するに相応しい非常にセクシアルな妖気が漂っている [続きを読む]
  • グラン・フォン・ブラン(すばらしき白地)の発明 Foujita その⑫
  • 藤田は直感を重んじるアーテイストだが、その心に抱くイメージを画布に表すには技術的な支えあって初めて成し得ることだ。藤田という画家が最も大事な道具である筆に職人的な注意を払い、さらに絵の具と油の調合については、これだけは直感や目分量で済まさず、数値化していたところに、この画家の技術屋としての几帳面な一面を見ることができて興味深い。 「油絵の絵の具と油とを調合するは就中微妙の事にして、私は小形の試験官 [続きを読む]
  • 大成をめざした Foujita その⑪
  • モデイリアニと仲の良い友達であっても藤田は人間として画家として違った人生観と、画家としての在り方についても違った考えを持っていた。そしてその後の長い人生をその通りに歩んでいった。 母と子↑ 1917年、紙に水彩とグワッシュ 40 x 28.3 cm The Lewis Collection 藤田は明治生まれの日本人で日本が世界に門戸を開いたばかりの明治19(1886)年の生まれ。明治維新から18年しか経っていない。この時代に生 [続きを読む]
  • 破滅型と大成型 Foujita その⑩
  • まず次の動画をご覧ください。これはめのおが15歳の時に観た映画「モンパルナスの灯」の予告編で、思春期の感じやすい心は、貧困の中で美への純粋を貫く画家に感動してしまい、僕もパリへ行く、と自分に誓うまでになったのでした。 どうしてそこまで感動したのか? 今考えるとこの白黒映画の映像とジャック・ベッケル監督の演出、不世出の俳優ジェラール・フィリップの演技の故だったと思い至ります。まず彼のこの声を聞い [続きを読む]
  • リラが満開です
  • リラが満開です。昨日まで気がつかなかったのだけれど、今改築中のお隣さんとの境に立ってるリラの古木もいつの間にか満開になってました。 紫と白の二本のリラはこの家に前から植えてあったものですが、白の方は古くなって枝が枯れ始めたので昨年半分ほど枝を切り落としました。どちらも花が小さく木が高いので切り花向きではありません。5・6年前に苗木を植えたリラが大きくなって沢山花をつけてくれました。高さも手頃な [続きを読む]
  • キュービスムを通過して Foujita その⑨
  • セザンヌが自然は立方体、球、円錐形、三角錐など幾何学的立体で構成されていると視て、風景画をキューブの寄り合いとして描いたことに端を発した立体派。1908年に、ブラックが描いた「エスタックの家 Maison à l'Estaque 」と題した絵を前にして美術評論家のルイ・ヴォー(ク)セルが、「キュービズム」という言葉を発したことがこの呼称が最初に使われた時だった。 George Braque 「 Maison à l'Estaque 」 1908 ↑ [続きを読む]
  • 初めて絵が売れた日 Léonard Foujita その⑧
  • 藤田は後年、「戦争さえなかったら(第一次世界大戦が勃発し三日も飲まず食わずの極貧生活をしたこと)、私はキュービストとなって、今日の画風も変わっていたかもしれない」(「巴里の昼と夜」藤田嗣治著 12頁)と書いているとおり、パリに到着したばかりの藤田は、モジリアニとの交流もあり、ビザンチン風の聖画を思わせるデフォルメした人物を描いていた。  第一回個展に展示した絵のひとつ↑ 「三人の友達または会話」1 [続きを読む]
  • リンゴと菜の花
  • しろたえが咲いてから、一気に庭が華やかになりました。                   青空に映えるしろたえ↑ ここ5日間連続して晴天が続きました。昨日は抜けるような青空で初夏の陽気でした。この冬は長く雨ばかりだったので猫たちも痩せて弱ってしまい久し振りの日光に身体を伸ばして昼寝です。                  トラジニ↑                    ベベノワール↑めのおも肩や腕 [続きを読む]
  • 巴里の耐乏生活 Foujita という画家 その⑦
  • 画家たちの窮乏を見るに見かねた裕福な人が自分の家にカンテイーヌ Cantine を設けて食事を振る舞った。モンパルナスのボアソナール街にあるアメリカ婦人のカンテイーヌでは、ジャガイモやマカロニ料理にコップに三分の一ずつのワインも付いていた。そこが2・3か月で閉鎖されてしまうと、ロシアの女流画家で裕福なスウエーデン人のパトロンが居たマリー・ヴァシリエフのアトリエでカンテイーヌが開かれた。台所では2・3人の [続きを読む]