yskinng さん プロフィール

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yskinngさん: 読書とデザインの日々
ハンドル名yskinng さん
ブログタイトル読書とデザインの日々
ブログURLhttp://sd-ing.net/weblog/
サイト紹介文小説、数学、Web系、社会経済系など幅広く読んで書いていきます。デザインについて思うことなども。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2010/12/10 22:58

yskinng さんのブログ記事

  • 「空と山のあいだ」/田澤拓也
  •  空と山のあいだ―岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間 ○ 昭和39年1月、秋田県の高校山岳部員5人の青森県の岩木山における遭難事故を追ったドキュメンタリー。独立峰での遭難であるにもかかわらず、なぜか5日間も発見に至らなかった。そこには遭難者、捜索側双方の勘違い・思い込みがあったようだ。もっとも、遭難というのは道迷いなど勘違い・思い込みに端を発することも多いので、ひとたび遭難発生した後は、捜索側の責任が重 [続きを読む]
  • 「ケトン体が人類を救う」/宗田哲男
  •  ケトン体が人類を救う〜糖質制限でなぜ健康になるのか〜 (光文社新書) ◎ 糖質制限をすすめる著者は異色の経歴を持つ医師。産婦人科で妊娠糖尿病の対応に糖質制限が有効だという。 臨床・治療での実績はもちろんすごいことなんだが、糖尿病学会などの薬漬け医療を疑わない既存勢力に対して、正面から立ち向かっているところもすごい。本書を読む限りでは、完全に既存勢力を論破できているようだ。 著者は別だが、こちらの本 [続きを読む]
  • 「猿神のロスト・シティ」/ダグラス・プレストン
  •  猿神のロスト・シティ―地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ ◎ ホンジュラスの密林に眠る、未発見の都市遺跡を、リモートセンシング技術と実地踏査で存在証明する。 上空からの探査で事前に存在を確認するため、現地での地上の冒険はそれほど多くを占めない。それでもジャングルの探検はスリリングで魅力的な物語だ(行く気はないが)。 一般的な探検記であればクライマックスとなるその部分が、本書では全体の三分の二くら [続きを読む]
  • 「山の遭難」/羽根田治
  •  山の遭難―あなたの山登りは大丈夫か (平凡社新書) ○ 遭難事故の事例集。「山の遭難小史」「統計が語る現代の遭難事情」「救助活動の現場から」…と章立てされているが、全体としては遭難の事例の列挙であり、一つ一つの実態から学ぶべきところを読み取るしかない。  [続きを読む]
  • 「ぼくは猟師になった」/千松信也
  •  ぼくは猟師になった (新潮文庫) ◎ この時代に、猟師として生きることを選択した著者。兼業猟師である。 漁村育ちだと漁師になる人も多い(もちろんどこかに勤める人の方が多いだろうが)と思うが、山の猟師になるのは趣味のハンターを除いて珍しい。しかも、銃猟ではなく、罠猟だという。 罠による猟には、なんとなく陰湿なイメージの偏見をもっていたのだが、本書を読んでだいぶ変わった。むしろ文明の利器・銃を利用する [続きを読む]
  • 「超人の秘密」/スティーヴン・コトラー
  •  超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験 ◎ 副題は「エクストリームスポーツとフロー体験」。フロー体験、フロー状態、という言い方はあまり聞いたことがないが、「ゾーンに入る」「ランナーズ・ハイ」の状態と考えれば、まあいいだろう。一応、定義としては下記が紹介されていた。明確な目標集中自己意識の喪失時間感覚の変化直接的かつ即時のフィードバック能力レベルと挑戦レベルのバランス状況を自分でコントロー [続きを読む]
  • 「ステートフルJavaScript」/Alex McCaw+牧野聡
