Ken WATANABE さん プロフィール

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Ken WATANABEさん: ベルカント・テクニック 声楽家 渡辺健一のブログ
ハンドル名Ken WATANABE さん
ブログタイトルベルカント・テクニック 声楽家 渡辺健一のブログ
ブログURLhttps://ameblo.jp/ken-baryton/
サイト紹介文パリで活動するオペラ歌手のベルカント唱法の情報満載のブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供46回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2010/11/29 23:42

Ken WATANABE さんのブログ記事

  • イタリア人の生徒たち
  • いまイタリア人の生徒が10人、日本人のレギュラーが20人(イタリアで教える生徒とオンラインの生徒)であることを考えると、3分の1の生徒がイタリア人ということになる。 まずは同僚にテクニック上の問題解決者として教え始め、じょじょに音楽院を受験する生徒を教え始め、それがメインになった。つまり、日本人も同じなので、結局、人種が変わってもスタンスが変わらない。 イタリア人のほうが教えるのが簡単なぶぶんもある [続きを読む]
  • 喉を開ける
  • ラ・ボエームを10公演終えました。特にローマ公演は成功し、RAIのドキュメンタリー制作でインタビューを受け、サンタチェチーリア音楽院の懐かしい恩師や仲間たちと再会することもできました。そのあと2日間はひと一息入れ、今夜から「セヴィリアの理髪師」の稽古が始まります。理髪師は来週から公演が始まり、公演の合間、ペーザロ市内ででロッシーニ150周年のガラリサイタルに出演しフィガロのカヴァティーナとテノール [続きを読む]
  • 引き伸ばす緊張 と 締める・つまむ緊張
  • イタリアも暑くなってきました。今シーズンはまずラ・ボエームを12月まで歌い、理髪師を11月まで歌い、トスカを年明けから2月まで歌うことになりました。ラ・ボエームは今月来月で10公演あり、そのあと断続的に年末まで継続されます。もっとも重要な本番は8月1日のRAI放送のローマのサンタンジェロ城の広場の公演。明日が最初の合唱との合わせで明後日からオケ合わせ。じっさいわたしはローマで2016年、サンタチェチーリア音楽院オ [続きを読む]
  • 鼻声という声楽家特有の病
  • 声楽家特有の病、それが鼻声、鼻にかかったような声、であり、これは日本人声楽家に多いともいわれるが、声楽を始めた学生は洋の東西を問わず、この病にかかる。しかし病とは言うもののこの障害は決して始めはネガティヴなだけのものではなかったはずで、というのも、たとえば男声が完全なる地声というか、鼻にかかった感じを完全に否定すると、声があまりに素人的というか、なま声というか、たとえば東京藝大の入学試験では必ず落 [続きを読む]
  • 「声量よりも、、、」喉頭の使い方
  • イタリアで声の学びを始めたときわたしはマエストロの家に投宿しお手伝いをしてた。芝刈りや庭への水撒き。マエストロの奥様が、水を撒くときにホースの先をぐっとつまむと水の勢いが強くなり水の量が減る、と述べ、声も同じ、と加えた。このたとえはその後もさまざまな教育現場でよく聞いた。これがつまり、声量と響きに関する説明であり、これがつまり小さいスタジオでの聞こえ方とホールでの聞こえ方の違いにもなる。つまり喉頭 [続きを読む]
  • 声帯から圧力を遠ざける呼吸システム
  • 喉から力を抜く、という基本姿勢は、理想論というか都市伝説と化してる感もあり、それは当然で、なぜなら、基本的には一般的に歌う行為とは、声帯を諸筋肉を用いてしっかり合わせ、ほんの少しの隙間を空気が通り抜けて音を作り出すことでなされるため。声帯を息が通り抜け、喉から口の後ろを通り前へ抜けていく作業がジラーレなどと呼ばれてる。そのとき気をつけるべきは息を流すとき、声帯を通り抜ける空気アタックがやらかくある [続きを読む]
  • 笑顔、について
