杉篁庵 さん プロフィール

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杉篁庵さん: 杉篁庵日乗
ハンドル名杉篁庵 さん
ブログタイトル杉篁庵日乗
ブログURLhttp://blog.sankouan.sub.jp/
サイト紹介文杉篁庵主人は、定年で隠居した無為徒食の渡世人です。日々感ずるところを記します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供336回 / 365日(平均6.4回/週) - 参加 2010/11/01 21:20

杉篁庵 さんのブログ記事

  • うたかたの影
  • ・にせもの(横雲)たれゆゑにみだれそめたる恋ならむ酔ひてむなしやにせものがたり・追(横雲)次々に追ひくる波に身を任せかかるうきめのうくをうらみぬ・海老(横雲)汐に飛ぶ海老の光か夏の恋波間にやどるうたかたの影 [続きを読む]
  • 追憶
  • ・ビデオ(横雲)旧式のビデオカメラに映り込む手を振る君と散る花びらと・傘(横雲)さしかける傘に桜のちりかかり相寄る影を濡らす追憶・奴隷(横雲)睦びても奴隷のごとく黙しゐる目の恐ろしき女ありけり [続きを読む]
  • 蝉のしぐるる
  • ・高台(横雲)秋ちかき蝉のしぐるる高台寺うすき衣のねにぬるるかな・胸元(横雲)涼風を待つ胸元に滑る汗山下陰に蝉のしぐれて・雷(横雲)湯にひたり聞く遠雷のひとしきりやがて夕焼け蝉のしぐるる [続きを読む]
  • うらみてもなほ
  • ・八(横雲)八朔の節句たのみにできぬまま昨日の嘘を猶おしむかな・矛盾(横雲)いくつもの矛盾抱へて過ごす世をうらみても猶たのみにぞせむ・とかげ(横雲)尾の切れし青とかげ這ふ石の上真昼の影の濃きを走らす [続きを読む]
  • 青春の形見
  • ・日記(横雲)半世紀前の古びし青春の形見とぞなる交換日記・磨(横雲)よるよるは須磨の浦波恨みつつ思ふ方より吹く風待てり・表情(横雲)別れしな表情硬く紅引きて声こらへつつ君は泪す [続きを読む]
  • あらたなる嘘
  • ・部屋(横雲)うつくしき蛍火ひとつあらたなる嘘育ちゆく部屋に灯れる・墨(横雲)細く濃く眉墨引ける指白し逢魔が時に遠きいかづち・リスク(横雲)逢ふほどにリスクの増せど短夜のいのちなりけり人ぞ恋しき [続きを読む]
  • よろよろと老ゆ
  • ・潮騒(横雲)人待ちて遠く潮騒聞く宿の湯殿の窓は夏のおぼろ夜・おんな(横雲)溺れたる酒とおんなを断ちしかど地に足つかずよろよろと老ゆ・痛(横雲)向きあふて触れし痛みの忘られずその面影にねこそなきそふ [続きを読む]
  • 緑陰に
  • ・練(横雲)糸持ちて練羊羹を切る指の指輪に宿る光りの赤し・機械(横雲)動かざる機械の透ける古時計何の形見を留め置きける・熱(横雲)火の山の匂ひ濃き日の緑陰に熱纏ひたる身を憩ひけり [続きを読む]
  • 風の象(かたち)
  • ・濃(横雲)みどり濃き七月の山越え来たる風の象(かたち)を草原に見る・ダンス(横雲)しなつくる鶴のダンスに倣ひてや笑顔の君はスカート広ぐ・家元(横雲)ひつそりと夜のにほひの一軒家元(もと)も子もなき恋の終焉 [続きを読む]
  • 昔日
  • ・ねずみ(横雲)次々とねずみ花火の音爆ぜてやがて静謐満天の星・血(横雲)夜の灯にたぎる血潮を厭ひつつ彷徨ひし日の懐かしきかな・映画(横雲)君と見し古き映画に若き日を偲ぶ宵なり我は老いたり [続きを読む]
  • 盛りを過ぎて
  • ・愛嬌(横雲)愛嬌の振り撒かるるも夏空に盛り過ぎたる花萎れける・連(横雲)連れ添ひて辿れる道にある轍途切るる時の闇恐れけり・モザイク(横雲)本心をぼかすモザイク消せぬまま便り間遠になりしこのごろ [続きを読む]
  • ・ゴンドラ(横雲)空中へゆらりゴンドラすべり出で眼下に青き山河広がる・二重(横雲)二重三重やがて八重咲き八重に散り夏の夜空は思ひを残す・流(横雲)君見ずや願ひ一すじ流れ星たちまち消えて空の清艶 [続きを読む]