  • ステートフルJavaScript ―MVCアーキテクチャに基づくWebアプリケーションの状態管理 ○ 流し読み程度。ちゃんと手を動かしながら読めば、本当のJS開発力が身につく気がする。以下、キーワードのみメモ。MVCアーキテクチャのM/V/Cはそれぞれ独立Mモデル:データベースとロジックVビュー:HTML+CSS+(ロジックを含まない)JSCコントローラ:MとVをつなぐ(JSとかJSPとかPHPなどなど)ユニットテストのライブラリ、ツール:QUni [続きを読む]
  • 「貨幣進化論」/岩村充
  •  貨幣進化論―「成長なき時代」の通貨システム (新潮選書) ◎ 原始社会での貨幣の発生を描く第一章「パンの木の島の物語」が、畑違いの分野の話にうまく引き込んでくれる。そこから金本位制、ブレトンウッズ体制、変動相場の世界へと歴史をたどってくると、現代の通貨はずいぶん新参者で、たまたま運よく通用してるにすぎないのだな、という気になる。  [続きを読む]
  • 「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」/想田和弘
  •  日本人は民主主義を捨てたがっているのか? (岩波ブックレット) ◎ 映画「選挙」の監督が掘り下げる、橋本徹に支持が集まる現象。そのまま、現在の安倍政権支持の状況にも当てはまってしまう。 表現の自由に干渉されたとき、妥協して実を取る大人の判断をするか?「もしかするとこうした小さな“不戦敗”がこれまでにも社会で積み重ねられてきたからこそ、いま僕が直面しているような事態が生じているのではないか」 この感覚 [続きを読む]
  • 「『坂本龍馬』の誕生」/知野文哉
  •  「坂本龍馬」の誕生: 船中八策と坂崎紫瀾 ◎ 坂本龍馬の「虚像」部分がどのように形成されていったのか、の論考。特に、船中八策の成立過程に注目する。最初の伝記を著した坂崎紫瀾の思想背景がキーになる。 というか、坂崎紫瀾という作家自体、なかなか面白い人物だな。こんな報道もあったところで、タイムリーな読書でした。  [続きを読む]
  • 「龍馬 最後の真実」/菊地明
  •  龍馬―最後の真実 (ちくま文庫) ○ 脱藩から船中八策、龍馬暗殺に至るまで、テーマごとに虚像と実像を切り分けている。一般に、最も興味を引くのは暗殺の真犯人は誰か?ではないだろうか。新撰組と言われているが、実際は…。 無理な机上の推理ではなく、公式記録から結論が述べられている。  [続きを読む]
  • 「赤松小三郎ともう一つの明治維新」/関良基
  •  赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢 ◎ 坂本龍馬の船中八策などよりも前に、立憲民主主義の提案を時の徳川政権に対して提出していたという、信州上田藩士・赤松小三郎。しかも、時代状況はその成立の実現性がかなり高かった(わずかな掛け違えで成立しなかった)、という論証。 著者の同郷人としての赤松に対する思い入れがわかると同時に、少なくとももっと注目されてよい人物であろう、というこ [続きを読む]
  • 「偽りのサイクル」/ジュリエット・マカー+児島修
  •  偽りのサイクル 堕ちた英雄ランス・アームストロング ○ スリリングな本でした。◎ではないのは、暴露本だからです。ランス・アームストロング側の立場での主張を読んでいない現時点で、公平な判断ができないと思うので。まあ、書いていることに事実と異なることはないのでしょうけど、母親のエキセントリックな性格とか、養父との確執をことさらクローズアップしているように感じたため、○としました。 そうやってランスの [続きを読む]
  • 「中央銀行が終わる日」/岩村充
  •  中央銀行が終わる日: ビットコインと通貨の未来 (新潮選書) ◎ ビットコインの仕組みをはじめ、とにかく一般読者向けにわかりやすく「通貨の仕組み」が解説されている。 経済学を学んだことがないので、いまいち納得しにくいのが「需要曲線」のグラフ。x軸に流通量、y軸に価値(価格)を取った平面に、「需要」(右下がり)と「供給」(右上がり)の曲線を描いてしまうところ自体が、ちょっとピンとこない。 別の方向から調 [続きを読む]
  • 「古道」/藤森栄一
  •  古道―古代日本人がたどったかもしかみちをさぐる (講談社学術文庫) ◎ 在野の考古学者による、古代日本人の移動の足跡をたどる旅。地図を見ながら、本当に歩いてたどってみたくなる。第三章「ルング・ワンダルング」と同じような道迷いを、ちょうど土日の山行で体験してしまった。 「かもしかみち」も読んでみたい。  [続きを読む]