  • よく教師から、笑え、といわれるでしょう。わたしもよく言われた。そして、わたしは、あなたはなぜ笑えというアドヴァイスに従ってはくれぬのか?と怒られてきたひとり。このアドヴァイスは正しい。事実、過度に唇や顎に癖がある歌い方をしてる人は多いし、何か響きにおいて不足する人に、先生が、スマイル、と言いたくなるのは当然のこと。実際、わたしほど笑顔を疑ってなかった生徒も実は珍しい。しかしながら、、、、このことは [続きを読む]
  • オペラ歌手のための筋トレベスト5
  • おすすめの筋トレを5つ紹介しましょう。先に筋トレの諸注意ですが、筋トレを日頃強度に行わない人は筋トレ翌日の歌のパフォーマンスには期待しないように。筋トレに慣れてる人も筋トレを強く行った翌日はイマイチで、翌々日に歌や体の調子が良いことを確認してください。適度な筋トレは歌のパフォーマンスを高め、オペラ歌手に必要な舞台のスタミナと集中力を高めます。しかし過度の筋トレは、翌々日までの歌のパフォーマンスの低 [続きを読む]
  • 声種判断は
  • あなたがどんな声種なのか、何をレパートリーにするべきなのか、とても迷うところだと思う。というか、じつは、ハッキリとこれ、という持ち味が当人にあるようで、いっぽう声種はどうにでもなる部分もある。ふたつ矛盾とも取れるアドヴァイスをすると①あなたの持ち味を探すことである、これがおおまかな、便宜的な声種決定となる②しかしながら、声の重さ軽さある程度の声種移動には柔軟性を持つこと。まずあなたに問いたいのは、 [続きを読む]
  • 蝶々夫人@ブッセート ? ヴェルディガラ@ヴェネーツィア
  • あすはヴェルディ生誕地ブッセートのヴェルディ劇場にて蝶々夫人の本番です。今日はブッセートの市長がゲネプロに臨席していました。蝶々夫人はまたトリノのテアトロコムナーレで来月演じることになってますのでこのオペラとの付き合いはしばらく続きます。このテアトロの翌日はヴェネーツィアに移動、ガラオペラに出てヴェルディの4つのオペラを歌います。ふたりのアレーナ歌手のソプラノ、ソフィア国立劇場からテノールが招かれ [続きを読む]
  • 音高生・音大受験生のための声楽入門③レパートリー
  • 16−23歳までのレパートリーとは何でしょう。ふつうに考えると、この時期は何を歌うかよりもまず、発声、の時期、みたいに考えられます。その意見そのものに異議をさしはさむことは常識的にはできない一方、どんどんオペラを歌わせたほうがいい考えもあるでしょう。わたしは両方で、発声は妥協せず、レパートリーは割と挑戦的に広げる方針でオペラも積極的に舞台で演じてほしい。レパートリーしだいでは、舞台経験次第では、若 [続きを読む]
  • 音高生・音大受験生のための声楽入門②音程
  • 音程というのは音楽高校に入ったり音楽大学に入ったりする時点でふつうよりはよいと思うし、聴音や新曲視唱などスキルはプロになっても向上していくのが望ましい。ただこの記事では、より発声技術の観点から、音程というものにアプローチしたい。 音程をやかまかしくいうと委縮してのびのび歌えない、というひともいるけど、それはもしかしたらソルフェージュ的な歌唱に反発してるのだとすれば、ある程度までなんとなくわかる気も [続きを読む]
  • 音高生・音大受験生のための声楽入門①支え
  • 今日からシリーズで3回で声楽入門を書いていこうと思いますが、対象者としては、音高生以上、音大生以下、という感じです。総じて欧州のヨーロッパ音楽院を見据える16歳から23歳以下の人、、、のつもりで記述します。 第1回 支え 第2回 音程 第3回 レパートリー今回、第1回は、支えからです。支えとは何でしょうか、何を、何で、どのように支えるのでしょうか。これをもし、先生に尋ねたら、横隔膜で声を支えるのだ [続きを読む]
  • ナブッコ準備
  • カルメンのツアーを終え、ルチアを久々に歌い、マルケ州のオーケストラコンサートの稽古をして、ミラノに戻りました。 一週間のミラノ滞在だが、さいきんにしてはもっとも長いミラノ滞在。理由はコーチとナブッコを学ぶため。ヴェルディ劇場のヴェルディガラの後半を占めるナブッコ抜粋に参加する。 来週からドン・ジョヴァンニの公演がパドヴァ市立劇場で始まり、そのあとブッセートヴェルディ劇場のバタフライが始まり、そのあと [続きを読む]
  • では歌曲は?
  • 歌曲は特に若い歌手が世に出てくには極めて重要で、この分野で自分を押し出す実力とノウハウを知らねばならない。海外音楽院に10代から23歳くらいまでに入りたい人はぜひ目を通してほしい。どうも歌曲はイメージがわるいというか、歌曲しか歌えない声、とかそんなふうにも言われがち。だが、わたしのような激発声マニアおよび欧州の劇場ではや11年目のオペラ歌手の私が言うことで、1ミリくらいは説得力もあると思うのだが、欧米で [続きを読む]
  • 教えることは重要しかしレッスンだけでは不十分
  • 発声を身に着けさせることが私の全て。しかし長い目で見て生徒が経験を積むことも含めたカリキュラムにおいて、わたしのレッスンが行われてるし、そうでないといけない。これには批判もあるだろう、しっかりした発声がみについてからオペラを歌うべきでしょうが、と、、、。その質問に対し教師ではなく一人のオペラ歌手としてはノーコメント。あなたがプロ志望ならば、、、たぶんこんな記事を読まなくても、あなたは 真のベルカン [続きを読む]
  • ヴォカリーズとじっさいの歌との違い
  • ただいまカルメンからの小休止、みんなは遊びに行っていますが、わたしは「ランメルモールのルチア」と6月のガラの合わせに出かけています。みんなは世界遺産の都市の小旅行やアドリア海のバカンスへ、、、。わたしはでもヨーロッパ旅行は老後のたのしみにとっておき、小休止として「ルチア」のけいこを楽しみます。カルメンは20日に終演を迎えます。ファブリアーノ市立劇場、テアトロ・ジェンティーレにおいて。先日、ウルビー [続きを読む]
  • カルメン初日
  • カルメンのゲネプロを終え1日休んで本日は王立劇場での初日を迎えました。迷宮のような近代的な舞台裏、劇場壁が柔らかい木づくりでオーケストラピットがグッと深く重厚でリッチな管弦楽になるのが特徴。公演前から新聞各紙で話題であり全公演ソールドアウト。今回のツアーは中2日の休みがきれいに守られ1回1回を抜群のコンディションで迎えられ公演ごとに絶好調になる気がします。もっともイタリアではそんな贅沢はいつもできるわ [続きを読む]
  • カルメン初日
  • カルメンの初日を終え中2日休んで本日、王立劇場での公演を迎えてます。今回のツアーは中2日の休みがきれいに守られ1回1回を抜群のコンディションで迎えられてます。超絶名作に劇場内の興奮がすごい、、、。オケが有名なテーマをガガーンと奏し、舞台上の大仕掛けの中で百人近い歌手が舞台上をうごめくのを観るだけで身体全体がゾワーッと総毛立つ。 [続きを読む]
  • ヴォカリッツィ
  • ピアチェンツァでのガラリサイタルを終え今朝ミラノに戻りました。5日間お休みし2週間に及ぶカルメンのツアーに向かいます。ミラノの市電の音、部屋の古い香りにめぐりあうと身体が自然にリラックスするように。ただしミラネーゼ風小休止とは結局仕事すること。生来パリジャンたるワタクシもミラノではエスプレッソをカウンターで1.2秒で飲む。パリではノワゼット1杯で120分ねばるから大きな違い。そういうわけで、お休みではある [続きを読む]
  • 運命の力も終盤
  • 今夜をもって運命の力を終えます。プルミエールのあとはキウージで別の公演があり、4月の5都市でのオペラツアーの稽古がリミニであり、それと往復しながらの運命の力の稽古で、コンディションには気を遣いましたがなんとか終えようとしています。これを終えたらあすはピアチェンツァでガラコンサート。今回は同僚にテクニカルなことをインタビューできた気がします。アルヴァーロを歌うフィリポフはソフィア国立劇場の仮面舞踏会の [続きを読む]
  • 女声のスクラッチ、ブレイキングに対する対処
  • 低いミ?、ファ、ファ♯でもっぱら起こる。そこを行き来するときに声が割れる。裏返る。ソプラノが主に持ち、軽いメゾも問題を持ってることが多い。だが軽い声のひとよりも、重めの難しい声のひとがガッツリもってることが多い。 まず第一に言いたいのは、ここに問題を持つ人は、軽く出せば問題が解決するわけではない。ましてや声が温まってないのでスクラッチやブレイクが起きるわけではない。ある同級生が、さんざん歌ってから [続きを読む]
  • 3月末の面談予定
  • 生徒の方むけに、3月27・28・29・30日を面談とし20分−30分のディスカッションをする予定です。この記事をみた生徒の方で現在、何かわたしに相談したいことがある人は、メールでお知らせください。  日本在住の方     日本時間   22:00−0:00  ヨーロッパ在住の方  ヨーロッパ時間20:30ー0:00テクニックの確認が主たることで、日本在住のかたは重要なこととして留学準備のことを相談 [続きを読む]
  • ドン・ジョヴァンニと運命の力@ヴェネーツィア
  • 昨夜はドン・ジョヴァンニの通し稽古のあと車で向かいヴェネーツィアの湾のほとりのホールで運命の力の合唱との稽古に入った。ひとしきり運命の力を歌い、モーツァルトの世界からのしばしの休憩。3日語に本番を迎える主役がドン・ジョヴァンニを通したあと運命の力の夜からの稽古に参加するのはどうなのかとも言われたが、わたしは運命の第二幕の合唱からみのコンチェルタートのあとのバッラータ、わたしはペレーダ、を皆の前で歌 [続きを読む]
  • メモ:コンコルソにおける勝負
  • ここ3か月、わたしのところにはイタリアで、ヨーロッパ諸国から、日本から、コンコルソの優勝・受賞のお知らせが届いた。 とくに日本では主要コンコルソの入選・受賞者が増え、音楽大学の先生にも公認され生徒を任されたりしている。光栄なことで、わたしは喜んで、このように裏方のアシスタントに甘んじる。わたしは、楽器を弾く先生から、楽器を預かる楽器職人に楽器を預かってる意識だ。 これに甘んじることなくもっと国際的な [続きを読む]